投稿者「深度測定長」のアーカイブ

上野のいろいろなもの見てきた

 上野の不忍池にハスの花を見に行ってきた。
 前から池一面に咲くハスの花を見たくて、ツアーとかないかと探したりしてたのだが、なんのことはない良く行く上野にあったのに気付かなかった。


 ハスの花は朝開いて昼頃閉じてしまうので、9時頃に来てみた。
 ピークはもう過ぎているそうだが、それでもまだたくさん咲いている。
 盛りの時期はどれほどだったんだろう。


 緑とピンクは補色関係にあるから、余計花の色の美しさが引き立つんだろうな。


 弁財天に行ったら、ひょこひょこびっこを引きながらエサを探しているカルガモがいた。
 多分、泳げなくてエサが取れず、お腹がすいて我慢できずに上がってきたのだと思う。
 が、カモは普通、水に浮いている藻なんかを泳ぎながら食べるはず。その要領で一生懸命くちばしで地面をはぐはぐやっているが、当然ながら陸の上の、こんな砂利道でエサなど取れるわけがない。
 可哀想だったが、鳥や動物や魚に餌をやるの禁止と貼り紙があったので、そのままにした。
 生き延びてくれればいいけど。


 ハトもいた。
 人間から追い払われないと確信しまくっている姿がなんか腹立つ。


 サルスベリとハス。

 30分ほどハスを愛でた後、東京都美術館の開館時間に合わせて「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」を見に行く予定だったが……なんか入口で行列していたので、とりあえずあきらめて上野動物園に向かう。
 ネットで知ったスバールバルライチョウとコジュケイのヒナが見たいんだよね。


 何の動物かと思ったら、アビシニアコロブスがこちらに背を向けて3匹並んで朝ご飯(木の葉)を食べているのだった。


 スバールバルライチョウのヒナだ! 尻を向けて夢中でエサをついばんでいる。
 実は、親鳥もいたのだが、丁度写真を撮ろうとしたところで、たまに良くいる全身黒ずくめでマキシスカートを愛好する系ののおばちゃんだかお姉さんだかが近づいてきたら、あからさまに警戒してバックヤードに逃げ込んでしまったのだった。
 エサに夢中のヒナ達はそのまま残っていたが、その後、親に呼ばれたのかお腹いっぱいになったところでようやく黒ずくめ女に気付いたのか、次々とバックヤードに姿を消していった。


 まだ小さいし、大人の羽に生え替わりつつもまだ全体的にぽやぽやしている。
 乗鞍で見たライチョウのヒナよりも幼い感じだが、厳しい自然環境で生きるライチョウは成長速度がものすごく速くて、数週間で大人と同じ大きさになるらしい。


 ウズラみたいでかわいい。


 写っているのは2羽だけだが、この時展示場にいたのは3羽。
 この後、揃ってバックヤードに姿を消してしまう。

 かわいかった。
 目的は達したが、せっかくなのでもうちょっと見ていこう。
 普段行かない南園を中心に。
 なお、もう一つの目的のコジュケイは、展示されていないのかどこを見てもいなかった。

 
ペン。


 尻の羽の手入れをするペン。


 真っ向からこちらを見てたハシビロコウ。


 ちょっとかわいいワニ。でも体長5メートルぐらいある。


 ちょっとかわいいトカゲ。


 コンドルが2羽、向かい合って羽を広げて何かやってた。
 求愛行動かな?


 見物人が居る場所からずっと動かないゾウたち。
 お互い観察し合ってる感。

 カイツブリかわいい。
 放流してある小魚を一生懸命潜って追いかけてた。

 と、スバールバルライチョウが見れて満足したところで、もう1回東京都美術館に大英博物館展の様子を見に行ってみると、行列がかなり短くなって入れそうだったので、思いきって突入した。
 なんかもう、かなり大変だったけど、何とか見ることができた。


 撮影禁止なので看板で。

 有名なものとか日本人好みのものとか、かなり分かりやすい物がチョイスされていて、量もあり見応えがあった。。
 教科書では見るけど日本にはない、みたいなのも何点か来ていて、多分もう一生見ることないんだろうな、とか考えると感慨深い。
 100周年事業の一環とは言え、東京都美術館の格でこれだけのレベルと量の物を借りるのは、相当頑張ったのではないかと思う。

