横須賀に行く用があったので、ヴェルニー公園に寄ってきた。
カラスもいたけど撮りそびれた。
2/16、17と蔵王に樹氷を見るツアーに行ってきたため、まとめてアップします。
樹氷ツアー2日目。
ホテルから見た宮城蔵王。空の光点は月。
天気予報では午前中晴れとのことだったし、今日は期待できそう。
この日は昨日と反対側の宮城蔵王から、雪上車に乗って樹氷原に向かい、樹氷を見るコース。
朝いちにホテルを出て、9時出発便に乗ることになる。
これが雪上車「ワイルドモンスター号」
ところでお気づきだろうか、空が完全に曇っている事に。
乗り場到着から出発まで、30分ほど待機時間があった。
その30分の間にいきなり雪が降り出し、あっという間に吹雪になる。
いやまあ、そんなこったろうとは思ってたけどさ……予想通りすぎるわ。
でも雪上車は予定通り(実際には他ツアーの中国人が時間を守らず15分ほど遅れた)出発。
中国人ツアーも加えて総勢6台で雪中を進んでいく。
やだ何これテンション上がる。重機の行列大好き(雪上車は分類上重機)。
なお、乗り場から樹氷原までは雪上車で45分かかる。
ディーゼルで騒音と震動、そしてガソリン臭がすごいので、スマホなんか眺めていた日には一発で車酔いする。
もっとも、外の風景と前方の雪上車部隊を見ていれば全然飽きないので平気。
半分ほど行程を来た当たりで、また空模様が怪しくなってきた(右側)。
ラスト付近では、同じ隊列なのにこの高低差が生じていた。
そして写真には写っていないがかなりの雪と風。雪上車に乗っていても風切り音が聞こえてくる。
大丈夫かこれ。
そして次第に悪くなってくる視界。
あっこれ昨日と同じパターンだ。大丈夫じゃないやつだ……。
ここでは、駐車場(?)から斜面を下って、樹氷のすぐ側まで行ける。
新雪にズボズボはまったり、転んでスマホを雪に突っ込んだりしながらなんとか接近。
なんかもう樹氷を見てるんじゃなくて雪で遊んでるみたいな感じになったが、そんな事をやっているうちに、なんとなく若干遠くまで見えてきた。
話には聞いてたけど、蔵王温泉のとは確かに形が違うなー。
ここでも自由時間は10分ほどの予定だったが、実際にはもうちょっと長く取ってくれたのではないかと思う。
雪と格闘していて時間が長く感じただけかもしれないけど。
やっぱりここでも数百メートル降りるとこんな風に遠くまで見えるようになる。
山の自然すごいな……。
そしてまた45分かけて乗り場まで戻ってきた。
この後徐々に天候が崩れだして、次の便の人達は樹氷原まで行けるかどうか分からないという感じだったそうだから、間近に樹氷を見て遊べただけ運が良かった方なのかもしれない。
この後はまたバスで福島駅まで行って、東北新幹線で帰ってきた。
うーん、行く前は1度見れればいいやと思っていたけど、実際に見るとまた見たいと思っちゃうな。
また雪が多そうな年が来たら行ってみよう。
2/16、17と蔵王に樹氷を見るツアーに行ってきたため、まとめてアップします。
というわけで、またしても個人では行きづらい蔵王の樹氷を見にツアーで行ってきた。
今回利用したのは、1日目の夜に蔵王温泉側の樹氷のライトアップを見て、2日目は朝から宮城蔵王側の樹氷を、雪上車に乗って見に行くというもの。
例によって1回で2度おいしいツアーである。
蔵王は15年ほど前の夏に1回行っている。その時に、今度は冬に来たいなあなどと何となく思ったりもしていたのだが、今回ようやくそれが果たせた。
今回のツアーは、東北新幹線で福島駅まで行って、そこからバスで蔵王に向かう。
前に行った時は仙台からバスで1時間程度だった記憶があるので、なぜわざわざ福島なのかと思ったが、どうやら団体が降りるために停車時間がなるべく長い駅を選んでいるらしい。
福島駅は東北新幹線と山形新幹線が連結分離する駅なので、その分停車時間が長いのだ。
福島駅から蔵王まで、昼食時間も含めて約4時間。その途中では熊野大社に立ち寄った。
「東北の伊勢」と呼ばれていて、縁結びが有名な神様らしい。
……なんかいろいろ混ざっている感じがするな。
林の中の素朴な神社。
1200年以上の歴史があり、伊勢神宮から直伝のお神楽を伝えられており、代々の上杉家、伊達家の信仰も篤かったという。
16時過ぎ頃に蔵王ロープウェイに到着。
ここからロープウェイを2本乗り継いで、地蔵山頂駅の樹氷のライトアップを見に行く、のだが……。
なんかまだ全然明るいんだよね。
樹氷到着が丁度ライトアップが開始される17時頃だというのだが、17時って平地ではまだ日が沈んでなかったりしない?
