投稿者「深度測定長」のアーカイブ

くつろいで詰まる

 ダブルで詰まってる。


 どうやら丁度後頭部が止まり木に当たって気持ちがいいらしい。
 あと、マメルリハは身体に何かが触れている状態が安心するらしいので、それもあるかもしれない。


 詰まっている尻。


 詰まったまま伸びをしている。

 伸びの時ぐらい出てきなさい。

おこもりの季節

 長門の最近のお気に入りは、ダウン膝掛け。


 楽しい?

 膝掛けを見つけるとまっしぐらに向かっていき、空洞を作ってやるといそいそ入って満足げな顔をしている。


 カメラを向けたので出てきてしまったが、一旦入ると5分でも10分でもこもっている。
 覗いてみたが、特に中で何かをやっているわけではなかった。
 なんだろうね、あったかいの?

 他にフリースの膝掛けもあるのだが、そっちには全く興味を示さない。
 ダウンだし、同族に包まれている気分にでもなるのかな?

ザ・大絶滅

 国立科学博物館の「大絶滅展」に行ってきましたが、帰ってきて寝てしまったので後追いでアップします。

 11/5に行こうとして、大行列にくじけて帰ってきた大絶滅展。
 通常は17時閉館のところ、金、土は19時まで延長になったので、なら17時近くに行けば空いているかなーと思ってリトライしてきた。
 相変わらず「大変混雑しています」の貼り紙が貼られていた。


 看板や入口パネルの写真を撮るのを忘れたので、これは11/15の時の物。
 でも全く同じだったので問題ない。

 とりあえず、館の外の行列はなかったので思いきって突入したのだが、案の定ごったがえしていて一瞬でいやになった。
 ただ、展示品を十重二十重に取り巻くというほどの状況ではなかったので、これなら何とか見れそうかもと思い直して頑張った。
 隣の近代美術館の印象派展とか、この時間なのにまだ館外までつづら折りの行列してたのに比べれば遙かにまし。きっと、多分。

 この「大絶滅展」は「生命史のビッグファイブ」という副題のとおり、地球の歴史の中で起こった5回の大絶滅に焦点を当てている。5回というのは、4億4000年前の古生代オルドビス紀、3億8000年前の古生代デボン紀、2億5200万年前の中生代ペルム紀、2億1000年前の中生代三畳紀、6,600年前のの中生代白亜紀。白亜紀のは隕石の衝突、鳥以外の恐竜が絶滅と色々派手なので有名だが、それ以外にも4回も生物は絶滅の危機に晒されていた。
 そのどれもが原因は超巨大規模な火山活動と推定されていて、まあ結局の所、そういう事でもない限り、生物の大量絶滅なんてそうそう起こらないということでもある。
 そう考えると、現在進行形でこの数世紀の間に多くの生物を着々と絶滅させつつある人類の脅威度が逆説的にわかったりもする。


 カナダスピス。なんかかぶってたらしい。名前も復元図もかわいい。


 体がどんな造形でも、目がかわいければなんとかなる系。


 アノマロカリス(右)。意外とちっちゃかった。


 並んでいる三葉虫。
 三葉虫は群れを作っていた証拠とされていたけど、最近は、この特徴的な形のせいで、たまたま水流の影響で死骸が集まって同じ方向を向いただけという実験結果もあるらしい。
 この間テレビで見た。


 武装しはじめる三葉虫。
 三葉虫はオルドビス紀からペルム紀の終わりまで、何度も大絶滅を乗り越えて繁栄し続けた種だけど、時代が下るにつれてこんな感じのが出てくる。
 やっぱりいろいろと天敵が多くなったのかな。


 まあデボン紀あたりになるとこんなのも出てきたそうだから、武装したくもなるよね。


 でも最後まで生き残ったのは、こういう何の変哲もないタイプだったらしい。


 みんな大好きサカバンバスピス。
 目が正面に二つついてるって事は、ある程度立体視ができていたっていうこと?


