投稿者「深度測定長」のアーカイブ

入間のいつもの文化の日

 11/3に入間航空祭に行ってきたので、後追いでアップします。

 毎年恒例の入間航空祭。
 連休とは言え土浦花火大会と立て続けとなり、少々きついのが実際のところだが、とりあえず行ってきた。
 今回は全体的にプログラムが短め。去年全機引退したC-1の変態機動がないのはまあ当然として、おなじみの救難展示もたまに入ってるF-2の機動展示もない。なので最後のブルーインパルスがが12時ちょっと前で終わってしまう。
 地上展示や模擬店は13時までやっているが、実質午前中で終了と言っていい。


 開始は朝9時だが、江古田に前泊した結果7時過ぎにはついてしまったので、展示機を眺めることにする。
 相変わらずデカいC-2。


 いつもの。


 今年はホンダジェットが来ていた。
 空自でそのうち導入でもするのかな?


 T-4とF-2。


 U-680A


 チヌークはウィンクしてた。


 C-130。後ろを開けているが乗せてくれるわけではなく、中に搭載している医療ユニットを見せているだけ。

 なんだか今年は展示機が少ない。
 海自からはSH-60Jだけだし、陸自も写真を取り損ねたが1機ぐらいしかいなかった気がする。
 どこもかしこも、人手不足と多忙でイベントが縮小されていってるなー。
 一般国民へのアピールというのも、自衛隊の基本業務のひとつなので、航空祭とか基地祭とかがなくなることはないだろうけど、こうやって縮小の一途をたどっていくのかもしれない。特に自基地に展示用の装備を集めるのに手間がかかる空自あたりは。


 隅っこにC-1がひっそり展示されていた。
 機体番号からすると、去年セレモニーをした最終機かな?


 そろそろ開始が近いので、C-2が離陸準備を始めている。
 一番最初のオープニングセレモニーで空挺団を落とすのが、今回のC-2の役目。


 ……の前に、U-4が誘導路をタキシングしていった。
 しかも3機並んで。珍しいな。


 いってらっさい。


 続いてC-2も動き出す。こちらは2機。


 滑走路に向かって去っていく2機。
 なお一番手前のはエンジンはかけたけど結局動かなかった。予備機だったのかな。


 さらにU-680Aも離陸に向けて前を通り過ぎていく。


 実はこのC-2の翼の付け根あたりの、猛禽が肩をいからせてるようなラインが好きなんですよね。
 分かりにくい好みだとは思うけど。


 でもまだ開始まで時間があるので、遠くで旋回しながら出待ちしている。


 ようやく来た。


 C-2はC-1みたいに後ろからではなく、胴体のドアから空挺が降りるので、タイミングが分かりにくい。


 落とした。


 2機のC-2がそれぞれ8人(+テストで1人この前に降りている)、計17人。
 うーん、やっぱり往年に比べてこれも少なくなってるな。


 そして展示の合間に通りすがりのオスプレイ。
 高度を下げるでもなく高い所を飛んでいったので、本当にただの通りすがりだったらしい。


 T-4離陸。


 T-4着陸。
 飛行展示は撮り損ねた。


 U-680A着陸。
 飛行展示は撮り損ねた。


 チヌークは何をやるのかと思ったら、重い物をぶら下げてうろうろしているだけだった。
 うーん……。


 C-2の編隊飛行。どうせなら5機ぐらいでやってほしいけど、そうするときっとファインダーに入らないな……。


 U-4の3機編隊飛行。これは初めて見た。
 一糸乱さぬ隊形のまま、脚を出してものすごい低速飛行で会場を横切っていった。地味にすごいことやってる。


 その後はC-2再び登場。
 また変態機動してる……。
 これだけの巨体がこれだけの事をやっているのに、エンジン音が静かすぎてすぐ近くに来るまで分からない。お陰でかなりシャッターチャンスを逃した。


 着陸態勢に入る2機。


 おかえりー。


 ブルーとC-2の大きさ比較。

 そしてこの後が最後のプログラム、ブルーの展示飛行だが、まあ例によって出発までの儀式が長いこと長いこと。
 なのでこんな写真を撮ったりして遊んでいた。


 椅子の芸術。
 こういう裏方さんによって航空祭は支えられている。


 やっと滑走地点に向かい始めたブルー。
 なんか年々儀式が長くなってきている気がする。


 いってらっさい。




 後は展示飛行をまとめて。
 撮りやすい物ばかり撮っていたら、似たような写真ばっかりになった。

 これで飛行展示は終了。
 帰投も見ようかと思ったのだが、まだあと1時間以上も待たなくてはならない。
 風が冷たくて寒くなってきたし、模擬店に行っても多分大混雑で何も買えないだろうしで、あきらめて帰ってきてしまった。

iPhoneで花火大会(ヘリつき)

