投稿者「深度測定長」のアーカイブ

早春の立山と星

 4/17、18と立山黒部アルペンルートに行ってきましたが、帰宅が遅くなったためまとめてアップします。

 というわけで、早春の立山黒部アルペンルート。
 実は去年11月ぐらいに大雪が降った時、これは積雪量がかなり行けるんじゃないかと思ってツアーに申し込んだのだが、その後はむしろ暖冬で積雪量はむしろワーストに近くなってしまったのだった。
 まあそれでも行くんだけど。


 去年の7月に富山経由で行った時は、お高いツアーだったので富山駅から立山駅まで貸切の観光バスだったが、今回はお安いツアーなので公共機関を使う。
 富山駅と立山駅を結ぶ富山地方鉄道立山線。所要時間は1時間ほど。


 多分常願寺川と鉄橋と立山連峰。


 あちこちで田んぼに水を張り始めていた。ゴールデンウィーク頃に田植えらしい。


 剱はあんまり険しいので雪もつもらないらしい(左側)。


 桜と山と標識。
 あちこちに桜や桃やタンポポが咲いていて、春ののどかな昼下がりの気分。


 立山駅に到着。
 ここからは7月の時と同じルートで登る。


 ケーブルカー来ました。


 称名の滝。右側に雪解けや梅雨など、水量が多い時だけ現れるハンノキ滝が見えている。
 実に落差500メートルの日本一の滝だが、常設の滝ではないため記録としては認められていないらしい。
 この滝もいつか間近で見たいんだよね……来年行けるかな……。


 1,500メートルを越えると完全な冬山。
 でもこれでも今年は雪が全然少ないらしい。


 今回はホテル立山ではなく、その下の標高1,900メートルほどの弥陀ヶ原に一泊する。
 写真に写っているのは有名なリゾートホテル弥陀ヶ原ホテルだが、泊まるのはこっちではなく道路を隔てて反対側の国民宿舎天望立山荘。
 国民宿舎といっても、有名な建築家の設計によるアルペン風の内装で、客室も余裕があってそこそこオシャレ。
 ご飯もおいしいし景色もいいし、かなり居心地が良かった。
 難点と言えばトイレが共同な上に部屋がオートロックなので、夜中に目を覚ましてトイレに行く時とかに鍵を持つのを忘れて閉め出される危険があることか。

 で、天望立山荘に着いたのが15時過ぎぐらいだったので、ちょっと室堂まで脚を伸ばしてみようかと思いつく。
 丁度天望立山荘の前のバス停から路線バスに乗れば大体20分ぐらいで着くし、室堂から下る際終バスは17時なので、1時間弱ほどうろうろできる計算になる。
 ここの路線バスはキャパシティの関係上、事前予約が必要なのだが、この時間になると室堂に登ってくる人もあまりいないため、バス停に行って係員に声をかけたら普通に乗れた。


 弥陀ヶ原のあたりは4メートルほど雪が残っていたが、除雪された場所ではすでにフキノトウが咲いていた。
 でもフキノトウ以外の植物はまだ全然ない。本当にこのあたりではやっと早春になるかならないかぐらいの季節でしかない。


 銀世界……と言うには雪がかなり汚れているのは黄砂らしい。
 もう来てるのか……。


 通りすがりの雪の大谷。この時間はウォークも終了しているので、2車線の車道になっていた。
 高さは12メートル。丁度対向からバスが来たので撮ってみたけど、実はこれで史上最低タイらしい。


 室堂。
 一見去年11月と変わらない静けさに見えるが、実はそこら中で中国人がキャッキャ騒いでいる。
 コースに設定されていない所に入って寝転がって写真を撮りまくったり、ミニスカとブーツでやってきて満足に歩けずキャーキャー騒いでいたり、やりたい放題。
 本土ではなく台湾や香港から来ているそうだが、香港はともかく台湾人ってこんなに行儀悪かったっけ?
 服装のセンスも明らかに台湾じゃなくて本土人なんだよね……。


 みくりが池はまだ池になっていなかった。

 この日の室堂の最高気温は12度。
 そのせいで結構雪がべしゃべしゃになっていて、体重をかけるとずるっと崩れるので歩きづらいことこの上ない。11月に使わなかったので、今度もいらないだろうと思って軽アイゼンは家に置いてきたのだが、これは持ってくれば良かったとかなり後悔した。


 夕方の雪原。

 とりあえず満足したので、ホテル立山でお気に入りの手切り大根立山黒はり漬けを買って、弥陀ヶ原まで戻ってきた。
 この時は曇っていたのだが、23時頃に空がきれいに晴れて星が見えた。


