陸自の東部方面音楽隊の第60回定期演奏会に行ってきた。
音楽まつりじゃなくて正統派クラシックのほう。
海自は横須賀音楽隊のに何度か行ってるけど、陸自は初めて。

例によって始まると写真禁止なので、開始前。
場所は東京文化会館大ホール。自衛隊の演奏会って意外と格の高いところでやるんだよね。
ちなみに左側の端っこに見える銀色のは大きな薄いブリキか何かの板を吊したもの。何かの演出用かと思ったら波の音を出すためのれっきとした楽器だった。

プログラム。
「火の鳥」で寝そうになったけど頑張った。
ゲスト演奏者の安倍圭子という人は世界的なマリンバ奏者なんだとか。マリンバはほとんど聴いたことがないから善し悪しは分からないけど、70歳近いのに演奏する時のステップが尋常じゃなくキレが良くてそっちに目を奪われっぱなしだった。
アッペルモントの「ノアの方舟」は、なんというか、なんかアニメのBGMっぽい印象の音楽だと思ってたら、1973年生まれでつい最近の人なのね。さもありなん。

アンコール。オリンピックマーチは2020年の東京オリンピック開催決定にあやかってらしい。
特別ゲストでロンドンオリンピック金メダリストの小原日登美が来た。生金メダリスト初めて見た。
「なんか軍系」カテゴリーアーカイブ
毎年恒例戦車祭り
すみません、端末の日本語入力がおかしくなり、普通に打つのが大変なため、明日改めてアップします、
帰宅しました。
旅行に持っていってるのがWindows XPとATOK2005を入れたVAIO Type Pなのだが、なんだか最近日本語入力がうまくできない。
ATOKをインストールし直してみよう。
というわけで総火演。
もともと木曜日にやるのは、公開するのは関係者のみの1回目総合予行ということで、基本的にはクオリティが低いのだが、それにしても今年は何だかという感じだった。
素人が見ても明らかに一斉射撃できていないとか、不良起こして発射できない車両が展示中に2両も出るとかどうなの。
例によって写真は撮りまくっているのだが、そろそろ似たような物しか撮れなくなってきているので、今回は適当にピックアップして上げるだけにした。


左:散水車大好き。
右:わざと噴煙を左右に逃がしているので、こんな妙な煙が残る。


左:いつもの富士山。左側からドミノ式に炸裂していくのが正しいのだが、結構タイミングがずれているのがよく分かる。
右:車両の後ろで警戒につく隊員。


左:これもいつもの宙づり撤収。これだけは体験させてあげると言われても断ると思う。
右:憧れの砲口炎。この1枚を撮るために一体どれだけの連射画像を無駄に量産したことか……。


左:偵察なのにアクロバットを披露するF2。雲に隠れてよく分からなかったけど、ハイレートクライムだったかな。
右:わかりやすく派手なビジュアルで実は戦車と同じかそれ以上に歓声が大きいのが、この地雷原処理車の展示。

いつものラストシーン。
で、夜間演習だが……。

こんな感じ。
開始を待っている間にどんどん霧が濃くなり、ついには演習場自体が雲の中に入って視界が数十メートル前後まで落ちてしまう事態に。
戦車の位置を示すランプすら見えなくなり、これは中止だろうと思っていたら、それでも10分遅れで開始するという。
夜間演習は暗視装置や照明弾の展示が中心なのでできるんだろうかと期待したのだが、実際には視界不良のために暗視装置も照明弾も使えないということで、全く何の展示もやらずに「○○発射……目標確認できず……発射中止!」というアナウンスがひたすら繰り返されるだけで終了だった。
はっきり言って中止するより悪い。
まあ、この夜間演習も予行ではあるので、逆においそれと中止できないという事情があるんだろうし、一方、まじめに何も見えない中でやったら、いくら暗視装置や照明弾を使ったとしても、観客に影響が及ぶ事故が起こるかもしれないという危険防止的な判断もあったのかと思うが、その割には途中で雷が鳴り出しているのにも関わらず止めないというのはどうなんだろうか。
装備は使えないし適格な判断もできない陸自と思われても仕方ないと思う。
結局一番面白かったのは、開始待ちをしている時に鹿が1頭飛び出してきて、たくさんの戦車と人にパニックを起こしながら必死に演習場を横切って走り去っていったことだった。
○おまけ

