音楽隊と黒服映画

 東部方面音楽隊の定期演奏会に行ってきた。


 恒例の開始前の舞台写真。
 今回はドラムがずいぶん前の方にあるな。


 プログラム。
 今年は前半に隊長が指揮してお堅い系、後半は音楽班長(良く分からないけど副隊長代理みたいなもの?)がエンタメ系と分けてきた。
 正直、全く知らない曲をやられても寝るだけなので、知ってる曲をやってもらえるのはありがたい。
 唐突に吹奏楽コンクールの課題曲が入っているのは、招待している近隣の吹奏楽部の学生が参考にできるようにという配慮かもしれない。

 そして終わった後は「メン・イン・ブラック インターナショナル」を見に行った。
 うーん、ちょっとこれはないな。
 まず、「地球はド派手に裏切られる」とあるからどれだけ派手なのかと楽しみにしてたら、全然派手じゃなかった。むしろレベルとしてはせこい部類に入ると言っていい。
 あと、今作から主役になったエージェントH(クリス・ヘイムズワース)とエージェントM(テッサ・トンプソン)コンビの役割バランスが決定的に悪い。
 前作までのエージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)とエージェントJ(ウィル・スミス)の時は、優秀なベテランだが堅物で感情を表に出すのが苦手なKと、お調子者で経験不足故に状況に振り回されがちだが、身体能力と頭は切れるJがうまくお互いを補い合っていた。
 が、今回は、英雄とまで言われる割には無能で人の話を聞かないウザいチャラ男のHがやらかしまくるのを、新人だが出来る女のMが活躍して結果オーライというパターンが頻出する。実はHの変貌には過去の事情があるらしいが、作品中では全くそこには触れられないので、見ていて割とイライラする。
 あと気に入らないのが、HもMも自分に都合のいい状況を作り出すために嘘を平気で使うこと。切り札としての嘘ならありだが、同じような事を何度もやられるとさすがにまたかよとなってくる。まあ、研修生が口先だけの嘘でベテランのパートナーとして現場に出ていっても誰も気付かないような組織だから、スパイが何年も入り込んでいても分からなかったんだろうし、さらに、こんなエージェントが優秀と言われるのなら、KとJの時代に比べてエージェントの質も落ちてるんだろうなとか、そんなことまで考えてしまう。
 とりあえず、金の無駄まではいかないにしろ、全体的に作りが雑で出来具合はかなり微妙。

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