横須賀に行く用があったので、ヴェルニー公園に寄ってきた。
カラスもいたけど撮りそびれた。
2/16、17と蔵王に樹氷を見るツアーに行ってきたため、まとめてアップします。
樹氷ツアー2日目。
ホテルから見た宮城蔵王。空の光点は月。
天気予報では午前中晴れとのことだったし、今日は期待できそう。
この日は昨日と反対側の宮城蔵王から、雪上車に乗って樹氷原に向かい、樹氷を見るコース。
朝いちにホテルを出て、9時出発便に乗ることになる。
これが雪上車「ワイルドモンスター号」
ところでお気づきだろうか、空が完全に曇っている事に。
乗り場到着から出発まで、30分ほど待機時間があった。
その30分の間にいきなり雪が降り出し、あっという間に吹雪になる。
いやまあ、そんなこったろうとは思ってたけどさ……予想通りすぎるわ。
でも雪上車は予定通り(実際には他ツアーの中国人が時間を守らず15分ほど遅れた)出発。
中国人ツアーも加えて総勢6台で雪中を進んでいく。
やだ何これテンション上がる。重機の行列大好き(雪上車は分類上重機)。
なお、乗り場から樹氷原までは雪上車で45分かかる。
ディーゼルで騒音と震動、そしてガソリン臭がすごいので、スマホなんか眺めていた日には一発で車酔いする。
もっとも、外の風景と前方の雪上車部隊を見ていれば全然飽きないので平気。
半分ほど行程を来た当たりで、また空模様が怪しくなってきた(右側)。
ラスト付近では、同じ隊列なのにこの高低差が生じていた。
そして写真には写っていないがかなりの雪と風。雪上車に乗っていても風切り音が聞こえてくる。
大丈夫かこれ。
そして次第に悪くなってくる視界。
あっこれ昨日と同じパターンだ。大丈夫じゃないやつだ……。
ここでは、駐車場(?)から斜面を下って、樹氷のすぐ側まで行ける。
新雪にズボズボはまったり、転んでスマホを雪に突っ込んだりしながらなんとか接近。
なんかもう樹氷を見てるんじゃなくて雪で遊んでるみたいな感じになったが、そんな事をやっているうちに、なんとなく若干遠くまで見えてきた。
話には聞いてたけど、蔵王温泉のとは確かに形が違うなー。
ここでも自由時間は10分ほどの予定だったが、実際にはもうちょっと長く取ってくれたのではないかと思う。
雪と格闘していて時間が長く感じただけかもしれないけど。
やっぱりここでも数百メートル降りるとこんな風に遠くまで見えるようになる。
山の自然すごいな……。
そしてまた45分かけて乗り場まで戻ってきた。
この後徐々に天候が崩れだして、次の便の人達は樹氷原まで行けるかどうか分からないという感じだったそうだから、間近に樹氷を見て遊べただけ運が良かった方なのかもしれない。
この後はまたバスで福島駅まで行って、東北新幹線で帰ってきた。
うーん、行く前は1度見れればいいやと思っていたけど、実際に見るとまた見たいと思っちゃうな。
また雪が多そうな年が来たら行ってみよう。
2/16、17と蔵王に樹氷を見るツアーに行ってきたため、まとめてアップします。
というわけで、またしても個人では行きづらい蔵王の樹氷を見にツアーで行ってきた。
今回利用したのは、1日目の夜に蔵王温泉側の樹氷のライトアップを見て、2日目は朝から宮城蔵王側の樹氷を、雪上車に乗って見に行くというもの。
例によって1回で2度おいしいツアーである。
蔵王は15年ほど前の夏に1回行っている。その時に、今度は冬に来たいなあなどと何となく思ったりもしていたのだが、今回ようやくそれが果たせた。
今回のツアーは、東北新幹線で福島駅まで行って、そこからバスで蔵王に向かう。
前に行った時は仙台からバスで1時間程度だった記憶があるので、なぜわざわざ福島なのかと思ったが、どうやら団体が降りるために停車時間がなるべく長い駅を選んでいるらしい。
福島駅は東北新幹線と山形新幹線が連結分離する駅なので、その分停車時間が長いのだ。
福島駅から蔵王まで、昼食時間も含めて約4時間。その途中では熊野大社に立ち寄った。
「東北の伊勢」と呼ばれていて、縁結びが有名な神様らしい。
……なんかいろいろ混ざっている感じがするな。
林の中の素朴な神社。
1200年以上の歴史があり、伊勢神宮から直伝のお神楽を伝えられており、代々の上杉家、伊達家の信仰も篤かったという。
16時過ぎ頃に蔵王ロープウェイに到着。
ここからロープウェイを2本乗り継いで、地蔵山頂駅の樹氷のライトアップを見に行く、のだが……。
なんかまだ全然明るいんだよね。
樹氷到着が丁度ライトアップが開始される17時頃だというのだが、17時って平地ではまだ日が沈んでなかったりしない?