今回総火演に行くのに使ったバスは、大洗でも見た特別儀仗隊のバス。
他の関係団体がみんな観光バスや一般のバスをチャーターして来ている中、1台だけ微妙に浮いていた。
一体何だと思われただろうな。
戦車乗りに行ってきた
駒門駐屯地に研修に行ってきた。
明日が総火演(予行)なのでそのプレ研修。
おととしも行った気はするんだけど気にしない。
駒門駐屯地には、戦車部隊やら情報保全隊やらいろいろひしめいているのだが、特徴的なのは海外派遣のための教育、訓練を行っている国際活動教育隊。
訓練のために、イラクのサマーワに派遣された時の基地のミニチュア版を作ったりしていて、見せてもらった。
イラク派遣当時は政情が安定しておらず、自衛隊がテロの標的になる可能性もあった。
ほとんど報道されていないが、反自衛隊のデモなんかもあったという。
なので、イラクではテロに対する警戒設備が半端なく充実している。

第一関門。
車が突入してきたらこれで車をパンクさせる。

第二関門。
それでも突入してきたらこれで阻止する。
遮断機の内部には極太の鎖が仕込んであって、トラッククラスが時速50キロでつっこんできても阻止できるらしい。

探照灯。いわゆるサーチライト。
「ルパンなんかで、忍び込もうとしたルパンが突然光にバッと照らされて、そのまま追われるとかいうのがあるでしょう。あれです」
という説明だった。
このほかにも数メートルの高さと幅のある土嚢とか、これでもかというぐらい設置してあるいろんな種類の監視カメラとか(セコムのらしい)、実際にはかなり危険な状態での任務だったということが分かる設備だった。

お当番表。


でも微妙にそのへんの工事現場感。

そしてまた74式の体験搭乗。
人間様、シャレじゃなく飛ばされるんだよねこれ……。
今回はキャタピラをぐにぐに動かすのを動画で撮ってみた。
最後はお辞儀までしてくれるのだが、結構な騒音なのでご注意。

で、戦車でシェイクされた後は射撃シミュレータ。
おととし見た時は機関砲のデモンストレーションだったが、今回は担いで撃つミサイル砲だった。
「女性でも赤ん坊抱ければ大丈夫ですよ」と言われたので、赤ん坊いないけど爆撃するために飛んでくる戦闘機を迎撃するというのをやってみたが、そんななまやさしいものじゃなかった。
重さが9キロある上に、基本男性仕様なので、何もかもが体や手のサイズに合わない。
何とか当てたけど2度は無理。
しかも照準器に眼をぶつけてコンタクトなくした。お詫びとかされかねないんで中の人には内緒だけど。
○おまけ

駒門駐屯地売店で発見、ラバーアヒルかと思ったらぬいぐるみだった。
空自バージョンは買い損ねた。
いずもん
というわけで『いずも』の進水式に行ってきた。
今回は写真撮れた。

進水式前。
まだこの時点では名前は不明という建前なので第2405艦と呼ばれている。
でももうみんな知ってるけどね。

『ひゅうが』や『いせ』も大きいと思ったけど、さらにでかい。
なんでも全長248メートルらしい。『ひゅうが』は197メートルなので当社比1.5倍。さらに263メートルあった『大和』より大きい。
さすがに東京タワーと同じ長さのジョージには負けるけど。

見物人みっしり。
この人たち、きれいなチケット持ってたけど、あれどこで手に入るんだろ?

