自分には出せない音域の音を、一生懸命工夫して真似しようとするティカルの努力をご覧下さい。
口笛とは似ても似つかない音になってるけど、本人は結構ご機嫌なので、これでいけてると思ってるらしい。
9/12、13と上高地に行ってきたため、後追いでアップします。
2日目は朝7時に徳沢に向けてホテルを出発。
ホテルの朝食時間より前の出発になるのでお弁当を頼んだら、おにぎり弁当に加えて行動食用のバナナとソイジョイまで入れてくれていた。
朝霧の梓川。
ここだけ見るとひとけもなくてひっそりしているようだが、実はすでに数百人が河童橋の周囲をうろついている。
朝の風景を目当てに散歩している宿泊組と、早朝到着のバスツアーの人が混じってるっぽい。
朝7時でこれか……。
まずは昨日と同じコースで明神まで歩く。
天気予報では雨となっていたので、降り出した時のためにレインウェア上下はもちろん、傘まで持ってきているのだが、今のところ降りそうな気配は全くない。
昨日のオシドリがまたいた。
よく見ると風切羽も伸びてないし、この後頭部のぽやぽやっぷり、やっぱりまだ親離れしたてのヒナじゃないかな。
ということは、メスじゃなくてオスの可能性もあるのか。
相変わらず、すぐ近くで写真を撮りまくる人間達の事など気にもしない。
かわいい。
なお、この時いたのは1羽だけだったが、数分歩いた場所でもう1羽がやっぱりエサを探していた。
マガモみたいに群れで行動するわけじゃないんだ。
1本だけ真っ赤な幹の木があった。なんだろう。
写真だと茶色みが強くなっているが、現物は本当に赤だった。
カラの混群がいるっぽくて、いろんなさえずりが聞こえてくる。
これはシジュウカラかな……? ネクタイ模様が見えないので分からない。
ゴジュウカラ! 初めて見た!
結構な近さで地面をついばんでいたのだが、まわりの砂利に全部ピントが吸われてピンボケ写真しかなかった。
なるほどこれが自然界の保護色。
そうして1時間ほどでまた穂高神社奥社に到着。
バナナを食べて小休止したら、梓川を渡っていよいよ徳沢へ。
天気予報あ相変わらず雨だが、なんだか雲が切れて晴れだした。
晴れてくるとそれはそれで困るんだよな。暑いし日焼けするし。
徳沢への途中に、1.5億年前の頁岩の岩盤があると聞いて楽しみにしてたんだけど、これかな?
看板とかガイドとか何もないから良く分かんないけど、他に巨大な岩盤は見当たらないし、いかにも長い年月経てきた雰囲気がするし、これな感じ。
1.5億年前というとジュラ紀か白亜紀ぐらいか。人間どころか哺乳類もまだ居なかった頃かな。鳥はもういたっぽいけど。すごいなあ。
なんか木の幹をぴょいぴょい上がり降りしている鳥を発見。キバシリではないっぽいし、ゴジュウカラかな?
ゴジュウカラも木を垂直に上下移動できるらしいし。
視界が急に開けて真っ白な山が見えた。前穂高らしいけれど雲に隠れちゃってる。
実はここまでひたすら変わり映えのしない林の中をてくてく歩くだけで、あんまり面白くないしそろそろ飽きてきていたのだ(だから写真も少ない)。
多分春とか夏なら、いろいろ花が咲いていたりして楽しいのかもしれない。
これが見えると徳沢ももう近いらしいから、あと少し頑張ろう。
到着した!
