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晴れたので桜島見てきた

 帰ってきたのが遅かったため、明日改めて書きます。

 というわけで、天気が回復した。
 昨晩は霧島神宮温泉に泊まっていて、当初の予定では1日霧島近辺で遊ぶつもりだったのだが、午前中に霧島神宮、午後に鹿児島へ戻って桜島に予定を変更する。
 もう桜島を見るためなら何を犠牲にしてもいい。


 で霧島神宮。
 祭神はニニギノミコト。天照大神の孫に当たる神様で、高千穂峰に降りたと言う。
 かつてはその高千穂峰を望める場所に建っていたのだが、噴火に巻き込まれて移転を繰り返し、今の場所になった。
 この場所は1234年のの霧島山の噴火の際の溶岩流の先端に当たるというのは、ホテルから運んでくれたタクシーの運転手さんの話。
 歴史にとても詳しい運転手さんでかなり面白かった。


 本殿。緑と赤の補色対比がとても映える。


 参道には西郷従道が献納した灯籠があった。
 鹿児島はちょっとした所にさらっとすごい人の名前が出てくるな。


 駐車場の一角に霧島民芸村の猫。かわいい。
 ガイドブックだと民芸色豊かな品々を売る店舗や露天風呂があって……という感じで結構充実した施設のような印象だったので、わざわざ立ち寄ったのだが、実際にはまあいわゆるがっかり施設。品揃えは悪くないのだが、巨大な屋久杉のテーブルセットとかここで買ってどうするのかというような品が多いし、露天風呂は長いこと使われてなくて荒れ果ててるし、いろいろ試してみたけどどれも成功しなくて惰性で運営している感半端ない。


 その民芸村から手入れが微妙な遊歩道を下っていくと龍神の泉があった。
 ミネラル豊富なおいしい水。


 もうトンボが出てる。


 本殿に参拝したついでに、少し階段を下ったところにある若宮にも行ってみた。
 途中にあった杉とシュロが一緒に生えている風景。

 そんなこんなで堪能したので、次は電車で再び鹿児島へ。
 霧島神宮からも桜島が見えていたので、今日は絶対大丈夫なはず。 


 昨日も来た水族館の横が桜島フェリーのターミナル。昨日は雲とガスに隠れて全然見えなかった桜島がくっきり。
 すごいなあ、迫力だなあ。


 しかも噴火してる。生噴火だ……。


 幸い今日は鹿児島が風上側だったため、火山灰の直撃はまぬがれた。
 直撃されるとほんと大変らしい。


 時間があったら島一周とかしたかったのだが、とりあえず今回はアイランドビューバスというごく一角だけを1時間ほどかけて回るバスに乗ることにした。
 ここは昔烏島と呼ばれていた島があったところ。桜島から500メートルほど離れていたのだが、大正の大噴火の際、溶岩流に飲まれて陸続きどころか島そのものが消滅してしまった。
 今はここに烏島があったということを示す碑だけが建っている。


 一般人が登れる一番高い場所、湯ノ平観測所。
 標高300メートルほどだが、周囲に視界を遮るものが何もないので想像以上に迫力がある。
 見ている間にもぽふんという感じで次々と噴煙が上がっていく。


 ちなみに桜島の山頂はは北岳、中岳、南岳に分かれていて、現在噴火活動が続いているのは南岳。火山灰やスコリアが絶え間なく降り積もっている南岳と違い、いわば「死んだ山」の北岳は崩壊と浸食がかなり進んでいる。
 今は標高が一番高いのは北岳だけど、遠からず南岳に逆転されるんじゃないかな。


 これは湯ノ平観測所から鹿児島方面の風景。
 遠くに本当にうっすらと見える富士山みたいな山は薩摩半島先端にある開聞岳。桜島からの距離は40キロぐらい。
 なんかもう先の2日間の大雨の埋め合わせみたいに天気がいい。