 と、こちらも満足したところで、今度は国立博物館に向かう。
 実はここでやっている特別展「空海と真言の名宝」を母親が見たがったので、妹と連れてくるのが、今日のメインイベントなのだ。
 このために妹もこちらもわざわざ有休を取っている。
 しかも妹は本当はこういう仏教系はあまり興味がないのに、母親につきあっている。


 こっちは入場制限される混雑っぷり。
 入るのに20分並んだ。

 少し前にNHKの日曜美術館でやっていたので、混む気配は感じていたのだが、尋常じゃない混み方だった。
 東京都美術館が楽に思えるぐらいの詰め込まれ感。
 ただ、こちらも見応えはあった。
 正直、書の類はあまり興味がないので、その辺は人々の頭の間から軽く見ただけだったのだが、真言宗にまつわる寺がこぞって寺宝レベルの物を出してきているし、仏像も、秘仏も含めて傑作の数々を間近でじっくり見ることができて、かなり堪能した。これは混むのも分かる。


 撮影可能だった弓を構える愛染明王。かっこいい。


 五智如来坐像。一体一体が大きいので、すごく迫力がある。

 さすがに4つハシゴするのは体力的に大変だったが、すごい満足感のある1日だった。

乗鞍にライチョウを求めて

 8/8、9と乗鞍ライチョウ観察ツアーに行ってきたので、まとめてアップします。

 ライチョウ探しツアー2日目。
 前日は天気が悪くて探せなかったので、今日は特に気合いを入れて探すらしい。まずは朝4時に宿泊施設を出発して、ご来光を見つつライチョウ目撃ポイントまで歩く。


 ちょっと前まで朝4時といえばもう明るかったのに、日が短くなったなー。

 で、足元をヘッドライトで照らしながらて歩いて近くの大黒岳へ。


 朝焼けと月。
 夜に大雨が降ったために、空気が澄んでいて茜色が鮮やか。


 朝焼けを背景にする北アルプスと、その下に沈む雲海。


 そして大黒岳山頂まで連れて行かれる。
 ……おかしいな。ツアーの説明ではハイキングって話だったんだけど、なんでトレッキングやらされてるんだろう?

 しかも、ライチョウ出現ポイントはここからさらに15分ほど山を下ったところにあるらしい。
 下ったからには帰りはまた登るわけで、心構えも準備体操もなしのこれはなかなかきつかった。


 でも日の出は美しい。


 朝焼けの光が岩を赤く染め上げるモルゲンロート。手前の影はツアー参加者。どれほど低い位置から日が差しているか分かる。
 去年の秋に雪の立山で見たアーベントロートと同じようなものだけど、雪じゃなくてもこんなにきれいなんだ……。
 もうこれを見れただけで来た甲斐があったわ。ライチョウ見れなくてもこれだけでいい。


 このあたりにもコマクサが群生している。
 朝日を浴びて花の赤さが一掃際立っているコマクサたち。


 ライチョウいた!
 親子2羽(実際には3羽いたらしい)で、写真はヒナ。結構大きくなっているがまだもこもこっぷりが子供。
 距離にして50メートル以上離れたところをとことこ歩きながら、何やらついばんでいる。
 そして、カメラの設定を間違えていたせいで、まともな写真が1枚も撮れなかった。


 明らかにこちらを意識して、離れていく動きを見せるライチョウ。
 立山のライチョウはカメラやスマホがずらりと並んで撮影会状態でも、割と平然としているのに、ずいぶん違うな……。

 これは後でガイドさんに聞いた話なのだが、立山のライチョウは、天敵よけのために、あえて人間の近くに生活圏を寄せている傾向があるのだそう。
 対して乗鞍のライチョウは、基本人間とは関わらず、邪魔だと思えば去っていく、そういう感じらしい。
 人を恐がらないと言われるが、恐がらない訳ではなく、人を避けるまでの距離が他の動物より短いというだけ。なので、天敵のみならず人間からも許容範囲を越えての干渉が重なれば、それはいなくなってしまうのも当然なのかもしれない。


 とまあそんなことをいろいろ考えさせられながら、また大黒岳山頂まで引き返して降りていく。大変つらい。
 つらいけど、箱庭みたいなこんな風景も撮れたのでよしとしよう。
 手前の池は鶴ヶ池という。当然ながら亀ヶ池もある。


