出来心でやった。
今は反省している。

『すずなみ』かあ。もっと小さなふねが良かったなあ……
じゃなくて。
今年は横須賀地方隊の展示訓練(ミニ観艦式)がないので、つまらないなあと思っていたらたまたま見つけて応募したんだけど……。
4月に行った時に思ったんだけど、舞鶴って行くのすごい大変なんだよね。
最近はこういうのはやたら競争率高いし、まず当たらんだろうと思ってたんだが。
しかもよく見たらナンバリングが1番だった。もしやいちばん最初に当たったのか。
でも、横須賀以外のこの手のイベントって見たことがないので、比較検討する(何をだ)いい機会ではあるかも。
2回も舞鶴行っててなんの観光もしないのも情けないので、天橋立ぐらいは見てくるか。お金ないけど。
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大地震の訓練
朝霞駐屯地の自衛隊統合防災演習を見てきた。
去年もやってて、産経新聞がガセ記事流したりしてた奴ね。
そういえば、あの件に関しては人間様も産経に問い合わせしたんだけど、とうとう返事来なかったなあ。
それはさておき。
これは毎年統合幕僚監部がやっている大震災を想定したシミュレーション演習。
救助活動の中心になる陸自をメインに、海自、空自も含んだ大規模なもので、去年は首都直下型地震を想定していたが、今年のテーマは今をときめく南海トラフ巨大地震。
演習規模も、去年の関東近辺から東海、中部、九州までを含む地域の自衛隊を動員する形(といってもシミュレータ上でだけだけど)に一気にパワーアップしている。

今回の想定条件。
いろいろと破壊的。
“地震発生”は7/1。その後次々と発生する状況と対応を、実時間単位で5日間、昼夜ぶっ続けでやり続けるという、なかなかハードな演習なのだが、中の人は「屋根のある所で寝られるんですから全然楽です」と言っていた。
……なるほど。

状況の発生は、主にシミュレーション専用のコンピュータを使って行う。
コンピュータが提示する状況に対して、各地から集まった災害派遣部隊役の隊員(実際にその部隊から来て訓練に参加している)が対応を入力すると、その結果と新しい情報をコンピュータが返してくるという、まあ完全にシミュレーションゲーム的な感じ。
なので演習の風景は、迷彩服着た隊員が端末相手に状況を確認したり打ち合わせをしたりとか、延々こんな感じのものが続く。

演習の結果をフィードバックするための会議。
当然だけどすごい真剣。
陸自というと銃持って匍匐前進したり戦車や火砲が火を噴いたりとか、肉体労働っぽいイメージが強いけど、一般に見えないところでこういうインテリジェンスな訓練もがっつりやっているのだった。
武山で2周年
横須賀の武山駐屯地に、東部方面混成団2周年記念式典行事を見に行ってきた。
武山駐屯地そのものは昔からあるけど、東部方面混成団という単位が編成されたのが2年前なので、今年で2周年ということ。
混成団というのは、いくつかの性質の違う部隊が集まってひとつの単位になっている集団のことで、この混成団は教育隊と即応予備自衛官を主体とする普通科部隊が一緒になっている。

今回は来賓として招待された人に誘ってもらったのだが、部隊の真正面の来賓席に座らされた。
おかげで非常に近い位置で見れるのだが身動きが取れない。

団長の巡閲。
この後団長のお言葉とか来賓のお言葉とか紹介とか、祝電とかが続く。

で式典は終了。観閲行進のために一旦退場する隊員の皆さん。

その間にいつもの水まき。

そして音楽隊が登場して観閲開始。
とりあえず部隊とかよく分からなくなったので写真を並べてみる。









主な部隊が教育隊のため、行進する女の子の人数がとっても多い。
あと、後ろの白い建物は海自の教育隊の宿舎。
武山駐屯地には陸海の教育隊と、空自の高射砲隊が同居している。
特に柵とかもないので、時々海自の人が展示を眺めてたりする。
観閲が終わると、やっぱり武山にある高等工科学校の生徒と教育隊のパフォーマンス。
高等工科学校というのは、陸自付属の高校みたいなもので、実際に卒業すると高卒資格になるらしい。