 フェリーターミナルのすぐ近くにある月読神社。「つきよみじんじゃ」と読む。
 小さいが開かれたのが西暦700年代とかのかなり由緒のある神社らしい。

 そろそろ時間もなくなってきたので、名残惜しいが空港に向かうことにした。


 帰りのフェリーから。心なしか来る時より噴煙が大きくなった気がする。


 空港からは霧島連山が一望できた。一番右の一番高い山が高千穂峰。
 すごくわかりにくいんだけど、ソラシド機の尾翼先端の少し斜め左上ぐらいのあたりの稜線にちょこっと見えている白いものが、多分先日噴火した硫黄山の噴煙。


 高千穂峰をバックに離陸するソラシド。

 雨が2日続いた時はどうなることかと思ったが、今回は予定が大雑把だったのが幸いしたのか、それなりにあちこち行って楽しむことができた。
 今度は桜島に1泊して徹底的に見てこよう。

雨だったので魚見てきた

 鹿児島2日目。
 今日は桜島に行く予定だったが、案の定雨、しかも結構な土砂降りなので、またあきらめてかごしま水族館でお茶を濁すことにした。
 なぜここを選んだかというと、屋内施設だから。


 山際近くまで雲とガスが押し寄せて、なかなか風情のある眺めではある。
 ちなみに気温は高くはないのだが、湿度が高くて結構つらい。


 入ると出てくるのがまずマグロの大水槽。
 数十匹に及ぶ本マグロやブリが縦横無尽に泳ぐ魚屋さん垂涎の光景。


 その間を縫って飛翔するエイ。


 小中学生から「ニモだ」「ニモだ」と言われていたクマノミ。丁度撮った時にイソギンチャクの間に隠れてしまった。
 ちなみにこの日は少なくとも小学校1校、中学校2校の生徒さんが見学に来ていた模様。そのためまあいろいろと騒がしい。
 しかし最近の小学校の先生は、生徒が一般人を押しのけて展示に殺到するような真似しても叱らないのね。


 さてどこにいるでしょう?(ヒント、岩の左上)。


 サンゴに群がるきれいな小魚を捕ろうとしてたら割り込んできたクエ。
 お前じゃない。


 同じ水槽の後ろの方で、なんだか右に倒れたり左に倒れたり変な動きをしているブダイ(多分)がいるなあと思ったら、どうやらホンソメワケベラに掃除をしてもらっている最中だったらしい。


 完全に恍惚としている。
 そんなに気持ちがいいのか……。



 この水族館ではウミウシの飼育と研究に力を入れているらしい。
 ちっちゃくてきれいでかわいいウミウシがいっぱいいた。


 こっちはタツノオトシゴの赤ちゃん。
 これもちっちゃくてかわいい。


 丁度アオリイカの餌付け時間だった。
 触手で抱え込んだ魚を一生懸命もぐもぐしている。夢中なあまり色が黒く変わっちゃってる。


 他のがみんなもぐもぐしている中、右端の1匹だけがこちらを気にしている。
 それにしても黄金色に輝いていてきれい。実物はもっと淡い繊細な色でさらにきれいだった。


 こちらではクエがホンソメワケベラに掃除されて恍惚としていた。
 エラを片方だけ開くとかそんな器用なことができるんだ。


 揃ってノコギリを持ち上げていたノコギリザメたち。
 地面につくと困ることでもあるのだろうか?


 神々しい水槽 その1。
 鹿児島の浅い海を表現したもの。


 神々しい水槽 その2。
 アマモの群生とそこで暮らす魚たち。


 たくさんの魚がアマモや底に生えた藻をただ無心に食べ続けているだけの水槽なのだが、光と緑のバランスの加減かなぜか癒やし効果が絶大で、大勢の大人が黙っていつまでも眺めていた。


 名前忘れたけどかわいい深海魚。


 実は立ってた。


 生まれて初めてこんなカニ見た。


 これもカニ。
 ひっくり返ってお腹を上にしているんだけど、別に弱っているとかじゃなくてこれが普通っぽい。


 ピラルクの水槽の隣でイベントが始まったら、なぜかピラルクも観客と一緒に続々と集まってくる。
 どうやら人間が来るとエサをもらえると思っているようで、写真を撮ろうと人が近づくと、その人のところに集まってきてしまって結局撮れないというのを何度か見かけた。


