皇太子、氷河期、お江戸

 イギリスの空母『プリンス・オブ・ウェールズ』が来たので、早速軍港めぐりに乗ってきた。
 全日みっちり満席かと思ったら、昼頃行って15時あたりの便にはまだ空きがあったので、当日でも長時間待つ覚悟があるなら乗れるっぽい。
 まあ賭けではあるので、予約が取れるなら取る方をお勧めするけど。

 そして、1時間前に行ったらすでにガチ勢がずらりと並んでいたのは『カヴール』の時と同じだった。


 とりあえず待ってる間に1枚。
 空母は米軍基地にいるのでここからでは見えない。正面にいるのがノルウェーのフリゲート『ロアール・アムンセン』。
 ノルウェーからはるばる大変だっただろうな。


 海自の潜水艦。立哨してる人が手を振ってくれた。
 どうも1時間ごとのクルーズの度に毎回やってくれてるらしい。大変だな。


 多分塗り直し中の駆逐艦『ミリアス』。


 こっちも手を振ってくれた。アメリカさんフレンドリー。


『プリンス・オブ・ウェールズ』は『クイーン・エリザベス』と同様、米空母が普段入っている場所に入港している。
 こういうデカい艦上構造物がある空母懐かしいなあ。米軍は原子力空母になって煙突いらなくなってから、ほんとちっちゃくなっちゃったしな。


 F-35とヘリをみっしり乗せてる。
 これ日本滞在中3週間ずっと置きっぱなしなんだろうか? 潮とか大丈夫なのかな?


 結構距離があるので『カヴール』の時みたいにはアップにできない。
 やっぱり欲しいな400ミリ……。


 アンテナは、使わない時には倒れるらしい。かわいい。


 スキージャンプ。


 もう一生撮るチャンスなんかないであろうイギリス空母の正面顔。


 ガントリークレーン「ヨコヅナ」「オオゼキ」と一緒。
 なお、昨日ぐらいまで隣のヤードにいた原潜は出て行ったのかいなかった。ちょっと残念。
 そんな分かりやすい場所に原潜がいることなんてめったにないのに。


 そして大きいので泊める場所がないのか、沖留めされてた米軍の貨物弾薬輸送艦。まあ普通に輸送艦。
 普段この手のは横浜のノースドックにいるのに、珍しいな。


 日産追浜工場には自動車運搬船が2隻泊まっていた。
 追浜工場閉鎖でこの風景ももうじき見れなくなる。


 尻。


 使用感すごい。


 海洋観測艦『にちなん』と『わかさ』。
 この独特の艦首が好きなんだけど、最新型の『しょうなん』では普通になっちゃってるのでちょっとがっかりしている。


 これがその『しょうなん』。


 潜水艦救難艦『ちよだ』。


 の後ろに潜水艦が3隻目刺しになってた。
 風が強いので自衛艦旗がいい感じに翻ってる。


 堀割を抜けると、こっちはバラエティーに富んだ艦の3隻目刺し。


 これが空母と一緒にやってきた英海軍駆逐艦『ドーントレス』。
 スタイルがすごい。


『ドーントレス』と『ロアール・アムンセン』の尻。


 なんか整備してた『ロアール・アムンセン』。艦名の由来は初めて南極点に到達したあのアムンセン。
 なぜノルウェー艦がイギリスの空母打撃群に混ざっているのか分からないけど、日本派遣ということで臨時に加わったのかな?


 ステルス重視の最近の艦って、デザインがフリーダム化の方向に行ってるような気がするのは、気のせい?
 各国いろいろ試行錯誤してるんだろうか。


 砲塔に三つ叉の矛を持ったクマさんのマーク。
 アムンセンが飼っていたシロクマに由来するという話もあるらしい。

 堪能した。
『クイーン・エリザベス』の時は、コロナの真っ最中で遠くからこっそり覗くしかできなかったけど、今回はじっくり眺めてしまった。
 今度はもっと近くで見る機会が来るといいなあなんて当時は思ったものだけど、こんなに早く実現してしまうとは。


 降りた後でヴェルニー公園からもちょっと撮影。

 満足したところで、上野まで足を伸ばして「氷河期展」を見に行く事にする。
 前売り券を買ってあるんだけど、9月10月はどうも予定がたてこみそうなので、ついでに行ってしまおうと考えた次第。
 最近、土曜日の企画展時間延長が復活して19時までやっているし、京急を使えば上野までは1時間ぐらいなので、十分見る時間は確保できる。


 というわけでやって来ました。


 入場するとすぐマンモスの展示はこの手の展覧会あるある。


 赤ちゃんマンモス。骨になっていてもかわいい。


 基本的には、こんな感じで骨格標本と、そこから復元した模型を並べた展示になっている。
 このあたりは巨大哺乳類エリアなのでみんなでかい。これはギガンテウスオオツノジカ。すごい名前。


 バッファローだったかな……これだけ妙にリアルな毛繕い体勢になっている。
 なお隣でフレーメンしてるのはノウマ(野馬)。


 ホラアナライオン。良くシベリアの凍土で氷漬けの成体とか赤ちゃんとかが見つかってる奴。
 赤ちゃんかわいい。


 ライチョウ。右のはクロライチョウ。そんなのいるんだ……。


 ネアンデルタール人の復元模型。最近は遺伝子解析で目や髪の色も分かるらしいので、実体とかなり近いんだと思う。
 ヴァイキングとかにいそう。


 こっちはクロマニョン人。ネアンデルタールと比べるとずいぶん華奢。
 実はクロマニョン人は髪も肌も黒かったらしい。こうやって見ると、ネアンデルタールが北方系なのに対して、南方系の特徴が強い感じに見える。


 頭蓋骨。


 マンモスではなくナウマンゾウ。そういえば横須賀の博物館にもあったな。確か米軍基地で発掘されたんだっけ。


 港川人。よく見るやつ。
 前にも同じ場所で似たようなのを見たような気がしたが、あちらは白保人骨で違うやつだった。


 そんまんますぎるネーミング。

 なんというか、はっきり言うとちょっと微妙。
 開催時期が夏休みを含むので、子供が見て分かりやすいインパクトとビジュアル重視にしたのかもしれないけど、ちょっと物足りなかった。前の古代DNA展の方が内容も濃くて面白かった。
 混んでてじっくり見づらかったせいもあるんだけど、1時間ぐらいで終わってしまった。
 そういえば、国立博物館で大奥の特別展をやっていて、こっちも20時まで時間延長していたな。
 変に時間が余ってるし、こっちもついでに見ていくか。


 というわけでやって来ました。

 こちらは一部を除いて撮影禁止。
 まあいわゆる御台所と側室の持ち物を中心に、豪華絢爛な当時の物品を展示して見せるものなんだけど、大奥全体の図面とかがあって面白かった。
 あと、篤姫が持っていた、全部薩摩切子で作られた雛道具がすごかった。


 撮影可能なのは2ヶ所。1ヶ所目はNHKのドラマ「大奥」の衣装。


 瀧山の衣装。うん、瀧山だわ。
 ドラマ見てないけど。


 もう1ヶ所が、大奥で演じられた歌舞伎の衣装。復元したものかと思ったら現物だった。

 芸術品や美術品を見るのは楽しいので、そういう意味ではこっちは満足した。
 和宮が微妙に字があんまり上手でない感じなのがちょっと微笑ましかった。

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