 2メートルを越えるウミサソリ。現代に生きていたら絶対やばいやつ。


「飛び抜けて奇抜な姿」とか言われているシーラカンスの一種類。
 これが現代まで生き残っていたら、シーラカンスに対するイメージはだいぶ違った気がする。


 食べでがありそうな巨大貝。
 岐阜県の金生山では、他の地方のに比べて巨大化した化石が良く見つかるそうだが、なぜなのかは説明がなかった。


 体長2メートル。現代までこんなのが生きてなくて良かった。本当に良かった。


 ペルム紀に存在した我々のご先祖様です(単弓類)。
 なお、恐竜(双弓類・竜弓類)とは近縁だが別の種類になるんだそうな。


 額に光を感知したりするなどの第三の目を持っていたらしい。
 つまり、一部の界隈の皆さんに人気なサードアイ設定って、実はとてつもない先祖返りということ……。


 ここからはしばらく、単弓類、双弓類の二種類の系統が平行して発達していく。
 同じような環境に住んでいたせいか、双方似たような形になってきていた。
 上、恐竜。下、恐竜じゃない。


 左、恐竜じゃない。右、恐竜。


 左、恐竜じゃない(ワニ)。右、恐竜。


 なお、恐竜は頭になんかかわいいのつけてた。


 恐竜が絶滅した後、そのニッチを埋める形で哺乳類が大繁栄を始める。
 なお、その歴史は時代によって「大惨事期」「回復期」「発展期」に分けることができるらしい。
 大惨事期というパワーワード。

 ひとつひとつの大絶滅の特徴や、その後に与えた影響などが分かりやすく提示してあって、意外と見応えがあった。混雑にげんなりしながらも結局2時間かけて見てしまったので、混んでなければもっといたかも。
 ただ、照明がケースの真上から当てられている事が多く、そのせいでガラスに照明が反射して見づらい展示も結構あった。これは何とかしてほしい。
 それから、図録はもっとシンプルな装丁でいい。重いし箔押しなんて後ではげるので。
 あと、展示の前に陣取って延々と感想や蘊蓄を延べあうカップルや友達連れ、本当に邪魔。

向こう側の存在

 最近、部屋の鏡が気になるしっぽ。
 カゴか出すとすぐに鏡に飛んでいってしまう。
 なお、お互いうるさいのでサーラルはタオルで隠している。


 もう20年以上使ってる鏡なので、表面が劣化してきている。
 服装チェックとティカルチェック(ティカルは抱っこすると人間様のあごの下に頭を押しつけてしがみついてくるので、鏡に映して何をやっているかチェックをしている)ぐらいしか使わないし、まあいいかなって。


 何かいるとは思うらしくて、右から見たり左から見たりしている。
 それはお前だよ。


 ついでに縁を囓ってみたりする。

 鏡をいじるのはいいけど、縁を囓るのはやめてね。 

雪、雪、雨、おまけで善光寺

 11/20、21と立山に行ってきたので、後追いでアップします。

 立山2日目の朝は、大雪だった。
 朝4時頃に目が覚めた時、窓を雪が叩く音がサーッ、サーッと聞こえていたので、結構降っていると思いながら寝直したのだが、その後再度起きても朝食を済ませても、一向に止む気配がない。


 外に出てみたらこの通り。


 この場所はホテルが風よけになっているのでそれほど大変には見えないが、ちょっとホテルの陰から出ると本格吹雪。
 なお、すでにホテルの窓の多くは、すでにこんな風に板張りでふさがれている。
 客室も実際に客を泊めているのは実質2フロア(通常客室1階分+最上階スイート)だけで、着々と10日後のシーズン終了に備えて準備している感じ。


 なんだか雪の結晶が細長い。初めて見た。
 調べたら、すごく寒い所の結晶はこうなりがちらしい。


 でも扇沢からの各種交通機関の運行が始まると、続々と冬山装備の人達がやって来ては、どこかを目指して出発していく。
 室堂駅も、そんな人達で割とごったがえしてる。
 まあ、天気が悪いからやーめた、帰ろうとなれる立地ではないのも確かだけど、皆さんすごいなあ。
 そういえばこの積雪の中、キャリーを引っ張ってどこかの山荘から戻ってきた猛者もいたわ。