高等工科学校のドリルパフォーマンス。結構レベルが高い。
この黒い制服かっこいいわ。

教育隊の女性は隊歌を合唱。




教育隊の男性は自衛隊体操。
怒濤のようにやってきて体操して、怒濤のように去っていく。よく分かんないけどえらい迫力。

そして次は市ヶ谷の儀仗隊の特別展示。
といってもいつものドリルパフォーマンスではなく、アメリカの国賓が来たという想定で儀仗のシミュレーション展示をする。
ドリルパフォーマンスじゃなかったのは、高等工科学校の展示とかぶるからだと思う。

右側の人がアメリカ大統領役。

栄誉礼をしながら両国の国家吹奏。
実際に会場全員で起立してアメリカ国家と君が代を演奏する本格仕様。

巡閲。

最後にもう1回栄誉礼をして終了。
早くも次の自衛隊太鼓が待機している。

隊員と高等工科学校の生徒による合同演奏。
最後の展示は模擬戦闘。
富士学校より狭いんだけど、ちゃんと戦車も出てくるらしい。

ヘリ来た!
近すぎてズームの倍率上げるとはみ出てしまう。

偵察隊をロープで下ろす。

次に来るのはおなじみ偵察用バイク。
でも今日は飛ばなかった。

敵陣地の手前の茨線まで行ったところで、攻撃されて損傷(という設定)。偵察員は支援のために一緒に来ていた装甲車で脱出する。

ちなみにこれが敵陣地。

いつもの迫撃砲来た!

他にも火砲がぞろぞろ。

しかも空砲だけど実際に撃つ。

そしてちゃんと着弾のパフォーマンスもある。

ひとしきり砲戦をしたところで10式が突っ込んでくる。
相変わらず戦車のくせに気持ち悪いぐらいキビキビした動きだが、さすがにスラロームはしていない。


敵側の74式と壮絶な撃ちあいを始めた10式その他。
なにこの迫力……。

敵戦車撃破。

すかさず突撃する10式。
芝生かわいそう。

さらに続いて突撃した装甲車から歩兵が出て敵陣地を制圧。

完了したところで展示終了。
武山の記念行事は初めてだったけど、面白かった。
特に教育隊と高等工科学校生徒のがんばってる感がすごく微笑ましい。
これは他ではあまり見れないな。
長崎からこんにちは
研修も今日で終わり。
宿泊が長崎だったので、その流れで午前中は長崎見学。
といっても2ヶ所だけだけど。

まず大浦天主堂。
本当はこのあたりはグラバー邸とかいろいろあるんだけど、1時間しか時間がないので大浦天主堂見ておみやげ買ったら終了だった。

ちなみに、道ばたではおばちゃんがこんなアイスを売ってた。
チリンチリンアイスと言うらしい。バラの造形はおばちゃん手作り。
バニラ味だけどアイスというよりシャーベットみたいでおいしかった。
で、この後は原爆資料館に行ったのだが、見学はパスさせてもらった。
津々浦々から小学生や中学生や高校生がひっきりなしに観光バスでやってきていた。
そして最終見学地が竹松駐屯地。
ここは高射特科、つまりミサイル部隊が駐屯している場所。
ホークミサイルというミサイルの訓練を見せてくれた。

これはミサイルを積んだ運搬車。

ホークの発射装置まで走っていく。
ちなみに運転してるのは女の子。というか、この後運転席に乗せてもらったんだけど、とても狭くて女性か小柄な男性じゃないととても扱えない。
でもアメリカ製だっていうんだよね……あのでかい図体でどうやってたんだろアメリカ人。

アームを伸ばして発射装置にミサイルを載せる。

載せたらアームだけを戻す。

で離れて……。

アームを収納して完了。
ワンタッチで積載が完了してしまうのが面白かった。
これで研修は終了。
竹松駐屯地は長崎空港の海を隔てて向かい側なので、そのまま長崎空港へ移動して飛行機で帰ってきた。