これが小説に名高い徳沢ロッジかあ。読んだことないけど。
徳沢は昭和の初めぐらいまで牧場だった場所で、その平地を利用して今はキャンプ場になっている。
広い平地に色とりどりのテントが張ってあるし、なんかこう、河童橋から2時間歩くしかない場所とは思えないぐらい、人がたくさんで賑わっている。
でもそれだけ人がいても静かなのは、来ているのが外国人も含めて、ルールを分かったある程度ガチな人ばかりだからか。
トリカブトの花。上高地には結構咲いているのだけど、これが一番青が濃くてきれいだった。
売店兼食堂兼宿泊施設。
丁度昼時だったのでカレーが食べたかったのだが、現金かPayPayしか使えないので諦めた。実は来るときお金を下ろし損ねて持ち合わせが少ないのだ。
クレカと交通系で何とかなると思ったのだが、山はそう甘くはなかった。
まあそんな訳ですっかり満足したので、そのへんのベンチに座ってのんびりだらだらすることにした。
余裕があればさらにこの先の横尾まで足を伸ばしたかったんだけど、さすがに帰りのバスに間に合わなくなる。
あと1時間早く出れば何とかなるかな。今度検討してみよう。もう来るかどうか分からないけど。
そんなこんなで1時間ほどだらだらしていたら、何だか雨が降り始めた。
そういえばずっと森の中を歩いていたから分からなかったけど、いつの間にか雲が厚くなっている。
じゃあそろそろ河童橋まで戻ろうか。また2時間歩くけど。
もう1回山を撮っておこうっと。
ここまで来ないと撮れない風景だし。
去年見たガレ沢は、とうとう砂防ダムみたいになっていた。
6月にはまだ林だったのに、変遷が激しすぎる。
河童橋についた時は結構な本降りになっていた。
ベンチのまわりをうろついておこぼれを狙うキジバトもびしょ濡れになっている……というか、なんでそんなに濡れてるの?
ようやくクレカが使える地域になったので、遅い昼を食べようと思ったのだが、河童橋付近はどこも行列ができていて入れない。
仕方なくバスターミナルのレストランまで戻る事にした。
これは途中で出会ったセグロセキレイ。
とりあえず、これで上高地で行ける所は全部行った感じ。
なんだかんだでお天気もぎりぎりまでもったし、いろいろ鳥も見れたし楽しかった。
雪の降る頃も1度見てみたいけど、きっと無理だろうなあ。
9/12、13と上高地に行ってきたため、後追いでアップします。
今回の目的は徳沢まで行くこと。
徳沢は穂高神社奥宮のある明神からさらに1時間ほど梓川を上流に向かって歩いた所にある。
バスターミナルからの所要時間は、休憩なども入れると往復で4時間以上。とてもではないが良くあるバスツアーの「上高地にはたっぷり滞在○時間」で行ける距離ではない。
なので今回も、去年と同じ松本からの送迎つきプランで1泊した。
1年ぶり何回目だ……4回目ぐらいかな。
平日な上に天気が悪いので、あまり河原に降りている人もいない。
ただし明日からはほぼ確実にここは大混雑になる。それを見越してわざわざ初日は休みを取って平日にしたんだけど。
とはいえ、実は初日はどこへ行って何をするかを決めていない。
前に行けなかった岳沢に行けるとこまで行ってみたいなーとぼんやり思ってはいるが、高い確率で雨予報な事もあり、最悪チェックインまでホテルのロビーで待機させてもらい、チェックイン後は部屋でゴロゴロ、なんてことも考えていた。
幸い、到着した時には曇り空だったので、ホテルには行かずに一応岳沢に向かう事にする。
岳沢湿原はもうほんのり下生えが色つき始めている。
服装もユニクロのUVカットパーカー羽織って丁度いいぐらいだし、やっぱり秋が早いんだな。
と思ったら、カモを撮ってた木道のすぐ足元の草むらからもかわいいのが出てきた。
目が合った……。
マガモの若鳥かと思ったのだが、くちばしが全然違う。
後で調べたらオシドリのメスだった。くちばしにピンク色の部分が残り、あどけない顔をしているので、こちらも若鳥なのかもしれない。
それにしてもなんと触りたくなる羽毛のもふもふさ加減よ……。
そして全然逃げない。
逃げないどころかもう1羽出てきた。こちらもメスっぽいので姉妹かな?