 本当は、朝9時頃からまた外の散策が予定されていたんだけど、この天気では素人さんは危険ということで、中止になった。
 出発は12時頃なので、それまで部屋やラウンジで、雪を眺めたり珈琲を飲んだり、五月雨式に買い物したりとだらだら過ごしてしまった。
 なんか、旅行というととにかく朝早く起きて目的地に向けて出発、というのに慣れているので、こんな風に余裕がありまくると逆に落ち着かない。


 そんなわけで、少し早い昼ご飯を食べたら下界に帰投。
 なお、扇沢方面はどの乗り物も通常運転だが、反対側の立山駅までのバス路線は終日運休になってしまった。


 大観峰もこの通りの大雪。


 黒部平も大雪。
 でも標高が低いせいか、室堂の雪よりいくらか大粒で水分が多い感じ。

 この後は写真を撮る余裕がなかったのだが、黒部ダムはみぞれ、扇沢は雨と、すごく分かりやすく標高によって降るものが違ってくるのが面白かった。
 そしてバスで信濃大町あたりまで降りると、もう完全に晴れていた。
 この後はもう長野駅に出て新幹線に乗って帰るだけなのだが、乗り継ぎが予定よりうまくいったとかで、長野駅で1時間半ほど自由時間ができた。
 そういえばここから善光寺が近かったな。
 やるか、善光寺タイムアタック。


 やった。
 往復とも丁度バスが来て乗れたので、実質1時間もかからずお参り終了。
 もっとも、御朱印とか参道の店とか覗く余裕とかは全くなかったし、バスを降りてからお堂までのだらだら坂を全力の早足で歩く事になって非常にきつかったけど。

 やっぱり泊まるといろいろ経験できて楽しいわ。
 ほんと、ホテル立山が閉まるのが惜しまれる。 

立山の雪見

 11/20、21と立山に行ってきたので、後追いでアップします。

 室堂にあるホテル立山は、来年8月末で営業を終了する(レストランや売店は営業を継続するらしい)。まあ星野リゾートに買収されたので、多分内部を星野テイストなオシャレホテルに改装してから数年後に再開するのだろうが、どういう事になるかはまだ分からない。
 実は立山はおひとりさまが大変しづらい所で、大きな所は2名からしか予約できないし、それ以外の施設や山小屋は相部屋か、本来複数人用の個室がたまたま空いていればの条件付きになる。なので、おひとりさまで泊まろうと思うと、ツアー参加の一択になってしまうのだ(もうちょっと標高が低い場所で良ければ、弥陀ヶ原に泊まるやはりツアーがある)。
 そして、ホテル立山がなくなる来年からはそれもできなくなる。
 ここ数年、冬になるとどこかに雪を見に行くのが癖になっているが、ならば今回は立山に見に行こう、となった次第。


 今回登るのは扇沢から。長野駅からバスではるばる向かうと、こんな風に立山(後立山連峰)が見えてくる。
 手前では赤や緑の鮮やかな紅葉が盛りなのに、遠くには雪で真っ白になった山脈が連なる姿は独特の雰囲気があって、昔の人にはまさにあの山々は別の世界、異次元の世界に見えていたんだろうなあなどとちょっと思ったりする。


 扇沢から電気バスで黒部ダムへ。ここもすでに雪が積もってた。


 そして、観光放水のシーズンは10月で終わったはずなのに、まだ放水していた。
 何か整備か管理の都合かと思ったのだが、話を聞くとバルブが壊れて止められないらしい。
 確かに、後でライブカメラ見たら夜も放水しっぱなしになってる。


 風向きの関係で放水のしぶきがダムの上まで吹き上げられて、歩いているだけなのにびしょ濡れになる。
 そして見事な虹が見える。


 雪の山を背景に放水するダムと虹という珍しい風景。


 ロープウェー乗り場の黒部平もこんな感じ。
 そしてどこにでもいるおおはしゃぎの中国人の団体。政府から日本に行くなって言われてるんじゃないのか。


 ロープウェーの窓から。下に見える湖は黒部湖。
 季節的にはすでにオフシーズンなので、乗り物はどれもかつて見たことがないほど空いている。どれに乗っても座れるし、どれに乗っても撮りたい所から写真が撮れる。
 何この幸せ。


