横須賀地方隊で自衛隊記念日の記念行事があったので行ってきた。
なんか防大の開校祭だったような気もするけど、あまりに交通の便が不便なのでスルー。

記念式典会場。
見てのとおりかなり厳粛で、撮影を拒む雰囲気に満ちているので、奥からこっそり1枚だけ……。
並んでいる自衛官は、指揮官クラスとなんか表彰された人たちらしい。解散後に見たらみんな賞状入れる筒持ってた。
来賓で小泉進次郎が来ていたのはまあ当然として、横粂勝仁まで来ていたのには驚いた。
この人、いろいろ暴れた挙げ句結局横須賀から菅元総理の選挙区に行っちゃったんじゃなかったっけ?
良く顔出せるなあ……。

式典が終わると祝賀食事会。といっても基地内の食堂なんだけど。
やっぱり海自の料理はおいしい。

会場は長浦港で、いつもうろうろしている吉倉側とは反対側。なので景色も微妙に違う。
窓の外すぐ近くに『えんしゅう』の艦橋が見えたりして楽しい。

祝賀会の後はオプションの艦艇見学だった。
『ひゅうが』が目立つ場所に泊まっていたので、またあれだったらどうしようかとちょっとおののいたけど、『いかづち』だった。


左:『いかづち』のヘリコプター隊のシンボルマークらしい。なぜ女性なのか分からないけどデザインがオシャレ。
右:後甲板の発着艦管制所。
奥のパネルで艦の傾きや方向を確認しながら、左のコンソールで指示を出す。

チャフ発射管と実に素朴な説明図。

となりには補給艦『ときわ』がいたのだが、いつものピカピカのグレーじゃなくて、微妙にあちこち赤茶けて汚れていた。
演習が終わった直後だからかな?
行事としてはあくまでも内輪のものなので華やかさはないが、その分、中の人もざっくばらんで楽しかった。
○おまけ

いつものとおりダイエーから撮ったら、『ひゅうが』が巨大クレーンを積んでるみたいな写真になってしまった。
でもこういう艦もこういう艦でありのような気もする。

限定100個(だったか?)で出てくる升。
お持ち帰りOKだが、入手するには中に入った酒を飲み干さなくてはならない。
今回は半分ほどだったので助かったが、それでも昼間っから酔っ払ってしまった。
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チヌークに乗る
オピニオンリーダーの研修で、陸自相馬原駐屯地でCH-47に乗ってきた。
基地についたのが昼ごろだったので、まず隊員食堂でご飯を食べた後、ここに駐屯している第12旅団の災害派遣(福島県)の話を聞いて、史料館を見る。
テレビでも時々やってたけど、福島第1原発の30キロ圏内で防護服着て瓦礫除去とか行方不明者捜索とかやっていたのがまさにここの部隊で、他にも警戒区域内の住民を避難させたり(行かないと言い張る住民を説得する所からやっていたとか)、とにかく大変だったらしい。

史料館入り口にあった石のピクルス王子とパセリちゃん。
陸自の制服姿がちょっと新鮮。

この駐屯地は日本でもいちばん古い戦車部隊の基地があったところなんだって。
今は部隊再編でヘリ専用基地になっているが、今でも史料館の前には戦車が飾ってある。

ヘリのエプロン。
山の中腹にあるので見晴らしがとってもいい。

乗せてくれるヘリが降りてきた。
多分飛行経路の確認とかしてたんだと思う。

乗るのは後ろから。
ローターの位置が高いので、海自のSH-60Jみたいに頭を下げてくださいとは言われないが、やっぱりというかダウンウオッシュが結構来る。
おまけに後ろのローターにあるエンジンのあったかい排気がもろに吹きつけてきて気持ち悪い。

このすき間は離陸後完全に閉められてしまう、
ちなみにヘリの場合、浮き上がるだけじゃなくて、浮き上がった後前進を始めた段階で「離陸」と言うらしい。

飛行機と同じで、離陸時は着席シートベルトだが、左上の赤いランプが青に変わると中を歩き回っても大丈夫。
あと、ローター音がまともに響いてくるため、全員音遮断用のヘッドセットをつけている。そのため言語による会話はほぼ不可能。

