なんか軍系」カテゴリーアーカイブ

ラテンの国の練習船、バージョン2

 7月度船祭り開始。
 今日はコロンビアの練習帆船『グロリア』とそのホストシップ『しらゆき』再び。
『グロリア』は10時に入港してそのまま14時から公開開始ということなので、頑張って行ってきた。
 で。
 案の定、10時になっても港には姿すら見えないのがやっぱりラテンだった。

 10時をかなり過ぎた頃になって、ようやく入ってきた。

 なんと帆桁の上に揃いのTシャツを着た乗員がびっしりと立っている。
 しかも歌まで歌っている!
 なんか歌(クリックするとWMVムービーが表示されます。36秒)

 入港作業中、たまにタグに引っ張られてこんな風に傾いだりするのだが、皆さん全く動じず歌い続ける。

 良く見ると舳先にもいる。
 帆船の入港ってみんなこうなの?

 左:接岸すると一斉にわらわらと降りてきた。
 右:タラップが降ろされる。木製で金色に輝いてすごい豪華。

 左:整列する士官。空軍や陸軍の人もいる。
 右:帆桁で歌ってた人たちも整列。

 左:犬が乗ってる! 警備犬らしい。
 右:横浜市や海自や大使館関係者を前に、歓迎に対するお礼を述べる『グロリア』艦長。

 左:儀仗兵。
 右:歓迎式典が終わったら一斉にくつろぎ始めた皆さん。

 誇らしげな縦帆。
 この他に、後ろのマストには一体何メートルあるんだというような巨大な国旗が翻っている。
 ここで一旦撤収し、赤レンガ倉庫でお昼を食べてから、『グロリア』の歓迎レセプションを行うため公開が15時までの『しらゆき』をまず見学。
 って2回目だけど。

 左:ハープーンミサイルだって。
 右:士官室の「我々はこうやって仕事してます」ディスプレイ。

 なんかよりパワーアップ感のある医務室のモデル人形。
 トリアージまでされてるし。

 左:こういうメカみっしり感大好き。
 右:みなとみらいをバックに小銃展示。

 左:前に『観光丸』がいるため正面顔が撮れない『グロリア』。
 左:なんかこの前も出した感のある『しらゆき』正面顔。
 終了ぎりぎりまでねばった後、『グロリア』に行く。
 でもこっちはまたしても甲板だけだった。
 しかも後甲板でなんかコロンビアコーヒーの試飲やってるし。

 謎のちっちゃい物体。
『クワウテモック』ではこの位置に礼砲があったんだけど、まさかこれも礼砲?

 左:甲板にあった『グロリア』のエンブレム。
   同じラテンなんだけど、船全体の作りは『クワウテモック』とはずいぶん雰囲気が違う。
 右:船首像。船名が『グロリア』なので、栄光か勝利の女神あたりだと思う。
   『クワウテモック』のほうがかっこいい気がする。
 帆船の入港なんてあんまり、というか全く見る機会がないので、面白かった。
 そういえば、『グロリア』乗員の皆さんが歌っていた歌、なんだったんだろう。

桃色吐息

 帰りが遅くて鳥ネタがないので、たまにはこんなのを。
 これは20日に米軍基地で買ってきたジュース。

 ドル払いだと2ドルだが、円払いだと200円になるのがなんだかちょっと納得いかないが、このとんでもない色を見るとそんなささいな疑惑などふっとんでしまう。
 しかも商品名が「RIZARD FUEL」だって……。
 おまけにロゴときたら、2匹のトカゲがお互いの尾をくわえあっているという禍々しさ。
 どれを取っても日本では見られない発想だわこれ……。

 コップに入れてみても禍々しさは変わらず。
 いかにもとってつけたような甘い香りが漂ってくる。
 多分これ、天然成分ってベースになってる水だけなんじゃないか。
 というわけで、飲みます!
 ……あれ?
 想像していたほど空前絶後な味じゃない。
 むしろ普通においしいし。
 というかこの味、どこかで……と考えていたら、思い出した。
 子供の頃によく食べたメロン型の入れ物に入ったシャーベット(当時50円)、あれにそっくり。
 というわけで、ジュースコップ1杯で結構面白い時間を過ごせたのだった。

110号艦

 今週と来週は横浜での一般公開がないので、船祭りも一休み……と思っていたら、横須賀の米軍基地を見にいくことになったのだった。
 ほとんどバスの中からだったので、写真に撮れたのはここだけ。

 太平洋戦争中に空母『信濃』が建造されたドック。長さ330メートル、深さ20メートル。
 今も現役。

 コンクリート部分は当時のまま。

「USS RICHLAND」と読める落書き。
 調べてみたらUSSリッチランドって浮きドックらしい。
 自走できない浮きドックもUSS(United States Ship)なのか……。

 右の端っこに見える白い建物は『信濃』の艤装工場。
 本当に米軍は日本海軍のものをそのまんま使っている。

 そしてやっぱりあった巨大クレーン。
 こちらは「Gojira」、相方は「Kaijyu」だった。
 Kaijyuって……。
 戦況が悪化し、資材も人員も不足する中、この場所で『信濃』が作られていた。
 軍関係の学校の学校の生徒までが工員としてかり出され、20人近い死者も出ている。
 でも結局『信濃』は未完成のまま沈められた。
 そう思いながら見ると、何というか感慨がある。