 電気バスの通路だって、何も遮る物なく撮影できちゃう。


 すれ違いまーす。


 室堂に到着すると、完全な銀世界だった。
 ホテルの駐車場のあたりで積雪1.3メートルというから、多分もっと積もっていると思う。山なんて稜線が全部なだらかなラインになっちゃってるし。
 室堂周辺は、普段は散策ルート以外は山植物の保護のために立ち入り禁止になっているのだが、植物が完全に雪に埋もれて踏み荒らされる心配がなくなったので、好きな所を歩き放題。
 ただ、パウダースノーなので、新雪の場所を歩くと足が埋まって脱出困難になる。なので結局みんな前の人の踏み跡をたどって、同じ所を歩く事になる。


 雄山山頂の神社と社務所。シーズン時には神主さんや巫女さんが常駐しているそうだが、もちろん今は誰もいない。


 山の稜線の向こうに沈む夕日。手前の雪についているのはスキー跡。
 バックカントリースキーやスノボをやりに来ている人が結構多くて、山に積もっている雪にもよく見るとスキーの跡がたくさんついている。
 上に行くのは当然冬山登山。数時間かけて登って、降りてくるのは10分ぐらいなんだそうな。


 完全に凍ったみくりが池。下の方まで行くのは安全上不可だった。
 なおライチョウは見れなかった。もう多くが雪を避けて標高が低い場所に移動してしまっているらしい。


 残照を受けて、雪が段々赤く色づいてくる。


 バラ色に染まる山。
 これが見れるのは本当に数分程度で、この後はあっという間に暗くなる。


 麓の街明かりも見えてきた。

 この日は新月で、夜になれば星も見れる予定だったのだが、昼間これだけ晴れていたのに日が暮れた途端に空が雲に覆われてしまった。
 それでも諦めきれずに時々外を覗いていたのだが、夜半頃からはとうとう雪が降り始めた。
 もっとも、晴れていても、気温は氷点下10度を越えて下がるの上に、観測場所は明かりが何一つなく危険なため、外にいられるのはせいぜい10分程度らしい。
 まあ、夏に見えてはいるので、それはそれでいいかな。

音楽聴いて動物眺めて

 11/15に自衛隊音楽まつりと上野動物園に行ってきたので、後追いでアップします。

 毎年恒例の自衛隊音楽まつり。
 去年当たったので今年は無理だろうと思っていたら、やっぱり無理だったのだが、2日前になって急に誘われたので、行ってきた。


 開始前。


 防衛政務官が来ていた。
 この人、防大祭にも来てた人だ。


 開演1秒前のカウントダウンの撮影に成功。いやただそれだけなんだけども。


 オープニングセレモニーの「ワルキューレの騎行」。左から陸、海、空。
 こうやって見るとやっぱり陸のコシノジュンコ制服って変……際だって個性的だよな……。


 儀仗隊が入場、次に国旗入場。


 今回は、各部隊の演奏の合間に、こういうアンサンブルを挟む形式っぽい。
 次々と息つく暇もなく展開していくのに慣れているので若干違和感があるけど、これはこれでいいかも。


 西方音楽隊。


 第1師団の音楽隊とらっぱ隊。制服ではなく迷彩服なのは、らっぱが日常と結びついたものだからかな?
 今年も12旅団は出ないのか……段々出演部隊も減ってきてる感じがする。


 なおドラムメジャーが女の人だった。すごいかっこいい。


 陸自中央音楽隊と儀仗隊のコラボ。


 後ろのボックスの目的が良く分からなかったけど……。


 歌唱担当のお立ち台だったらしい。


 アンサンブルタイム。


 からの中央音楽隊、第1師団、西方音楽隊の合同演奏。


 次はゲストバンドの海兵隊。
 そういえば、今年は竹島絡みのいざこざで韓国が出演拒否してたけど、プログラムからも構成からもきれいに韓国は消えていた。
 すごい大車輪で刷り直しとか演目調整とかしたのかなあ。もしかすると各演目の間のアンサンブル挿入も、韓国の分の時間調整のためのものなのかも。