 底に潜りながら泡を少しずつ出しては、水面近くでその泡をぱくっと食べるという遊びを延々と繰り返していたイルカ。

 朝の魚たちが活動的な時間にいったためか、いろいろと面白い物が見られた。
 そして雨も弱くなってきたので、どこか近場でもう1ヶ所行くことにする。


 で、選んだのが市電で10分ほどの照國神社。祭神は島津斉彬。
 最近できた神社だからか、お社は立派だが規模は小さい。

 あっという間に参拝が終わってしまったので、隣にあった県立博物館にふらっと入ってみた。
 基本的には子供が対象の小さな博物館だったが、鹿児島の生物相、桜島について等、基本をきちんと押さえていてなかなか興味深かった。


 丁度「マングローブとゆかいな生き物」展をやっていた。
 鹿児島には、人工的に植えられた物と自然の物と、いくつかのマングローブ林があるらしい。
 トビハゼかわいいよトビハゼ。

 しかしなんというか、あっちへ行ってもこっちへ行っても中国人の団体ツアーがすごい。平日というのもあるんだろうけど、たまにここは本当に日本かと思うぐらいまわりが中国語だらけになったりする。
 箱根も確かに中国人は多かったけど、個人客ばかりで、さらに言えば欧米系の観光客も良く見かけたから、やっぱり少し特異なのかもしれない。


 市電に乗り間違えて正しい乗り場に歩いて引き返す途中にこんな碑を見つけた。
 旅ではこういう小さなお得気分がとても大切。

雨だったので島津の財力見てきた

 連休の合間の平日を狙って鹿児島に来ている。
 西郷どんにも島津にも全く興味はなくて、活火山が見たかったから。
 活火山なんて大涌谷を好きなだけ見ているじゃないかというツッコミはなしで。

 そんな訳で、珍しく飛行機で窓側の席が取れたのでご機嫌で写真を撮りまくる。


 首都圏。


 江ノ島。


 箱根カルデラ。


 富士山と隣を同航するどっかの飛行機と翼。


 北斎みたいな富士山。


 知多半島とセントレア。

 しかし鹿児島は雨だった。
 しかも鹿児島だけ雨だった。
 そして雨は明日も続くらしい。


 城山の展望台にのぼってみたけど、桜島は全く見えない。

 本当は指宿か知覧に行こうと思っていたのだが、結構本格的に降っているので、もう何もかもあきらめて本当は明日の予定にしていた仙厳園に行くことにした。
 予報によれば明日のほうが風雨が強いらしいし。まだましな時にさっさと行ってしまおうと思った次第。


 ブラタモリでもやってた反射炉。
 当時はこの上に20メートルぐらいの高さまで建物と煙突がそびえ立っていた。そう考えると当時としてはかなりの巨大建築物。
 ちなみに、ブラタモリの放映より前から鹿児島行きの予約は入れていたので、別にブラタモリに影響されたわけではない。


 仙厳園はきちんと構成された庭園や家屋と、小高い裏山の大きくふたつで構成されている。
 裏山に登ると湾が一望できるそうなのだが、雨で足元が危ないので断念した。
 でも途中でこんなものすごい木に出会ったのでそれはそれで満足。


 なんか池。
 庭園のほうもそうなんだけど、ここはそもそもの構成が重層的なのに加えて、小道が複雑に入り組んでいて、同じ場所に行くにも必ず複数のルートが用意されている。
 なので、ここを行くとどこに出るんだろう的な興味からどんどん先に進んでしまうので、うっかりすると歩き回っているだけでかなりの時間を使ってしまう。
 楽しいけどやばい。


 曲水の庭。
 太宰府の曲水の宴と同じことをやってたらしい。


 曲水の庭のすぐ下はこんな崖になっている。
 巨木が多いので庭園のくせに鬱蒼としてる感すごい。


 これ絶対芝生を段ボールで滑るやつだ……。


 バクテリオファージがくっついた棒が何本か立っていた。
 お祭り?