ロープウェイ来た。
ちなみに周囲は中国人ばかり。スニーカーばきで、日本人ならまずつけない靴にひっかけるタイプの軽アイゼンを装着しているのですぐ分かる。
ちょっと曇ってきたけど、冬で空気が澄んでいるせいか景色はかなり遠くまで見える。
これなら山頂駅では樹氷が楽しめそうだ、と内心ワクワクしていたのだが……。
ガスのまっただ中だった。
しかも風がめちゃくちゃ強い。体感温度的にはマイナス10度を下回っている。
例によってカナダグースの最強ダウンを装備しているので寒さはそれほど感じないが、耳当て帽にダウンのフードを重ねていても、すき間から風が容赦なく吹き込んできて耳がやばい。
なお、樹氷が見れるのは山頂駅の駅前数十メートルの範囲。
ここ以外はロープを張って立ち入れないようになっている。冬山の夜に遠くに行ったらそれこそ死ぬしね。
そして粘っていたら多少視程が通るようになってきたが、案の定全然暗くならないので、ライトアップもへったくれもない。
ここでの自由時間は、宿泊先ホテルの夕食時間の都合で10分ほどしかない。日の入り前にライトアップ見ろとか混雑の時間ロスを全く考えてないとか、このプラン過去の履歴だけ見て自分で確認しない新人が作った臭がプンプンするぞ。
数百メートル降りるともうこんな感じ。
荒れてるのは本当に山頂だけだったみたい。
山頂駅からふもとへの乗り継ぎ駅もこんな感じ。
空も晴れてきている。
そしてここでふもと行きのロープウェイ待ちが大渋滞していて、マイナス2度の気温の中1時間ほども待たされる。
天気が残念だったけど、後で調べたら冬の蔵王の晴天率は2割程度。観光写真で見るような真っ青な空や星空に無数に立ち並ぶ樹氷なんて風景は、実はよっぽど運が良くないと見れないらしい。
その前の数日が記録的な大雪だった事を考えれば、頂上に行けただけまだ良かったのかもしれない。吹雪いて行くことすらできない可能性もあったわけだし。
まあ、樹氷は見れたからね。
今年も世界らん展に行ってきた。
去年はテイラー・スゥイフトのコンサートに巻き込まれるわ、大混雑でえらい目に会うわだったので、今年は用心しながら行ったのだが、普通に入れた。
エントランス。
今年で35周年らしい。長いのか短いのか良く分からない。
コンテストはなんだか若干花の数が減ったような気がする。
これは葉っぱも花も緑のラン。
カトレアみたいなパフィオ。
そういえば、今年のコンテストはこんな感じの色鮮やかできれいなパフィオばっかりで、茶色のまだらとか緑色とか、変に花弁が長いとか、いわゆるパフィオっぽいパフィオがほとんどなかった。
ランにも流行はあるから、そういうのが受けなくなったという事なんだろうけど、ちょっと寂しい。
カトレアみたいな……なんだろう、シュンランかな?
