青い塊と白い塊。
鳥の寝姿って妙な鎮静作用があるような気がするんだけど、どうだろう?
チャンドラとひすいが遊んでいる(のかぐるぐるドックファイトしながらののしりあっているのか実は良く分からないのだが)所にアッサムを投入してみた。

カゴの中と外で大暴れしている2羽のお兄ちゃんを見てちょっと不安げなアッサム。
大丈夫だよ、多分……。

アッサムをカゴの上に降ろそうとしていたら、突然ひすいが手に乗ってきた。
一瞬どつきあいになるかと思ったが、ひすいはどうやらチャンドラの行方を探しているだけのようで(左下の死角にいる)アッサムにはまるで無関心。
なんだそれ。

試しに手ごとチャンドラのいる場所に移動してみたら、ひすいはあっさりとアッサムに背を向けてチャンドラの方をのぞき込み始めた。
なんだかちょっとむっとしているアッサム。

そして、チャンドラのいる方へいる方へと移動するひすいがぱしぱし翼やしっぽを自分に当ててくるので、とうとう腹を立てたアッサム。
まあケンカしないのはいいことだが、ひすいは少しはアッサムの相手してやりなよ。
「メリー・ポピンズ リターンズ」を見てきた。
とりあえず、冒頭で凧につかまって降りてくるメアリー・ポピンズのつま先の開き方が秀逸。
前作で主人公だったマイケルは大人になり、3人の子供達に主人公の座を譲っている。時代は大恐慌。ガスの普及により煙突掃除のバートは姿を消し(世界を回っているらしい)、かわりに登場するのはガス灯点灯夫のジャック。ブーム提督は車椅子のよぼよぼおじいちゃん、公園番はいい年のおっさんにそれぞれなっている。
非常に良く練られた脚本を、いい役者ががっつり演じ、技術、演出全てにおいて、持っている最高の物を惜しみなくつぎ込んで作り上げている。何というかディズニーの本気を見せられた感じ。
ディズニーはやれば出来る子なのにアナ雪とかなぜあんなになっちゃったんだろう……。
もともと「メリー・ポピンズ」は、作者のトラヴァースが渋りに渋るのをウォルト・ディズニーが14年かけて口説き落として全力で制作したのだが、トラヴァースがあくまで子供を中心に回るおとぎ話として描いていたものに大人の世界の世知辛いエピソードを盛大に盛り込んだため、試写会でこんなひどいの私の作品じゃないとトラヴァースに泣かれたらしい。
今回もストーリーの中心は父親であるマイケルの借金問題で、子供達はそれに振り回される立場でしかない。メアリー・ポピンズは子供達をいろいろなおとぎの世界に連れていくが、それはストーリーとはほぼ関係が無く、父親の借金という「現実」と子供達が対決しようとする時、彼女は姿を消してただ傍観しているしかない。そういう意味では、原作と比較するとかなり違和感はある。
それでも、ひとつの作品としての完成度は非常に高いし、単純に見ていて楽しい。
個人的に驚いたのは、アニメとの合成シーンはCGではなく、全て手描きのフルアニメだったということ。やっぱディズニーはやれば出来る子……。
「ヴィクトリア女王最期の秘密」を見てきた。
老いて人生に疲れたヴィクトリア女王と、誠実で明るい植民地インドから来た従者の青年アブドゥルの友情物語かと思いきや、全然そんな話じゃなかった。また予告とサイトが華麗にミスリードを誘ってきているパターンだった。
かといって、立場を忘れてハンサムで優しいインド人の青年に傾倒する愚かな女王と、その好意に立場を勘違いしていく青年の話とも、女王におべっかを使い、好意を利用して青年が恵まれた暮らしを満喫する話とも違う。どうもいまいち解釈が分からなかったので、後で調べてみた。
すると、晩年の女王がインドにかぶれ、アブドゥルを「ムンシ(先生)」と呼んで寵愛していたのは、歴史的に知られた事実らしい。
当然ながら、大英帝国の女王が植民地の青年に入れ込むなどスキャンダル以外の何物でも無いので、女王の死後、息子のエドワード7世は、女王とアブドゥルの間に交わされた書簡を全て焼却した。
が、近年、女王自身がアブドゥルから学んで書き残していたウルドゥ語のノートが翻訳され、また、アブドゥル自身の日記が見つかったことで、これまで、卑しい身分の有色人種でありながら女王に取り入ったずる賢いアブドゥルと、ハンサムで優しい青年にのぼせあがって周囲の忠告も聞かず暴走した女王という見方とは違う、身内とも疎遠な孤独で寂しい女王と、個人的な思惑や欲はもちろんありつつも、老人の寂しさを無邪気に埋めてあげようとするアブドゥルの間に、疑似親子ともいえる関係があったという解釈が生まれ、それが今回の映画になったということらしい。
なるほど。
まあとりあえず、予告で見せてるほどロマンチックな映画ではないことは確か。
特に後半の、アブドゥルをめぐる女王対王族王室職員連合軍の正面からの殴り合いとか、はっきり言ってゲスすぎて、こういう話を見るつもりじゃなかったはずなのに、なんだろう? と思いながら見ていた。