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お別れくらま

 くらまを実家の庭に埋めてきた。


 淡いグレーのボディに水色の腰とアイシャドウ、ピンクのくちばしと足、濁りのないルビー色の瞳で誰からもきれいな子ですねと言われたくらま。
 猫っ毛で良くハゲてたけど。

 もっときちんと配慮すればもっと長生きさせてやれただろうにと思うと、申し訳なくてしょうがない。
 埋めてやる時もごめんねとしか言えなかった。

旅立つくらま

 くらま死去。
 日曜日から少し元気がなかったのだが、エサはちゃんと食べていたので、またいつものちょっと調子が悪いけど数日たったら治りましたのパターンだと思っていた。
 が、月曜日には全くエサを食べずにずっと眠っているようになった。人一倍食への執着が強いくらまが食べないのはただごとではないが、間の悪い事に行きつけの病院が祝日で午後休診のため、とりあえず保温して火曜日朝いちに連れて行こうと考えた。
 が、夜になってどうも状態が思わしくないため、とりあえずカロリー補給のために蜂蜜をお湯で溶いた物を与えてから救急病院で強制給餌をしてもらおうと連れて行ったところ、病院に着いた時には容態が急変して呼吸がほとんど止まっており、そのまま蘇生しなかった。
 時々嘔吐していたので、病院に行く途中、蜂蜜を吐いた拍子に窒息してしまったのかと思って先生に確かめたが、可能性はあるがそれだけではないと思うということだった。

 ほんの数時間前まで、人間様に抱っこされてお湯蜂蜜を大喜びで舐めていたのだが、本当にあっけなく逝ってしまった。
 元々奇形で重いメガバクテリアを煩った事もあり、長生きはしないだろうと覚悟はしていたが、こんな急な別れになるとは思わなかった。
 ごめんね。


 くらまの最後の写真。プラケースで保温中。
 最後まで人間様の様子が見える手前側から離れなかった。
 

三角インコ

 くらまがおにぎりみたいになっていた。


 奇形だからこそできるこのポーズ。

 しかし、この体型のせいかぽわぽわの猫っ毛のせいか、いつまでたっても雛みたいな感じなんだよね。くらまって。

毛が薄い

 くらまが換羽で大変な顔になっている。


 もともと薄毛な上に筆毛がつのつのしていてまるで妖怪みたいになっている。
 この時期は掻いてやっていても筆毛が指に引っかかって痛いので、しょっちゅう怒られる。

 なんでこんなに薄毛なんだろうこの鳥は。

くらまおもさ

 くらま体重測定中。


「なに撮ってるの」

 34グラムあった。

 最近くらまは鼻から目にかけての部分の羽が抜けてコミドリコンゴウみたいになってきている。
 さすがにここは毛引きが出来る場所ではないので、何かにこすりつけてすり切れているのか生えなくなっているのかだと思うが、一体なにが原因なのだろうか。

夏暖房

 くらまがまた卵を持ったらしい。
 お尻が膨らんできて胸に例のハゲができ、ちょっと元気がないので、ヒーターを入れてやったらすぐ真下に行ってくつろぎ始めた。
 手に乗せると頭や足がほかほかしているので、順調に暖まっているらしい。


 見てるだけで暑いけど。

 インコに限らず鳥は体温が40度ぐらいなので、特にエアコンを入れていると、人間的には快適でも調子を崩した鳥には寒かったりする。
 なので、真夏でもヒーターはすぐに出せる所に用意しておいたほうがいいと思う。
 もっとも、サザナミインコとか、暑さに弱くて体調を崩す鳥も中にはいたりするので、原産地ぐらいは前もって調べておいたほうがいいけれど。

手のひらのくらま

 くらまはすっかり元気になった。
 急に気候が変わって体調を崩したのかもしれない。


 これは具合が悪いのではなく、人間様の手の上で頭を掻いてもらってうっとりしているところ。
 病気の時に甘やかしすぎたためか、今でも1日1度はこうやってもらわないと気が済まない。
 とりあえず、毛引きも良くなって背中ハゲが消えたのでほっとした。


 でもそのふふんみたいな目つきはやめてほしい。

胸につけてるマークは(略)

 くらまの胸に穴が開くと、産卵が近い印。


 なんか赤いの見えてる……。

 多分、抱卵に備えて胸の羽が抜けるとかそんなんだと思うが、ちょっと気持ち悪い。

 一時期ちょっと具合悪そうなくらまだったが、いつの間にかすっかり元気になっていた。
 多分この鳥はあまり長生きしないんだろうけど、それでもできるだけ長く生きてもらいたいと思う。

寝てたいくらま

 なんだかくらまが体調が悪いらしく、ずっと背中にくちばしをつっこんで寝ている。
 体重は32グラムあるし、エサも食べているようなので、すぐにどうこうということはなさそうなのだが、この鳥は奇形な上にメガバクテリアで死にかけた前科があるので、ちょっと様子が違うとすぐ心配になる。
 とりあえずヒーターを入れたら自分から暖まりに行っていたので、少し様子を見る事にした。


 逆さになりながらうつらうつらしている。
 調子悪いんだから普通に寝なさい。

くらまのあんよが危機一髪

 さかさくらま。


「あのね、出して」

 実は、2週間ほど前からくらまは良く止まり木から落ちるようになっていた。
 パム、ビビに次いでくらまも脚の神経に異常が出たのかと思ってびびったのだが、良く観察すると、右足の足指に綿か何か細い繊維のような物がぐるぐる巻きになっており、その部分が腫れている。
 くらまのカゴオモチャはティッシュと藁のボールだけなので、一体どこでそんな物を巻き付けたのか不明だが、恐らくこれが原因でうまく止まり木にとまれなくなっているのだし、放っておくと指が壊死してしまう可能性もあるので、即捕まえて取ることにした。
 ところが、糸や紐ならともかく繊維なので、指ではもちろんピンセットでもカッターでも取れない。しょうがないので最後には眉用のはさみと毛抜きを駆使してかなり強引に引きちぎったのだが、やっぱり痛かったらしくてその日と翌1日、くらまは足を上げてエサ以外はほとんど動かなくなってしまった。
 あまりしょんぼりしているので、もしかしたら病院に連れて行ったほうがいいのではと気をもんだのだが、3日目ぐらいには普通に歩きまわるようになり、足の腫れもおさまっていた。

 しかし一体どこでそんな物を……。