 11/1に土浦花火競技大会に行ってきましたが、夜遅かったため後追いでアップします。

 去年はまさかの台風で中止になった土浦花火大会。
 今年も前日夜まで雨でどうなることかと思ったが、開始時間にはすっかり晴れて風もあまりなく、絶好の花火日よりになった。良かった。


 今回で土浦花火大会は100周年ということで、近くの霞ヶ浦駐屯地から陸自が記念飛行にやってきた。
 ヘリ版異機種編隊飛行。


 なお、この飛行は16時だったが、花火大会開始は17時半から。
 桟敷席なので、その間飲んだり食べたりしながら時間を過ごす。
 夕焼けと月がきれい。
 ここは航空機の航路になっているらしくて、ひっきりなしにいろんな飛行機が月をかすめて飛んでいくので、それを見ているだけでも結構楽しい。
 そして、明らかに民間機と違う航路と高度を、C-130と思われるいやにデカい4発機が飛んでいったのを皮切りに、P-1らしき飛行機が30分ぐらいかけて次から次へと4~5機上空を通過していった。なんだったんだろう。


 17時頃になると、まだ夕焼けが残る中、花火の種類を実際に打ち上げて解説するのが始まる。提供はJTB。
 これが終わった後、恐らく基準花火(審査の基準になる花火)を上げようとしたのだと思うが、1発打ち上げようとして地上で爆発するというトラブルが発生した。まだ始まってもいないのに中止かと会場全体がしばし緊張したが、どうやら被害はなかったらしくて大会はそのまま続行。皆胸をなで下ろした。
 実はこの後も、スターマイン中に多分落ちた火の粉が次の番の花火の筒に入っちゃったか何かで、順番でもないのにいきなり打ち上がっちゃうというアクシデントがあった。
 それにしても、去年の台風中止を除くと、土浦花火大会ってここ何年か、トラブルがなかった事がないんじゃない?
 ここだけじゃなくて、あちこちで事故が頻発しているし、なんかいろいろ無理が来てるのかな。




 そんなわけで30分ほど遅れてようやく本番開始。今回もiPhone先生に頑張っていただいた。
 ただ、iPhoneって花火だけでなく、煙まで美しくくっきりと写してしまう。まあスマホに花火と不要な煙の区別がつくわけがないので仕方ないのだが、おかげで花火よりも煙が目立つ写真が量産されてしまった。
 なので結構な写真が、煙が目立たなくなるよう補正をかけている。


 多分この辺が名物大花火(もう何を撮っていたのか良く分からなくなってきている)。


 スターマイン。



 最後の方は、丁度花火が開くあたりに月がかかってきて、月との共演になっていた。

 とりあえず、久しぶりに最後まで無事に見れて良かった。「お客様にお知らせします」というアナウンスが入る度にドキドキする花火大会だった。

恐いものは恐い

 外に出たいけど人間様が構えるスマホが気になるしっぽ。


 家に来た時はあんなに興味津々だったのに……。

 しっぽはかなり臆病。
 人間様が物を部屋の隅から手元に引き寄せただけで、もう吹っ飛んで逃げ回る。カゴのすぐそばで使った後のエコバッグなんか畳もうものならパニック必至。
 かといって、神経質な性格という訳ではなく、どちらかといえばマイペースで好奇心も強いかまってもらいがたりタイプ。特にティカルにライバル心を抱いているらしくて、人間様がティカルと遊んでいると、カゴの中で突然バババババ! と派手に羽ばたいてアピールを始めたりする。なんでそれで怖がり要素だけ突出しているのか分からない。
 とりあえず、暴れてケガでもされたら大変なので、しっぽが怖がりそうな事はなるべく控えているのだが、何というか、もうちょっと落ち着いて欲しい。

ほそもも見せ

 久々のフェデフルールのほそもも。


 相変わらず貧弱な脚してるねお前。

 水入れをこれに戻して以来、毎日のようにフェデフルールは水浴びをしている。
 ちゃぽん、と音がするのでカゴを見ると、こうやって水につかってこっちを見ながら霧吹き待ちをしている。
 自分でちゃんと浴びる事もできるはずなのに、霧吹きで濡らしてもらうのがいいらしい。
 まあ面白いからいいんだけどね。
 

