くらま」カテゴリーアーカイブ

かけられるのイヤ

 くらまの水入れは小さいので、水浴びしようとしても額しか濡れない。
 なので人間様が霧を吹いてやるのだが、そのたびにこんな不本意そうな顔をされるのが何となく納得いかない。


「…………」

 どうやら、自分で浴びないのは単なる迷惑らしい。

卵の季節

 くらまがまた卵を産み始めた。


 もともと薄毛なのに卵でお尻がふくらんで、赤い地肌丸見え状態になっちゃってるのだが、写真に撮ろうとすると姿勢を変えて撮らせてくれない。

 そういえば去年も今頃産んでた気がする。
 今年はイカ臭い粉末を与えたりしてカルシウム摂取に気を遣っているので、卵詰まりにはならないとは思うが、注意するにこしたことはないかな。

腹くらま

 かまってほしくてくらまが暴れているが、人間様としてはくらまの真っ白でぽよぽよのお腹を鑑賞するチャンスでしかない。


「出せ-」

 ……なんかお尻がちょっと目立ってるみたいだけど、また卵産むんじゃないだろうな。
 ちょっと変化があると気になって仕方がない。

さかさくらまが進化する

 突然パサパサパサ! と羽ばたく音がしたので鳥どものカゴを振り返ったら、バランスを崩したらしいくらまが止まり木にぶら下がっていた。
 その状態でくらまはしばらく困ったようにあたりを見回していたが、やがてコウモリみたいにぶら下がったまま止まり木を横に歩いて金網までたどりつくと、何食わぬ顔で乗り直していた。
 ……なんだか見てはいけないものを見たような気がした。


 お前進化する方向間違ってるよ、絶対。

両方掻いて

 人間様の指の間に挟まってうっとりなくらま。
 丁度両方のほっぺたに指があたるのが気持ちいいらしいくて、自分から頭をつっこんでくる。


 人間様も片手が空いて楽ちん。つまりお互いwin-winの関係。


 どさくさにまぎれて最近流行の頭に羽を挿して耳を作る奴やってみたけど、羽が1枚しかなかった。
 これはパムの小翼羽。
 猫っ毛のくらまはこれ以上大きい羽だとちゃんと挿せない。

 とりあえず指先が荒れててすみません。

3度目は通じない

 ケンカっ早いくらまは、何かちょっと気に障る物があるとすぐ襲いかかってくる。
 例えばちょっと先でひらひらしているチラシとか。

 結構な勢いで突撃していく。
 でも3回目にはもうひっかからない。
 というか多分飽きるんだと思う。

「ふふん」

見られたけど認めない

 くらまは夜や朝起こす前に、おやすみカバーの中でパサパサ羽ばたいている事がある。
 羽ばたいた後、決まってガチャンと落ちる音がするので、多分何かの拍子にバランスを崩しているのだと思うのだが、一体何をしているのか気になっていたので、羽ばたき始めた時にすかさずカバーを取ってみた。

 こうなってた。
 しばらくもがいてようやく落ちずにとまりなおすのに成功した後、こんな顔で人間様を見つめている。

「何もしてないから!」
 インコも意外と自分の失敗ごまかすよね。

機械嫌い

 くらまは機械物が全般的に嫌い。
 遠くに見えるPS Vitaも恐くて尻込みしている。

 足冷たくなっちゃってる。
 でもパソコンのキーボードだけは大好きで、ノートパソコンを開いたテーブルに放しておくと、隙あらば乗って囓って遊んでいる。
 その境界線は何なのだ?

あんよのひみつ

 今日も元気にさかさくらま。

 その後卵を産む気配はない。
 毎日いずもとケンカしているからかもしれない。

 そして実はさかさになる時、くらまは金網を掴んでいるわけではなく、爪を1~2本ひっかけているだけ。
 確かにこれなら疲れずにいつまでもぶら下がっていられるだろうが、インコの爪の強靱さ半端ない。