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(無駄な)努力の鳥

 最近パムは人間様がクローゼットを開け閉めするたびに「くきっ」と変な声で鳴くようになった。
 一体これは何だろうと思っていたのだが、どうやら、開け閉めする時に木がこすれる音がするのを、パムなりに精一杯真似しているらしい。
 まあ一応努力は買うが、似せることすらできないそんな音をなんでパムはわざわざ真似しようなどと思ったんだろうか?

悪人面

 実はパムは目つきがかなり悪い。

 これはまだ普通なほう。
 興奮したりすると、きゅっと小さくなった赤い光彩のまわりになんか二重の輪っかができてとても凶悪な顔になる。
 うーん、前はもっとかわいい顔をしていたような気もするんだが……。

パムちんのお立ち台

 ビビ同様、パムもかじり木のお立ち台が大好き。
 羽繕いしたりくつろいでさえずったり、夜もどうやらここで寝ているらしい。

 一眼はこういう金網越しの撮影に弱いのかな。
 いつも手前にピントが合ってしまう。
 ただ、短くてちょっと不便そうなので、製造元に「インコの止まり木にしたいんで倍ぐらいの長さのないですか?」と聞いてみたら「残念ながらこのサイズしかありません。今後の参考にいたします」と返事が来た。
 さすがに止まり木として使われることは予想してなかったらしい。

電子音で録音済

 パムは良くピポピポ、ピポピポ、なんだか一昔前の電子音っぽい声でさえずっている。
 いわゆるセキセイインコあたりが人の言葉をぐじゅぐじゅ真似てさえずるのとは全く違う感じなので、これはまたあんまり覚えないタイプの鳥なのか思っていたのだが、最近になって良く聞くと、ピポピポ声で「ぱーむ」「びびこ」「およちゃん」「ぱむちんおいで」等々、人間様が言っている言葉をそのまんま言っていることが判明した。
 真似しない鳥だと思っていたから好き勝手話しかけていたのだが、これは完全にフェイント食らった感じ……。

アクティブパム

 人間様と眼が合うとかまってもらいたがるパム。
 まあパムに限ったことじゃないんだけど。

 仕方ないので出すことにしたが、あまりにアクティブなのでシャッター速度が追いつかない。

 わーい、おそとだ。


 ところが、出してもらうと今度は人間様の手に来たくてうずうずするパム。
 ここで意地悪して手に乗せてやらないでいると……。

 あっ!

 膝に着地。
 今回は膝だったから良かったが、いつもは胸とか肩とかめがけて飛んでくる。
 で、大体の場合は目測を誤ってそのまま人間様を通過しあさっての方向に行ってしまう。
 ……なんでそんな無駄にアクティブなんだ。

スピード勝負

 藁オモチャが大好きで、入れてやると大喜びで囓り倒すパム。
 ちっとやそっとのオモチャではあっという間に破壊、分解されてしまうので、いっそのことならとウサギ用の大きくて丈夫な奴を与えてみた。
 あまりの大きさにさすがに最初の10分程はおびえた顔をしていたパムだったが、すぐにこれはオモチャだと気付いたらしく遊び始めた。

 最初は様子見。

 段々夢中になってきた。

 こうなるとヒモを切られるのは時間の問題。

 1時間後。
 2本あるうちの1本が切断された。

 2時間後。
 両方とも切断。
 自分が落としたオモチャに驚いて金網に貼り付いている。
 展開早すぎ!
 しょうがないので残ったボール部分を止まり木に通してやった。

 まあ、これなら当分遊べるだろう。

それも個性、あれも個性

 カゴの中にいる時はやたら強気なくせに、外に出ると人間様にべったりなパム。
 どうやらひとりにしておかれると不安になってくるらしく、基本的に遊ぶのは手の上。床に降りても行動範囲は人間様の周囲30センチ以内限定な上に、何かあるとすぐに助けてと飛びついてくる。
 そんなパムとは対照的に、カゴの中では臆病者のビビは、外ではマイペースで放っておかれるのを好む。
 ヒマワリの種を食べている途中にかまおうとすると怒るのだが、満足してカゴに入りたくなると今度は人間様の足に触ったりスカートを引っ張ったりして気を引いてくる。

 頭上の水槽で魚がひらひらするのが気になるらしく、さかんに見上げている。
 同じ種類でも違うものだね。

顎を掻く

 自分の顎を爪先で掻きながらながらうっとりするパム。
 ちょっとモンスターっぽいのは水浴びの直後だから。

 ぎっくちゃんも良く同じようにしてうっとりしているが、パムがすごいのはこれを翼の下から足を出して掻くいわゆる「間接頭掻き」のポーズでやっていること。
 つまり片足で立ち、背中から足が出ているという形になるわけで、見ているほうは何がどうなっているのかさっぱり分からない。
 ちなみにぎっくちゃんやオウムなんかが良くやっているように、ストレートに頭に足を持ってくるのは「直接頭掻き」という。言うまでもなくこっちのほうが遙かに簡単。