脚復活

 動かなくなっていたフェデフルールの脚が復活した。


 エサ入れでおやつのヒマワリの種待ちをするフェデフルール。
 不憫だからと甘やかしてしょっちゅうあげていたら、もらえるのが当然の顔をするようになった。

 まだちょっとびっこをひいているが、普通に止まり木の上で生活をし、オモチャを囓って遊んでいる。
 もう大丈夫っぽいのでエサ入れも水入れも元に戻したら、真っ先にやったのが水入れでの水浴びだった。
 そういえば1ヶ月以上できなかったもんね。

富士の学校

 10/5に富士学校創立71周年記念行事に行ってきたので、後追いでアップします。

 富士学校の創立記念行事は多分5年ぶりぐらい。
 あまりそう頻繁に行ける所でもないんだよね。車持ってないと行きづらいから。
 なお、今回はカメラは持たずに写真は全てiPhoneで撮影した。


 10時から演習場で記念式典と装備展示がある。
 招待者席は見ての通りフラットなので、最前列のちょっと偉い人(もっと偉い人はちゃんとひな壇席がある)以外は良く見えない。
 なので今回は後ろの演習場を見下ろす土手席に早々に行ってしまった。
 間近では見れなくなるけど、こんな感じで全体が見渡せるし、いい感じ。


 ずらりと並ぶ戦車砲。壮観。


 隊員入場。
 どこにいるのかと思ってたら車列の影からゾロゾロと出てきた。


 学校長の部隊巡閲。

 この後、学校長の訓示とか来賓のなんとか議員の自画自賛とか市長の挨拶とか来賓紹介とか、いろいろあれこれ長い様式美が続く。


 全部終わったので、観閲行進のために車両に向かって走って行く皆さん。


 水撒き三連星。
 実は昨日1日雨だったので、地面はぬかるんでいるぐらいなのだが、多分発注した分はやってもらわないとならないんだろうなあ。


 水撒きが終わると全車両が一斉にエンジンをかけ、ライトを点灯。
 車両が迷彩で地面も黒く、おまけに曇っていて若干薄暗いのでなかなか迫力がある。


 ビカァ!


 この後順次グラウンドの左側へ移動し、行進開始……なのだが、先頭を飾ったのはジープに乗せられた静岡地本のマスコット着ぐるみだった。


 かなり無理矢理乗せられてる感あるな……。


 これもこれでなかなか大変そう。


 マスコットが終わると指揮官車を先頭に、今度こそ行進開始。


 高高度専用のドローン「スカイイーグル」。
 プロペラはついているけど、グライダーに近いものらしい。


 交通整理されている偵察部隊。


 手前のが今年お披露目された最新の装輪装甲車。


 いつものFH70の皆さん。


 19式装輪自走155mm榴弾砲。


 架橋車大好き。


 地雷処理車も好き。


 戦車回収車大好き。


 16式。


 待機場所では戦車が交通整理されている。
 奴らが出てくると行進も大トリ。


 妙に速い10式。あっという間に走り去っていった。


 一方の90式は地響きが物凄い。
 振動が土手まで伝わってくる。

 最後にヘリが2機飛んで観閲行進は終了。
 この後装備の実演展示があるが、その前にちょっと息抜きタイム。


 自衛太鼓。
 このほかに音楽隊の演奏もあったが、撮り忘れた。


 装備展示。
 こんな感じで小銃から戦車砲まで、次々出てきては実演してくれる。


 迫撃砲を組み立てる皆さん。


 ギュン! と止まる10式。


 上部の砲は1点を狙ったまま微動だにせず、下の部分だけが360度旋回する。
 ちょっと動きが気持ち悪い。


 ここからは恒例の、敵陣との戦闘をシミュレーションした展示になる。
 砲を発射したら見えなくなってしまった16式の皆さん。


 榴弾砲は撃ったら大変な事になるので(最大射程30キロ)、ただ通過するだけ。


 なぜ10式は常にギュン! と止まるのか。


 戦車の援護で歩兵が双輪車から出て展開する。このまま敵陣に突入、占領して終了。

 これで装備展示のプログラムも終わり。
 この後、演習場にはこれらの装備が展示になりに来るのだが、結構な時間がかかりそうなのでぐるっとあたりをまわってみることにした。


