くらま」カテゴリーアーカイブ

待ってー

 結構な速さで追ってくる。

 寝転んでいたのを起き上がってもこのとおり。
 もう何度かやっているので、床に降ろされた時点で分かっちゃうらしく、人間様が動くと間髪入れずに走り出すのがなんというか。
 でも途中で一瞬飽きている。

瀬戸際外交

 自分が落ちたり転げたりすると人間様が助けてくれると分かっているくらまは、放置されるとこんなことをし始める。

「あのね、落ちそうだから助けてください」
 ……助けてほしければもっと切羽詰まった顔をしないと駄目だよ。

さかさ寝くらま

 人間様の勤務先は高層ビルの上の方の階にあるのだが、どうやらこのビル、陸自のヘリの航路上にあるらしくて、日に何回かUH-1(たまーにチヌーク)がバタバタとローター音をさせながら窓の外遠くを横切っていくのが見える。
 多分駐屯地間の連絡便なんだろうと思うが、いつもは多くても3回ぐらいしか通らないこの陸自ヘリが、ここ2~3週間はやたらと通行量が増えていて、先週あたりは1時間に1回とか、結構半端ない感じでローター音が聞こえていた。
 が、観閲式が終わった今日、気付けば1回もローター音が聞こえてこない。
 ……なんか、すごくわかりやすく大仕事が終わった感じ?

 とうとうぶら下がったまま居眠りするようになったくらま。
 どうしてその体勢で眠れるのかと思ったのだが、考えてみたら電車の中で立ったまま寝る人と基本は同じなのかもしれない。

くらまと翼

 カゴの中の様子を撮ろうとすると、何をやっていてもそれをやめてぶら下がってしまうので、常に同じ写真しか撮れないくらま。

 もういいよそれで。
 ところで、くらまは相変わらず飛べない。
 伸びをする時の翼の伸ばし方もなんか不自然なので、やっぱり関節が固くなってしまったんだと思う。
 たまに、ちょっと高い所に乗せて「おいで」とやって練習してみるのだが、自分でも飛べる自信がなくて恐いのか、いつまでも伸びたり縮んだりしながら着地点になる人間様の手を目測している。
 しょうがないので、最初30センチぐらいの距離を置いていたのを、段々近づいて20センチか15センチぐらいにしてやると、ようやく決心したように「ぴぴっ!」と気合いを入れて飛び立つのだが、いつも手まで届かずに危ういところで人間様にキャッチしてもらう羽目になっている。
 まあ、足のほうは、若干障害はあるものの幸い普通のインコなみ、というかそれ以上の動作ができるので、翼のほうはもういいかなという気はしている。
 そもそもこの鳥の場合、こうやって元気に生きていてくれるだけで幸せではあるので。

カサカサマニア2号

 くらまもビビと同じで、スーパー袋やビニール袋がカサカサ鳴る音が大好き。
 音をさせてやると興奮して全身の羽を逆立ててピッピピッピ鳴きながら走り回ってじゃれている。

 全身もわもわに逆立っていたのだが、カメラに見られているのに気付いたらしぼんでしまったのが残念。
 しかし、ビビやくらまの中の何と結びついて、この音が大はしゃぎするような音に聞こえるんだろうなあ。
 いくら考えても分からない。

こわがるくらま

 何か怖いことがあったらしく、人間様の手にすっぽり入り込んで小さくなっている。

 小さくぶるぶる震えているのが手に伝わってくるのだが、何を怖がっているのか人間様にはさっぱり分からない。
 だって部屋の中いつもどおりだし。

「……もう大丈夫だと思う?」
 知らんがな。
 どうもマメルリハは気が強いくせにちょっとしたことでびっくりしたりおびえたり、神経質なところのある鳥が多いように見える。
 やっぱり自然界では小さくて狙われやすいからだろうか?

疑惑の人

 最近くらまは外に出すとちゅうちゅう鳴きながらティッシュにお尻をこすりつけ始めるのだが、これってマメ3兄弟がやっている男の子の交尾行動と全く同じ。

 すりすり。

 すりすり。
 しかも、発情時に背中に触るとお尻を上げて交尾姿勢を取るのがメスなのだが、くらまの背中を触っても「何?」という顔で見るだけ。
 というかむしろものすごい勢いで怒られる。
 そういえば、オスの印である眼の後ろから後頭部にかけてと腰の部分の青みが段々濃くなってきた気がする。
 でも、マメ3兄弟と決定的に違うのは、翼が全く青くないこと。
 一体どっちなんだこいつは。
 そろそろ経過を見てもらいに病院に行くから、ついでに雌雄鑑別もしたほうがいいかな。

逆さ好き

 くらまの逆さ好きは相変わらず。
 体重が増えて大人になったら止むかと思っていたのだが、いまだに何かというとひっくり返ってぶら下がっている。

 カゴの中でもぶら下がり。

 カゴの外でもぶら下がり。
 で時々ガシャンとか大きな音を立てて落っこちては、「落ちたの! 落ちたの!」とばかりに大声で鳴いて訴えてくる。
 まあくらまだからいいけど。

ガブリエルくらま

 発情期なのか、くらまの噛みっぷりがひどくなってきた。

 点々とついてる傷は全部くらまのちょっと過激なキスマーク。
 ティッシュやオモチャを出してやってもわざわざ手の方を噛むとか、ちょっと離れたところから不意をついてダッシュガブとか、明らかに意図して手を狙っている。
 なので時々おしおきにくらまを床に置いて離れたり部屋を出ていってしまうのだが、そうすると途端にしゅんとして「ごめんなさい、ごめんなさい」とすがるような顔で後を追ってくる。
 でも実は全く反省していないので、手に乗せるとまたガブガブやり始める。
 経験上、こういう無駄噛みは2年もすればある程度はおさまるので、まあ気長に噛まれていようかとは思っている。
 むしろこの時に体罰めいたことをして、手を怖がるようにさせてしまうほうが弊害が大きいし。
 ……とはいえ、マメルリハなので結構痛いことは確か。

くらまだけの遊び場

 くらまの最近の遊び場は、人間様が寝っ転がって腕で作った輪っかの中。

 ご満悦。
 絨毯をせせくったりオモチャを囓ったり楽しそう。
 時々脇の下の隙間から外を覗いたりはするのだが、絶対に出て行こうとしないのだからある意味徹底している。
 で、人間様が輪っか作りをやめて起き上がると……


「イヤーーーーーー!」
 ……写真がブレちゃうぐらいの全力ダッシュ。