 御殿をちょっとフォトジェニックな感じで撮ってみた。


 かわいい鹿。


 かわいいおっさん。
 ガラスで保護してあるので反射がひどくて、これが精一杯だった。


 中庭。
 敷地内にも至る所に池やせせらぎが作られていたり、とにかくここは水が豊か。
 でも、実際には全部山から水を引いて仕掛けを作ってこれだけの物を作り出しているらしい。
 何というか、ものすごい財力と技術力なんだな。なんでみんな島津島津言ってるのか納得した。


 手前の手水鉢は、直径70センチぐらいの鉢から水がこんこんとわき出ている。
 これも地下にためた水を機械的に湧出させてるんだって。


 赤門もとい錫門。その名のとおり錫でできている。

 なんか予想以上に面白かった。ここはまた来たい。
 今度はちゃんと桜島が見える時に。

仏像のちから

「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」に行ってきた。


 仁和寺は昔家族旅行で宿坊に泊まったことは何度かある。でもどういう訳か寺の中をきちんと見たことはなかったので、何があるのか全く分からない。

 展示は2部構成で、前半が仁和寺所蔵の書画や小物を中心とした展示、後半は観音堂の内部をそっくりコピーして、観音像と28部衆像を置いたものを中心に、関連する寺院の仏像を集めた展示となっている。前半ははっきり言うとかなり地味で、たまに後醍醐天皇の直筆の手紙とか、空海直筆の書き付けとかすごいものは出てくるのだが、全体的にはあまりっぱっとしない印象。書などに興味がある人は面白いかもしれないが一般人には少々きつい。仁和寺は応仁の乱で1度焼けており、再建されたのは江戸時代になってからだそうなので、平安時代創建の超古刹の割には展示が少ないのはそういうところが関係しているのかもしれない。
 一方で後半は圧巻。秘仏も含めた数々の仏像のオンパレードは、思わず拝んでしまいそうな迫力がある(実際拝んでいる人がいた)。
 展示は撮影禁止だが、唯一、観音堂の再現だけは撮影可になっていた。


 これがその観音堂再現。


 かわいい雷神。
 風神もかわいかった。


 28部衆もみんな愛嬌のある顔をしている。
 1体1体違うので見ていて飽きない。

 前半は見ていてちょっとどうしようかと思ったが、後半でかなりテンションが上がった。
 ちなみに、会場では仁和寺展特製御朱印とかいうものを売っていた。お参りしたわけでもないのに御朱印を出すのにも違和感があったが、これが出来合いの物で1枚700円、4寺社分あるので全部そろえると2,800円という結構な値段。さらにお坊さんが直接書いてくれるバージョンも別途ご用意されているなど、なかなか商魂たくましい。
 ぶっちゃけ、これで御朱印は神様仏様のお守りなのでヤフオクに出さないでくれと言われても、あんまり説得力はない気がするのだが。

たのしいひこうき

 福岡から帰ってきた。
 福岡空港は町のど真ん中にあって、最寄りの博多駅からは電車で10分もあれば行けてしまう。なのでうっかりすると早く空港につきすぎて時間をもてあましたりする。
 しょうがないので見送りデッキから飛行機を眺めていたのだが、滑走路が1本しかない上に便数が多いので、ひっきりなしに離陸、着陸、離陸、着陸と繰り返している。
 しかも、777クラスの巨大なのから離島便のプロペラ機まで、行き交う機体も多様多彩。これは羽田より面白い。


 搭乗待ちをするANA、離陸待ちをするANA、着陸してきたANA。


 JALとANAと太陽と飛行機雲(写真をパソコンに取り込んでから気づいた)。


 誘導路で出待ち中の列(この前にもさらにいる)。

 今度はもうちょっと早く行って見よう。

東風吹かば匂い起こせよ梅の花

 また福岡主張になったので、ついでに太宰府天満宮にお参りしてきた。
 小学生の頃だったか、ご近所お誘いあわせて行ってきた祖母にお守りをもらって以来、一度行ってみたい場所だったのだ。
 ずいぶん遠いのかと思っていたら、博多から電車で1時間ぐらいだった。意外と近い。


 そして名物の梅は全然咲いていない。
 あれぇ、羽田空港までの道のりで見かけた梅は結構満開に近くなってたから、やばい関東でこの調子だと九州では終わっちゃってるかもと思ってたのに……。


 とりあえず正門。


 そして本殿は大混雑していた。そういえば受験シーズンだったっけ……。
 右側に見える白い花の木が「東風吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」で有名な飛梅。
 左側の赤い梅が全然咲いてないのに、こっちはもう五分咲きぐらいになっていた。