ちなみに造船所の人はみんなこういうポロシャツを着ている。
ほしい、これすごくほしい。
まずは命名。
紅白幕は巻き上がるか下に落ちると思ってたので、これにはちょっと意表をつかれた。
そして進水。
といってももうすでに水の中にいるので、くす玉やら紙テープやらが乱舞する中10メートルほど後ろに下がるだけ。
まわりの声入りまくり。

後ろでは花火や風船も飛んじゃうよ。

そしてこのあとは祝賀会。
何しろ海自最大の護衛艦の進水ともなると、会場も体育館レベルが必要。
これでも結構人口密度が高くなってる。

ごはん。

記念のお酒。
中身は普通の吟醸酒。おいしかった。

ゲストその1、副防衛相。

ゲストその2、ゲル。
『いせ』『ひゅうが』と来たら次は『ふそう』か『やましろ』になると思っていたが(日本海軍で最後に知られた戦艦は『扶桑』『山城』『伊勢』『日向』に『長門』『陸奥』を加えた6隻)、この命名は意外だった。でも『ふそう』『やましろ』にはちょっと違和感を感じていたので、こっちのほうがいい名前だと思う。
『いずも』が就役するのは1年半から2年後。その頃は見れる立場にいるのかどうか。
そして、中の人の話によれば、『いずも』の寿命は40年。丁度今年生まれた子供が大きくなって幹部として自衛隊に入り、『いずも』の艦長になるぐらいの頃に、自衛艦旗を返納して生涯を終えるのだという。
2年後の事が分からないのだから40年先のことなんて分かるわけがないが、『いずも』が寿命を無事に全うできる40年になることを祈りたい。
ばれてる名前
明日は海自の最新鋭護衛艦22DDHの進水式なのだが、防衛省がうっかりさんをした結果、式まで厳重に伏せられているはずの『いずも』という艦名が流出してしまった。
しかも、『いせ』や掃海艇『えのしま』の時と同じように、進水式の時の撮影は不可という可能性が高い。
なのでなんだか微妙にわくわく感に乏しい。
しかし『ひゅうが』『いせ』と来て次が『いずも』って、ヘリ空母は神社シリーズになるんだろうか?
多分艦内神社は出雲大社からの分社だろうから、就役したらここにお参りすれば……(以下略)。
ヘリ乗ってきた
会社の同僚と一緒に朝霞駐屯地のヘリ体験搭乗に行ってきた。
木曜日あたりから風邪をひいてて頭が痛いんだけど。

今回乗ったのはUH-1。
CH-47チヌークのほうが自衛隊っぽいんだけど、こっちのほうが見てのとおり窓が大きくて視界が広いし、横座りシートじゃなくて楽なので、個人的には体験搭乗するのはこちらのほうがおすすめ。

バックの工事現場感がアレだけど、とりあえずいってらっしゃーい。
今回の体験搭乗は朝霞駐屯地の演習場でやっているのだが、10月の観閲式の会場になるため、整備で結構あちこち掘り返してるのだった。
ちなみにやってるのは自衛隊員じゃなくて、普通の業者さん。

多分下に見えるのは荒川じゃないかな。リクとかニノとかいるところ。
地理苦手だから自信ないけど。
曇ってたけど結構視程は良くて、遠くまで見えた。
海からお山へ
今日は比叡山に泊まっていますが、ネット環境がロビーで無線LANが通じるだけというまさかの状態のため、明日アップします。
いろいろとお山なめてた。
帰宅しました。
そんなわけで、舞鶴地方隊の展示訓練に行ってきた。

『すずなみ』と隣の埠頭にいた『日本丸』のツーショット。
なんで『日本丸』がここにいたのかは不明。

着いたのが8時15分頃で、乗艦開始は9時からなのにもうこんなに並んでいる。
しかもみんな関西弁。京都弁じゃなくて関西弁。

しかも出港は9時半。
乗ったはいいが暇なので風景写真などを撮ってみる。
舞鶴って呉にちょっと似てる感じ?

ぶらぶらしてたらようやく出港時間になったので、もやいの回収。
艦首には国旗が掲げられているが、実はこれは停泊している間だけで、航海が始まると降ろしてしまう。

よく見ると、隊員が降ろす準備をして「出港用意!」の号令を待っている。

そして号令が出た瞬間、一瞬で降ろす。
入港の時は逆で「入港用意!」の号令がかかると一瞬で上げる。
よく分からないけど、航海中、艦の先っぽでなんかひらひらしてると邪魔とか、そんな実際的な理由があるんじゃないかな。


