いずもつのつの祭り。
この時期はいずもはひたすら怒りっぽくなる上に、何かというと止まり木から落ちるし、五十鈴はやたら警戒心が強くなって、カゴの外に出すと人間様から逃げ回るし(出る時だけ手に乗ってくる)、ほんと揃ってろくなことになっていない。
早く換羽が終わってくれるといいのに。
年を散って脚が悪くなってきたいずも。
元々カゴについていたHOEIのエサ入れだと踏ん張りがきかず、食べにくそうなので、変えてやることにした。
和鳥用のちょこというエサ入れ。
本来はすり餌などを入れるらしい。
ねじ方式で金網の好きな所に固定できるエサ入れは他にもあるのだが、どれもいまいち容量が小さいので、これにした。
新しいエサ入れを警戒して近寄ろうとしないいずも。
上に好物の青米を置いて誘っているのだが、見知らぬ物への警戒心は好物をも上回るらしい。
いつもはずうずうしいくせに、変なところで常識的になるんだな。
時間がたってお腹がすいてきた。
人間様が何度も金網越しにエサ入れに触ってみせたりしていた事もあり、段々と近づいていく。
なかなか食べやすそう。
少なくなってきたら縁に止まれるし、これは当たりだったかな。
いずもはブランコには乗らないが、一緒にダンスは踊る。
歌ったりつついたりステップを踏んだりして楽しんでいる模様。
かと思うとたまにものすごい勢いで怒っていたりする。
何かと感情のはけ口になっているのは間違いない。
羽の質の違いなのか何なのかは分からないが、いずもと五十鈴では換羽の状態が少々違う。
どちらも元気がなくなったり機嫌が悪くなったりしつつ一気に羽が抜け替わるのは同じだが、五十鈴の場合はところどころ赤い地肌が見えつつも、抜け替わりの最中も外見はほとんどいつもと変わらない。
一方のいずもはといえば、しっぽはほとんどなくなるわ全身なんだかよれよれだわ頭や首は鞘羽だらけでハリネズミみたいになるわ、本当に大丈夫なのかこいつはという感じの見てくれになってしまう。
昔飼っていた文鳥のちびっこと比較すると、恐らくいずもの方が正統派の換羽ではあるのだろうが、五十鈴の方が健康には良さそうな気もしないでもない。