 これは常設展示。歴代の戦車や砲車が並んでいる。
 ここではいろんな屋台も出ていたが、丁度昼時な事もあってどれも行列していたので諦めた。


 これは私もちょこっとクラファンに参加したNPO法人「防衛技術博物館を創る会」の展示。今日来たのはこれを見たかったのもあったのだ。
 手前から、九五式軽戦車を戦後改造してブルドーザにした「八号ブル」、九五式軽戦車、戦前の軍用小型乗用車「くろがね四起」。
 全部本物を入手し、自走可能な状態にレストアしてある。


 静岡ホビーショーでも見た九五式軽戦車。


 くろがね四軌。

 時々一般向けに見学会とか走行会とかやったりしてるんだけど、日程が合わなかったり場所的に遠かったりで行ったことないんだよね。
 ブルはちょっと見たかったので見れてよかった。

 さて、ひととおり回ったし、演習場の展示の準備もそろそろ整いそうなので、行ってみよう。


 UH-1。


 ここに偵察隊とバイクを乗せてやってくる。
 広いのか狭いのかちょっと良く分からない。


 さっき行進してたスカイイーグル。
 そういえば展示の時は飛んでたな。


 地雷原処理車。絶対この発射機構、地雷原処理以外の事にも使えると思うんだよね……。


 新型の装輪装甲車の顔面。なんかすごくゴツい。


 全く関連性がなさそうな立て看と顔ハメがあった。
 ギリースーツの顔ハメかあ。


 地対艦ミサイル。浮いてる(正確には支柱で車輪を浮かせているだけ)。


 これは地対空ミサイル。
 前に研修に行った基地で触らせてもらった事があるんだけど、このミサイル部分、結構シュッと機敏に動くんだよね。


 自走式榴弾砲のお尻。複雑すぎてもう良く分からない。

 このあたりでスマホの電源が20%を切ったので、帰ってきた。
 戦車搭乗体験や装甲車体験搭乗もあったけど、抽選にものすごい行列していたのですぐにあきらめた。

 ここのところ、基地祭とかとんとご無沙汰していたので楽しかった。

黙ってずっとこの格好

 ……なんか簀巻きみたいになってるのがいるな……。


 楽しい?

 別に頭を掻くとかでもなく、ただひたすら輪っかにはまってじっとしている。
 まあマメは意外と体に何かが触っている状態が好きだから、それで満足しているのかもしれない。

努力の音

 自分には出せない音域の音を、一生懸命工夫して真似しようとするティカルの努力をご覧下さい。


 口笛とは似ても似つかない音になってるけど、本人は結構ご機嫌なので、これでいけてると思ってるらしい。


 とりあえず頑張ってるのは認めてあげるよ。
 

徳沢への道

 9/12、13と上高地に行ってきたため、後追いでアップします。

 2日目は朝7時に徳沢に向けてホテルを出発。
 ホテルの朝食時間より前の出発になるのでお弁当を頼んだら、おにぎり弁当に加えて行動食用のバナナとソイジョイまで入れてくれていた。


 朝霧の梓川。
 ここだけ見るとひとけもなくてひっそりしているようだが、実はすでに数百人が河童橋の周囲をうろついている。
 朝の風景を目当てに散歩している宿泊組と、早朝到着のバスツアーの人が混じってるっぽい。
 朝7時でこれか……。


 まずは昨日と同じコースで明神まで歩く。
 天気予報では雨となっていたので、降り出した時のためにレインウェア上下はもちろん、傘まで持ってきているのだが、今のところ降りそうな気配は全くない。



 朝霧の岳沢湿原。


 昨日のオシドリがまたいた。
 よく見ると風切羽も伸びてないし、この後頭部のぽやぽやっぷり、やっぱりまだ親離れしたてのヒナじゃないかな。
 ということは、メスじゃなくてオスの可能性もあるのか。


 相変わらず、すぐ近くで写真を撮りまくる人間達の事など気にもしない。
 かわいい。

 なお、この時いたのは1羽だけだったが、数分歩いた場所でもう1羽がやっぱりエサを探していた。
 マガモみたいに群れで行動するわけじゃないんだ。


 1本だけ真っ赤な幹の木があった。なんだろう。
 写真だと茶色みが強くなっているが、現物は本当に赤だった。


 カラの混群がいるっぽくて、いろんなさえずりが聞こえてくる。
 これはシジュウカラかな……? ネクタイ模様が見えないので分からない。


 ゴジュウカラ! 初めて見た!
 結構な近さで地面をついばんでいたのだが、まわりの砂利に全部ピントが吸われてピンボケ写真しかなかった。
 なるほどこれが自然界の保護色。