艦首を陸側に向けて停泊していた『すずなみ』は、出航後にタグに押してもらって方向転換をする必要がある。
今回はものすごく近いところで見れた。

どのぐらい近いかというと、ブリッジの中で操舵してるのを写せちゃうぐらい。
タグのブリッジの中なんてまず見る機会がないからかなりテンション上がった。

『日本丸』をバックに、仕事を終えて去っていくタグ。
さて、これから若狭湾の展示訓練海域まで3時間の航海である。
今回、PEN miniに75-300mmのズームレンズをつけてみたのだが、望遠すぎて距離が近かったり広角だったりの写真がまるで撮れなかった。
なので、一緒に持って行ったS100に適宜切り替えて撮っている。
しかも、PEN miniはお利口さんすぎて、オートにしておいたら、曇りの日に日本の海の色に似た護衛艦の色をどう撮るか悩んでしまったらしく、妙に青ころびした写真ばかりが量産されてしまった。
そんなわけで、かなり写真によって色や写りがばらついている。

……京都府のクレーン?

艦の上はこのとおりのまったり感。
これでも512名だか乗っているらしい。

そして、湾内だというのに航行中の船が全くいないことに驚愕する。
東京湾だとありとあらゆる種類の船がそこらじゅうをうろうろしているのに。

……SH-60JだかKだかが飛んできたので、『すずなみ』の速射砲を入れて撮ろうと思ったら、タイミングを間違えて大変シュールな写真ができあがった。

そのうちやっと他の艦が見えてきた。これは『みょうこう』と『まきなみ』。
予定地点まで1列になって航行していくのは横須賀と同じだけど……。

突然、こちらの3隻と交差するようにして他の艦の列が現れたので驚いた。
まだ展示が始まるには1時間もあるのに。


そして『みょうこう』と『まきなみ』が突然90度以上も方向転換。『すずなみ』もそれに続く。

気付けば向かい側に現れた艦も、こちらに艦首を向けて一斉に回頭している。
……どうやら、展示に向けて1列になるよう、隊列を整えようとしているらしい。
やたらと複雑だけど、これもアピールの一環なのかな?

そして、列が整ったところで、今度こそ本当に展示訓練が開始。

先頭の『あしがら』に威儀を正す乗員。

……と思ったら、そのさらに前をさりげなく通り過ぎてく潜望鏡があった。
なにこれ。


左:『あしがら』
右:『きりさめ』。艦番号が電話番号案内。



上左:他用途支援艦『ひうち』
上右:掃海艇『のとじま』
下:補給艦『ましゅう』

こちらの前を通り過ぎた後、すぐに方向転換して斜めに去っていく。

艦艇が終わると次は航空展示。
毎度おなじみ(といっても実は関東では観艦式の時以外は見れない)US-2。
隣で写真撮ってた人が20回ぐらい「辛坊さんを助けた奴」と仲間に繰り返し言い続けてたのが笑ったが、世間ではそんな覚えかたされてるのか……。


そしてUS-1の離水。
海面にぷかぷか浮いてると思ったら、おもむろにプロペラを回して滑走ならぬ滑水を始め、そのままゆるゆると上がっていく。

潜水艦の浮上。全く分からん。
書き忘れていたが、今回『すずなみ』の位置は列の最後尾なので、あらゆる意味で展示がとても見にくい。

これもおなじみの救難展示。
ヘリとボートを囲むようにして、艦艇が次々と恒例の大回頭を行っていく。

回頭中。

『すずなみ』が回頭の頂点に来た時の風景。

回頭完了。

次はミサイル艇の高速航行展示。

あっという間に護衛艦たちを抜き去っていくミサイル艇。

……と思ったら、先頭の艦の前を横切って戻ってきた。
航行中の正面顔って新しいな。

そしてまた通り過ぎて……。

今度は後ろをぐるっと回って戻ってくると、IRフレア発射。
だから遠すぎて分からんてばよ。


派手なミサイル艇の後は、地味に『ひうち』が放水展示。
よく見ると消防服を着た乗員が手動で放水していた。

ラストは高速機動艇の航行。
最近これあちこちで見るけど、はやってるのかな?
これで展示はおしまい。
位置が悪かったせいもあるのかもしれないけど、全体的に間延びしてる上に見にくいものが多くて、ちょっとだれた。