上空約1000メートル。


操縦室。覗くのも写真もOKなのだが、コパイロットの人とバックミラーごしにたまに眼が合うのがちょっと気まずい。


左:いくつかの窓はドーム状に外に張り出しているので、頭をつっこんで上下左右を肉眼で見ることができる。
右:真下。夕方が近いので陰がものすごく長い……。

真横。
利根川(多分)と機体。

なんかの山とローター。

30分ほど飛行した後、基地に戻った。
その後は倉庫でCH-47についての説明。
ぶっちゃけると、あまり乗り心地は良くなかった。
でかいだけあって中も広く、天井も高いので、歩き回っても窮屈感はないが、やっぱり音がハンパない。あと、音だけでなく振動もそのまま伝わってくるので(なんとなく電車に近い感じ? )、下手をしたらヘリ酔いする可能性があるかも。
でもまた乗りたい。
お久し入間

今年は招待者扱いなので一般とは別の区画。さらに椅子とお昼(有料)つき。
でもいちばん端っこの隔離席なのでアナウンスは聞こえないし、前の人の頭が邪魔で写真が撮れないので通路に出て撮ってると席に戻れと言われるし、お金払ってここなら競争激しいけど一般席のほうがいい。
しかもD7000を使ったら、オートなのに微妙にピンぼけしてるか、ブレてる写真ばかり量産する羽目になるし。

すぐ近くでC-1が見られるのはいいけど……。


展示がいつ始まっていつ終わるかさっぱり分からない。
いつの間にか飛んでいたYS-11とU-125。

一般エリアではミス航空祭イベントをやっていた模様。
いつも思うんだけど、ミス航空祭とか1日基地司令とか、誰のための企画なんだろう?
やる意味がさっぱり分からない。

その後ろではT-4が離陸準備をしている。


展示はT-4より後だが、大きくて小回りが利かないC-1が先に離陸。
いつもながら力強いわ-。


左:続いてT-4が離陸。5機が2機と3機に分かれて上がっていった。ちなみに操縦者の平均年齢50歳。チーム名は「シルバーインパルス」だとか。
右:離陸の間を縫うようにしてYS-11が戻ってくる。

プログラムには何も書いてないけど、何かの放水展示?






シルバーインパルス。
派手な機動より地味だが高度な技術がいる技でアピールしていた。


左:今年は5機のC-1。編隊も華やか。
右:エプロンを通り過ぎると両脇の2機が反転離脱。


離脱した2機のうち1機が横倒しに近い角度で8の字旋回。1度だけでなく2~3度ぐるぐる回っていた。


右:残った3機は脚を出して速度を落としながら超接近飛行をしている。
左:そしていつもの空挺団。

入間では数年ぶりのF-2。
アフターバーナー全開で離陸した直後に脚を出しっぱなしで旋回していった。
その後も派手に飛びまくっていたのだが、前述の通りなんかカメラがおかしいのとF-2の速度が速いのとで、まともな写真はこれ1枚。
この後救難展示があったのだが、昼食の時間に当たったのと、展示位置が一般席側だったのとで見れなかった。
というか、今回招待者の昼食は前後2回に分けられていたのだが、前半の、いわゆる一般の招待者の割当時間は、F-2と救難展示の時間に完全に重なっているのに、後半の、議員とか偉い人の割当時間はきちんと飛行展示のある時間をさけてもうけられている。
まあ、自衛隊はこういう部分、実にあからさまに待遇に差をつけるというのは分かっているが、それにしてもなんというか……。
で、午後はブルーインパルス。








例によって帰投も見てきた。

T-4.
展示機も含めて10機近くあったのに、帰っていったのは1機だけだった。

E-2C。いつ見てもかっちょ悪いなあ。好きだけど。


左:UH-60。
右:F-2。展示飛行をしたのではなく地上展示になっていたもの。


空自や海自は単機で帰っていくのに、なぜか陸自は常に2機一緒に帰ろうとする。


なんだったっけ……。

SH-60J。
○おまけ

C-1に乗り込む空挺団の皆さん。

記念写真撮ってる……。

軍用ピザ屋バイク。
日の入りクルーズ
せっかく連休だし1日ぐらいはどこかに行こうと思って、よこすか軍港めぐりのサンセットクルーズに行ってきた。
夕暮れ時に合わせた特別便で、日の入り時の自衛艦旗降下(米軍は国旗降下)が見れてしまいますよというのが売り。