 海自。今年はかなりフォーメーションも演奏も工夫していて面白かった。


 ドラムパートで、旗のポールをベル代わりに叩く演出。


 でも最後はやっぱりこれ。


 ドラムメジャーがこの制服なの珍しいな……。


 海兵隊と海自の合同演奏。
 指揮者は双方が並んでかわりばんこに指揮してる。


 今年は防大と高等工科学校の儀仗隊が合同で演技する。
 ピンボケしたけど、やっぱり高校生は線が細いな……。


 まずは高等工科学校から。


 次に防大。なお恒例の発砲は防大のみだった。
 未成年に実銃を扱わせる事ができないからで、実は高等工科学校が使ってる銃は訓練用のレプリカだったりする。


 頑張った! お疲れ様!


 空自。恒例のブルーインパルス横断幕はいきなり冒頭に来たので、撮り損ねた。


 このドラムメジャーの人でかい……。



 最後は全音楽隊が入り交じって盛り上がる。


 アンサンブル……ではなくソロ太鼓。


 そして全体自衛太鼓。



 各駐屯地ごとの演奏。
 もう空自や海自はやらなくなっちゃったのかなあ。


 もうこのスケールになると音じゃなくて地響き。それがじかに体に伝わってくる感じ。
 何回見てもすごいわ。


 そして裏方さんの演技支援隊のご紹介。準備や大道具小道具の管理が全部任されている、ある意味一番責任の重い部隊。
 いつもお疲れ様。


 フィナーレの国旗入場。


 最終演奏。
 後ろでは防大や高等工科学校や業務支援隊も参加してる。


 そして全部隊退場後、指揮者が敬礼して終了。

 今回はオーソドックスな構成で、正統派と言っていい内容だった。
 実は会場皆で歌いましょう形式のユーザー参加企画はあまり好きではないので、こういう方が好み。
 さていつもの赤絨毯コロコロを見たら退出しようか。


 ……と思っていたら、あっという間にしまわれてしまった。
 あれ? コロコロないの? えぇ? ないの?


 ちょっとがっかりしながら席を立ったら、隅っこであのブルーインパルス横断幕を畳んでいた。
 あ、これ見るの初めてかも。

 さて、この日は元々、上野の科学博物館の「大絶滅展」に行く予定を立てていたのだ。
 音楽まつりが午前中だったので、午後から十分時間がある。武道館から上野は近いからそのまま直行しよう。


 えぇ……。


 どのぐらい混んでるかと覗いてみたら、行列していた。
 あーこれは駄目だわ。やめよう。
 日本人がそんなに絶滅好きだなんて知らなかったよ。

 しょうがないので、とりあえず東京文化会館の精養軒に30分ほど並んで昼ご飯を食べてから、次どうするか考える事にした。
 この分だと、余裕があったら見ようと思っていた国立博物館の運慶快慶も絶対混んでそうだし、西洋美術館の印象派展なんか入り口前にすごい行列ができてるし(とはいえ印象派あまり興味ないけど)、どこも駄目そう。
 ただ、これで帰るのももったいないので、とりあえず上野動物園に行って時間を潰してみるか。
 15時頃になったらすいてくるかもしれないし。
 というか、なんでこんなにどこもかしこも混んでるんだろう。いつも見に行ってる時間がおかしいだけで、一般的にはこれが普通なの?