隊列を崩しておうちに帰る艦たち。
中でも『すずなみ』は西舞鶴で他の艦より遠いせいか、ものすごいスピードで他の艦を次々と追い越していく。

それでも港につくまで2時間半ほど。
その間、展示されているヘリコプターを見たり……。

士官室の足ふきマットを写真に撮ったり……。

相変わらずの大海原感を楽しんだりしていた。

そして入港。
お疲れ様でした。
さて、せっかく京都に来たので、今回は比叡山延暦寺の宿坊に泊まることにした。
比叡山まではいくつかコースがあるが、選んだのはケーブルカーとロープウェイで比叡山山頂に行き、そこにあるバスターミナルからタクシーを使おうというもの。
ターミナルに着くのが19時頃になるのでバスはもう終わっているが、この時期、山頂のレストランが夜景展望イベントなどをやっているので、客待ちタクシーの1台や2台はいるだろうと考えたのだが、これが甘かった。
ケーブルカーの改札で、バスターミナルのあたりは有料道路なので、わざわざ客待ちするタクシーはおらず、しかも携帯は圏外になるので呼ぶこともできないと教えられ、宿坊に連絡してタクシーを呼んでもらったほうがいいと勧められて慌てて電話。平謝りしながらタクシーを呼んでもらうよう頼んだところ、宿坊のほうで、本来やらない車の迎えを出してくれるという。
完全にこちらの事前確認不足なので、タクシーがだめなら最悪歩くつもりでいたのだが、歩くにしても街灯もない道路なので無理とのことで、結局ロープウェイの駅まで迎えに来てもらうことになった。
この後も、買って10分でケーブルカーの切符をなくし、他の乗客を待たせて迷惑をかけたりとか、突然なんでこんなに頭が悪くなった? と思うぐらい不手際の連続で、なんだかかなり凹んだ。

でもロープウェイからの夜景はきれいだった。
祭りの前日
夕方の航海
晴海から横須賀まで『やまゆき』に乗ってきた。
あ、もちろん選挙もちゃんと行ったよ。

前回は入港してくるところから見れたんだけど、今回は晴海についた時にはもういた。

出港前なのにすでに難民船状態になっているヘリ甲板。
皆さん暑くないんだろうか……。

タグに岸壁からひっぺがしてもらって、出港。

出港してからもしばらくは追ってくる。
この全力感が好き。

出港は16時半なので、そろそろ日が傾きかけている。
余談だが人間様はレインボーブリッジとベイブリッジの区別がいまだにつかない。
さらに最近はゲートブリッジなんてものまでできたので、ますます困っている。

レインボーブリッジ(調べた)を抜けて横須賀へ。

青空に良く映える赤白のガントリークレーン。

羽田下。

今回のミサイルは猫耳をつけられていた。
かわいいのか禍々しいのかよく分からない。

しばらく艦内をうろうろしていて出てきたら増速していて艦尾がこんなになっていた。
これはお尻が低い『やまゆき』ならではの風景。

横須賀沖でどこかから帰ってきた作業艇(多分)と遭遇。向こうの乗員が甲板に並んで礼をするのに、『やまゆき』もラッパで答礼していた。

米軍は、ジョージこそいないが結構入っている。
左側のでかいのは調べたら米海軍の補給艦で『USNS Rappahannock』だそうだが、なんて発音するんだこれ。

夕日をうけてみんなほのかにピンク色。
そんな中を『やまゆき』は接岸。

接岸作業を終えて帰っていくタグ。
ありがとー。

夕暮れ直後の『やまゆき』。

暗くなっていく中『ちはや』にも明かりがついた。

『やまゆき』とお尻合わせに泊まっている『てるづき』。
今日は風が涼しかったし、日もそれほど強くなかったしで快適な航海だった。
やっぱり、港は夕暮れ時がいちばんいいなあ。
○おまけ

それ、むしろ入りづらいと思います。
大洗で10式見てきた
茨城県の大洗港は、この連休が被災した大洗港の完全復興記念海開き。
海自の『てんりゅう』と陸自の10式他いろんな車両がやってくると聞いたんで、行ってきた。
とはいっても目的は『てんりゅう』でも10式でもなくて、陸自の装備のくせに作ったのはユニバーサル造船という謎の水陸両用車、94式水際地雷敷設装置の体験試乗。
……だったのだが、体験試乗は明日の14日からだと現地で知った……。
3時間もかけて行ったのに……。