なんか偉い人が来ていたらしく、整列してマイクロバスのお見送りをしていた潜水艦。
バスに向かって帽振れをしていたので相手は関係者じゃなくて一般人だと思うけど。
この後こっちにも帽振れをしてくれた。

夕日を浴びて仲良く並ぶ『カーティス・ウィルバー』と『あしがら』。
カーティスの乗員も手を振ってくれた。

今日はものすごく視程が良くて、千葉はもちろんスカイツリーも見えた。
生スカイツリー初めて。

日産の工場に泊まっていたおそろいの自動車運搬船。


左:マストを赤く染めている海洋観測艦『わかさ』。
右:試験艦『くりはま』とこれも海洋観測艦『すま』


また起重機船がいた。
『富士』より小さいけどこれも結構な迫力。

堀割を越えるといよいよ日の入りの時間。
どうせなら『あしがら』と『カーティス・ウィルバー』同時降下が見たかったんだけど、角度的に自衛隊のしか見えない。



艦の前では国旗を、後ろでは自衛艦旗を降ろす準備。
この後、日の入り自国と同時にラッパに合わせてゆっくり旗を降ろしていく。

降ろすとその場で畳んでしまう。


そうこうしているうちに日はすっかり沈んで夕焼け。
明日も天気がよさそう。
海の上って陸で想像するよりかなり寒い。
昼間は夏みたいな陽気だったのだが、日が暮れると急に寒くなってちょっと閉口した。

で終わった後は魚藍亭で海軍カレー。
うん、やっぱり牛乳がついてないとカレーは物足りないよね。

……地元つながりなら『衣笠』のほうがいいと思うんだけど……。
ちょっと走り回る戦車見てくる
※何度書いても途中で寝落ちしてしまうため、あきらめて明日アップします。
お待ちください。
復活しました。
というわけで総火演。
前々から予報が出ていたように、朝から景気よく雨が降っているが、そんなことで中止する自衛隊ではない。
でもヘリとか空物はそもそも離陸ができないとかで、C-47チヌークしか来なかった。

開始前の会場はこんな有様。
しかも始まると傘禁止、おまけにシートの人はこの濡れたシートに座らなくてはならない。
さすがにくじけるらしく、始まる前に帰ってしまう人が多かった。
今回は雨の具合を見計らいながら、S95をジップロックの袋に入れて開いた口からレンズの先だけ出すのと、スーパー袋をすっぽりかぶせてファインダー部分だけ穴を開けたD60を使い分けていたのだが、途中で何が何だか分からなくなった。
しかも後半は雨が強くなってもう写真どころの話ではなくなるし。
なのでとりあえず写真は羅列。









今回はスタンド席だったので、そういう意味では撮ったことのない感じの写真が撮れたんだけど、なにぶん条件が悪すぎた。
ちなみにチヌークの色が変なのは露出を間違えちゃったから。
で、これが昼間。
実は今回は夜間演習も見た。
昼間とは違い、30分ぐらいの短いもので、夜、闇の中でどうやって敵に対して攻撃するかを簡単に見せてくれる。
これもカメラは悩んだんだけど、いろいろ試した結果S95を一脚につけて撮ってみた。
……単にD60から「暗すぎます」と撮影を拒否されたからというだけなんだけど。

夕闇に浮かぶ富士山。
昼間とは打って変わって良い天気になった。
下の緑や赤の光点は車両の位置を示すランプ。上の光点は富士山の山小屋。

照明が消えるとこうなる。

まず最初に暗視装置を使って暗闇の中で射撃をする。
緑のランプが待機、赤いランプが攻撃の印は昼間の旗と同じ。
せっかく砲口炎が撮れたのに手ぶれした……。


次に照明弾であたりを照らしながらの射撃。
左:実際には照明弾の光はこれよりかなり赤い。
右:着弾の瞬間……だがオートフォーカスが間に合わずピンぼけした……。

投光器(で良かったんだっけ? 探照灯じゃなくて)で目標を照らしながらの射撃。

最後に少し敵からの防御戦闘を想定したミニシナリオをやってくれる。
これは敵歩兵の突撃を機関砲の一斉射撃で阻止するところ。
ちなみに、全部終わって会場から出た途端、ガスが上がってきてあっという間にあたり一面真っ白になってしまった。
山の天気は本当に変わりやすいなあ……。
昼間は大変だったけど、夜は天体観測ができるほど晴れたし、寒くなかったし、楽しかった。
ちょっと戦車に乗ってくる
富士山のふもとにある陸自駒門駐屯地に戦車に乗りに行ってきた。