 そうして1時間ほどでまた穂高神社奥社に到着。
 バナナを食べて小休止したら、梓川を渡っていよいよ徳沢へ。


 天気予報あ相変わらず雨だが、なんだか雲が切れて晴れだした。
 晴れてくるとそれはそれで困るんだよな。暑いし日焼けするし。


 徳沢への途中に、1.5億年前の頁岩の岩盤があると聞いて楽しみにしてたんだけど、これかな?
 看板とかガイドとか何もないから良く分かんないけど、他に巨大な岩盤は見当たらないし、いかにも長い年月経てきた雰囲気がするし、これな感じ。
 1.5億年前というとジュラ紀か白亜紀ぐらいか。人間どころか哺乳類もまだ居なかった頃かな。鳥はもういたっぽいけど。すごいなあ。


 なんか木の幹をぴょいぴょい上がり降りしている鳥を発見。キバシリではないっぽいし、ゴジュウカラかな?
 ゴジュウカラも木を垂直に上下移動できるらしいし。


 視界が急に開けて真っ白な山が見えた。前穂高らしいけれど雲に隠れちゃってる。
 実はここまでひたすら変わり映えのしない林の中をてくてく歩くだけで、あんまり面白くないしそろそろ飽きてきていたのだ(だから写真も少ない)。
 多分春とか夏なら、いろいろ花が咲いていたりして楽しいのかもしれない。
 これが見えると徳沢ももう近いらしいから、あと少し頑張ろう。


 到着した!
 これが小説に名高い徳沢ロッジかあ。読んだことないけど。

 徳沢は昭和の初めぐらいまで牧場だった場所で、その平地を利用して今はキャンプ場になっている。
 広い平地に色とりどりのテントが張ってあるし、なんかこう、河童橋から2時間歩くしかない場所とは思えないぐらい、人がたくさんで賑わっている。
 でもそれだけ人がいても静かなのは、来ているのが外国人も含めて、ルールを分かったある程度ガチな人ばかりだからか。


 ほんとにどこにでもいるねお前。


 トリカブトの花。上高地には結構咲いているのだけど、これが一番青が濃くてきれいだった。


 売店兼食堂兼宿泊施設。
 丁度昼時だったのでカレーが食べたかったのだが、現金かPayPayしか使えないので諦めた。実は来るときお金を下ろし損ねて持ち合わせが少ないのだ。
 クレカと交通系で何とかなると思ったのだが、山はそう甘くはなかった。

 まあそんな訳ですっかり満足したので、そのへんのベンチに座ってのんびりだらだらすることにした。
 余裕があればさらにこの先の横尾まで足を伸ばしたかったんだけど、さすがに帰りのバスに間に合わなくなる。
 あと1時間早く出れば何とかなるかな。今度検討してみよう。もう来るかどうか分からないけど。

 そんなこんなで1時間ほどだらだらしていたら、何だか雨が降り始めた。
 そういえばずっと森の中を歩いていたから分からなかったけど、いつの間にか雲が厚くなっている。
 じゃあそろそろ河童橋まで戻ろうか。また2時間歩くけど。


 もう1回山を撮っておこうっと。
 ここまで来ないと撮れない風景だし。


 去年見たガレ沢は、とうとう砂防ダムみたいになっていた。
 6月にはまだ林だったのに、変遷が激しすぎる。


 河童橋についた時は結構な本降りになっていた。
 ベンチのまわりをうろついておこぼれを狙うキジバトもびしょ濡れになっている……というか、なんでそんなに濡れてるの?


 ようやくクレカが使える地域になったので、遅い昼を食べようと思ったのだが、河童橋付近はどこも行列ができていて入れない。
 仕方なくバスターミナルのレストランまで戻る事にした。
 これは途中で出会ったセグロセキレイ。


 目が合った……のか?

