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逆効果

 アッサムのカゴの滑り止めに敷いてある段ボールとふきんを熱心に囓るヴェガ。


 これやってる間は毛引きもヒステリーも起こさないからいいんだけど……。


 滑り止めじゃなくてむしろ滑り増加装置になってる。

ちょっと警戒中

 ごはんヴェガ。


 表情がちょっと警戒気味なのは、またカゴからの脱走を許してしまい追い回して捕まえたため。

 毛引きもまだまだ続いているのだが、とりあえずは綿毛や地肌が見えてしまうほどひどいむしり方はしていないし、ティッシュを入れるとそっちをむしって気がまぎれるようなので、様子見をしている。
 ほんとティッシュってコストかからないしいくらでも与えられるし、最高のオモチャだな。
 水入れの中につっこまれなければだけど。

ヴェガ止まり木に帰る

 結局ヴェガは一晩金網に貼り付いて過ごしていた。
 エサを食べる気配もないので、さすがに心配になってきて手渡しでヒマワリや剥きオーツ麦などをやりつつ様子を見ていたら、どうやら自分で囓って半分分解した藁オモチャがなにかの拍子に恐くて仕方がなくなったらしい。
 藁オモチャをカゴから出したら程なく止まり木に戻ってきてた。


「安心した」

 つい一昨日あたりまでお気に入りだったのに急になんで?
 寝ている時に身体に触ってびっくりしたとか何かかな。

戻りたいのに戻れない

 なんだかヴェガがずーっと金網にしがみついてこっちを見ている。


 じーっ……。

 他のマメどもならばかまってほしいと思うところなのだが、ヴェガは人間が好きではないのでそれはないし、表情を見る限りではカゴの中のなにかが恐くて降りられなくなっているということもなさそう。
 ……と思っていたら、止まり木に降りようとしてなぜかためらってもとの位置に戻ったので、やっぱり止まり木と何かあったらしい。
 まあそのうち妥協して降りるだろうが、ほんと神経質だねお前。

ひとときのくつろぎ

 お気に入りの藁オモチャの中でまったりとくつろぐヴェガ。


 最初に吊してやった奴は破壊したのでこれは2代目。

 でも時々筆毛が当たって痛いのか、キキキキキ! とものすごい声で怒っている。
 この鳥はなんだか怒り方が他のマメに比べてヒステリックな気がする。
 他のマメももちろん怒りんぼだし、謎の怒りの標的に人間様がされることも割とあるが、大体は無言でいきなりくちばしを開いて攻撃態勢に入るか、低い脅すようなビービーという濁った鳴き方をしてくる。こんな激しい声を出して怒るのはいない。
 やっぱりもともと精神的に不安定なタイプなのかな。

輪っかジャンキー

 どうやらヴェガも輪っかにはまって頭を掻くことを覚えたらしい。
 そして、覚えたら覚えたで今度ははまってしまったらしい。


 エサを食べる時以外出てこなくなった。

 元々翼の奇形のせいで思うように頭を掻けなくてイライラしている事も多かったので、安住の地を見つけられたのなら何より。

力は正義


 こら、引っ張るんじゃない!

 ヴェガのカゴの上にはアッサムのカゴをのせているのだが、緩衝材代わりに敷いている段ボールとふきんをヴェガがオモチャ認定して囓るようになった。
 まあそれでストレス解消になるなら別にいいのだが、ミニサイズのくせにやたらと馬力があるのがマメルリハなので、ヴェガが夢中でふきんと段ボールを囓りながら引っ張ったり押したりしているうちに、上にあるアッサムのカゴの位置が段々ずれていってしまう。
 1度など、後ろの壁によりかかるようにしてようやく落ちるのをまぬがれている状態になっていた事があった。
 さすがに、物事には限度というものがあるので、あまり派手にやりすぎている時は注意することにしたのだが、当然ながら鳥なので分かってくれない。
 一体どうしたらいいものか。

米ほしい

 そのすごい何か言いたそうな顔して見るのやめてくれる。

 ヴェガは青米を手から食べるようになった。
 文鳥のエサに入れている青米をつまんで差し出してみたら、しばらくじっとにらみつけていたので、ああこれは指を噛まれるなーと覚悟したのだが、噛みつくこともなくちゃんと米だけピンポイントで取っていったので感心した。
 そしてその後はまた人間様がそばに行くと張り付いて何かを待つようになった。

 お前は物欲につられすぎる。

物陰の逃亡者

 見返りヴェガ。


 カメラを警戒している。

 ひすいとふぶきを床で遊ばせているのをヴェガがうらやましそうな顔で眺めているので、自分から外に出るという発想がない鳥だし大丈夫だろうと思って出入り口を開けて見せてやっていたら、何を考えたのか床に飛び降りてきてしまった。
 そしてそこからがもう大変。
 何しろ手が怖いので捕まえようとすると床を逃げ回るのだが、実に巧みに物陰や散らかしてある物の間を縫って走り抜けて行くのでなかなか捕まらない。
 最後は隙間のない場所に追い込んでようやく確保したが、追い回しているうちにご家庭でおなじみのとある黒い昆虫の名すら浮かんできたほどの縦横無尽の逃げっぷりだった。
 地上機動戦も可能とはマメルリハ恐ろしい子!

曲がった翼

 ヴェガの翼はこんな風になっている。


 右の翼が異常に上がったまま。
 広げて伸びをしたり羽ばたいたりすることはできるが、飛べるかどうかは分からないし、飛べるとしても左右のバランスが狂っているので直進できないと思う。
 なお、派生の障害として、翼が下に動かないので足をくぐらせることできず、右足で頭を掻くことができない模様。

 まあ、翼の奇形は飼い鳥としては大きなリスクではないので、あとは毛引きが再発しなければ十分暮らしていけると思う。
 今は新しい環境に呑まれていてむしる余裕がないみたいなので、このまま忘れてくれればいいな。