富士山がいい感じに見えている。
でも明日は雨らしい。
……明日は総火演(予行)なんだけど。
まずは国際活動教育隊へ。
ここはPKOとか海外に派遣される自衛官に対して、たとえば国内とは違う様々な状況への対応のしかたとかを訓練、教育する場所。
法規の勉強とかもあったりして、結構ハードっぽい。
めったに見られない砂漠迷彩に防弾チョッキで着ぶくれた完全装備、銃まで抱えた訓練中の隊員がいてびっくりした。



教育隊が持っている車両。国内で使うものより防弾が強化されていたり装備が充実していたり、ひとことで言えば実戦的な改造がされている。
上左:軽装甲機動車(ワイヤーカッターとか防弾板とかいろいろ追加されている)。
上右:高機動車(フロントガラスの内側ににもう1枚防弾ガラスが取り付けられている)
下左:トラック(やっぱり防弾板が追加されている)。
で、次が戦車。
74式に乗せてもらった。
1974年に制式導入されたから74式というらしい。わかりやすい。





まずはダンスを披露する戦車。
履帯の高さを変えることでぐにぐにと上下に自在に動いてみせる。
……ちょっと気持ちが悪い、

後ろの足場の部分に乗せてもらう。
坂道混じりの道路と不整地をひとまわりする10分ぐらいのコースだったが、とりあえず乗り心地は最悪。
サスペンションなどというものとは無縁な上に、ギアを変えるたびに前後にがっくんがっくん振れるので、とにかく手すりにしがみつくだけで精一杯だった。
内部もたいして状態は変わらないそうで、こんなのに乗って長時間走り回っている中の人を尊敬した。

戦車の教習所。
ここで大型特殊の免許を取ったら、即実戦らしい。
路上教習とかはないようだ。
実は操縦席にも入れてもらったんだけど、比較的小柄な人間様でジャストサイズというぐらい狭かった。
あんな狭い操縦席であんな風にくるくる運転できるなんてすごい。
前に富士学校の一般公開に行ったときに見ていたような(時間切れで乗れなかった)、整地された場所をしずしずとしばらく走って終わりかと思っていたら、かなり激しかった。
○おまけ

国際活動教育隊の女性トイレ。
なにやら努力の跡が見て取れる。
海自でダイエット
……毎回思うんだけど、夏の自衛隊の基地祭はいいダイエットになるような気がする。
とにかく歩くし半端でなく汗をかくし、食い物処はどこもかしこも並んでるからろくなものを口に入れられないし。
そんなわけで、海自横須賀基地のサマーフェスタへ行ってきた。
米海軍基地も同時に一般公開していたのだが、今年の公開艦艇は『ラッセン』で、これは前に見たことあるので完全スルーした。
だって公開といっても上甲板を一周するだけなんだもの。
最近海自もそうだけど。

門を入るといきなり眼に入るのは、例によって総監部の建物よりもでかい『ひゅうが』。
みんな写真を撮りまくってた。
確かにあんまり存在しない風景だからな-。テンション上がるの良く分かる。

乗れるまで30分待ちの『ひゅうが』は無視してまず吉倉桟橋へGO。
こっちでは『しらせ』と『いかづち(107)』『あすか(6102)』『やまゆき(129)』が公開中。
『しらゆき』みたいな広報担当艦だと中も実に気前よく見せてくれるんだけど、今日の艦は全員違うのであるのは上甲板1周コースのみ。
『しらせ』はそれでも艦橋ものぼらせていた。

『いかづち』の魚雷発射管の中にはアンパンマンがいた。

……頑張ってるのは分かるんだけど、頑張る方向性を見誤っているような……。

おもむろに後甲板にいた隊員。
とりあえずかっこいいので写真を撮らせてもらったけど、何の人か分からない。
特別警備隊?

アトラクションの出待ちをしているタグたち。

『あすか』の鐘楼にはなぜか鯉のぼりがひるがえっているし。

『しらせ』はいつの間にかこんな電光掲示板を装備してるし。
みんな今回微妙にカオス度高いけどどうしたの?


