10/12、13と、上高地と立山黒部アルペンルートを回るツアーに参加してきたので、後追いでアップします。
ツアー2日目。
この日もひたすら、渋滞、混雑、行列で、スケジュールは最初から最後まで狂いっぱなしの1日となった。
というわけで、扇沢から電気バスに乗って黒部ダムにやってきた。すでにここで30分ほど遅延している。
中学校の修学旅行以来だな。最近は黒四ダムって言わないのね。
ダム湖。
観光船が運航しているが、今回のツアーの行程には入っていない。
ダムにゃんとか言うマスコットキャラクター。愛らしい現場猫感ある。
慰霊碑。
修学旅行の時と見た位置が違うような。
とはいえ、ほいほい移設するものじゃないから、当時は今と違うルートでダムの上に出たのかな。
ダムの上を横切って次はケーブルカー。
ケーブルカーは想像以上に急勾配だった。
しょせん観光用の箱根のものとは面構えが違う。
ケーブルカーとロープウェイの乗り継ぎ場の外が、ちょっとした園地になっている。このあたりは紅葉が真っ盛り。
そして、1800メートルを越える標高なので冬物のアウトドア用ハーフコートを着ているのだが、見ての通りのいい天気で日差しが強くて暑くてたまらない。
このあたりの地質も上高地と同じ花崗岩なので、岩肌が白くて紅葉が映える。
下に乗ってるロープウェイの影が落ちている。
この辺に来ると、紅葉も終わりかけている感があるな。でもまだ十分きれいだけど。
2316メートルの大観峰に到着。
黒部ダムのダム湖があんなに小さい。
用途がちょっと良く分からないライチョウのオブジェ。
実は、ちょっとだけ遭遇を期待して例のタムロンの重いズームレンズを持ってきているのだが、いくらライチョウが人を恐れないと言っても、これだけ人がわさわさしてたらまず出てこないだろうなあ。
大観峰から目的地の室堂までの行程に使うのは、トロリーバス。
EVなんてものがない時代に、パンタグラフで架線から直接電源を取りながら走行することでエコを実現したバス……というか、分類上はこれ電車らしい。
昔は結構あちこちにあったそうだが次第に減って、ここが日本で最後のトロリーバス路線。そして今シーズンを最後にEVバスに置き換わる。
多分次のシーズンにはもうなくなっているであろう、トロリーバスの説明パネル。
これがパンタグラフ。市電っぽい。
観光客が多いので、1台ではなく5台ぐらいが電車みたいに連なって走って行く。
これが結構なスピード。
室堂に到着。
そしてやっぱり滞在時間が90分から60分に短縮された。
みくりが池周回コース(所要時間1時間)を行こうと思っていた事前の計画がここで崩れるが、火山ガスが噴出している地獄谷は見たい。
大体片道15~20分程度らしいので、またタイムアタックをすることにした。
まあでも景色はさすがに素敵。
人も尋常じゃなくいるけれど。やっぱこれはライチョウ無理だな。
地獄谷来た!
まあ箱根で言う大涌谷的なものだが、スケールは大涌谷の比ではない。
ここも遊歩道が整備されていて、通常は中を巡ることができるのだが、今は火山ガスの濃度が高いので閉鎖されている。
きれいな青い色なのに、なんだかとっても不穏な感じがする池。
慌ただしい滞在を終えてまたトロリーバス。
今回のツアーは立山に抜けるのではなく、また扇沢に戻る。
単線なので、途中ですれ違いポイントがある。
やっぱり普通のバスとは若干乗り心地が違う感じ。聞こえるのもエンジン音じゃなくてモーターのビーンって言う音だし。
黒部ダムに到着。ここから電気バスで扇沢に戻り、後は東京に帰るだけ。
まあそれが大変なんだけど。
室堂での滞在時間が削られたため、ここまでの遅延は30分程度で済んでいるが、問題はここからだった。
扇沢から安曇野インターまでの黒部からの帰り渋滞、高速に乗ってからは数ヶ所の休日恒例渋滞全てに律儀に片端から突入していった結果、当初20時半だった新宿着予定が0時近くまでずれこんだ。
まあ連休なのである程度の渋滞は仕方がないが、添乗員の人の行程の見通しが全体に甘く、最初から遅れて迷惑をかける事前提で、積極的な回避策を採らずに全ての渋滞に漫然とはまっていくのが何というか……非常にイライラさせられた。
そのせいで終電を逃しても一切補償は出ないんだから、せめて一刻も早く着く努力はするべきでは? と思う。実際終電乗れるかどうか微妙な人がいたし。
まあ、今度は平日に休みを取ってフリーで来よう。