 トウヤクリンドウのつぼみ。リンドウだけど黄色っぽい白の花らしい。


 みんな大好き槍ヶ岳。


 そして次のライチョウ探しながらトレッキングは富士見岳。
 急勾配のコースとなだらかなコースがあって、なだらかなコースを行くのかと思ったら当然のように急勾配に連れて行かれた。
 おかしい、そんな話は聞いていないぞ……。


 死にそうになりながら登っているが、とりあえず写真は撮る。
 絵に描いたような火口と乗鞍平のバスターミナル。右側の家は今回泊まった乗鞍白雲荘。


 ここが乗鞍の全ての施設で使われている水の水源、不消ヶ池(きえずがいけ)。

 ちなみに乗鞍には上水道設備がない。料理も風呂もトイレも全部、この不消ヶ池からの生水を使っている。なので水道には飲まないようにと貼り紙が貼ってある。
 そして、今回は大丈夫だったが、渇水時にはお風呂に入れなかったりする。
 電気も自家発電なので、夜8時半には完全消灯、というか発電機そのものが止まり、コンセントも含めて強制的に電源が全部落ちる。
 なんというか……ほぼ変わらない高度にありながら、すぐ近くの発電所と破砕帯の大量の水(と温泉)を背景に、都会のホテル並みの宿泊ができる立山が、いかに特殊で恵まれた場所なのかというのが良く分かった。


 てなわけでやっと頂上。
 ここではライチョウは見つからなかったので、下ってさらに剣が峰登山口まで脚を伸ばして探し続けることになった。


 雲が滝のように、山を越えて流れ落ちるように見える滝雲。
 この時は途中で雲が消えているが、30分ぐらい後で見たら、本当になだれ落ちて水しぶきをあげているみたいな感じになってた。


 浅間山噴火してたらしい。


 葉の朝露が日差しを受けてきらきら輝いている……が残念ながら写真では良く分からなかった。
 ライチョウの時といい、シャシンムズカシイ……。


 剣が峰登山口でもライチョウは見つからないまま戻ってくる途中、イワヒバリに遭遇した。
 しかも登山道から数メートルのところを、人を全く恐れる気配もなくうろちょろしている。


 正面顔かわいい。
 くちばしが黄色いので、まだ幼鳥なのかもしれない。だとしたら恐いもの知らずで人間のすぐ近くに来るのもうなずける。


 コマクサとイワヒバリ。
 本当はライチョウでもこれができていたのだが、写真がことごとくだめだった。


 朝露の玉を葉に散りばめるコマクサと、何かくわえてこっちを見るイワヒバリ。
 なんかコマクサの枯れ落ちた花みたいだけど分からない。

 結局ライチョウは大黒岳の1回だけしか見れなかったけど、イワヒバリを思う存分堪能できたので満足した。

 そして、この後さらにライチョウを探して、昨日登れなかった魔王岳にこのあと登ろうという話が出た。
 もう正直へろへろというか、脚が物理的に動かない状態になってきているのだが、ライチョウチャンスということなら最後の力を振り絞って行こうじゃないか……と思ったのだが、登山口の階段を上る時に腰をひねってしまい、あえなくリタイアした。
 行った人に後で聞いたら、大黒岳よりいい条件でライチョウの親子が見れたらしい。うらやましい。
 でも多分ついていけなかったと思うんだよね、団体行動に。


 他の人達が戻ってくるのを待つ間、イワツバメのヒナの写真撮ってた。
 そうしたら、エサをくわえてきた親鳥が戻るに戻れなくなっていたので、慌ててやめた。

 そんなわけで、ライチョウ観察ツアーは終了。
 想像以上に行程がきつかったし、ライチョウは期待していたほど見れなかったけど、でも高山植物や日の出やイワヒバリなんかで結構満足した。
 立山と乗鞍のライチョウの思いがけない比較もできたし。

乗鞍にライチョウを探して

 8/8、9と乗鞍ライチョウ観察ツアーに行ってきたので、まとめてアップします。

 というわけで、7月に続いて今度は乗鞍にライチョウを見に来た。
 乗鞍のライチョウは昔から有名で、木曽駒ヶ岳の復活プロジェクトでも個体を移住させて繁殖し、今では300羽を越えるまでになっているという。
 一方で、本家本元のこちらでは、近年個体数が急速に減り、20年前は200羽ほどが100以上のなわばりを作っていたのが、今年はなわばり数は確認できただけで26、個体数は60羽程度になってしまっている。
 立山だと割とどこにでも出てくるイメージが強いので、乗鞍も同じようなものだと思っていたら、状況はかなり深刻らしい。
 なので、もしかすると見れない可能性もあるなあなどと考えていた。