左:『しらせ』が装備している等身大コウテイペンギン。
右:実は横幅は等身大ではないらしい。

『しらせ2号』と『あずさ2号』って語感が似てない?

甲板から米軍基地を眺めたら、音響観測艦がいた。
普段は横浜にいるのに、珍しーい。

なんか突然現れた変な船。
ブリッジのあたりとか遊覧船みたいだけど、どうやら米軍のタグらしい(後で調べたら『セミノール』という新型のタグだった)。
米軍基地の港口のあたりでぐるぐる回転したりあやしげな動きをしていたが、そのうちダイエーのほうまでやってきて何やら頑張り始めた。

派手に出ている排気が頑張ってる感満載。
こっちでもなにやら回転したりステップ踏んでみたりしている。
海自のフェスタに乱入して勝手にアトラクションを始めているのかと思ったが、どうやらそういうわけでもないらしい。

日本人の「?」な視線を浴びながらひとしきりじたばたやった後、おもむろに帰っていった。
上から海自の潜水艦、『セミノール』、総監部と第2術科学校を結ぶシャトル艇。


その後は今年もまたまた処分隊ボートに乗ってきた。
左:艦名の文字が小さすぎて何となく間抜けな感じになっている。
『ひゅうが』は文字数が多いのでまだましだが、2文字しかない『いせ』はつい2度見したくなるぐらい間抜け感満載。
なんでも、名前の文字の大きさは決まっており、陣形を作る時に後ろの艦はこの艦名の見え方を参考にして距離を見極めたりするので、おいそれと変えられないらしい。
右:護衛艦の中でも小さな『やまゆき』と比べるとこんなにスケール感が違う。

この後は第2術科学校に行ったり、総監部に戻ってきてヘリの救難を見たりしていた。
これは2術校の生徒宿舎。ここも生徒の整理整頓に不備があると教官にめちゃくちゃにされるらしい。

ピクルス王子はBGMで流れてたAKBに合わせて踊りまくっていた。
……ファンなの?
今年は去年に比べると、何となくすいていたような気がする。
パイナップルと飛行機
会社の近くに、巨大なパイナップルのオブジェを飾った店がある。
『パイナップルハウス』という土産物店兼レストランで、パイナップルカレーなんかを食べさせてくれるらしい。
一体どんな店なのか、いちど行ってみたかったので行ってみることにした。

これが噂のパイナップルハウス。
隣の赤い車とくらべるとオブジェのスケールがおわかりかと。

そしてお向かいにあるのは陸上自衛隊那覇基地。
やっぱりシーサー置いてるんだ……。

なんか微妙にシュールな風景だな……。
パイナップルカレーはすでに販売を中止したらしくてなかった。
ちょっとがっかりしながら、あぐー豚のショウガ焼き丼を食べてきた。
で、お腹がいっぱいになると、今度は気になるのはお向かいの自衛隊。

特にこのケツを向けた飛行機が気になる。
結構古いらしくて見たこともない形。
しばらく迷ったが、入口でオピニオンリーダーの身分証を出して、飛行機だけ見せてもらえないか頼んでみることにした。

見せてくれた!
近くで見るとまた相当古そうな形。
付き添ってきた陸自の人も、いつからここにあるのか知らないと言っていた。
*陸自が公式に発行したオピニオンリーダーの身分証を提示し、さらに、希望したのが門のすぐ裏の飛行機を見るだけだったためにOKとなったものです。
普通に基地に入りたいと言ってもまず入れないので、まねをしないでください。