 というわけで上野動物園へ。ここは入場直前にスマホで電子チケット買ったら、並ばず入れた。


 まずはゾウ。

 よし、いつも行く度に鳥インフル対策で閉まっているバードハウスに今度こそ行こ……


 …………。

 立て替えのために今年6月で終わってたんだって……。
 しょうがないからひととおり回ってみよう。


 シロクマ。正しくはホッキョクグマ。


 水の中で伸びてたヒグマ。こうやって遠くから見るとかわいいんだけど、遠くからでも桁違いにデカいのが分かるので絶対に対峙したくないと思う。


 ひたすら屋内への扉の前をうろうろしているツキノワグマ。

 以上、クマ三態でした。


 コツメカワウソ。2匹揃って同じルートを行ったり来たりしていた。
 寝てるのしか見たことがないので新鮮。


 座るオグロヅル。口元すごいな……。


 座るヘビクイワシ。かわいい。


 なんだったっけ……。


 スバールバルライチョウは尻を向けて寝ていた。前は2羽いたけど、今回いたのは1羽だけだった。どこか別の動物園にでも行ったのかな。
 夏毛がまだらに残っている。



 冬毛のせいかもっこもこになっているプレーリードックちゃん。でも顔はやっぱり野生動物。


 オオコノハズクがすごい顔して寝てた。


 コジュケイ。名前は良く聞くけどあんまり見たことないかも。


 アメリカバイソン。
 大きすぎて畜舎が狭く見える。


 そして目が恐すぎる。
 これで草食動物だというのが信じられない。


 アカショウビン……かな?


 座ってずっと羽繕いしていたニホンライチョウ。


 よく見ると木にいっぱいいた。

 ここも親子連れやらカップルやらでとてもとても混んでいたが、まあ敷地が広いのでそこまで大変ということはなかった。
 で、15時過ぎごろまで過ごした後、再度大絶滅展に行ってみたのだが、大変混んでいます状態が相変わらずな上に、人がいすぎるせいか電波状態が悪くて電子チケットが全く表示できなくなったので、もう嫌になって帰ってきてしまった。
 なんでこんな電波悪いんですかねここ。

大学校の棒倒し

 防衛大学校の開校記念祭に行ってきたため、後追いでアップします。

 防大祭とは何かというと、防衛大学校の文化祭である。
 実はこれまで地元だけど一度も行ったことがなかった。なぜならものすごく混むから。
 まあ混むだけならどこの駐屯地祭も基地祭も同じなのだが、この防大が他と違うのは、立地が山の上で道が1本しかないという、ほぼ陸の孤島状態であるという事。
 交通も不便で、電車なら最寄り駅の馬堀海岸から歩いて20分以上(しかも大半が坂)、直通バスは1時間に1本、多くて2本という不便さ。さすがに学祭の日は馬堀海岸から防大まで臨時バスが10台以上寄ってたかってピストン輸送をしてくれるが、そもそも馬堀海岸駅そのものが各駅停車しか停まらない。
 昔東京は築地にあった海軍兵学校が、はるばる広島の江田島に移転したのは、繁華街が近くて勉学の妨げになるという理由だったそうだが、防大もそれを狙ってこんな所にあるんじゃないかと思ったりするぐらい、行くのが大変な所なのである。
 そして学祭となれば、そこに一気に数万人が押し寄せるのだ。それはもうどんな事になるか推して知るべしとなる。だからこれまで避けていた。
 が、いろいろあって見に行く事担った次第。

 防大祭も学祭なので、一般の大学みたいに、サークルや部活があちこちでいろいろ発表や展示をしている。
 ただ、やっぱり防大なので、そのへんは自衛隊っぽい特殊な催しもあったりする。それが防大生による観閲式と、あの有名な棒倒しになる。


 観閲式前に、会場の競技場横で準備をしている学生達。お互い身だしなみを整え合ったりしている。

 本当はこの前に女子学生による「棒引き」がある予定だったのだが、雨で中止になった。
 安全上、女子は棒倒しには加われないので、代わりの競技ということで、おととしあたりから始まったらしい。
 中央に置いてある数本の棒を取り合って、多い方が勝ちというゲーム。女性は割とこういう時は男性以上に容赦ないので、なかなかすごい展開になる予想しかない。
 もし来年機会があったら見てみよう。


 入場開始。


 会場に整列して時間待ちをしている。今年の学生の総数は1,260人だったかな?
 実際には運営とかの裏方に回っている子も多いので、ここに出ているのはもっと少ないだろうけど、それでも揃いの制服でずらりと並ぶ姿はなかなか壮観。


 プログラム的には、大人の自衛官と全く同じ事をやる。
 そして防大は防衛大臣直轄の組織なので、観閲官は学校長とかではなく(学校長は民間人だし)防衛大臣……の代理の副大臣。
 へー、小泉進次郎来ないんだ? 地元なのに? 防衛大臣になって初めての晴れ舞台なのに? カッコいい僕アピールの絶好のチャンスなのに?