 下界は晴れてたけど、山に登るにつれて段々雲が多くなってくる。


 そして畳平に着いた頃には雨。
 もう最初から駄目な予感しかしない。


 案の定、この天気ではライチョウも出てこないだろうから、お花畑を回って高山植物を見ましょうということになった。
 さすがにこの季節になると、花の盛りはすぎているが、それでもまだ結構な花が咲いている。


 イワギキョウ。割とどこにでも咲いてる。
 小さいけれど花の色が高山植物にはあまりない鮮やかな青なので、意外と見応えがった。


 そのイワギキョウの白変種。レア個体で、ここの1株だけだった。


 イワツメクサ。
 ガイドさんによれば、ライチョウが好きらしくて、良く食べているのを見るとのことだった。


 コウメバチソウ。なんとなくニリンソウに似てる気がする。


 同じ山岳地帯で似たような高度なので、植物相は大体立山と同じように感じた。


 ゲームで一躍有名になったオトギリソウ。


 ガイドさん曰く「チングルマのなれの果て」。
 あのチングルマは、花が散って実がなうとこうなる。


 畳平は、こういう巨大な岩が結構あちこちにゴロゴロしている。
 左側には古い火口がって、流れ出て固まった溶岩がこういう形で割れ落ちてくるらしい。
 いつか畳平もこうやって埋まっていくのかな。


 で、戻ってきたところで雨が上がったので、じゃあ宿泊施設に行く前にもうちょっと別の所行きましょうと連れてこられたのが、魔王岳という峰につながる登山道。
 ガレ場にコマクサの群生という、緑豊かだった畳平とは全く違う風景が広がっている。
 距離にしてほんの100メートルぐらいの違いしかないのに。


 ピンクのコマクサと青いイワギキョウのコントラストがきれい。


 みっしり群生している。
 何年か前に行った日光白根のは人が植えたものだけど、ここは野生のお花畑。


 ピントが完全に手前のコマクサになってしまっているが、イワヒバリがコマクサをついばんでいた。
 結構容赦なく花ごと次々とむしって食い散らかしていってた。

 ライチョウはいなかったけど、畳平は今年一度もライチョウが出ていないと言われたので、そこはまあ期待していなかった。
 でもいろいろ高山植物が見れたので楽しかった。

不思議な止まり木

 ……ずいぶん短く削ったね、その止まり木。


「…………」


 もっとも、この短さが気に入ったのか、ふぶきはしょっちゅうここにとまっている。
 むしろ、長かった時よりもいる時間は増えているかもしれない。


 楽しい?


 そしてついでにティカルをずっと監視している。

 相変わらずの不思議ちゃんだな、お前。

踏み出す勇気

 何か待たれている。


 じー。

 フェデフルールは手は嫌いだが、人間様の事もカゴの外も嫌いではないので、呼んで出入り口を開けてやるといそいそと出てくる。
 でも、手が嫌いなので、入口から頑として動かないまま、外の世界を眺めて楽しんでいる。
 あと一歩を踏み出す勇気を持つ気はないかね?

出られるけど戻らない

 最近のしっぽのお気に入りの場所は、自分のカゴの上。
 比較的高さがあって見晴らしもいいので、臆病なしっぽにとっては好奇心と安心双方を満たせる理想の遊び場所らしい。


 前はカゴの扉を開けるといそいそと出てきて手に乗って、頭を掻いてもらって甘えていたのに、最近は知らんぷりして勝手にカゴの上に上がっていってしまうようになった。
 ちょっと寂しい。


 カラお兄ちゃんが何かアピールしてる……。

 ただ、自分で出てきてカゴの上には乗るのだが、自分でカゴの中に戻る事まではまだ思いつかないらしい。
 お腹がすいてきた頃合いに、中に戻してやろうと手を出しても絶対に乗ってこないし、ならば捕まえてと思っても、金網をがっしりと掴まれてしまうとちっとやそっとでは引き剥がせない。
 毎回毎回大変なので、早く自分でも戻れるという事に思い至って欲しい。

