悪の妖精の続きの話

「マレフィセント2」を見てきた。
 結論から言うと、世の父ちゃんと息子は日頃から母ちゃんの不満にはちゃんと耳を傾けるようにという話。

 全体的にいろいろ詰め込みすぎて作りが荒くなり、結構ツッコミどころも多いのだが、際だっていたのが悪役令嬢ならぬ悪役王妃のイングリス。演じたミシェル・ファイファーの徹底した役作りのおかげで、周囲に対していろいろと鬱屈した物を抱えた挙げ句の悪への暴走という、ある意味共感しやすい人物像に仕上がっている。
 アンジョリーナ・ジョリーも悪くはなかったけど、何というか、自分の中でどう演じるべきか定まってないまま演じてる、みたいな感じがあって、ちょっと違和感があった。
 序盤の晩餐で、挑発を続けるイングリス王妃と次第にイラついていくマレフィセント、そしてなすすべもなく巻き込まれていく国王と王子の図はなかなか面白かった。多分一番の見所はここでいいと思う。
 あと、エル・ファニングがうまくなってた。

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