 下にあるのは雪の壁。高さ4メートルほど。
 実際にはこれどころではないまさにびっしりと銀砂の星だったのだが、iPhoneのナイトモードではこれが限界らしい。


 上の方に北斗七星が見える。


 天望立山荘と星。
 中央右よりの下の方にあるのはからす座かな? とすると真上がおとめ座で、中央あたりの青白い星がスピカかも。
 春の星座は分かりにくいんだよね……。


 何を撮ったか良く覚えてないけど、とにかく星。
 左側は多分乙女座とスピカ。

 一応気温は氷点下なのだが、風がないので厚着をしていればそれほど寒くない。
 この時間だとさすがに外に出ている人もいないし、車も通らないので、しんとした静けさの中で満天の星空をまさに独り占めで見ていられる。
 いつまでも見ていたかったが、さすがに限度があるので30分ほどで撤収した。

減量に嫉妬

 ふぶきは女性ホルモンをおさえる薬の効果で、40グラムから36グラムに体重が減った。


 さすがに全重量の1/10が減ると体型も若干すっきりして見えるな。

 人間様は女性ホルモンをおさえる薬を飲み始めてから太りやすくなったのに、なんだか納得がいかない。

ひとりだけの悪意

 どうもサーラルはしっぽを標的にする事に決めたらしい。
 チャンドラとカラに足指を食いちぎられた事件から全く学んでいない。


 カゴから出すとしっぽのカゴにまっしぐら。
 そして上から威張り散らし始める。
 しっぽのカゴがサーラルの視界に入らないよう、ブロックしながら出すのだが、そういう所だけ頭が回るサーラスは、あっさり人間様を迂回して飛んでいってしまう。


 でもしっぽの方は、サーラルが何をやっているのか全く分かってないらしくてきょとんとしている。
 元々サーラルの事が好きらしく、自分が出るとサーラルのカゴに行きたがるぐらいなので、威嚇されているとは思っていない模様。

 まあ、それで平和におさまってるならいいんだけどね。

背後の怒り

 自分のカゴの上でカメラに向かってアピールする長門。


 大層ご機嫌のようです。


 そこでカメラをちょっとずらしてみましょう。


 ……ものすごい怒ってる。

 ところで、ふぶきはどうやっても発情が治まらない。
 体重もついに40グラムになってしまい、見るからにどすこいな体型になってきている。このまま発情が続くと卵巣腫瘍になる可能性もあるため、とうとう女性ホルモンを抑制する薬を処方されるようになった。
 実は人間様も、3年前の乳ガンの再発防止のために女性ホルモンを抑制する薬を飲んでいるのだが、まさかインコとお揃いの薬を(種類は違うけど)飲むことになるとは思わなかったよ。

いちかばちかの作戦の映画見てきた

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を見てきた。
 原作は去年12月に買ったのだがまだ未読。星雲賞も取った結構なベストセラーとのことだが、確かに映画館は満員だった。初日というのもあるのかもしれないけど。

 内容は、謎の微生物に侵された太陽を救う方法を探すため、タウ・セチへの片道飛行“プロジェクト・ヘイル・メアリー”に挑む主人公の分子生物学者グレース(当初クルーは3人いたが、主人公を除いて人工冬眠に失敗し死亡)が、同じ災難に遭いやはり解決策を求めてタウ・セチに来たがそこで仲間を全て失った異星人、通称「ロッキー」とファーストコンタクト。同じ目的を持つ二人は協力してタウ・セチでのプロジェクトに挑む……という話。
 なお、「ヘイル・メアリー」とは「アヴェ・マリア」の英語表現で「いちかばちか」とか「神頼み」みたいな意味のスラングとのこと。ヘイル・メアリーさんと呼ばれる女性の何かキーパーソンがいるのかと思ってたよ。

 で、映画ですが。
 まあ、悪くはないが、ダイジェストを見せられているような印象だった。
 ぶっちゃけて言えば、良くあるバディものの一バリエーションでしかない感じ。
 グレースは人工冬眠から目覚めた時は記憶喪失で、活動を続けるうちに少しずつ、自分がプロジェクト・ヘイル・メアリーで果たした役割と、生きて戻れぬ片道旅行に出る事になった経緯を思い出していく。だが、映画の中では、唐突に現在のロッキーとのパートと過去の地球でのパートが切り替わるだけで、「それがグレースの思い出した記憶である」という描写がないため、後ろの方に行けば行くほど、微妙に不自然な印象の乖離が出てくる。
 思いきって、ロッキーとのパートのみのファーストコンタクト&アクション物か、地球でのプロジェクトX的な困難解決物か、どっちかに比重を寄せれば良かったのでは? と思った。原作ファンからは不満が出そうだけど。
 あと、グレースを裏切って死地に送り込んだ女性が、ラストでグレースが経緯を報告する映像を見て懐かしげに微笑むのが単純に恐かった。そこはもっと別の感情を出すべきではなかったのだろうか?