立山室堂(ライチョウのヒナを求めて)

 7/10、11と立山に行ってきたので、後追いでアップします。

 今回は、ライチョウのヒナが見たくて立山にやってきた。
 ヒナが孵り始めるのが毎年7月中旬頃で、そういう意味ではちょっとまだ早いが、今年は春先に高温が続いたため、ライチョウの繁殖行動も前倒しされているらしい。
 ライチョウに漏れず鳥は朝早くに活発に行動するので、5時に起きてヒナの目撃情報があった場所に行くことにした。


 みくりが池に昇る朝日。
 こんな時間だが、散歩だったり周辺の山への登山開始だったりして、結構な人が歩いている。


 みくりが池のあたりにライチョウがいた。尻を向けて藪の中に座っている。
 でもこれはオスだった。
 去年もこのあたりにつがいがいたし、割と縄張りになりやすい所なのかな。


 朝のぱきっとした空気の中の地獄谷。噴気がほとんど上がっていない。珍しい。
 ここもいつか歩きたいんだけど、立ち入り禁止が解ける気がしない。


 手前の山の頂上には、室堂山荘にあったのと同じような小さな祠があった。


 コバケイソウの群生と山。左端にちょこっと剱が見える。
 でもライチョウはいない。


 シャクナゲの花がきれい。
 でもライチョウはいない。


 みくりが池を越えた山寄りにあるミドリが池。山が写り込んでいる。
 これもみくりが池と同じく火口に水がたまった池だが、みくりが池に比べてずいぶん浅いし水の透明度も違う。
 でもライチョウはいない。


 赤いのはハイマツの雄花。
 すごくおいしそうな赤で、つい食べたくなるのだが当然ながら人間には食べられない。
 そしてライチョウはいない。


 ライチョウに出会えないまま、みくりが池をぐるっと回って昨日来た室堂山荘あたりまで戻ってきてしまった。


 と、てくてく歩いていたら、突然ハイマツの中から小さな茶色い鳥がちょんちょん跳ねて道を横切っていった。
 うまくピントが合わなくて撮れなかったが、人から遠ざかろうとするそぶりはするもののそれほど恐がっている様子もなく、結構長いこと姿を見せていた。
 後で聞いたらカヤクグリという鳥らしい。
 かわいかったからもうライチョウじゃなくていいや。


 反対側から見ると、みくりが池の岸辺はこんなゴツい溶岩でできていた。


 ライチョウいた!
 大人のオスで、岩の間にじっと座ったまま、首だけきょときょとさせていた。
 これがもう保護色で本当にどこにいるのか分からない。周囲の人に聞いてようやくどこにいるのか見つけられた。

 とりあえず、朝食の時間が近づいていたのでここで一旦散策を切り上げてホテルに戻る事にした。
 朝食後にもう一度、昨日のガイドさんがライチョウ探しに連れて行ってくれるので、それに期待しよう。


 で、2時間後ぐらいに来たら同じ場所にまだいたこいつ。
 ずらりと並んで写真を撮りまくる人間のギャラリーを気にする事もなく、マイペースで草や葉っぱをむしゃむしゃ食べていた。


 ただ、いくら探しても、この後ライチョウは見つからなかった。
 しょうがないのでお花畑と青空を撮ってみる。


 白、ピンク、黄色の花が圧倒的に多い室堂あたりでは珍しい青い花。ミヤマリンドウ。


 まあでも、なんだかんだで大人のライチョウはいたし、それ以外にも鳥や花を見れたから良かったかな。
 そしてホテルに戻ってみたらこんなハリボテオブジェが建っていた。
 観光地で良くある「記念にこの前で写真を撮ってさしあげますサービス」らしい。外国人がひっかかってた。

 これで立山は終わり。後はいつもの通り扇沢に下って、お高いツアーなので長野駅から新幹線で帰ることになる。


 電気バスに乗りまーす。


 4月に地震で足止めを食らってえらい目にあった大観峰。
 今回は当然ながらそんな事もなく、スムーズにロープウェイに乗れた。
 まだ梅雨明け前のためか、意外と人も少ない。といっても、乗り物がぎゅうぎゅうでないという程度の少なさだけど。


