インコども」カテゴリーアーカイブ

1年間ご覧頂きありがとうございました

 Mr.ゴーンの国外逃亡とかタピオカ離婚とか、大晦日だというのに世間が大騒ぎになっておりますが。
 本年もどうもありがとうございました。



 新入り2羽。

 今年はフェデフルールとヴェガが増え、とうとう飼育数が2桁の大台に乗ってしまいました。
 一方で、カメラを怖がる鳥が多くなり、繰り広げられる面白行動をあまり伝えることができず、少々欲求不満気味でもありました。
 また来年もいろいろとありそうですが、変わらず我が家の鳥たちを見守って頂けますと幸いです。
 それでは、良いお年をお迎えください。

Let’s Dance!

 揃ってご機嫌に踊るひすいとアッサム。
 シンクロしているようで全く動きが一致していない。


 途中でいずものさえずりが混入してくるのだが、おわかりいただけるだろうか。

 なんだかんだでお互いを意識しているっぽいこの2羽だが、よく見ていると、アッサムがひすいを気にしている事が多い。
 一方ひすいはマイペース。ちょっかい出したいときに出して無視したい時には無視している。
 まあ、1年の生まれの差って事かな。

遊んで怒って

 床で仲良く落ちエサ拾いをするひすいとアッサム。


 しかしひすいはすっかり黄色くなっちゃったなあ。
 ちょっと前ならこういうのはヘビーパイドといって結構お高かったんだけど、今はどうなのかな。


 そして突然火がついたようにケンカを始める2羽。
 何なの、何がお互い気に障ったの。

 マメルリハってこういうとこあるよね。

空から不思議が降ってくる

 なぜ上からエサが降ってくるのか天井に貼り付いて調べていたら、カメラを向けられたのでちょっと警戒するフェデフルール。


 それは上でふぶきが食い散らかしているからだよ。

 ところで、どうやらフェデフルールはメスらしい。
 最近手に乗ってカゴの外に出る訓練をしているのだが、カゴを開けて手を出すと指にむかってやたらと愛の吐き戻しをするようになった。
 そしてそのうち気分が乗ってくると、姿勢を低くして背をそらし羽を半開きにするメスの交尾ポーズを取り始める。
 この色だし良くさえずるのでオスだといいなと思っていたのだが、これはまた卵の心配をする鳥が増えたな。

同じ待遇を求む

 ヴェガと長門。


 ヴェガの胸のあたりは相変わらず毛引き。
 でも最近は抜く時に上げる悲鳴があまり聞こえてこないので、もしかすると少しは良くなっているのかも。

 ヴェガには時々おやつにヒマワリの種をあげている。
 最初は殻ごとだったのだが、どうもこの鳥は不器用らしく、うまくくちばしで割れずにあさっての方向にすっ飛ばしたりしている。
 なので、半分だけ殻をむいて渡してやることにした。
 ついでにそばで欲しがる長門にもヒマワリのおすそわけをしていたのだが、ヴェガが殻をむいてもらっているのを見てからは、殻のヒマワリを渡しても食べないで落として次を待つようになってしまった。
 お前……。

ひとりだけずるい

 どうもフェデフルールは、他の鳥がやっているのを見るとすぐ自分も自分もとなるタイプらしい。
 ありていに言えば空気を読まない我が儘っ子なのだが、これは性格なのか若鳥だからなのか、それともヒムネキキョウが全体的にこういう性質なのか、どうなのだろう。


 長門がチャンドラのカゴから垂れてきたタオルを囓っているのに気付いたフェデフルール。
 気付くともううらやましくて仕方ない。


 自分も囓りたいとしがみついて訴えるが、当然ながら長門からは完全無視されている。
 というか物理的に囓れないじゃん。

それぞれの被写体事情


 粟穂をむしって遊んでいる姿を撮ろうとしたら、こちらを見つめて固まってしまったフェデフルール。


 そのまま見てたら固まったままちょびっとだけ威嚇してきた。


 一方、カメラ好きの長門は、隣で撮影してもらっているフェデフルールがうらやましくて仕方ない。
 一生懸命自分も撮れとアピールしてくる。


 はいはい、分かったからかわいい顔しなさい。

 どういうわけか、ここ最近買ったインコどもは揃ってカメラが嫌いなんだよね……。
 もっと撮りまくって慣らした方がいいのかな?

両側から悪いこと

 チャンドラのカゴにかぶせている布が垂れてきたのを囓る2羽。


 お互い、反対側でも囓っている事に気付いていない。

 そのうち、長門が力に任せてどんどん布を自分のカゴに引っ張り込んでしまい、囓れる面積が減っていくフェデフルールは不思議そうな顔をしていた。

出身環境あれこれ比較

 我が家には現在、ヒムネキキョウのフェデフルール、マメルリハのヴェガという2羽の手乗り崩れがいる。
 どちらもペットショップでヒナから育ち、一人餌になってから我が家に来たのだが、この2羽を見ていると、ペットショップでどう育てられたかが、その後のインコの個性に大きく影響するのだなということを実感する。


 フェデフルールとヴェガ。

 フェデフルールはショップで店員さんに充分にかわいがられ、行動を無理強いや制限されない環境でのびのびと育った。一人餌になってからはクサインコ特有の人離れからか、我が家に来る時の掴まれて暗い小さい箱に入れられて揺られてといったプロセスがちょっとしたトラウマになったのか、手を嫌がるようになったが、それでもかまって欲しいとそばに来るし、積極的なアイコンタクトや呼ばれたら返事をするなど、人間に対する高いコミュニケーション能力を持っている。

 一方のヴェガ。ショップの人が言うには「良く噛む」鳥で、手に負えないが一応「手袋をして接してみたりしたんですけど……」とのこと。その言葉から、適切に扱われず嫌がって抵抗する鳥とそれを疎ましく思う人間という悪循環が続いた結果、本来手乗りに必要な人間との関係性が築けなかった事がうかがわれる。
 その結果、毛引きになり、人間と目を合わせられず、手が近づくと悲鳴を上げて逃げ惑う病んだインコができあがってしまった。

 まあいろいろ書いたが、要するに言いたいのは、ショップの中の人は、ヒナを仕入れたら、どんな子でもとにかくできるだけかわいがってくださいという事。
 ショップで構築された人間との関係を、購入した飼い主はそのまま引き継ぐ事になるのだから。