くらまの退院がのびてしまった。
午前中に病院に電話をしたら「エサも食べて動き回っているので、大丈夫だと思います」という話だったので、雪が小降りになる夕方を待って引き取りに行ったところ「すみません、午前中は元気だったんですが、午後になってなんだか状態が悪くなってしまいまして……」という申し訳なさそうな先生の言葉と共に、またエサも食べずに眠り続けるくらまの姿があった。
天気も天気だし、これで無理に連れて帰っても良くないことは眼に見えているので、もう1日入院させておくことにした。
血液検査や細菌検査等ができれば、なぜ急にこうなってしまうのかの原因も恐らく分かると思うのだが、なにしろ体重が減りすぎていて、身体に負担がかかる検査を一切できない状態なので、先生ももう困惑してしまっている。
そして人間様も懐が非常に厳しいぞ。
さて話は変わって、現在、我が家のインコ団地はこういう形になっている。
真ん中の長門のカゴの上にくらまのカゴを置いていたのだが、くらまの療養プラケースを団地とは別の場所に設置したため、くらまのいたスペースが空いてしまった。
そこで、3段重ねになっていたチャンドラのカゴを長門の上に置くことにした。
そして数日後、チャンドラの左の翼がなんだかボソボソになってきているのに気づいた。
翼の縁が不自然に毛羽立っている。
左の風切り羽が歪んでいる。
一体どうしたのかとチャンドラを見ていたら、羽繕いの時に自分で噛んでこんな風にしている。
どうやら、嫌いな長門がすぐ下にいることに我慢できず、尾囓りならぬ羽囓りに及んだらしい。
しょうがないのでまた元の3段重ねの最上階に戻したら、あっさり羽囓りは止まってボソボソだった羽も次第に元通りになってきた。
……そんなに長門がいやだったか、お前は。
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君に夢中
くらま退院
くらまが退院した。
これからは家で暖かくなるまで療養生活。
そんなわけでくらま用療養室。これで大体25度ぐらいに保温できている。
中のカゴは果たして必要なのかと思わないでもないが、プラケース内に直接止まり木をつける方法を思いつかなかったのだ。
こらー!
……結局温度計ははずすことにした。
そんなわけで家に全員がそろってちょっとおめでたいので、鳥どもに福袋を買ってみた。
全員で1袋ね。
これは役に立つのか立たんのか微妙な中身だな……。
バードバスは実はいちど試してみたかったので、ラッキーと言えばラッキーだが。
木のオモチャは将来長門のカゴを拡張するようなことでもあったら使うかも。
大好きんてどうなんだろ? まあ他の鳥用サプリ同様、毒にも薬にもならない気はしないでもないけど。
マジックハットは確実にいらない。
とりあえず遊んでみる?
あのね、痛いの
おもさをはかろう
大きくなろうね
小さなお引っ越し
忍耐の限界
鳥同士のカゴが近くなって、多分いちばん喜んだのは長門。
なにしろカゴからカゴへ伝って他の鳥どもにちょっかい出し放題。あっちで怒られこっちで威嚇されながらもうろうろしている。
中でも最も良く行くのはブロッサム、通称ちびころのカゴ。もちろん長門が嫌いなブロッサム、通称ちびころがカゴの中で避けよう避けようと移動するのだが、そうすると今度は長門のほうも彼女に近付こう、近付こうと移動していき、結果カゴの中と外の壁をインコ2羽がぐるぐる回る変なレースみたいになっている。
そしてとうとうそんな状態に嫌気がさしたブロッサム、通称ちびころは、カゴの外に逃がして欲しいと人間様に助けを求めだした。
必死で右往左往して外に出してと懇願するブロッサム、通称ちびころ。
あまりに不憫なので出してやると、肩に一目散に駆けのぼってきた。
そんなに嫌だったか。
主がいなくなったカゴをむなしくのぞきこむ長門。
誰のせいでいなくなったと思ってるんだ。
一方、人間様の肩の上でようやく人心地ならぬ鳥心地がついたらしく、ぬくぬくと暖まっているブロッサム、通称ちびころ(背後にファンヒーターがある)。
そして、そのうち人間様の肩のブロッサム、通称ちびころを発見した長門が、自分も肩に乗るとやってくるので、その隙にブロッサム、通称ちびころをカゴに帰し、どさくさにまぎれて長門もカゴに押し込んで一件落着。
もちろん入れられたのが納得できない長門はまた出せと大騒ぎするが、それは無視する。
今の所は追いかけっこをしているだけなので問題ないが、そのうちケンカでも始めてどっちかが怪我をすると困るので、なんとかしないとならないな。
そういえば、昨日コリドラスの死骸を喉に詰まらせていた金魚は、一体どうやったのかまるっと吐き出していた。
金魚恐い。