 とりあえず、これで上高地で行ける所は全部行った感じ。
 なんだかんだでお天気もぎりぎりまでもったし、いろいろ鳥も見れたし楽しかった。
 雪の降る頃も1度見てみたいけど、きっと無理だろうなあ。

雨の明神

 9/12、13と上高地に行ってきたため、後追いでアップします。

 今回の目的は徳沢まで行くこと。
 徳沢は穂高神社奥宮のある明神からさらに1時間ほど梓川を上流に向かって歩いた所にある。
 バスターミナルからの所要時間は、休憩なども入れると往復で4時間以上。とてもではないが良くあるバスツアーの「上高地にはたっぷり滞在○時間」で行ける距離ではない。
 なので今回も、去年と同じ松本からの送迎つきプランで1泊した。


 1年ぶり何回目だ……4回目ぐらいかな。
 平日な上に天気が悪いので、あまり河原に降りている人もいない。
 ただし明日からはほぼ確実にここは大混雑になる。それを見越してわざわざ初日は休みを取って平日にしたんだけど。

 とはいえ、実は初日はどこへ行って何をするかを決めていない。
 前に行けなかった岳沢に行けるとこまで行ってみたいなーとぼんやり思ってはいるが、高い確率で雨予報な事もあり、最悪チェックインまでホテルのロビーで待機させてもらい、チェックイン後は部屋でゴロゴロ、なんてことも考えていた。
 幸い、到着した時には曇り空だったので、ホテルには行かずに一応岳沢に向かう事にする。


 岳沢湿原はもうほんのり下生えが色つき始めている。
 服装もユニクロのUVカットパーカー羽織って丁度いいぐらいだし、やっぱり秋が早いんだな。


 無心にエサを食むマガモの皆さん。


 と思ったら、カモを撮ってた木道のすぐ足元の草むらからもかわいいのが出てきた。


 目が合った……。
 マガモの若鳥かと思ったのだが、くちばしが全然違う。
 後で調べたらオシドリのメスだった。くちばしにピンク色の部分が残り、あどけない顔をしているので、こちらも若鳥なのかもしれない。
 それにしてもなんと触りたくなる羽毛のもふもふさ加減よ……。


 そして全然逃げない。
 逃げないどころかもう1羽出てきた。こちらもメスっぽいので姉妹かな?


 やがて2羽連れだって他の場所に移動していったので、こちらも歩みを進めることにする。
 少し歩いて岳沢への入口に到着。うーむこれは駄目そうだな。
 途中の風穴あたりまではそれほどたいしたことはないと聞いていたのだが、この足元の悪い時に、準備もせずにこんな傾斜の山道に入るほど無謀ではない。
 丁度降りてきた登山者の方の話も聞いて、今回もまた諦めた。


 さて、岳沢を諦めたところで、時間は余りまくっているので、また穂高神社まで往復でもしてみるか。
 タイムアタックしないで好きなように歩けるのはなんと素晴らしい事か。
 14時過ぎてそろそろ人も減ってきているので、他にも何か動物か鳥に会えるかもしれない。


 カラマツ林と沢。
 水温が高いのか、このあたりでは水場という水場から湯気が出ているのだがうまく撮れなかった。


 ちょっぴり焼岳も見える。
 現在進行形で噴火中の火山。確かもう入山規制は解除されたんだっけ。


 川の色が縞模様。


 穂高神社に到着。
 嘉門次小屋の前でキジバトが何かせせくっていた。
 閉店後の今が一番安心してエサを探せる時なんだろうな。観光客の食べこぼしとかいっぱい落ちてそうだし。


 折角だから休憩も兼ねて、一の池遙拝所でのお参りもしていこう。
 時間的には去年6月とそう変わらないのだけど、やっぱり明らかに秋の色になってきている。


 この頃になると雨が降り始めた。
 予報では1日雨ということだったので、ここまで良く天気が保ったと思う。
 霧とカラマツ林と池。


 二の池も霧が湧き出してきて独特の雰囲気。


 霧の中の岩場でマガモが集まっている。
 そろそろ寝る支度かな?

 さて、休憩もしたし、今度は反対側の岸からぶらぶらホテルに戻るとするか。
 タイムアタックしないでいいのってほんと素晴らしい。


 帰り道で見かけた幹を破壊された木。
 クマが中のシロアリかなにかを食べるためにむしったとかなのかな、これ。


 この頃になると雨も本降り。山の中で夕暮れが早いこともあって段々暗くなってきた。
 でも、どこかに光源があるみたいに地面に影ができる時があるんだよね、不思議。


 キセキレイだ。
 こっち見てる……。


 ひっきりなしにしっぽをぴこぴこさせているので、どう撮ってもしっぽだけブレてしまう。
 かわいいんだけど。


 雨の夕方の河童橋。

 なんか結局同じ所を歩いちゃったけど、この辺は歩くだけで楽しいからいいや。