 なんでも、境内で一番早く咲き始めるのがこの飛梅なんだそうな。
 近くに行くと梅の香りがすごい。


 そして落ち着いてよく見ると、他にもちらほらと花をつけている梅がある。
 これは紅梅と蝋梅。


 紅梅と楠。
 ここは楠も有名みたいで、樹齢1000年以上の巨大なものが結構ある。


 奥の方にてくてく歩いていったら、毎年ニュースでおなじみの「曲水の宴」が開かれる庭「曲水の庭」があった。
 多分ここも梅が咲くと見事なんだろうなあ……。
 なお、この曲水の庭の隣はなんと遊園地になっている。さらにお向かいは九州国立博物館。なんかいろいろ入り混じってる感すごい……と思ったがよく考えたら上野の動物園のあたりも似たようなものか。


 天満宮のさらに山の上に、天開稲荷神社というお稲荷さんがあるそうなので、行ってみた。
 しかしうっかり裏参道に入ってしまったため、こんなハイキングっぽいところをせっせと歩く羽目になる。


 天開稲荷。九州最古のお稲荷さんという説もある。
 ここからさらに少し上ると奥の院。古墳を思わせる石室でかなり独特の雰囲気がある。
 写真を撮りたかったが何となくはばかられたので撮らなかった。


 で、こっちが表参道。
 ……あんまり裏と変わらなかった。


 とりあえず梅咲いてる感を演出。
 でも繰り返すけど全然咲いてなかった。

 由緒も歴史もものすごい神社だから、どれだけ巨大で華麗なんだろうと思っていたが、意外と素朴な感じで楽しかった。遊園地には衝撃を受けたけど。
 しかしここは学問の神様だと思っていたが、実は家内安全から縁結びまで、ありとあらゆることに御利益を望める神社らしい。
 道真公万能すぎる……。

○おまけ

 目つきがかわいいウソ(鷽)の笛。
 太宰府天満宮の守り神なんだって。
 参道のお土産屋さんでこれとは別に木彫りの鷽を売っていたのを行きに見かけて、帰りに買おうと思ったらそのまま忘れてしまったのが悔やまれる。

アンデスで北斎と仏像見てきた

「北斎とジャポニズム展」「古代アンデス文明展」「運慶展」に一気に行ってきた。



 古代アンデス文明展のキャッチコピーが割と空気読めてない感じ。

 今回は16時半ごろ上野に到着。まずは北斎展に行ってみた。
 全然並んでいなかったのでラッキーと思ったら、中は人の間からようやく展示をのぞくような状態でがっかりした。
 北斎の絵と、それを真似している、あるいは影響を受けたとされる西洋画を並べているのだが、真似しているのはともかく影響を受けたという作品については、正直こじつけっぽいのもあったりして微妙と言えば微妙。
 まあ、北斎の作品の実物を見れて良かった。良く考えたら北斎ってあまり興味がなくてちゃんと見てなかったんだよな。今回来たのも妹にタダ券もらったからだし。
 でも北斎漫画を見たらこの人がものすごい画家である事が良く分かった。

 で、次がアンデス。
 こっちも人はたくさんいたけど、でも北斎よりはましだった。
 アンデス文明の変遷を、チャビン、モチェ、ティワナク、シカン、インカ等時代ごとに分類展示している。
 なかなか見応えがある展示品が多かったけど、なにしろ独特の死生観を持つ文明だから、たとえば自分で自分の首を切断している最中の神官の姿を活写した瓶とか(首の切り口の血管なんかもリアルに作られている)、一見して怖かったり、物としては普通なんだけど由来を聞くとなんか怖かったりするものが割とある。
「怖い絵展」を見れなかった人は、こっちで怖さを補充するといいと思うよ。


 リャマ。かわいいんだけど見ているとじわじわ来る。


 展示は陶製の容器が多かった。


 黄金の飾り。
 展示ひとつひとつについて、前に停滞しては感想をしゃべりあわないと先に進まない若い女性二人連れがいたのだが、「なんかスポック船長に似てる。うーんほら昔のなんか、最近リメイクされた……サンダーバード?」とか言い出していたのでそっと離れた。