 滝なのか沢なのか良く分からない流れ。


 結構な速さですれ違う。


 黒部平。
 標高1800メートルぐらいまで降りてきた感じになるが、もう全く雪は残っていない。
 で、曇りがちだった室堂と違っていい天気過ぎて暑い。風は冷たくて気持ちいいけど。


 ロープウェイを見上げる。
 2300メートルの大観峰付近は雪があるから、2000メートルぐらいが残雪の有無の境界なのかな。


 ケーブルカーの通路を撮ったら、異空間に引き込まれてるみたいな写真になった。


 黒部ダム。なんか左右で水の出方が違ってるのはなぜだろう。
 と思ったら、前の写真でもこうなってた。


 上から撮ったら虹がとってもきれいだったのだが……。


 ダム全体を見渡して撮ろうとしたら、くもって虹も消えてしまった。
 なお、妹はここからさらに260段の階段を上って最上階のテラスまで行っていた。
 割とケロリとして戻ってきたのだが、その後のダムから扇沢行き電気バスターミナルへの60段の階段では、なぜか息も絶え絶えになっていた。
 あそこの階段、人の体力を奪う何かを放ってるんじゃないだろうか。


 いつの間にかできていたくろにょんの立て看。
 後ろはくろにょんとキスしてる風写真が撮れる背景らしい……需要あるのかそれ……。

 いつ来てもここは楽しい。動悸息切れ階段上りがきついけど。
 また来る機会はあるのかな……。

立山室堂(3ヶ月ぶり5回目)

 7/10、11と立山に行ってきたので、後追いでアップします。 

 というわけで、4月に続いて2回目の立山。
 もともと、ライチョウのヒナが見たくて来る予定ではあったのだが、ホテル立山が8月いっぱいで終了するという事を知った母親が泊まりたいと騒ぎだし、しょうがないので妹にも同行してもらう事にしたのだった。


 立山駅(3ヶ月ぶり2回目)。
 今回はお高いツアーなので、ここまで貸切バスでやってきた。
 鉄道使う方が楽しいし時間もかからなかった気がするけれど。


 ケーブルカーが上がっていく。そういえばこうやって写したの初めてかも。


 お高いツアーなので、美女平から目的地の立山室堂までも貸切バスを使う。
 これは樹齢1000年以上、屋久杉にも匹敵するという立山杉の巨木。


 称名滝はガスの向こうにかろうじて見えた。


 と思ったらこっちもガスってきた。
 ひどいときには視界10メートルぐらいになりそうな結構なガスだが、バスはすいすい走っていく。さすが運転手さんはプロ。


  ガスまたガスをくぐり抜けていく。


 そして、標高2000メートルを過ぎたあたりできれいに視界が晴れて青空が見えてきた。
 これが山の天気。


 よく見たら中腹あたりに雲の塊がある。
 あそこをくぐり抜けてきたらしい。


 なお雪の大谷はもう観光してないけど、まだ7メートルぐらい残っていた。
 ピーク時が12メートルだったから、結構残ってるじゃないか。


 いい感じに緑と雪渓と青空の中のホテル立山。

 ホテル到着が15時頃。
 お高いツアーなので、16時頃半頃からガイドさんによる室堂周辺散策がついている。が、時間があるのでその前に少しまわりを回ってみた。
 ライチョウいるかなと思ったがいなかった。


 ホテル周辺は高山植物が今まさに花盛りだった。


 ヤマハハコ。


 ヨツバシオガマ。


 水面に山を映すみくりが池。氷は完全に溶けてた。

 ここからはガイドさんと一緒に散策。


 チングルマ。花びらがピンク色のが数輪あるが、これはタテヤマチングルマといい、このあたりにだけ生える変異種。


 イワカガミ(ピンクの)とツガザクラ(横を向いて咲いている白くて壺っぽいの)となんだか良く分からないの(3つまとまって大量に咲いてるの)。


 アオノヅガザクラ。岩によりかかって伸びるのが好きなんだとか。


 シナノキンバイ。


 お花畑と見切れたホテル立山。


 ハクサンイチゲ。


 雄山と室堂山荘。あそこまで歩いていく。
 なお手前にゴロゴロしている岩は、全部大昔に氷河が運んできた。


 お花畑と山と祠。
 昔々、四国三十三ヶ所の分霊を招いて、立山の登山道の道中に置かれたもののひとつ。


 コバケイソウ。3年に一度しか咲かないが、今年は当たり年ということで、あちこちで見かけた。
 そういえば母親がこれ見て大興奮していたが、なんで知ってるんだ。


 アップ。


 室堂山荘の近辺はまだ雪渓がかなり残っているが、みんな赤く染まっている。
 これは「赤雪」といって、カロテノイドを含む藻類が雪の表面で繁殖した物。赤潮と同じ原理らしい。
 毎年の残雪の風物詩だが今年は特に大規模で、観光客や登山者から通報が相次ぎ、Yabooニュースにも載っていた。


