曇りの羽田

 というわけで帰ってきた。
 あーあ、明日から節電狂騒曲に巻き込まれる訳ですよ。
 根拠があるならともかく、根拠も論理的理由もないなんちゃって節電対応経営に振り回される下っ端としては、いい迷惑以外のなにものでもないですけどね。

 このわくわくする風景とも今日でお別れ。

 本当に目の前を離着陸するから、見ていて飽きない。

 海自基地に並んで駐機するP-3Cの隣をしずしずとタキシングしていくでかJALとちびJAL。

 ……と思ったらいつの間にかP-3Cが1機着陸してきていた。
 しまった! 写真撮り損ねた!
 到着した羽田は曇りで気温も沖縄に比べれば遙かに低かったのだが、なんか空気がべたついてあまり涼しいと感じられない。
 やっぱり湿気が違うのかなあ。
 ところで鳥どもは全員元気だった。ビビとパムがもう喜ぶ喜ぶ。ビビなど暇さえあれば頭を掻いてと催促する始末。
 やっぱり寂しかったのかね。
 1ヶ月暮らしてみてそこはかとなく感じたのは、沖縄の人は良くも悪くも内地のことを知らない、あるいは内地の物事について他人事のような感覚でいるということ。
 で、自分たちは内地と違うというような特別意識を無意識に持っているように見受けられること、の2点だった。
 実際の話として、他県から海でほぼ隔絶され、一生沖縄から出たことがないなどという人が珍しくはない環境では、そうなるのも仕方ないかとは思う。
 沖縄が抱える問題は、他県の人間から見るとなかなか理解しにくいものではあるけど、こういう感覚が根っこにあるとしたら何となく納得できるものがあるようにも思えた。
○おまけ。
 ところで沖縄の土産物屋には、なぜ持って歩くのが恥ずかしいようなお土産バッグしか置いていないのか。

 これはまだ比較的なしなほう。

 こうなるともうどうしたらいいか分からない。
 これを持って羽田空港から電車に乗れというのか……。

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