やがて2羽連れだって他の場所に移動していったので、こちらも歩みを進めることにする。
少し歩いて岳沢への入口に到着。うーむこれは駄目そうだな。
途中の風穴あたりまではそれほどたいしたことはないと聞いていたのだが、この足元の悪い時に、準備もせずにこんな傾斜の山道に入るほど無謀ではない。
丁度降りてきた登山者の方の話も聞いて、今回もまた諦めた。
さて、岳沢を諦めたところで、時間は余りまくっているので、また穂高神社まで往復でもしてみるか。
タイムアタックしないで好きなように歩けるのはなんと素晴らしい事か。
14時過ぎてそろそろ人も減ってきているので、他にも何か動物か鳥に会えるかもしれない。
カラマツ林と沢。
水温が高いのか、このあたりでは水場という水場から湯気が出ているのだがうまく撮れなかった。
ちょっぴり焼岳も見える。
現在進行形で噴火中の火山。確かもう入山規制は解除されたんだっけ。
穂高神社に到着。
嘉門次小屋の前でキジバトが何かせせくっていた。
閉店後の今が一番安心してエサを探せる時なんだろうな。観光客の食べこぼしとかいっぱい落ちてそうだし。
折角だから休憩も兼ねて、一の池遙拝所でのお参りもしていこう。
時間的には去年6月とそう変わらないのだけど、やっぱり明らかに秋の色になってきている。
この頃になると雨が降り始めた。
予報では1日雨ということだったので、ここまで良く天気が保ったと思う。
霧とカラマツ林と池。
霧の中の岩場でマガモが集まっている。
そろそろ寝る支度かな?
さて、休憩もしたし、今度は反対側の岸からぶらぶらホテルに戻るとするか。
タイムアタックしないでいいのってほんと素晴らしい。
帰り道で見かけた幹を破壊された木。
クマが中のシロアリかなにかを食べるためにむしったとかなのかな、これ。
この頃になると雨も本降り。山の中で夕暮れが早いこともあって段々暗くなってきた。
でも、どこかに光源があるみたいに地面に影ができる時があるんだよね、不思議。
ひっきりなしにしっぽをぴこぴこさせているので、どう撮ってもしっぽだけブレてしまう。
かわいいんだけど。
なんか結局同じ所を歩いちゃったけど、この辺は歩くだけで楽しいからいいや。
8/31にお台場の東京国際クルーズターミナルまで空母『プリンス・オブ・ウェールズ』を見に行ってきましたが、帰宅して力尽きたため後追いでアップします。
というわけで、お台場まで空母を見に行ってきた。
実は午前中に近所のクルーズ会社が運行する空母見物クルーズ、午後はターミナルのデッキからの特別閲覧を確保できたので、一粒で二度おいしい見物になる。
……ちょっと調子に乗って、昨日大洗水族館から23時過ぎに帰宅して、今日は朝10時までに天王洲アイルに向かうという睡眠不足確実な予定にしてしまったが、頑張った。
だってもう二度とない機会だもの。
これが今回乗る船。
船首部分と船室の上が甲板になっていて、それぞれ10人ずつ、計20人が乗れる。見た目よりもキャパシティがあって、皆が好きな所に好きなように座れるだけの余裕がある。特に船首組はお座敷にでもいる感じでくつろげて、なかなか快適。
屋根がないので太陽をまともに浴びるが、それさえ我慢できれば、軍港めぐりよりもいいかもしれない。
ターミナルに行くまでの間、ガイドさんが周辺に見える物をいろいろ解説してくれるのが楽しい。
ポニョのオブジェがあった。理由は分からないけど。
東京海洋大学にある『雲鷹丸』。
こんな所に大学があることも、帆船がいる事も知らなかった。
小さい船なのでこんなに世界が広い。
奥に見える橋は新幹線の車両基地への引き込み線。この路線を利用して、将来羽田空港までの直通線をJRが作るらしい。
海から見るレインボーブリッジ。
他にもいろいろ、沿岸の船とか工場とかガントリークレーンとかいろいろ見れて、ここまででもうすでに満足している。
すごい楽しい。
撮りたかった風景のひとつ。ガントリークレーンと空母。
ちょっと間が開きすぎてるけど。
手前のは海保の測量船。ぱっと見1隻だが、実は『拓洋』と『昭洋』の2隻が目刺しになっている。
ターミナルビルと比較すると大きさが良く分かる。ビルが二つ並んでるみたい。
近づくにつれて見上げるような大きさになっていく空母。
今回はかなり近くまで寄れるらしい。あまりでかすぎて距離感が狂って良く分からないのだが、100メートルは切ってるんじゃないかな。
スキージャンプだってこんなにアップで撮れる。
真ん中の茶色いのは戦闘機のバーナーで焦げた跡だって。