結局3日間ずっとPM2.5だった。
青空がまぶしい……。
やっぱり北朝鮮や中国といった、現在進行形で問題を起こす場所と隣り合わせでいるからか、いろんな意味で他の地方とは違う、実戦的な感じが強かった。
あとPM2.5がシャレにならないということもよく分かった。
ちなみに、家に帰ったら鳥どもが大喜びするのはいいんだけど、ちょっと見えない場所に行くと「またいなくなっちゃう!」と思うのか、ものすごく呼ぶので閉口した。
特にぎっくちゃん。
普段は割と知らんぷりなのに、こういう時はいちばん騒ぎが大きい。
佐世保からこんにちは
すみません、寝オチするので明日更新します。
復活しました。
というわけで、この日は高遊原分屯地からヘリで相浦駐屯地に移動。駐屯地見学をした後佐世保に行って海自の佐世保セイルタワーを見る。
自分でも書いていて地理感覚が全く分かってないが、とりあえず結構な距離を移動したのは確か。

「高遊原」は「たかゆうばる」と読む。
ちなみに「相浦」は「あいのうら」と読む。
「分屯地」も含めてどれもこれもATOKで一発変換できないのがかなり残念。

ヘリに乗る前に航空機見学。
なんかプチ航空祭状態になってるけど、いいのか。

おなじみCH-47。

西日本の陸自部隊でで唯一の固定翼機LR-2。
アメリカ製のビジネス機を改造したもので、弁護士が良く使ってる機種なんだって。


空自でも海自でも見るUH-60。
まだ導入されたばかりの新品なので中もピカピカ。

これも西日本の陸自では唯一のAH-64。
機関砲やらロケット弾やら対空ミサイルやら、やたらと凶悪な装備を満載している。


左:ちなみに高遊原分屯地は熊本空港に隣接してるので、離着陸が結構間近で拝める。
右:工事現場のフェンスには迷彩服くまモンの手旗。意味は「よかたびを(熊本弁で良い旅を)」だって。

今日乗っていくCH-47。
乗る時丁度JAL機が隣をタキシングしていったので、どや顔で手を振ってしまった、反省はしていない。

CH-47もちゃんとタキシングして滑走路に出て、滑走路から離陸している。
ボーイングとかが普通に使う滑走路からヘリが離陸するのって、なんか妙な感じ。

機内にはなぜか日の丸。
ところで、このヘリでの移動は一応「上空視察」ということになっている。
去年の北海道では外が良く見えるUH-1に乗ったのでいろいろ楽しかったのだが、今年は窓が小さくて外のほとんど見えないCH-47。しかも騒音が激しいので防音ヘッドセットをつけ、会話もままならない状態で全員が黙って向かい合って座っているだけなので、視察どころか単に輸送されてる感が満々。

それでも途中から機内を自由に動けるようになったので窓から外を見てみたら、PM2.5で大変なことになっていた。
ていうかこれ、PM2.5のまっただ中を飛んでるって事なんだろうか……。

多分雲仙普賢岳だと思うんだけど……。
高校の頃地学部に入っていたので、普賢岳の火山活動の痕跡を上空から見るのを楽しみにしていたのだが、全くそれどころではなかった。


もうしょうがないので機内を適当に撮影して時間を潰すことにする。
右:着せられている救命胴衣。けっこう重たい。
左:操縦室。

1時間ほどで相浦駐屯地に到着。
相浦駐屯地は、教育隊と普通科連隊、レンジャー部隊を持っている。
レンジャーというと習志野のが有名だけど、ここのは島嶼防衛や離島奪還を念頭に置いた訓練をしてるので、例えば習志野のレンジャー課程にはない水泳や水際上陸なんかもやっている。


左:射場。実は山藤(?)がきれいだったから撮ったというのは内緒。
駐屯地内に射場があるのは珍しいらしい。
右:フリークライミング場……ではなく、レンジャーの登攀訓練設備。40キロの装備を背負って登ったりするらしい。
で、軍事施設には割と良くあることなんだけど、この相浦駐屯地は地元にとっての歴史的建造物の場所でもある。
ここはもともと明治時代に干拓された場所で、当時の土手や水門がそのまま残って今でも使われている。


左:手前の半円形の部分が水門。実はこのあたりは九十九島国立公園なので、周囲はかなり風光明媚。レンジャーの訓練的にもこういう自然はかなり貴重らしい。
確かに、自然の海岸や崖がなければリアルな上陸訓練なんてできないもんね。
右:奥に見えるの駐屯地。PM2.5まみれだが気にしない。でも変な咳が出て困る。
水門に近い手前部分は今でも海水がたまっていて、結構大きな魚が釣れるらしい。
そしてこの後佐世保に移動、海自の佐世保セイルタワーを見た。
ここは海軍と海自の歴史を学ぶための場所(らしい)。
資料が充実してるのかしてないのかいまいちよく分からないが、お金をかけて丁寧に展示しているので割とわかりやすい。
でもどっちかというと、艦艇見学のほうが良かったなあ。
といっても『くらま』あたりを見せられたりしてもちょっと困っただろうけど。