 1人の人物の左から若い時、壮年の時、中年の時。
 フェイスペイントが全然違っている。


 祈る王様。


 魚がかわいい。


 3メートル近い見事な刺繍の布。
 実はミイラを包んでいた布だって。


 猛禽。


 オウム。


 おじいちゃんとカモ。
 こんなおじいちゃん実際にいそう。


 現代美術の画家が喜んで真似しそうな布。
 模様は全部織りで作っている。


 こっちはパッチワーク。


 一番豪華だった黄金の首飾り。


 10世紀から13世紀頃のレース編み(っぽい技法)のヴェール。
 これすごかった。


 普通にインテリアに欲しい魚の壺。


 杯……かな……?


 インカ帝国時代の黄金像。
 ピサロが根こそぎ略奪したので、インカ時代の黄金の工芸品はほとんど残っていないんだとか。
 インカの黄金は全部鋳つぶされてスペインの聖堂の装飾になったと聞いたことがある。


 陶製の巨大コップ。どうやってこんなカラフルな絵をつけたんだろう。
 焼き上がった後にフレスコ画みたいに描いていったのかな?

 あと、展示にはミイラもあったけど撮影禁止だった。人体だから駄目なのかと思ったが、ミイラと別の場所に発掘された頭蓋骨が展示してあって、これは別に撮影OKだったのでよく分からない。

 アンデスから出た時点で19時半。もう帰ろうかと思ったが、運慶展が会期終了前の大サービスならぬ展示時間大幅延長で21時までやっているというアナウンスが聞こえてきたので、足を向けてみることにした。
 こちらも外に並んではいなかったものの、中は北斎以上の大混雑。記念品売り場なんてバーゲンセール会場みたいになってた。
 まあ大きな像が多いし人が流れていることは流れているのでそれなりの密度で見ることができたけど。
 実は東京国立博物館に行ったのは生まれて初めてだったりする。ついでに常設展示ものぞいてみたらなかなか面白かったので、また行こう。

西へ

 出張で博多に行ってきた。


 駅前のイルミネーション。
 ちょうど前日が点灯式だったらしい。エリアがやたら広いので全貌が撮れない。

 なんだか全然雰囲気が東京と変わらなくて、九州に来た気がしないままだった。
 店も東京にあるようなものばかりだったし。

霞ヶ浦(の反対側)の花火見てきた

 土浦花火大会を見てきましたが、パソコンのPhotoshopの調子が悪いため、明日アップします。

 復活しました。

 というわけで土浦花火大会。正確には土浦全国花火競技大会といい、全国津々浦々の花火師が花火の腕前を競うイベントである。
 もともとは、土浦のどこかのお寺の住職が、霞ヶ浦航空隊の戦死者の霊を慰めるために私財を投じて始めたもので、住職が私財を使い果たした後は有志が引き継ぎ競技会として今に至る。
 日本三大花火大会のひとつとされるだけあって会場も当然ながら大混雑するが、土浦は平坦地で高い建物もあまりなく、さらに花火のほうも250メートルぐらいまで上がる7号玉が主なので、別に会場にこだわらなくてもよく見える。
 というか、むしろ遠くからでないと全体を把握できない。

 コンデジを持っていったのだが、iPhoneのほうがよっぽどまともに撮れた。
 といってもろくな写真がないけど、雰囲気だけ。





 途中のWAONは広告花火。
 競技の合間にはいくつかこんな感じの仕掛け花火と、広告提供元がお金を出したスターマインが打ち上がるのだが、これもなかなか個性的。
 土浦警察署が赤黄青の信号と同じ色の花火でまとめてきていたり、ジョイフル本田が店とは全く関係のないパイレーツ・オブ・カリビアンをBGMに勇壮な大玉を上げまくったり、介護設備のいっしんが花火は普通なのに「にっぽんの介護」という微妙なタイトルをつけてきたり、これはこれで結構おもしろかった。
 ちなみにイオンモール土浦は、この花火大会のためにわざわざ全店休業にしている。