警備兵が甲板でライフル持って立ってた。
海外の艦艇は実弾込めた銃で警戒するのが普通なんだよね。なおこっちを見て手を振ってくれた。
尻だって見れちゃう。
丁度ターミナルの「TOKYO」が入る、ガイドさんお勧めの撮影スポット。
東京タワーと空母。
周囲をうろうろしている小さい船(遠くの青いのは貨物船)は、全部空母を見に来たクルーズ船か個人の船。
そう、意外とプレジャーボートで見に来ている個人が多いのだ。
中にはヨットで乗り込んできてた人もいた。やだわ皆さんお金持ち。
前から後ろまでなめるように見てしまった。
考えてみたら、空母をこういう風に見たのは始めてだな。軍港めぐりはこんなとこまで行かないし、一般公開の時は自分が乗る方だし。
水門に描いてあるかわいいクジラ。
天王洲のあたりはアート振興かなにかで、あちこちの建物や構造物にこんな感じで絵が描いてある。
それもガイドさんがいろいろ説明してくれた。
このクルーズ、5,000円したんだけど、空母だけじゃなくて行き帰りまでのこういった観光も含めたら、絶対安いと思う。
さて、次は陸上からだ。
新橋で昼ご飯を食べて、ゆりかもめで国際クルーズターミナルに向かう。
このデッキからの観覧には、父親の分も予約していた。
元々、この手の軍事関係が好きだったのは父親で、私はその影響を受けてこうなった形なのだが、好きで行きたいくせに見栄っ張りなのか何なのか、あまりこういうイベントには足を向けないので、まあたまには誘ってみるかと考えた次第。
見れるのはターミナル3Fの展望デッキから。
上甲板とほぼ同じ高さなので、F35が良く見える。
考えてみたら、この位置から空母を見るのも初めてだなあ。米軍基地の空母ドックには、こうやって外から空母を見下ろせるような場所がないから。
ガントリークレーンを背景に並ぶ航空機。
この位置からだと、航空機だけじゃなくて機材なんかもとっても良く見える。この車たち大好きなんだよね。来て良かった。
なんか良く分からない物もあった。形からするとキャノピーをはずした時に置いておく物かなにか?
サイドエレベーターが降りて出入り口になっているので、格納庫の中まで見える。
今日は艦長と司令官がいるのかな?
ズームレンズで覗いてみたら、ミサイルと予備の機体らしきものが置いてあった。
横須賀では折れてたマストもここでは立たせっぱなし。
なお左側のは荷物の積み卸しにやってきた日本のクレーン車。見てたら会議用の椅子やテーブルを艦内に運んでいた。
そういえば、艦内でフォーラムがあるとかないとかいう話を聞いたな。
あっちこっちに機体の整備をしている人がいる。
まあずっと出しっぱなしだもんね。お手入れは必要だよね。
スキージャンプの上で哨戒していた人。眺めが良くて気持ちよさそうだ……。
低い位置から引きで見た午前中と逆に、高い所から艦上の各所や働く人々までも細かく見れて、また違った面白さがあった。
考えてみたら、今回の空母は乗る以外の見るチャンスは大体手にできていた感じ。乗るのはまあ、4万人応募で当選は90人だったそうだから、もうどうこう言う以前の話だからなあ。
8/30に大洗水族館のナイトアクアワールドを見るツアーに行ってきましたが、深夜帰着だっため後追いでアップします。
というわけで、大洗水族館のナイトアクアワールドに行ってきた。
毎週土曜日の18~20時までの夜間開館で、各水槽の照明が夜間を意識したものになったり、イルカショーが夜間限定バージョンになったりする。
大洗水族館は、前に自衛隊のイベントで大洗に行った時に遠くから眺めていつか行きたいと思っていたので、ツアーで見つけて参加することにした。
……のはずなのだが、12時半に新宿を出発し、最初に連れて行かれたのはなぜか大洗と全く逆方向、栃木県沿いの古河。
フルーツパーラーでメロンを贅沢に使ったパフェというのを食べさせられた。
んー……アイスクリームの甘さで本来の味が分からなくなっちゃったのかもしれないけど、近所のスーパーで売ってるメロンの方がおいしかった。
味で食べるんじゃなくて話題性で食べるものだなこれ。
そして次に行ったのは、埼玉県との県境にある境の道の駅。
まあお決まりの買い物タイムなのだが、小さい道の駅なので特に買う物も見当たらず、ひたすら暑さを避けて店内をうろうろするだけになる。
そこからはるばる茨城県を横断し、ようやく17時過ぎに大洗に到着した。
これさあ、最初から直行してればもうちょっと遅い時間開始でも大丈夫な奴だよね?