 例によって祝辞とか校長の訓示とか来賓紹介とかいろいろやった後、行進に向けて一旦退場。


 準備の間、各自衛隊からの航空機の祝賀飛行がある。これは陸自のAH-64。
 シャッタータイミングのせいでテイルローターがないみたいになった。


 おなじみチヌーク先生。


 海自のSH-50K。


 P-1。土浦花火大会の時に飛んでってたやつ。


 空自からはC-2。入間で見たやつ。


 そしてトリがF-15。

 ちなみにパイロットは全員防大出身者で揃えてきた。
 なお、天気が悪くて中止になったが、この後空挺降下もある予定だった。降下するのもやっぱり防大出身者だったのかな。


 そして音楽隊が入場して行進開始。この音楽隊も学生。


 ただ、演奏しているのが陸軍分列行進曲なのがちょっと微妙。
 学徒出陣を連想するから好きじゃないんだよね、あの曲……丁度年代も同じぐらいだし……。


 なお、拳銃を下げて警備をしているのも学生。一般の自衛官もサポートに入ってはいるが、基本学生が全部役割を担って運営している。
 これだけの規模の物を回すのすごいな。しかも大臣とか来るレベルの催しだし。


 儀仗隊(学生)。

 これで観閲式は終わり。
 次が例の棒倒しだが、始まるまで1時間ほど間があるのでちょっぴり展示を見ることにした。
 特に当てはなかったのだが、たまたま入った校舎が留学生たちのグループの展示だった。なにそれ面白そう。


 もっと他にもいろいろあったのだが、織物の展示がとにかくきれいで、気付けばそればかり写真に撮ってたフィリピン。
 刺し子みたいのとかジジムっぽいのとか、バラエティに富んでいて見ていると欲しくなる。でも「すごい高い」って学生の子が言ってた。


 モンゴルはゲルのミニチュアを自作してた。


 中。絵は知らないハーンだった。


 インドネシアはミリタリー寄りの展示だった。これは軍で使ってる装備一覧。


 軍服。


 韓国は伝統工芸とか料理とか展示していた。

 1国あたり教室半分程度で、決して広いスペースではないんだけれど、それぞれ特色を見せようとして頑張っているのが偉い。
 他にも何カ国かあったようだけど、棒倒しの時間に合わせて終了ということで、全部見れなかったのがちょっと残念。


 そして競技場では棒倒しの応援が始まっていた。なんかすごいな。
 防大では全ての学生が「大隊」と呼ばれる4つのグループに属している。その4つが150人のチームで対決し、残った2つがこの日に決勝を行う。
 試合に出るのは男子のみだが、女子も敵側の情報を探ったり、こういった応援やらで活躍するらしい。


 お互い礼。


 大将が握手。


 陣地を作る。この作り方にもいろいろ技があるそうな。


 手前の集団は、相手陣地に攻め込む攻撃隊。


 始め!

 オレンジのチームの攻め方がうまいなと思っていたら、開始後1分30秒ほどで青チームの棒を倒して勝利した。
(夢中で見ていて写真は撮り損ねた)
 試合時間は2分何十秒だかの制限があって、そこで決着がつかない場合は、攻め方や反則の数などから総合的に判断して勝者を決めるらしいが、今回は分かりやすく勝敗が決まった感。なお、殴られたりシャツが破れたりした子はいたが、大きなケガはなかった模様。

 なかなか面白かった。
 また来る機会があったら、展示もきちんと見てみたいな。

 なお、帰りがまたバス待ちの大行列で大変だったことを、ここに書き添えておきます。

入間のいつもの文化の日

 11/3に入間航空祭に行ってきたので、後追いでアップします。

 毎年恒例の入間航空祭。
 連休とは言え土浦花火大会と立て続けとなり、少々きついのが実際のところだが、とりあえず行ってきた。
 今回は全体的にプログラムが短め。去年全機引退したC-1の変態機動がないのはまあ当然として、おなじみの救難展示もたまに入ってるF-2の機動展示もない。なので最後のブルーインパルスがが12時ちょっと前で終わってしまう。
 地上展示や模擬店は13時までやっているが、実質午前中で終了と言っていい。


 開始は朝9時だが、江古田に前泊した結果7時過ぎにはついてしまったので、展示機を眺めることにする。
 相変わらずデカいC-2。


 いつもの。


 今年はホンダジェットが来ていた。
 空自でそのうち導入でもするのかな?