ちなみに米軍基地もあるので、高速道路の向こうには米軍艦艇が見えてたりする。
強襲揚陸艦とか、横須賀では見れない艦があった。
とりあえず、PM2.5の大変さ加減が分かった1日だった(そこか?)。
熊本からこんにちは
ただいま、くまモンに満ちあふれる土地へ来ています。

空港にくまモン。

いい部屋ネットのノボリにくまモン。

くまモン営業中。

夢に出そうなくまモン扇。

迷彩服!?
というわけで、オピニオンリーダーの西部方面隊研修で九州に来ている。
今日は熊本県の健軍基地で、ミサイル見学。
去年北の端に行ったと思ったら、今年はいきなり南の端(正確には本州の端だけど)に来てしまった。
対ロシアの北海道に対して、こちらは対中国、北朝鮮。戦車を縦横に使って広大な北海道の平野を疾駆する北海道に対して、こちらは艦艇や揚陸部隊の接近を阻止したり、侵入した小規模なコマンド部隊に対抗したりと、あらゆる意味で北海道とは対照的。ある意味今の最前線。
ちなみに上の迷彩服くまモンは、基地でもらったれっきとした公式グッズ。

で、見たのはこれ。
地対艦誘導弾システム。
簡単に言うと、超強力レーダー(皇居で稼働させると日光あたりまで電波が届くって中の人が言ってた)を積んだ車が艦艇その他海上からの接近を探知してデータを通報、それを元にミサイルに進路や目標をプログラムして発射すると、自動的にそいつを撃破してくれるというもの。

これが超強力レーダー。
あまりにも超強力すぎるので、作動中は危なくて車の外に出られないらしい。

これが、積んでるコンピュータでレーダー車が捕らえたデータからミサイル用のプログラムを作る車。
でも古いから能力的にはファミコンと同程度なんだって。本当か?

レーダー車が遠くにいすぎてデータが届きにくい時に、中継してあげる車。
……しまった、普通のジープにしか見えない。

で、ミサイル。
そしてこの後はいきなり熊本城の見学だった。
でもやっぱり1時間ぐらいなので、ほぼ駆け足状態。
西南戦争特別展だかをやってたので、そっちも見たかったんだけど。

ジャーンジャジャジャーンと暴れん坊将軍のお城のテーマがかかりそうな写真を撮ってしまった。

本丸御殿のお殿様の間。松の間だったっけ。
というか暑い。そして日差しが結構痛い。
中途半端な日焼け止め対策しかしてなかったので、慌ててつばの広い帽子とサングラスを購入。
ところで、JINSでとりあえず間に合わせでいいからサングラスとして使える物をと言ったら、JINS PCを勧められたのだが、大丈夫か?
確かに紫外線透過率は0.01%以下だけど。
メッセ戦車
「ニコニコ超会議2」に10式戦車を見に行ってきましたが、寝おちしてしまうため明日アップします。
年は取りたくないわ。
復活しました。
舞鶴から持ち込んだ風邪がまたぶりかえして声が出なくなったけど。
というわけで「ニコニコ超会議2」に10式戦車を見に行ってきた。
10式だけじゃなくて、来場者がどんな感じかを見たかったというのもある。

途中でかなり惹かれた看板。伊藤忠のほうじゃないよ。
そういえば、子供の頃プラレールを結構持っていて散々遊んだけど、あれどこに行ったんだろう。

12時近くについたら会場内はすでにこのカオスっぷり。
でもこのカオス、なんかなじみがあるぞ……と不思議に思っていたのだが、しばらくして気付いた。
SF大会だ、これ。