最後の立ち寄り地、大洗磯前神社。海の岩場に立つ鳥居が有名な所。
ここまでくれば水族館は目と鼻の先になる。
ここから階段を90段ほど降りて海岸に出ると、鳥居が見られる。
階段の上から鳥居が見通せるのかと思ったら、旅館とか俗世的な建物が立ち塞がっていて見えなかった。
鳥居、意外とちっちゃかった。
ここに神様が降臨したため、禁足地となっているもので、箱根とかみたいにここが表参道というわけではないらしい。
境内にあった軽巡『那珂』の忠魂碑。『那珂』の艦内神社がここだった縁で建てられたらしい。
で、ナイトワールドが始まる18時に水族館にイン。
一応自由時間は2時間。ナイトワールドが20時までなので、理論上は終わるまでいられる事になるのだが、実際には出発時刻が20時なので、それより早くバスに戻っていないとならない。普通自由時間が2時間といったら2時間まるっと遊べると思うのだが、なぜかこんな不思議仕様になっている。
すみっコぐらしはともかく、クラゲ365ってなんだろう。
大洗水族館はクラゲとサメの飼育で有名らしいけど。
イワシの大水槽。
イワシは群れで泳ぐしきらきら光って見栄えがするから、最近どこの水族館の大水槽にも入っている。
座っているタカアシガニとその後ろを通り過ぎるタカアシガニ。
なんだかすごい活発。夜行性なのかこの人たち。
ホヤの一種かと思ったら、これもクラゲとのこと。
浮いてないクラゲなんているんだ……。
1~2センチのかわいいクラゲの集団。水流でぐるぐる回っている。
マンボウ。途中に変な線が入っているのは、水槽にぶつかってダメージを受けないよう内側にビニールカーテンがかけられているため。
最初は泳いでいるのは1匹だけで、残り2匹は床でバタバタしてたのだが、やがて揃って水槽内を回遊し始めた。
意外と泳ぐのが速い。
そして1匹がどこへ行ったかというと、ビニールカーテンに頭から突き当たり、そのまま前進しようとジタバタし始めた。
あー、なるほど、こうして伝説は作られていくのか……。
暗い夜間照明に赤い魚が映えてきれい。
ここは岩がオーバーハングした部分に住んでいる魚たちの展示。
みんな大好きチンアナゴ。
ここのは人慣れしているのか、割とガラスのすぐ近くに立ってるし、人が前で動いても隠れない。
手前のは人間をずっと見ている。
時々すすす……と砂の中に戻って、頭だけ出してまたこっちを見ている。
なんか意志がありそう。
なんで土管が空いてるのに、そんな所にわざわざ挟まっているのか。
エトピリカも結構な数がいた。
好奇心が強いのか、ガラスのそばに人間が来るとこうやって寄ってくる。
勿論陸上にもいる。夜なので寝てるのが多い。でも一方では活発に泳いだり飛んだりしてるのもいて生活サイクルが良く分からん。
画面がぼやけているのは、水槽のガラスが水滴やら何やらで曇っているため。
こっちは背中がかゆいのか、ゴロゴロ転がりながら荒ぶっていた。
屋外にはペンギンとオットセイがいる。これはペンギン。
見つめている先にはペンギンを眺めている人がいるのだが、なぜそんなに揃って気になるのかが分からない。
こっちも近い。
翼についているリングの色で個体識別をしているそうな。
実に幸せそうに爆睡しているオットセイ。
やっぱり犬だよね、オットセイって。
この後はイルカとアシカショーを見たのだが、暗いし動きが速いしで写真が全部失敗していた。
他に空いているところがなくて、前から2番目の水かぶり席に座ったのだが、泳いでいるイルカの姿が透明アクリルごしにすぐ近くで見れて楽しかった。
水もそれほどかぶらなかったし。