10時過ぎごろ行ったら、『てんりゅう』の入港歓迎式典の真っ最中だった。
『てんりゅう』は確か何年か前に見た記憶がある。
護衛艦その他の射撃訓練用に、標的を発射したりデータを取ったりする艦で、常にオレンジ色の標的を飾っている印象だが、今回もやっぱり飾っていた。
ところでこの大洗、女子高生が戦車に乗って戦車道とかいう武道を極めるアニメ「ガールズ・パンツァー(略称ガルパン)」の舞台らしい。
個人的には戦車といえばエーベルバッハ少佐か「覇者の戦塵」なので、カワイイ女子高生が制服でガチな戦闘メカに搭乗というと、「トップをねらえ!」の亜流の亜流路線? ぐらいの印象しかないのだが、確かに町中あっちを見てもこっちを見ても熊本県のくまモン並みにガルパンキャラが露出してる。
……アニメで町おこしや組織おこしを否定するつもりはないが、なんというか、オタ向けアニメでそれをするのは見ていて結構痛いというのが正直なところではある。
入港歓迎式典でも、町長さんらしき人が乗員に向かって一生懸命ガルパンの聖地を力説してたが、海自の中の人にそれを言っても……という感じだし。

10式と『てんりゅう』の異色コラボ。


いつもの展示装備の皆さん。

10式をここまで運んできたトレーラーの荷台。
何の説明もなくこれだけぽつんと置かれていたので、何だか分からない人も多かったんでは……。
とひととおり見たところでまだ11時。
『てんりゅう』の一般公開は13時からとのことなので、それまで隣の大洗リゾートアウトレットで時間を潰すことにする。
本当は水族館に行きたかったのだが、ちょっと距離があって間に合うように戻ってこれるか微妙だったのであきらめた。

リゾートアウトレットから会場全景を撮ってみた。
明日と明後日は体験試乗とかガルパン声優のトークショーとかいろいろあるので親子連れやオタクの人やらで混みそうだが、今日はそういうものも特にないのでまったりしている。

アウトレットから『てんりゅう』の正面顔。

で、ご飯を食べて店をぶらついて12時半ごろ戻ってきたら、陸自1のイケメン部隊こと特別儀仗隊の中の人と一緒に写真を撮れるコーナーができていた。
でも制服とかが見慣れないせいか、皆さんいまいち反応が薄い。儀仗隊の中の人ちょっぴり暇そう。

一方『てんりゅう』は早くも開始待ちの列ができていた。
この時点ではたいしたことないのだが、この後みるみるうちに行列が伸びてアウトレットの方まではみ出していった。


まるでバッキンガム宮殿の衛兵のようにモデル役を交代する儀仗隊の中の人。
で、そんなのを眺めていたら開始時間になった。

艦橋の上の露天部分にあった何かの操作盤。仰角とか俯角とか書いてあったからなんかの発射装置だと思うけど、なんだろう。

ふと下を見たらとんでもない行列ができている。
どうやらすでに入場制限もしているらしい。

そのせいか比較的艦内はすいていて、艦橋も見れた。

艦橋の窓から。


左側の方がかっこいいんだけど、実は左のは古くて使いにくいので全部右側のに変わる予定なんだとか。

後甲板にいたら大きな汽笛の音が聞こえて、大洗-苫小牧間フェリーの『さんふらわあ』が入ってきた。
ちょっとテンションが上がった。

自力で桟橋のちょっと手前で回頭して、バックして車庫入れする『さんふらわあ』。
いいなー、大きいなー。

『てんりゅう』のお尻と『さんふらわあ』。
94式水際地雷敷設装置に乗れないと知った時はもう帰っちゃおうかとも思ったが、『てんりゅう』に乗るあたりで楽しくなった。
なんかこう、まったりしていていい感じ。
ガルパンオタクが押し寄せる明日明後日はこうはいかないかもしれないけど。
○おまけ

割と上手なだけにシャレにならん感じが……。

ひっそりと隅に駐めてあった儀仗隊用バス。
なんだかやたらとかっこいい。
