弾薬をしまう場所見てきた

 東北大震災の影響で、災害派遣終了まで行事関連が全部吹っ飛んでいたせいか、今ごろになっていろいろと出てきた。
 というわけで、今日は海自横須賀基地の弾薬整備補給所その他に行ってきた。
 実はこの弾薬整備補給所、基地モニターの頃1度見学の機会があったのだが、その時はぎりぎりになって総監の一声で見学不可になってしまったので、今回はちょっとリベンジ的な感じがある。
 もちろん有休を取った。

 弾薬補給整備所は、真ん中の堀割をはさんで島側に2ヶ所、陸地側に2ヶ所の4ヶ所。
 今回見学したのは荒井地区と比与宇地区の2ヶ所だった。島のほうは全体が米軍管轄地なので一般人は入れない。

 まずは荒井地区。ここに総務とか管理部門がある。
 もともとマルハ(ベイスターズを創設した水産会社。基地の隣にベイスターズの練習場があるのはそういう理由)が使っていた土地と施設を海自が買い上げて流用している。
 この建物は元はボーリング場。なのでこういう変な階段があったり微妙な高低差がついていたりする。

 比与宇地区の弾庫。
 写真不可かと思っていたら、貯蔵量が推測できてしまうような撮り方をしなければOKだった。
 弾庫は左側の扉があるほう。右側は爆発事故があった時に爆風を遮るための土盛り。
 ちなみにここには不法侵入者対策としてシェパードの警備犬が何頭か飼われている。2等海曹扱いなんだとか。
 で、次は艦艇見学。
 今回は『やまぎり』と『ときわ』を見て、さらに『ときわ』でお昼ご飯を食べた。
 金曜日なので当然ながらメニューはカレー。

 左:『やまぎり』の格納庫。風が強くてとにかく寒くてたまらない。
 右:整備中のバルカン砲。

 食堂ではお昼の準備ができていた。
 おいしそうだけどここではまだ食べられない。
『やまぎり』は初めて見る艦なのでパンフレットをもらおうと思ったら「11/26のよこすかYYフェスタで配っちゃって品切れです」だって……。

 で、『ときわ』。

 艦橋の設備は他の艦より全体的に小さい。
 左:速度指示コンソール。
 右:操舵コンソール。

 艦橋の窓から。

 艦橋直下には給油装置とかを制御する部屋がある。
 これが制御コンソール。
 でね、この艦すごいんですよ。なんと艦内をトラムが走ってるんです。

 舷側に添ってずーっと軌道が走っている。
 なにしろ洋上で、敵の攻撃を警戒しながら補給をしなくてはならないので、とにかく迅速な作業が要求される。
 そのため、大量の荷物を素早く運搬できるよう、こういう物を走らせてるらしい。
 軌道は両舷にそれぞれ1本ずつ。トラムの台数は両舷に2両ずつだったかな? 
 なお、トラムは両舷で分かれているが、通路そのものはぐるっとトラックみたいに周回できるので、普段は乗員のマラソンコースになっているんだとか。

 なお、この艦には燃料の他に、8隻の艦の乗員を7日間生活させていけるだけの物資が詰めこまれている。
 これはその倉庫。入り口は狭いが奥行きがとことんあって、立体駐車場を横にしたみたいになっているので、目的の物が入ったカーゴをスイッチひとつで目の前に呼び寄せて出し入れできる。
 この後、乗員の皆さんと一緒に金曜カレーを食べたのだが、使い慣れないトレーだったせいかあんまりな盛りつけになってしまったので写真は割愛。
 かなりカレー粉をふんだんに入れているらしく、からかったがおいしかった。
 なんか『ときわ』が面白かったわ。特に艦内トラムとかかなり興奮した。
 そういえば、今月公開の「山本五十六」。
 五十六嫌いなので見に行くつもりはなかったんだけど、広報の人が「航海のシーンなんかは海自の艦がCGで空母や何かに化けてるんですよ」と言うのでちょっと興味が出た。

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