今日は茶臼岳登山。
朝いちのバスと朝いちのロープウェイで山頂駅まで行き、そこから歩いて山頂を目指す。
ロープウェイを使わず歩いて登るのも考えたのだが、どうも天気が崩れそうなので、とりあえずさっさと山頂に行けるコースにしたのだった。
とはいえロープウェイの駅から山頂までは50分ほど(成人男性の足で)かかる。
しかも道は砂地やガレ場が延々と続く急斜面。
運動不足の身にはつらい。とてもつらい。
数分歩いては休むの繰り返し。
恥ずかしいので景色を眺めるふりをしたりして。
それでも段々頂上が近づいてきて、隣の山の稜線も下がってきた。
火口を巡るお鉢回り。向こうに見える尖った峰は朝日岳。あっちには今回は行かない。
下からは大きな噴気が上がってくる。どうやら下に大規模な噴気口があるらしい。
どうせ後は降りるだけだし、あそこに寄って見ていこうと思ったのだが……。
この後急速に天気が悪化。雨がぱらつき出した。
そして、噴気口への分岐もあっという間にガスで覆われてしまった。
多分行って行けないことはないのだろうが、初心者の単独行は何があるか分からない。大事を取って断念した。
避難小屋から下山道に入る頃には、山頂もこんな感じに。
一生懸命登っている家族連れの子供とかも結構いたが、せっかく登頂してあれじゃ可哀想だな-。
というわけで、下山道を下ってロープウェイの山麓駅に戻ってきた。
が、この時点でまだ12時。さすがに早く降りてきすぎた気もするが、降りてきてしまったものはしょうがない。
旅館に戻って昼寝という手もあるが、それもどうかと思うので、とりあえず殺生石でも見に行くことにした。
他に見る場所もないので。
というわけで殺生石。
うしおととらの白面の者のモデルになった妖怪九尾の狐が姿を変えたうちのひとつだそうだが、今はこんな木道も整備されて立派な観光地。
うーん、昔はもっと殺生石のあたりの荒れ地が広かった気がするけど、整備されたから印象が変わっただけかな?
殺生石から温泉神社に至る遊歩道にもアジサイがたくさん咲いている。
できればお土産でも買いたかったのだが、このへんは本当に温泉と神社と殺生石しかないので、あきらめて宿に戻ってしまった。