東洋蘭良く分からない。
幅1メートル以上もある株。寄せ植えじゃなくて1つの株っぽい。
ここまで大きくするのにどのぐらいかかるんだろう。
今年のコンテスト優勝者。
いつもいかにも一般受けしそうなきれいな花が選ばれてるのに、今年いきなり個性派路線で来た。
確かにこれも1株にこれだけ揃った花つけてるのすごい。
カトレアが100均のカゴにディスプレイされていた。
確かに、通気がめちゃくちゃ良いから最適といえば最適なんだろうけど……。
このウェディングブーケはどのように持つのか、ひとしきり悩んだけど結局分からなかった。
石原産業という企業が開発した、ツユクサの遺伝子を組み込んた青いコチョウラン「ブルージーン」もコンテストに出ていた。
遺伝子組み換えを差別しない姿勢に好感が持てる。
特別展示のレブンアツモリソウ。
礼文島にしか生えていないが、盗掘で絶滅寸前らしい。
確かに、こんなきれいなで可愛い花だったら欲しくなるのも分かる。けど、北海道の最北端の環境で咲くような花なんて、持って帰っても鉢植えにしたって枯らすだけという事ぐらい気付けと思う。
コチョウランだって複数回花を咲かせられる人は少ないのに。
残念ながら假屋崎省吾はいなかった。
人がいなくなったり遊んで欲しくなったりすると、大声で呼び鳴きをするのは慣れたインコあるある。
我が家のインコどもも呼び鳴きをするのとしないのがいて、多分性格とかが関係しているのだろうと思うが、一番たちの悪い呼び鳴きをするのは誰かと言えば、実はこいつ。
長門やティカルも呼び鳴きをするし、しかも図体がでかいだけあって結構な大声で叫ぶのだが、さすがに知能も高くて、ひとしきり鳴いて相手にされなければ諦めるという事を知っている。
だが、カラの場合はそれがない。こうやって金網に逆さに貼り付いて、10分でも20分でもひたすら叫び続けるのだ。せいぜいセキセイインコサイズのマメルリハの叫びなどたいしたことはないと思うかもしれないが、奴らの声は甲高くて鋭い。それを3秒に1回のペースで10分とか20分とか聞かされるのだ。たまったものではない。
そしてカラの場合、別に遊んでほしくてそこまでしている訳ではない。
人間様が名前を1回呼んでやると、もうそれで満足して止まり木に戻って一人で遊び始めるのだ。一体あの長時間の粘りはなんだったのか、本当にたちが悪い。
他のマメどもはそこまで常軌を逸した真似はしない。たまにサーラルが、気分によってはカゴから出してもらう時間が近づくと鳴いて催促を始めるぐらい。
一体なんでカラだけこんな鳥になってしまったのか、本当にインコは分からない。
奈良2日目。
この日は法隆寺、大神神社、長谷寺を回る寺社巡り。
またずいぶん離れた場所をセレクトをしたものだが、まあ奈良だし大丈夫だろうと思っていた。
甘かった。
法隆寺。ここには何の問題もなく到着。
ただ、観光時間が60分しかないので、母親連れでは見られるのは金堂や五重塔などの近場だけ、少し離れた夢殿まで見られない。
でも日出処の天子にはまっている妹はものすごい勢いでダッシュして行った。
消防車がずらりと並んでいたので何かと思ったら、1/26は文化財防火デーで放水訓練があるからだった。
もともとこの文化財防火デーというのが、1949年に法隆寺の金堂が、7世紀の再建時(その前に1回全部焼けちゃっているらしい)以来初めて火事になり、貴重な壁画が失われたことに由来して設定された日になる。
76年前の今日がその日だったと思うと、ちょっと感慨深い。
そして今回一番見たかったのが、観光バスの駐車場にある舟塚古墳。公衆トイレの前というなかなかな立地。
昔木の船(木棺?)が出てきたという伝承があり、一応古墳の名がついていたものの、本当にそうなのかは研究者も微妙な感じの扱いだった。
なにしろ、発掘前の写真を見ると、ただの木が植わった植え込みにしか見えない。
この駐車場がホテルになるのに伴って4回ほど発掘調査がされ、立派な石室や副葬品が見つかったため、古墳という事が確定した。なんでも近くの藤ノ木古墳より前に作られた地方の有力者の墓と推定されるらしい。なにそれなにげに重要な発見じゃん。
今は発掘も終わって、写真の通り元の植え込み状態(木は枯れちゃってるけど)に戻されている。
ホテルになったらこの古墳も潰されるのかな……。
法隆寺の次は大神神社。