 競技会というだけあって、どの会社も技術とセンスを全力で投入してきている。
 特にスターマインがすごい。ここではアイススケートみたいにテーマと音楽に沿って花火を組み合わせ、定められた時間内で打ち上げていくのだが、普通の花火大会ならフィナーレに持ってくるような規模のものが、普通にいくつもいくつも出てくる。見ているとやっぱり企業ごとに違っていて、しかも、イメージの作り方や音楽との合わせ方といった上手下手も何となく見えてくる。

 打ち上げ花火は久々だったけど、楽しかった。

動物と深海見てきた

 そういえば国立科学博物館の「深海展」の前売りを買っていたので、夏休みも終わったしそろそろ大丈夫だろうと思って行ってみた。


 とてつもなく甘かった……。
 というかなんでこんなに混んでるの? 別に生魚展示してるわけじゃないんでしょ?

 しょうがないので、夕方すいてくるまで上野動物園で時間をつぶすことにした。
 東京都美術館のボストン美術館の至宝展も興味あったけど、まあそれは今度でいいかなと思って。
 上の方は前に行ったので、今回は不忍池の方を中心に回ってみた。


 ゾウ。


 サル。


 なんか何かをすごいガン見していたペンギン。
 今にも飛び込みそうになってるのもいる。


 フラミンゴってこんな座り方してんだ……。


 タテガミオオカミ。
 でもオオカミではないらしい。


 ケージの中で1匹だけ高い場所に座って天井を見つめ続けていたミーアキャット。
 多分見張り役だと思う。


 あ、こっち向いた。


 マヌルネコ。目が完全に野生。


 プレーリードック。


 ご飯中のアルマジロ。
 意外と毛深かった。


 は虫類館のワニ。


 は虫類館のヘビ。あんまりヘビに見えないけどヘビ。


 座っていても動かなかったハシビロコウ。


 でも羽繕いは普通にしてた。


 ニホンジカ。
 見事な角だったけど、ケガでもしているのか血がついているのが見える。
 飼育員さんが近くにいなかったので言おうにも言えなかったけど、まあエサやる時に気づくだろう。


 メジロとシジュウカラが仲良くミカン食べてた。

 これで17時近くまで時間を潰してまた博物館に行ったら、ようやく1時間待ちになっていたので整理券を入手。博物館のレストランで早めの夕食を食べながら時間待ちをすることにした。

 ちなみに博物館のレストランがとんでもなくまずくてびっくりした。
 どのぐらいまずいかというと、出された物は残さず食べるというしつけをうけた人間様がもうこれ残したいと思い、でも残せないのでとりあえずなるべく早く胃袋に送り込んで終わらせてしまおうと思うぐらいまずい。
 最近はレトルトでもそこそこの味の物が食べられる中、ここまで堂々とまずいレストランがあることにむしろ感動する。

 というわけで、とりあえずお腹をふくらませて入場。



 まあ大体がこんな感じ。
 当然ながら生体展示なんてできないし、かといって映像だけで済ませるわけにもいかないので(それでも充分面白いと思うんだけど)、結果として大小様々なホルマリン漬け標本がずらりと並ぶことになる。
 チケットの生き生きした生体写真からいろいろ期待して来た人が、実際にはホルマリン漬けの羅列見せられるとかかなり微妙な気分になると思うんだが、皆さんそんな物は表に出さず頑張って一生懸命見ている。
 でもちびっ子は正直なので、面白くないと思うとさっさと素通りしていく。


 こういうネーミングセンス好き。


 すごい形の資源探査船。その名も『資源』。

 この企画は2部構成になっていて、1部が深海生物、2部が東日本大震災をテーマにした深海の地下構造と鉱物資源に関する展示になっている。
 探査船『ちきゅう』で掘削した本物のコアなんかもあってなかなか面白かったが、ちびっ子達はホルマリン漬け以上に退屈だったらしくて、早く行こうとかもう出たいとかのおねだりがあちこちから聞こえてた。
 

『しんかい6500』のコックピット。
 水圧に耐えるために限りなく真球に近い球体で作られている。床のクッションがなんとなくお座敷感。


 これは常設展示の化石標本。
 みんなこっち向いてるのがすごい迫られ感がある。

 思いっきり正直に言うと、JAMSTECの一般公開の方が面白かった。