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新生活が始まった

 お待たせしました。
 やれやれ、ようやくネットにつながった。
 プロバイダってなんで態度が殿様なんだろうね。
 1回契約させちゃえば、あとは何もせずともちゃりんちゃりんでお金が入ってくる気楽な商売だからだろうか。
 というわけで、なんとか引っ越しも完了。
 時間指定をしない安い便にしたら、当日になって夜6時から搬出開始とか狂ったような予定を組まれて営業担当と大喧嘩したり、クローゼット用にハンガーパイプを買ったらサイズが大きすぎて入らず、無理に入れようとしたら壊して粗大ゴミを増やす羽目になったり、コンタクトレンズやエネループの充電器や細々したいくつかの物が今に至るまで行方不明だったり、なんかもういろいろ大変だった。
 世の中に引っ越しが趣味という人がいるが、なんでこんなことが楽しいのか分からない。
 ちなみに、鳥どもも全員元気。

 とりあえず鳥タワー状態。
 やってきた妹が「よくあの8畳1Kのアパートにこれだけおさまってたね」としみじみ言った。
 まあ、そんなこんなで新生活が開始。でも家が広すぎて落ち着かず、結局いちばん狭い四畳半の和室に鳥どもと必要な物を全部持ち込んで生活している。
 事実上のワンルーム状態になっているのがすでに駄目な感じがしないでもない。
 今回の引っ越しで最大の問題は、鳥どもと熱帯魚(+金魚)の運搬だった。
 なにしろ引っ越し業者は生き物と貴重品は運んでくれない。
 幸い、引っ越し先とは歩いて往復できる距離だったので(というか隣町)、インコのほうは自転車を買って1度に2個ずつ鳥カゴを積んで運んでしまった。
 魚のほうは、思いきって引っ越し先に新しい水槽を用意。丈夫なビニール袋に数匹ずつ詰めてこれも自転車で運ぼうと思っていたら、父親が突然やってきて手伝うとか言い出したので、これ幸いと運搬役を押しつけた。
 とりあえずかなり乱暴なやりかたをしたので、鳥はともかく魚は絶対何匹か死ぬだろうと覚悟していたのだが、今日に至るまで1匹も死んでいない。
 意外と魚の生命力ってすごいな。

 実はまだ頭が直らないのです。

 運搬の時にいちばんおびえて暴れたのがチャンドラ。
 でも着いた日の夜にはかまってほしくてカゴの戸をカチャカチャやっていた。

 揺るぎないマイペース。

 どうやら騒ぎに興奮して変な方向にテンションが振り切れちゃったらしく、自転車で運ばれる間中チュンチュン大声で鳴いていたビビ。非常に恥ずかしかった。
 引っ越しの兄ちゃんたちが荷物を運び込んでいる間もやっぱり鳴き通しで、兄ちゃんに「どんな鳥を飼ってるんですか?」と聞かれる始末だった。

 この鳥もある意味揺るぎないマイペース。

 引っ越しの兄ちゃんたちと父親が帰るまではカゴの奥に引っ込んだっきりだったが、誰もいなくなったら早速こんなになった。
 内弁慶め。
 くらまは静止写真がどうしても撮れないので、動画にしてみた。
 なで撮れないのかは見てもらえば分かると思う。

 人間様が近付くと絶対こうなる。
 引っ越しが終わった後、もういちど前のアパートに戻って原状復帰のための掃除をしていたら、この部屋で一生を過ごしたベルカやヒューストン、ぽちやちびっこのことがしきりと思い出された。
 彼らの墓は実家にあるので別に引っ越しは関係ないのだが、それでも、彼らと住んだこの場所を離れることで、本当のお別れという気がして少し寂しくなった。

教育的指導

 ちっちゃい子にそんな本気にならなくてもいいだろうに……。

 自分が占有しているおやつコーナーに断りなく登ろうとしたくらまを怒りつけるブロッサム、通称ちびころ。
 でも、くらまはこの後すぐまたおやつコーナーに向かったところを見ると、あんまり効果はなかったらしい。

違い

 チャンドラと新入りの違い。

 チャンドラ。

 新入り。
 鼻が赤いのは、いつもの通り出して、遊んでと暴れていてぶつけて内出血したから。
 新入りはチャンドラより全体的に白っぽい。
 お腹なんかほぼ白だし、背中も表面の羽だけ薄いグレーで、内側は白。
 
 そういえば、新入りは今日病院でそのう検査と糞便検査をしてもらった。
 結果、そのうにちょっと球菌が多いけど、他の鳥どもに感染する心配のある菌はいないという結果。
 我が家の場合、1羽が感染するとすぐに他に広まりかねないので、面倒くさいけどこういう検査は必須にしている。
 あのときちゃんとしておけばよかったで後悔したくないから。
 ちなみに、病院でも出してほしいと大暴れして先生を失笑させていたのは恥ずかしいのでここだけの話。
 でも鳥病院が遠いのが難点なんだよな。

邪魔してやる


 こっちを見てなんだか微妙な顔をしているブロッサム、通称ちびころ。

 それは頭上にこんなのがいるから。

 写されながらなんだかしきりに上を気にしているチャンドラ。

 それは頭上にこんなのがいるから。
 ……なんでそういちいち邪魔しにくるんだお前は!

あれぇ?

 ぎっくちゃんにのエサをつまみ食いしようとしてぎっくちゃんに追われた長門が、ぎっくちゃんのカゴの中に逃げ込んだので、そのまま閉めた。

「?!」
 どうやら2羽とも困ってしまったらしい。

ぎっくの怒り


 長門。
 すっごい睨まれてるよお前。
 以前、長門はぎっくちゃんをいくら怒らせても恐くない相手と見ていたらしく、ちょっかい出し放題だったが、ぎっくちゃんは怒りが頂点に達すると加速装置のスイッチが入るらしく、突然信じられないぐらいの俊敏さで金網越しに飛びかかり、足やくちばしに噛みいたりする。
 なので最近はあまり怒らせすぎないよう、用心するようになったらしい。

ちょっとだけわけて

 パムがエサを食べていると、自分も食べたくなるらしい長門。
 貼りついて見つめて離れないので、パムは落ち着いて食べられない。

「パムお兄ちゃん、ちょうだい」

「ねえ、ちょっとだけちょうだい」
 ……お前さ、自分のカゴに戻れば好きなだけ食べられるのに、なんでいつも人のエサ欲しがるの?