 室堂山荘にある室堂小屋。日本最古の山小屋で、原型は1700年代に建てられ、時代が下るにつれて近代化改装を繰り返しつつ、1980年代まで使われていた。
 隣に新しい山荘ができたので、発掘調査などを経て建設当時の姿に戻されて、今は小さな資料館になっている。


 これ上高地にもあったやつだな……。


 クロユリ。立山でも一番早く咲くので、この時期はほぼ終わってしまい、これが残った最後の1株。

 花と山を堪能してしまった。
 今回のガイドはおじいちゃんだったんだけど、語り口にごく自然に富山弁が混じるのがまた良かった。


 室堂山荘側から見ると、みくりが池もまた違う感じになる。

 で、夜はまた例によって星空観賞。
 昼間は写真のとおり、結構雲が出たりひっこんだりしていたのだが、夜には全く雲がなくなり満天の星空を見ることができた。


 いきなりスターリンクがいた。


 流れ星とさそり座。山のちょっと上の赤っぽい星がアンタレス。
 上の方のちょっと線っぽいのは、飛行機かな……。


 雄山山頂の社務所と鞍部の一ノ越山荘の明かりと天の川。


 ホテル立山と北斗七星。


「立山」の石碑(下の白い塊)と天の川。


 浄土山とさそり座と天の川。


 富山の街明かりと星。

 気温もそれほど低くなかったので、30分以上見ていた。
 今まで見た星空の中で一番素晴らしかったかもしれない。

Fireworks for the 250th

 横須賀の米軍基地へ、独立記念日250周年記念のアニバーサリーを見に行ってきた。


 といっても見るのは最後の花火だけなので、行ったのは夕方から。
 基地の中からでないと見れない後ろからの「三笠」。

 基地内にパンダエクスプレスがあったので、そこで中華を買って腹ごしらえ。アメリカンだからとなめてたら味付けも調理も丁寧でおいしかった。また食べたい。
 マスコットのパンダのぬいぐるみが可愛くて欲しかったんだけど、44ドルもしたのでやめた。


 何か山を崩して工事中。定期的に何か天変地異が起こってる感のある地層がすごい。
 なお、ここから旧日本海軍が作った防空壕がたくさん見つかったらしい。


 一番海側にある野球のグラウンドが花火の会場。
 ベンチとか地面にシート敷いたり椅子持ち込んだりとか、思い思いに過ごしている。
 グラウンドの周囲では屋台がたくさん出ていたり(すごい行列)、星条旗カラーのレイを配っていたり(すごい行列)する。


 アメリカンだなあと思ったのは、こういう芸人? とか、ピエロとかが何人も人の間を歩き回って、周囲に愛嬌を振りまいていたり、そこここで大道芸をやっていたりするところ。
 もちろんその辺のコスプレイヤーとかではなく、ちゃんとしたプロの人達。


 軍楽隊がバンドやってる。INDEPENDENCE DAYの横断幕が誇らしげ。
 1時間ぐらいずっと演奏していて、最後は星条旗よ永遠なれ(起立つき)で終わった。


 歌が終わると花火開始。





 高さは低いが、割とグラウンドの近くで上げているので迫力がある。
 惜しむらくは、マスコットや何かを描いた型物が結構あったんだけど、ほとんど横を向いていて何が何だか分からなかった事。
 けろけろけろっぴとかアヒルちゃんとか、ポムポムプリンとか、たまに分かるのがかなりレベルが高かっただけに残念。
 なお、画面に映り込んでいる飛ぶ鳥のシルエットは、トンビよけのカイト。

 トータル30分ぐらいは上がっていただろうか。
 種類も豊富でそこそこ大玉も多く、満足度が高かった。250周年バージョンでいつもより多く上がっておりますパターンなのかもしれないけど、楽しかった。

○おまけ

 米軍基地もデザインマンホールの時代。