横須賀なのに逸見(ローカルネタ)

 実は海自の横須賀基地は船を泊める場所が足りない。
 だから何かあるたびに艦艇はあっちに移動したりこっちに泊まり直したり、果ては沖にぽつんと放置されたり、『ひゅうが』なんか隣の米軍基地に間借りしたりしていた。
 さすがにこれじゃまずいというので数年前から新しい岸壁が作られていたのだが、それがようやく完成し、晴れてお披露目となった。
 ……雨だったけどね。

 これが新しい埠頭。逸見岸壁というが、最寄り駅はJR横須賀駅で京急の逸見駅ではない。
 白いテントはお披露目記念式典用。写真には写っていないが、左側には新しいヘリポートも併設されている。

 見たことない艦がいる! と思ったら来日中のシンガポール海軍フリゲート『ストルワート』だって。
 2009年に就役したばかりのぴかぴかの最新鋭艦。のっぺりしていて座高が低いのは徹底してステルス性能にこだわったから。
 近くで見ると宇宙でも飛びそうな印象。

 左:岸壁利用第1号となるべく晴海から回航してきた『しらせ』。
 右:タグボートにぐるりと360度回してもらう。

『ストルワート』と『しらせ』。多分2度となさそうなツーショット。
 実は『しらせ』のほうがかなり奥にあるんだけど、大きいので遠近感が良く分からなくなっている。

 記念式典にはこんな人も招待されている。
 参謀長というのは、自衛隊で言えば幕僚長。

『しらせ』が接岸。
 写真だと分からないが、もう雨本降り。
 

 最前列は晴れなら上席だが、雨が降るといちばん悲惨。
 偉い人なばかりに最前列になったラッシュ大佐、さすがにつらいらしく式典が始まるまでレインコートを膝にかけてしのいでいた。
 この人、頭上のテントにたまった水を自分で下からつついて落としていたり、地味に面白かった。

 左:CH-60Kがヘリポートに初着陸。
 右:横須賀地方総監の挨拶。もちろん雨の中。

 新しい岸壁に腰を落ち着けた『しらせ』。
『ひゅうが』じゃないのがちょっと残念だけど、こういう天気では派手な『しらせ』のほうが映えるね。

 夕暮れの新岸壁。
 これからこの風景が普通になる。
 この新岸壁は基地の入り口から近くて楽でいい。
 サマーフェスタの一般公開もここでやってくれないかな。

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