誰でもチケットを買って入れるナイトアクアリウムなので、お子様やお年寄りの家族連れも多かったし、そのためかあまり館内も暗くなくて、夜っぽい雰囲気は薄かった。
まあでもサメとかエトピリカとか、見ているだけで面白い動物は結構いたので、また機会があったら来たい。今度は時間制限なしでじっくりと。
フェデフルールの片足がまた麻痺してしまった。
つかまえて触っても痛がらないので、骨折や脱臼ではないと思うのだが、何だろう。
ブロッサム、通称ちびころもたまに体の自由がきかなくなる発作を起こしていたし、クサインコは神経系に異常が出やすいのかな。
突然片足が動かなくなってびっくりしたのか、フェデフルールはしばらくカゴの隅っこでしょんぼりしていたが、1日たったらまた前の時同様、動く方の足とくちばし、翼を使って床を自由自在に移動している。
お腹がすくとエサ入れまでやってきて飲み食いし、その後楽な姿勢が取れる所に戻って羽繕いなどして過ごしている。そしておやつの時間になると、またちゃんともらえる場所に出てきて待っている。
イギリスの空母『プリンス・オブ・ウェールズ』が来たので、早速軍港めぐりに乗ってきた。
全日みっちり満席かと思ったら、昼頃行って15時あたりの便にはまだ空きがあったので、当日でも長時間待つ覚悟があるなら乗れるっぽい。
まあ賭けではあるので、予約が取れるなら取る方をお勧めするけど。
そして、1時間前に行ったらすでにガチ勢がずらりと並んでいたのは『カヴール』の時と同じだった。
とりあえず待ってる間に1枚。
空母は米軍基地にいるのでここからでは見えない。正面にいるのがノルウェーのフリゲート『ロアール・アムンセン』。
ノルウェーからはるばる大変だっただろうな。
海自の潜水艦。立哨してる人が手を振ってくれた。
どうも1時間ごとのクルーズの度に毎回やってくれてるらしい。大変だな。
『プリンス・オブ・ウェールズ』は『クイーン・エリザベス』と同様、米空母が普段入っている場所に入港している。
こういうデカい艦上構造物がある空母懐かしいなあ。米軍は原子力空母になって煙突いらなくなってから、ほんとちっちゃくなっちゃったしな。
F-35とヘリをみっしり乗せてる。
これ日本滞在中3週間ずっと置きっぱなしなんだろうか? 潮とか大丈夫なのかな?
結構距離があるので『カヴール』の時みたいにはアップにできない。
やっぱり欲しいな400ミリ……。
もう一生撮るチャンスなんかないであろうイギリス空母の正面顔。
ガントリークレーン「ヨコヅナ」「オオゼキ」と一緒。
なお、昨日ぐらいまで隣のヤードにいた原潜は出て行ったのかいなかった。ちょっと残念。
そんな分かりやすい場所に原潜がいることなんてめったにないのに。
そして大きいので泊める場所がないのか、沖留めされてた米軍の貨物弾薬輸送艦。まあ普通に輸送艦。
普段この手のは横浜のノースドックにいるのに、珍しいな。
日産追浜工場には自動車運搬船が2隻泊まっていた。
追浜工場閉鎖でこの風景ももうじき見れなくなる。
海洋観測艦『にちなん』と『わかさ』。
この独特の艦首が好きなんだけど、最新型の『しょうなん』では普通になっちゃってるのでちょっとがっかりしている。
の後ろに潜水艦が3隻目刺しになってた。
風が強いので自衛艦旗がいい感じに翻ってる。
堀割を抜けると、こっちはバラエティーに富んだ艦の3隻目刺し。
これが空母と一緒にやってきた英海軍駆逐艦『ドーントレス』。
スタイルがすごい。
なんか整備してた『ロアール・アムンセン』。艦名の由来は初めて南極点に到達したあのアムンセン。
なぜノルウェー艦がイギリスの空母打撃群に混ざっているのか分からないけど、日本派遣ということで臨時に加わったのかな?