本来なら1時間もかからず行けるはずなのに、通過地点の天理で天理教の行事があった事、巳年のため蛇を祀る大神神社に人が押し寄せてるとの事で、奈良からいきなり大渋滞。到着までに1時間半以上もかかった。
結果、予定では50分だったはずの観光時間が20分に。しかも、バスの駐車場が神社と離れているため、神社に行くだけで5分以上かかる。
いや、頑張って行ってきたけどさ、母親はもう最初から諦めてバスで待ってたよ。
しかもこの遅れは長谷寺にも響き、85分の予定が30分に(そしてまたバス駐車場まで5分ほど歩く)。
前のブログでも書いている通り、長谷寺は山門から本堂までの階段が半端ない。どうやっても母親の足では無理だろうと思ったが、幸い、寺側に足腰が弱い人向けに、関係者用の道路を使ってワゴン車で一気に本堂まで行ってくれるサービスがあったので、これを使わせてもらった。
ジュウガツザクラがぽつぽつ咲いていた。
秋だけじゃなくてこんな時期にも咲くんだ。
上がったのは車だが、降りてくるのは歩き。
階段の途中の花壇には、ところどころ寒牡丹が植えてある。
寒牡丹って、そういう種類なんじゃなくて、普通の牡丹の開花時期を調節して冬に咲かせてるんだってね。
何とか予定の行程をこなして(本当にこなしただけ)、また奈良からはるばるバスで名古屋の三河安城まで、その後はこだま号の旅が待っている。
まあ、前日の山焼きが良かったからまだ今日のグダグダも我慢できたけど、上高地の時みたいに全くいいところがなかったらほんと怒りだしてたわこれ。
1/25、26と奈良に行ってきたので、まとめてアップします。
というわけで、母と妹と一緒に奈良にやってきた。
今回の目的は、若草山の山焼き。東大寺の後ろにある芝の山で、鹿が闊歩し頂上には鶯塚古墳と呼ばれる前方後円墳がある。
野焼きは、毎年1月末の夜にこの枯れ草や芝を燃やすもので、同時開催されるとんど焼(お炊き上げ)からもらいうけたご神火を使うれっきとした神事。
母親が行きたいと騒いでいたので、ツアーを見つけて行ってきた。
新幹線はこだま号を利用。三河安城で降りてそこからバスではるばる奈良へ向かうという、狂気のようなスケジュール。
しかも奈良に近づくにつれて、山焼き渋滞に巻き込まれるため、8時のこだまで出発して到着は実に14時過ぎ。
そして間髪入れず春日大社の観光。
なんか毎年来てるような気がするけど、まあいいや。
鹿。
切った角の切り口に触る誘惑を抑えられなかったことを白状します。
次は美男の阿修羅像がいる興福寺。
ここはしばらく来てなかったな。
前に来た時にはまだ建設中だった金堂。
一方、今回は五重塔が修復中。高層ビルの建築現場みたいになってた。
東大寺。
春日大社→興福寺→東大寺とバスで移動しているのだが、移動の度に渋滞に巻き込まれまくって観光時間が減っていく。
東大寺なんか30分だよ。年寄りの親つれてどう見ろっていうのさ。
大仏見るのさえ集合時間に間に合わなかったよ。
で、観光を終えて若草山の山焼き地点へ向かう。
山焼き現場到着。
ここに来るまでに夕食を済ませているので、すっかり暗くなっている。
何の前触れもなく花火開始。
尺玉も含めた600発を15分ほどで打ち上げる、奈良最大級のスケールらしい。
息つく暇もなく次から次へと打ち上げられる花火。スターマインとかそんな生やさしいものじゃないわこれ。
そして打ち上げ場所が高いせいか、こっちに迫ってくるような迫力がある。
惜しげもなく投入される尺玉。
ナレーションも音楽もなく、15分間ひたすら花火を堪能する。
これだけでも来て良かった。
花火が終わると、法螺貝とラッパに続いて、いよいよ野焼きが点火される。
ラッパはどこかで聞いたような音だと思ったら、やっぱり陸自だったらしい。
しかも、一方向からだけでなく、途中で進行方向が二つに分かれて、両側から斜面を回り込むように炎は広がっていく。
たまに野焼きしていて巻き込まれるニュース見るけど、こんな風になるんだったらそりゃ逃げ場を失うわ……。
15分ほどで目の前の草地は焼き尽くされて、さらに炎は頂上に向かっていく。
小規模ながら火炎旋風みたいなものも見えて、炎のすごさと怖さを実感した。
ニュースとかで見ると、野焼きって割とのんびりしたイメージがあったけれど、実際にはそんなものじゃなかった。
夜で炎が見えやすいせいもあるのかもしれないが、とにかく速い、そして勢いが半端でない。
これが炎なんだなあ。いろんな意味でいい体験をした。