と思ったら本当にSF大会の出張企画があった。

10式戦車は人気者だった。
オタクやマニアや写真撮りたいコスプレだけじゃなくて、結構普通の人たちが見に来ている。そしてみんな喜んでる。
どうやって搬入したのか聞いてみたら、後ろの搬出入口までトレーラーに乗せて乗り付けて、そこからこの位置まで自走したんだって。自走したんだ……。
ちなみに、44トンというのはメッセ史上最重量の展示物らしく、床がどうにかならないように下に鉄板が敷いてあった。
なお、展示してあるのは10式だけではない。
前回は陸自だけだったらしいが、今年は陸海空3自衛隊が全参加、それぞれの制服や作業服、救命胴衣などを着て写真が撮れたり、模型やパネル展示をしていたりする。
あと、在日米陸軍もパネル展示とミニライブで参加していて、結構盛り上がっていた。
さらに、自衛隊は陸海空それぞれでトークショーも実施。

陸自。隊員ではなく10式を開発した三菱重工と日本製鋼の技術者さんという渋い人選。

海自。元潜水艦長(1佐)。
ニコ生で散々「偉い人」と言われていた。

空自。幕僚部の広報の人と元ブルーインパルス乗り。
ちなみに全員「元」なのは、現在幕僚部勤務の人の中から連れてきたかららしい。
ところで、目立つスポットなせいか、有名人も結構来ていた。
安倍総理が前日に来たのはニュースにもなっていたが、この日も石破幹事長と他にも来たらしい。ちょうど他の所見に行ってていなかったけど。
そういえば会場内でも福島瑞穂を見かけたぞ。
そして閉場直前、ナイナイの岡村がなんかの生中継でやってきた。

隣のイケメン陸自含めてこちら目線なのは単なる偶然です。
やはり、普段見れない最新戦車、しかも本物というだけあって、見にくる人は多かった。
ただ、広報の人に聞いたら、今年ここまでやっちゃって来年何を展示すればいいんだろうと早くも悩んでいるらしい。
もうこなったら、装備を片端から持ち込んで展示したらどうだろう。水陸両用地雷敷設車とか並べたらみんなびびるぞきっと。
舞鶴で体験してきた
舞鶴基地じゃなくて舞鶴教育隊だった。
昨日は夜だったから分からなかったが、今の舞鶴は山桜や八重桜が丁度満開らしく、山のあちこちが白くなっていてきれい。

行動予定。
お手洗い休憩すらないほど詰め込んだスケジュールに大丈夫なのかと思っていたら、やっぱり「時間がない」「時間がない」の連続になった。
午前中は防衛省の広報担当、海自の広報担当、舞鶴教育隊の総務課による、自衛隊と海自と舞鶴教育隊についてのレクチャー。
でも担当者が見せたい物が多すぎて時間オーバー、結果、隊司令の講話時間がほとんどなくなるという冗談みたいなことになっていた。

昼は当然のようにカレー。
でも実は外部のまかない業者さんが作った物で、厳密には「自衛隊カレー」ではない。
……ということについて、後で広報の人からお詫びと共に「艦艇のカレーは実際おいしいですから!」という釈明があった(笑)。
そして午後からは見学と、短艇や手旗などのちょっとした体験になる。

まずは埠頭に移動して『あたご』を見る。

ちなみに、見学の間、参加者は全員こんな作業服を着てたりする。
この道入って長いけど、これ着たのは初めて。

なお『あたご』と舞鶴は今日から公開の「名探偵コナン 絶海の探偵」のロケ地というか、元ネタになったそうで、この日は防衛省の中の人も海自の中の人もものすごいコナン押し。
おかげで見てみようかという気になってしまった。
ちなみに防衛省の中の人は「空飛ぶ広報室」と「図書館戦争」も押していたが、有川浩の自衛隊物は作者の脳内萌え妄想まき散らし臭にどうも共感できないので、そっちは見ることはないと思う。

舞鶴にも軍港めぐりがあった。

お向かいの埠頭はユニバーサル造船。『みょうこう』やら真っ赤なでっかいタンカーやらが整備をしていた。
そういえば、呉も基地のすぐそばに造船所のドックがあったけど、横須賀はよく考えたらそういう風にはなってないな。
ちょっと不便?

『あたご』は護衛隊群の旗艦なので「司令が乗ってるから他の艦艇は敬礼してくださいね」という印にこんなマークをつけている。

舞鶴には潜水艦はいないのだが、たまたま呉の『そうりゅう』が来ていた。もちろん乗れないけど見れてラッキー。
『そうりゅう』の奥にいるのはミサイル艇と……番号だけのは作業艇?