 プロジェクトかまって。

謎の色構成

 しっぽの現在の羽の色。


 黄色と薄い青が入り混じった、何とも形容しがたい感じになってきた。


 黄色いボディに青い腹巻きしてるみたいになってる。

 後ろ姿は撮れなかったのだが、何だか翼のラインに添って青と黄色が交互に発色していて、V字型の大雑把な縞模様みたいになっている。
 もしかして、この訳の分からん配色が完成形なんですかね?

インカの神様の冒険見てきた

 2/22にマチュピチュ展に行ってきましたが、帰宅後少々調子が悪かったため、遅れてアップします。

 昼に朝霞駐屯地で東部方面隊創立記念行事の昼食会があったので、帰りに六本木に寄ってマチュピチュ展を見てきた。
 大絶滅展もそうだったけど、最近、なんでこれがそこまで混むの? ということが良くある。
 マチュピチュも日本人に人気の観光地らしいし、どうかなあと思ったが、どうも展示を見ると土器ばかりでそこまで一般に刺さりそうもないので安心していた。
 甘かった。


 入場制限してる……。

 入って分かったのだが、入口を入ってすぐの所に展示の概要を4分ほどの映像で紹介する巨大スクリーンがあって、しかも通路の構造的にスルーしづらいため、そこで人が滞留してしまっているのだった。
 まあここだけじゃなくて、中もいい加減人多かったのだが。


 ルリコンゴウインコの羽を織り込んで作られた織物。長さ5メートルほど。
 これだけの羽を集めるのに何羽のルリコンゴウが……などと考えてはいけない。


 前半の展示は大体こんな感じ。
 いろんなモチーフの土器が続く。右下のは金とターコイズの耳飾り。青と金の対比がきれい。
 ターコイズは中東しか知らなかったが、南米も結構な産地らしい。


 猫のような何か(左)とヤギのような何か(右)。最上段は頭の両側にヘビを垂らしたフクロウの神らしい。


 なんとも言えない愛嬌があって好き。


 動物大集合。右上の金色の平たいのは抽象化されたハチドリ。


 巨大水晶の首飾り。
 どのぐらい巨大かというと、うちのマメルリハより大きい。


 シャーマンが神へと変容する過程を表した土器。
 昔の人にとっては、これが本当の事だったんだよね、すごい。


 モチェ文化の神話の英雄アイ・アパエックの顔。
 中盤の展示は、このアイ・アパエックの冒険? を中心に展開されていくのだが、モチェ文化の神話なんて知っている人の方が少ないだろうし、大丈夫か。

 ……と思っていたら、話そのものはアイ・アパエックが国を救うために海に行っていろんな生物と戦い、その力を身につけるけど最後には死ぬという、古代史に割と良くある話だったので助かった。


 すごくスタイリッシュなトカゲの意匠の耳飾り。欲しい。
 こういうのをグッズにして売ればいいのに。


 カニの鼻飾り。
 多分、上の切れ込み部分を鼻の穴に挟んでいたのではないかと。邪魔そう。


 カニと戦うアイ・アパエック。このあと自分もカニになったりしている。


 力を使い果たして老人の姿になった死ぬ直前のアイ・アパエック。
 ここまでは良くある変身神話なのだが……。


 そのうち唐辛子になったりトウモロコシになったりし始めるのでもう訳が分からない。
 トウモロコシも唐辛子も貴重な食料だったので、そこに神性を与えた形という事なんだろうけれど、そこで変身しなくてもいいじゃないか。


 銀の器。内側の彫刻がすごい。


 インカはこういう写実とデフォルメのバランスが絶妙なのよね。


 まあまあ血なまぐさかったりあからさまに性的だったりする展示もある。
 これは生贄になる直前の捕虜。


 多分生贄の心臓とか血とか実際に入れていた容器。

 最後は皆さんお待ちかねのインカの黄金の展示だった。
 ここが一番混んでて、まあやっぱりそうなるよねって思った。



 これらの黄金は、埋葬されていた王や偉い人の副葬品。
 地位や作った職人の善し悪しが素人でも分かるのが面白い。


 ターコイズのビーズの胸飾り。すごい。


 奥のがカボチャの種をモチーフにした胸飾り。手前のはカエルの首飾り。
 カボチャの種をこういう風にデザインに使うとか、どうやったら思いつくんだろう……。


 キープって今解読されてるんだっけ?
 子供の頃は完全に謎の存在だったけど。

 混んでなければそこそこ面白かったと思う。とりあえず、アイ・アパエックについて詳しくなれた。
 ただ、展示の仕方が独特で、テーマに合わせるために年代や地域、文化をほぼ無視して並べているのがちょっと気になった。
 まあ企画したのが美術館で博物館ではないからという事なんだろうけれど。

○おまけ

 リャマへ変容するアヒルちゃん人形。