そしてまた箱根に寄って帰ってきた。
今回は富士サファリパークとどっちにしようか迷ったのだが、どうしてもこれを見たいというのがいまいちなかったので、結局また箱根にしてしまったのだった。
富士山に残雪があるぐらいだから、箱根もいつもの年とは季節の草花が違うかもしれない。
そういえばゴールデンウィークに行った時には、低温の影響でまだ桜が咲いていたし。
よしちょっと湿性花園に行ってみよう。
そうでもなかった……。
でも2年前と比べるとススキがないので、やっぱり少し季節が遅れているらしい。
日差しが強くて猛烈に暑いが、風が適度にあるので木陰に入ると過ごしやすい。
確かシラヒゲソウ。
丁度盛りの時期だったようで、きれいに群生していた。
ハスが1輪だけ咲いていた。昼には閉じてしまう花なのでなんか得した気分。
ハスのピンクって上品でいいよね。
池にはでかい鯉がいて、水辺に近寄ると大量に集まってきて口をバクバクさせながらエサをねだるのでちょっと怖い。
でも鯉は水底を荒らして生態系を壊すと聞いたんだけど大丈夫なのかな?
そしていろいろ咲いてる。
風で花が揺れるのできれいに撮るのは結構大変。
通路にキジバトがいた。
この日は観光客が多いせいか、鳥も虫も身を隠してしまって声すら聞こえない状態だったので、なんだか珍しい。
こっち見て警戒している。
わざと他を眺めるふりをしながら様子を伺っていたら、どうやらこの人間は自分に関心がないようだと安心したらしく、ずんずんこっちに近づいてきた。
そのまま行けば至近距離ですれ違いだったのだが、その時別の人たちが姿を見せたので飛んで逃げてしまった。
やっぱり食虫植物の特別展示をやっていた。
多分、毎年同じ事やってるんだな。
次はガラスの森美術館。
5月に行った時と展示の内容は同じだが、あのローマングラスをもう1度見たかったのだ。
これなんか、顔のビーズは1センチないんだよね。
すごい技術。
そしてこちらは5月にはやっていなかったガラスの昆虫展。
写真に写っている昆虫は全部ガラス製。即売もしてた。
子供に大人気だったけど、残念ながら素材にしろ値段にしろいささかオモチャにしづらいせいか、買っている人は見かけなかった。
あれ? 大涌谷の噴煙がない。
(後で強羅駅で火山ガスのためロープウェイが全面休止と出ていたのを見たので、風で吹き散らされて見えにくくなっていただけらしい)
池のカモが親子になっていた。
8/3に生まれたものだそうで、かなり成長している。
ヒナは全部で4羽いるが、全員かわりばんこに水に潜りまくるので、そろっている写真が撮れない。
このぐらい大きくなるともう親の後をついて泳ぐことはないが、このヒナはちょっと甘ったれな子のようで、親のそばから離れない。
でも一番のチビだけは上がらず、親兄弟を尻目にあちこち泳いだり潜ったりしながらひとりで遊んでいる。
こんなヒナでも結構性格が違うんだ。
そのうちチビも飽きたのか寂しくなったのか上がってきたのだが、一番後に水から出たくせにちゃっかり一番上の場所に行っていた。
……気づいたらカモだけで20枚ぐらい写真を撮っていた。
そしてこの後はカブトムシ・クワガタ展をやっているという強羅公園に寄っていくことにしたのだが、現地についたら料金が600円(入園費別途)かかるというのでやめにした。
だってちょっと覗いたら、狭いガラス温室1棟にしょぼしょぼとケースが置いてあるだけなのだ。いくらなんでもぼりすぎ。
結局ティールームで紅茶を飲んで売店で陶器の茶碗(でも用途はお茶漬け用。ここは作家物のなかなかレベルの高い陶器やガラス製品も販売している)のいいのがあったので、それだけ買って出てしまった。
またローマングラスが見れて良かったが、夏休みとは言え平日なのに、なんだか人がやたらと多かった。
まあガラスの森あたりはオシャレ系で有名なので分かるが、あまり関心を引かないと思われる湿性花園もなんだかごちゃごちゃ人がいるのに驚いた。
もしかすると、大涌谷が閉鎖されていたので、その分の人が流れてきていたのかもしれない。