バスの中から撮り放題。
そして教育隊に帰って短艇と手旗と結索の体験。
手旗と結索は写真を撮れなかったので、短艇だけ。

中の人が訓練用の短艇で動きをしてみせてくれる。そして、これを実際にやらされる。
オールの太さが茶筒ぐらいあって、長さも3メートルぐらい、しかも半端でなく重く、うっかりすると自分のほうが振り回されるのをがんばって漕ぐ。
多分明日は筋肉痛だと思う。
やっぱり中の人は鍛え方が根本的に違うというのがよく分かった。
最後は舞鶴に勤務している女性幹部との懇談で終了。
いろいろな経歴を持っている人がいて、話を聞いてて面白かった。
いわゆる一般の女性が対象ということで、まず飽きさせず楽しませていい印象を持ってもらおうということにポイントを置いていたようだが、大体うまくいっていたと思う。
ただ、そのためにスケジュールが詰め込み気味になり、結局予定通りにいかずに時間が押してしまったりしていたのが残念だった。

そして大量におみやげをもらった。
帰りは電車で東舞鶴駅から京都に出たのだが、地元の中学生らしい男の子たちが、明らかに観光客風の人を見ると自分から席や立ちやすい場所を譲って、自分たちは車両の端に移動するのを見てすごいなあと思った。
岸壁の母の地
人間様は今、こんな所に来ています。
……防衛省がやってる「女性のための1日自衛隊見学」に応募したら当たったので、はるばるやってきた。
ちなみに応募は完全にプライベート。舞鶴基地には顔見知りはいないのでばれない……はず。
実はこの女性のための見学会、2年前にも当たっていて、その時は佐世保で3月12日。前日に会社を早退して現地入りしようと思ったら、東日本大震災が起こって空港にたどりつけず、結局参加できなかったのだった。
しかし舞鶴は遠い。交通費節約のためにぷらっとこだまを使ったせいもあるんだけど、東京から約5時間かかった。
しかも、気候がいまいち分からなくてうっかり充分な防寒装備をしてこなかったらえらい寒い。
大丈夫だろうか。
しっぽがX
横須賀にそうりゅう型の5番艦『ずいりゅう』がやってきた。
今までそうりゅう型は呉にばかり配備されていて、横須賀に来たのはこれが初めて。
なのでちょっと見に行ってきた。
シャレにならない雨だったけど。

『ずいりゅう』は漢字で書くと「瑞龍」。
ちなみに写真は海に降る雨とカモメ。

総務課1号、総務課2号、総務課3号。

並んで入港を待つ人。

並んで入港を待つカモメ。

来た!
なんかいろいろてっぺんから突き出している。

正面顔。
さすがに乗員はレインコートを着ている。

タグに押されて埠頭へ。
今回は着任の入港なので、米軍基地ではなく、自衛隊の基地に入港してきている。

番号がついたままの潜水艦初めて見た。
水上艦と違って隠密行動が身上の潜水艦は、個々の艦が識別しにくいように、番号とか艦名とかを表示しない。
これも明日には消されてしまうそうな。

お尻には艦名も書いてあったが、これも明日にはなくなる予定。

そうりゅう型の特徴、X型のしっぽ。
で、この後乗組員を迎えて歓迎式典があったんだけど、後ろのほうにいたら前の人の傘で全く見えなかったのだった。
ちなみに『てるづき』の時は悪天候を理由に急遽室内での歓迎式典になったんだけど、負けず劣らずの天気の今回はそのまま外だった。
何を基準に野外か中かを決めてるんだろう?

X舵って、船体に比べてずいぶん大きな印象。

なんとなく仲悪い感じで泊まっていた『ひゅうが』と『てるづき』。

『てるづき』の正面顔。こないだ撮れなかったからね。
今回は艦内見学はなかったけど、もともと潜水艦は中を見せないものだし、何よりキャパシティ的に見学者を収容できないと思う。
乗員の家族の人がかなり来ていて、子供がお父さんを探していたりするのが微笑ましかった。
仕事をしているお父さんを見られるってちょっとうらやましいかもしれない。