陸自の観閲式に行ってきた。
家を出る時は曇りだったので日差しもなくて楽だろうと思っていたら、会場につくころにはすっかり晴れていた。
しかも今回は席が逆行で、まともに日が正面から当たる。
顔は念のためにかなり念入りに日焼け対策をしていたのだが、首は油断していたらこの年一番の日焼けをしてしまった。
今回、式の写真は9-18ミリの広角ズームレンズで撮影している。
毎度毎度規模が大きすぎてカメラに入りきらないので買ってみたのだが、このレンズ、望遠の性能があまり良くない。
なので遠くから撮ったみたいな写真ばかりになってしまっている。
観閲官の安倍総理と主催者の稲田防衛大臣がやってくる。
防衛大臣は真っ白なスーツになぜか水色のぶっといサッシュをしめていて、相変わらずセンスが悪かった。
そして観閲する時胸に手をあてているのだが、それは帽子を持っている時の礼なので、素手なら気をつけしていればいいと思うのだがどうだろう。
訓示。
相変わらず長い。そして陸自の観閲式なのに、海自の自衛官の退官時の感動エピソード(しかも実話なのかどうかも分からない)を披露したりして割と場違い感。新しい事を試みているらしいのは分かるのだが、もうちょっと練った方が良かったのではないか。
そしてこの後、総理御自ら、陸海空のがんばった部隊を表彰するという謎の企画が今回加わっていた。支持者には悪いが、この人のいちいち自衛隊を自分のパフォーマンスに利用するやり方本当に嫌い。
そして地上では煙を上げて会場の外に走っていく車両。
もう空と地上のどっちを見たらいいのか分からない。
行進が続く中、華麗に降りてくる空挺。
この後、パラシュートを丸めて抱えたまま総理に敬礼していたのがちょっとかわいかった。
空挺に続いて、C-1をお供に姿を現した岐阜基地のXC-2。
C-1も岐阜基地所属の塗装なし試作機なので、逆行じゃなかったら銀色が青空に映えてきれいだったんじゃないかな。
行進が終わると航空部隊がやってくる。
が、あまり拡大できないのでフォーメーションばかり撮っていたら、全部同じような写真になってしまった。
最後に戦車が22両、一気に疾走していったのがものすごかった。
米軍のオスプレイと陸軍ストライカー旅団。名前がすごい強そう。
そして最後がブルーインパルス。
観艦式に続いて陸自でも投入することにしたらしい。
8月の仙台の感謝祭みたいな航過飛行だけかと思っていたら、それなりに演技もしてくれた。
これで観閲式は終了。
後は高等工科学校のドリル、自衛太鼓、東部方面音楽隊の演奏を見た後、展示をぶらついて帰ることにする。
展示いろいろ。
そして今回、なんと塹壕の展示があった。
なにこれすごい、見るの初めて。
戦車壕。かけてあるのは偽装網。
これ知ってる。覇者の戦塵に良く出てる奴。
壕の両側はきれいに削った上にさらに磨いてあるっぽい。
多分、重機で掘ってから人力で形とかを整えたんだと思う。
排水用の水路や水溜もちゃんと整備されている。
……考えてみたら、戦闘中はここで暮らす可能性もあるんだから、そういう基本的な部分も作り込んでおくのは必要なことなんだろうな。
医療用の展示もかなり充実していた。
これはいろんな種類の担架が展示してあった場所。
6~7種類ぐらいあった。これは車をつけてストレッチャーがわりにできる担架。
○おまけ