ステルス重視の最近の艦って、デザインがフリーダム化の方向に行ってるような気がするのは、気のせい?
各国いろいろ試行錯誤してるんだろうか。
砲塔に三つ叉の矛を持ったクマさんのマーク。
アムンセンが飼っていたシロクマに由来するという話もあるらしい。
堪能した。
『クイーン・エリザベス』の時は、コロナの真っ最中で遠くからこっそり覗くしかできなかったけど、今回はじっくり眺めてしまった。
今度はもっと近くで見る機会が来るといいなあなんて当時は思ったものだけど、こんなに早く実現してしまうとは。
満足したところで、上野まで足を伸ばして「氷河期展」を見に行く事にする。
前売り券を買ってあるんだけど、9月10月はどうも予定がたてこみそうなので、ついでに行ってしまおうと考えた次第。
最近、土曜日の企画展時間延長が復活して19時までやっているし、京急を使えば上野までは1時間ぐらいなので、十分見る時間は確保できる。
基本的には、こんな感じで骨格標本と、そこから復元した模型を並べた展示になっている。
このあたりは巨大哺乳類エリアなのでみんなでかい。これはギガンテウスオオツノジカ。すごい名前。
バッファローだったかな……これだけ妙にリアルな毛繕い体勢になっている。
なお隣でフレーメンしてるのはノウマ(野馬)。
ホラアナライオン。良くシベリアの凍土で氷漬けの成体とか赤ちゃんとかが見つかってる奴。
赤ちゃんかわいい。
ネアンデルタール人の復元模型。最近は遺伝子解析で目や髪の色も分かるらしいので、実体とかなり近いんだと思う。
ヴァイキングとかにいそう。
こっちはクロマニョン人。ネアンデルタールと比べるとずいぶん華奢。
実はクロマニョン人は髪も肌も黒かったらしい。こうやって見ると、ネアンデルタールが北方系なのに対して、南方系の特徴が強い感じに見える。
マンモスではなくナウマンゾウ。そういえば横須賀の博物館にもあったな。確か米軍基地で発掘されたんだっけ。
港川人。よく見るやつ。
前にも同じ場所で似たようなのを見たような気がしたが、あちらは白保人骨で別人だった。
なんというか、はっきり言うとちょっと微妙。
開催時期が夏休みを含むので、子供が見て分かりやすいインパクトとビジュアル重視にしたのかもしれないけど、ちょっと物足りなかった。前の古代DNA展の方が内容も濃くて面白かった。
混んでてじっくり見づらかったせいもあるんだけど、1時間ぐらいで終わってしまった。
そういえば、国立博物館で大奥の特別展をやっていて、こっちも20時まで時間延長していたな。
変に時間が余ってるし、こっちもついでに見ていくか。
こちらは一部を除いて撮影禁止。
まあいわゆる御台所と側室の持ち物を中心に、豪華絢爛な当時の物品を展示して見せるものなんだけど、大奥全体の図面とかがあって面白かった。
あと、篤姫が持っていた、全部薩摩切子で作られた雛道具がすごかった。
撮影可能なのは2ヶ所。1ヶ所目はNHKのドラマ「大奥」の衣装。
もう1ヶ所が、大奥で演じられた歌舞伎の衣装。復元したものかと思ったら現物だった。
芸術品や美術品を見るのは楽しいので、そういう意味ではこっちは満足した。
和宮が微妙に字があんまり上手でない感じなのがちょっと微笑ましかった。