黒船で横浜クルーズ

 久里浜金谷フェリーの「黒船で行く横浜港特別クルーズ」に行ってきた。
 なんでも黒船来航170周年企画で、フェリーの1隻『しらはま丸』を黒船仕様に塗装して運行しているのだが、それに乗って久里浜-横浜港を往復する特別クルーズ。
 母親は横須賀市の広報紙で見つけてきて行きたいといいだし、つきあう事になった妹が誘ってきた次第。


 停泊中の普通仕様のフェリー、『かなや丸』。
 これが出港すると『しはらま丸』がやってくる。


 来た。

 それほど大々的に宣伝をしていたわけでもない感じだが、500人の定員は満員。
 ただ、『しらはま丸』のスペックを見ると、実際に乗船可能なのは680名なので、船内は座席も含めてかなり余裕があり、結構贅沢なクルーズだった。


 そして出港を撮り忘れたのでいきなり浦賀水道から。
 平日に比べて数は少ないが、それでもいろいろな船が通り過ぎていく。これを見ているだけでも楽しい。


 コンテナ船を追い越す。すごい積んでる……と思ったら、この後ブリッジが隠れそうなぐらい積みまくっている船がいくつも出てきた。


 第二海堡かな。


 猿島と米軍基地(クレーンが見えるあたり)と富士山。


 第一海堡かな。


 住友造船所と富士山。


 自動車運搬船と富士山。


 帆船『みらいへ』とすれ違った。
 前に写真で見た時には白かったはず……と思ったら、どうやら橋下徹が大阪市長だった時に事業廃止の憂き目に遭って、持ち主が変わったらしい。


『みらいへ』と富士山。


 後部デッキに行ってみたら、こんな解放感ある風景が広がっていた。
 もっとも吹きっさらしで直射日光と風が大変だったので、早々に退散したけども。


 実は横須賀を通り過ぎる時、米軍や海自の艦艇が撮れないかものすごく頑張っていたのだった。
 実は横須賀基地は浦賀水道航路からは見えにくい角度になっている上に、海上が霞んでいてなかなかうまくいかなかったのだが、タムロンの18-300mmを駆使してなんとか成功した。
 真ん中のあたりが米軍の駆逐艦、四角いのは消磁所で、かまぼこ形屋根の体育館っぽい建物の所にあるのはなんだろう、潜水艦救難艦かな……。


 浦賀水道を過ぎると、点々と沖留めしている貨物船が見えてくる。


 これは木更津の工業地帯。


 こっちはみなとみらい。


 オイルタンカーのすぐそばを通り過ぎる。


 製鉄所と沖留めする貨物船。


 ベイブリッジ。


 くぐりまーす。


 ベイブリッジをくぐるともう横浜港。
 ノースドッグに停泊する米軍艦艇。


 手前の青いのが海洋調査船『シーベンチャー』、次の2隻が音響測定艦『インペッカブル』、同じく『エフェクティブ』、奥が高速輸送艦『グアム』。


 音響測定艦は双胴型。海自の『ひびき』も同じ。


 これは米海軍のじゃないみたいだけど、委託を受けてるとかなのかな?


 横浜側は『氷川丸』。


 大岡川のあたりで回頭して来た道を戻る。


 海保の『さがみ』。


 大桟橋には『にっぽん丸』が来ていた。
 うーん、今見ると小さい船だなあ。だから横浜港に入れるんだけど。


 またベイブリッジをくぐって帰り道。
 行きに追い越した貨物船が入港していた。


 タグに押されて接岸中。
 祝日なのにお仕事ご苦労様です。


 自動車運搬船。イルカかわいい。


 引きにすると自動車運搬船以外もいくつも航路を通っている。


 お正月に鉄腕DASHで特集していた旧海軍の海中聴音所。意外と小さい。


 観音埼灯台。


 帰港。
 お疲れ様でした。

 うん、船見物を堪能してしまった。
 実は横須賀から横浜までなら、護衛艦の体験クルーズで何度か往復している。
 なので、航海自体はそこまで珍しい物ではないが、見られる船はその時々で全然違うので、何度行っても飽きない。
 あと久里浜金谷フェリーも10年ぶりぐらいだったのだが、その間に豪華かつ快適になっていて驚いた。


 ペリーは170年後に日本人の間で自分がこんなかわいいキャラクターにされる事を知っていたら、どういう反応をしただろうか。

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