 T-4とF-2。


 U-680A


 チヌークはウィンクしてた。


 C-130。後ろを開けているが乗せてくれるわけではなく、中に搭載している医療ユニットを見せているだけ。

 なんだか今年は展示機が少ない。
 海自からはSH-60Jだけだし、陸自も写真を取り損ねたが1機ぐらいしかいなかった気がする。
 どこもかしこも、人手不足と多忙でイベントが縮小されていってるなー。
 一般国民へのアピールというのも、自衛隊の基本業務のひとつなので、航空祭とか基地祭とかがなくなることはないだろうけど、こうやって縮小の一途をたどっていくのかもしれない。特に自基地に展示用の装備を集めるのに手間がかかる空自あたりは。


 隅っこにC-1がひっそり展示されていた。
 機体番号からすると、去年セレモニーをした最終機かな?


 そろそろ開始が近いので、C-2が離陸準備を始めている。
 一番最初のオープニングセレモニーで空挺団を落とすのが、今回のC-2の役目。


 ……の前に、U-4が誘導路をタキシングしていった。
 しかも3機並んで。珍しいな。


 いってらっさい。


 続いてC-2も動き出す。こちらは2機。


 滑走路に向かって去っていく2機。
 なお一番手前のはエンジンはかけたけど結局動かなかった。予備機だったのかな。


 さらにU-680Aも離陸に向けて前を通り過ぎていく。


 実はこのC-2の翼の付け根あたりの、猛禽が肩をいからせてるようなラインが好きなんですよね。
 分かりにくい好みだとは思うけど。


 でもまだ開始まで時間があるので、遠くで旋回しながら出待ちしている。


 ようやく来た。


 C-2はC-1みたいに後ろからではなく、胴体のドアから空挺が降りるので、タイミングが分かりにくい。


 落とした。


 2機のC-2がそれぞれ8人(+テストで1人この前に降りている)、計17人。
 うーん、やっぱり往年に比べてこれも少なくなってるな。


 そして展示の合間に通りすがりのオスプレイ。
 高度を下げるでもなく高い所を飛んでいったので、本当にただの通りすがりだったらしい。


 T-4離陸。


 T-4着陸。
 飛行展示は撮り損ねた。


 U-680A着陸。
 飛行展示は撮り損ねた。


 チヌークは何をやるのかと思ったら、重い物をぶら下げてうろうろしているだけだった。
 うーん……。


 C-2の編隊飛行。どうせなら5機ぐらいでやってほしいけど、そうするときっとファインダーに入らないな……。


 U-4の3機編隊飛行。これは初めて見た。
 一糸乱さぬ隊形のまま、脚を出してものすごい低速飛行で会場を横切っていった。地味にすごいことやってる。


 その後はC-2再び登場。
 また変態機動してる……。
 これだけの巨体がこれだけの事をやっているのに、エンジン音が静かすぎてすぐ近くに来るまで分からない。お陰でかなりシャッターチャンスを逃した。


 着陸態勢に入る2機。


 おかえりー。


 ブルーとC-2の大きさ比較。

 そしてこの後が最後のプログラム、ブルーの展示飛行だが、まあ例によって出発までの儀式が長いこと長いこと。
 なのでこんな写真を撮ったりして遊んでいた。


 椅子の芸術。
 こういう裏方さんによって航空祭は支えられている。


 やっと滑走地点に向かい始めたブルー。
 なんか年々儀式が長くなってきている気がする。


 いってらっさい。




 後は展示飛行をまとめて。
 撮りやすい物ばかり撮っていたら、似たような写真ばっかりになった。

 これで飛行展示は終了。
 帰投も見ようかと思ったのだが、まだあと1時間以上も待たなくてはならない。
 風が冷たくて寒くなってきたし、模擬店に行っても多分大混雑で何も買えないだろうしで、あきらめて帰ってきてしまった。