ちびっこいくせに無骨な後ろ姿。
中には乗客用のシートがあったから、偉い人用の連絡機か何かかな。

正面顔。
体高低っ!
暑くて10分ぐらいしか見ていられなかったけど、楽しかった。
でもなんで1機だけ置いてあるんだろう。
あと、沖縄の陸自の人って、みんな内地ではまずありえない黒さに焼けている。
となりの陸上自衛隊
唐突だが、7月で出張が終了することになった。
東京で新しくプロジェクトが始まるので、そっちに移される次第。
2ヶ月のつもりでいろいろもってきていたのにそれが結構無駄になった形で、釈然としない、
というか、8月に波照間島行く予定だったのキャンセルだし。
それはともかく。
先週、基地の広場に野営テントをいくつも張っていた職場の近くの陸上自衛隊。
金曜日になったらいつの間にか撤去されていたのだが、昨日見たらまたテントがいくつも張られていた。
場所は本当に基地の中の芝生の広場で、あまり訓練をするというような感じの場所ではない。
しかも、時々ジープが止まっていたりテントの裾がめくられて風通しがよくなっていたり、活動してる形跡はあるのだが、人影をほとんど見かけない。
一体何をやっているんだろうなあ。気になってしょうがない。
聞いたら教えてくれるのかな。
白い浜辺にこんにちは
なんだかんだ言いながらちょこちょこ海自分や陸自分を補給している気がする沖縄での日々だが、今日はTwitterで当たったホワイト・ビーチの米海軍基地見学ツアーに行ってきた。
ちなみにホワイト・ビーチというのは通称で、正式名称は在沖米海軍艦隊活動司令部。補給や訓練、警備など、在日米海軍のソフト面での後方支援を担っている基地になる。

まず見たのは標的部隊。
訓練のための標的を管理したり運用したりしているところ。
海自では訓練支援艦『てんりゅう』が同じようなことをやっている。


左:標的曳航用のウォーターバイク。有人でも無人でも操縦可能。後ろについてるのはGPS。
右:無人操縦装置。直感的に操作できるので使いやすい。

どう見てもピ○チュウ塗装されたバナナボートにしか見えないが、機関銃など小口径の火器のための曳航標的とのこと。


左:これは空中用の標的。翼の下に抱いてるのは加速用の補助ロケット。
右:操作、制御システム。扱う人たちは素人から3ヶ月でベテランのレベルになるらしい。

撃破されなかった時はこのパラシュートで降りてきて回収され、再利用される。
そういえば「訓練で自分たちが発射した標的が撃破されなかった時はどういう気分か」「誰も標的に当てられなかった時はやはり勝利感があるのか」とか質問してた人がいたけど、そういう質問て無意味じゃないのかなあ。

この基地の役割と司令部の管轄等について、司令官からブリーフィング。
この後、同居している海自の基地の司令と昼食の予定があると言いながらも、丁寧に説明してくれた。


次に見せてもらったのが基地内消防隊。


左:装備一式。ちなみにここの隊員は部長のみが米軍、他は全員現地雇用の日本人。とにかく明るくてノリがいい。
右:おなじみの「装備を何秒で着れるか」パフォーマンス。右の奥で笑っているのは司令官に代わって同行してくれている参謀長。


左:消防隊の次は警備隊。ここでは装備の銃器の説明をしてくれた。
本当は組織とか仕事とかについて聞きたかったんだけど、業務の性質上言えないことが多いのかな。
右:わざわさ実演してくれる。この後訓練用のシミュレーションでの拳銃射撃やらせてもらった。
もちろんシミュレーションだから実弾ではないけど、反動や音は実際の物と同じだそうで結構びっくりした。


左:最後が桟橋訪問。でも運悪く艦艇は全くいなかった。
右:そんな中、台風の風に翻弄されながら土砂サルベージのための海底調査をやっていた潜水隊。


で、基地内のレストランで参謀長と一緒にお昼。
左:当然ながらメニューは全部英語だった……いや説明も書いてあるから時間をかければ読めるけどね。
右:日替わりのスペシャルランチを頼んでみた。これで7ドル50セント(右上のレモネードは別)。ちなみにサラダとスープはバイキング方式。
正直に言うと、横須賀の米軍基地のよりおいしい。


食後は展望台から風景を眺めて終了。
左:手前が食事の前に行った桟橋(海軍桟橋)。奥にあるのは陸軍が管轄している陸軍桟橋。
右:このあたりはレクリエーション地区になっていて、キャンプ用のコテージが並んでいる。
多分横須賀とかでは見られない設備ばかりで、面白かった。
あと、司令官、参謀長まで出てくる基地側の歓待ぶりが印象的だった。
ここでは米軍は日本人相手の広報、宣伝を、我々が思っている以上に重要だと考えているらしい。
横須賀ではあまりそういう感じを受けたことはない、というかむしろ微妙な距離感があったりするので、やっぱり土地の事情に配慮してなのだろうか?
ちなみにこんなものをもらった。

日米同盟に関する萌えパンフ、基地の写真、消防隊のパッチ、在日米軍ピンズ。
萌えパンフか……。