ロープウェイ来た。
ちなみに周囲は中国人ばかり。スニーカーばきで、日本人ならまずつけない靴にひっかけるタイプの軽アイゼンを装着しているのですぐ分かる。
ちょっと曇ってきたけど、冬で空気が澄んでいるせいか景色はかなり遠くまで見える。
これなら山頂駅では樹氷が楽しめそうだ、と内心ワクワクしていたのだが……。
ガスのまっただ中だった。
しかも風がめちゃくちゃ強い。体感温度的にはマイナス10度を下回っている。
例によってカナダグースの最強ダウンを装備しているので寒さはそれほど感じないが、耳当て帽にダウンのフードを重ねていても、すき間から風が容赦なく吹き込んできて耳がやばい。
なお、樹氷が見れるのは山頂駅の駅前数十メートルの範囲。
ここ以外はロープを張って立ち入れないようになっている。冬山の夜に遠くに行ったらそれこそ死ぬしね。
そして粘っていたら多少視程が通るようになってきたが、案の定全然暗くならないので、ライトアップもへったくれもない。
ここでの自由時間は、宿泊先ホテルの夕食時間の都合で10分ほどしかない。日の入り前にライトアップ見ろとか混雑の時間ロスを全く考えてないとか、このプラン過去の履歴だけ見て自分で確認しない新人が作った臭がプンプンするぞ。
数百メートル降りるともうこんな感じ。
荒れてるのは本当に山頂だけだったみたい。
山頂駅からふもとへの乗り継ぎ駅もこんな感じ。
空も晴れてきている。
そしてここでふもと行きのロープウェイ待ちが大渋滞していて、マイナス2度の気温の中1時間ほども待たされる。
天気が残念だったけど、後で調べたら冬の蔵王の晴天率は2割程度。観光写真で見るような真っ青な空や星空に無数に立ち並ぶ樹氷なんて風景は、実はよっぽど運が良くないと見れないらしい。
その前の数日が記録的な大雪だった事を考えれば、頂上に行けただけまだ良かったのかもしれない。吹雪いて行くことすらできない可能性もあったわけだし。
まあ、樹氷は見れたからね。
今年も世界らん展に行ってきた。
去年はテイラー・スゥイフトのコンサートに巻き込まれるわ、大混雑でえらい目に会うわだったので、今年は用心しながら行ったのだが、普通に入れた。
エントランス。
今年で35周年らしい。長いのか短いのか良く分からない。
コンテストはなんだか若干花の数が減ったような気がする。
これは葉っぱも花も緑のラン。
カトレアみたいなパフィオ。
そういえば、今年のコンテストはこんな感じの色鮮やかできれいなパフィオばっかりで、茶色のまだらとか緑色とか、変に花弁が長いとか、いわゆるパフィオっぽいパフィオがほとんどなかった。
ランにも流行はあるから、そういうのが受けなくなったという事なんだろうけど、ちょっと寂しい。
カトレアみたいな……なんだろう、シュンランかな?
東洋蘭良く分からない。
幅1メートル以上もある株。寄せ植えじゃなくて1つの株っぽい。
ここまで大きくするのにどのぐらいかかるんだろう。
今年のコンテスト優勝者。
いつもいかにも一般受けしそうなきれいな花が選ばれてるのに、今年いきなり個性派路線で来た。
確かにこれも1株にこれだけ揃った花つけてるのすごい。
カトレアが100均のカゴにディスプレイされていた。
確かに、通気がめちゃくちゃ良いから最適といえば最適なんだろうけど……。
このウェディングブーケはどのように持つのか、ひとしきり悩んだけど結局分からなかった。
石原産業という企業が開発した、ツユクサの遺伝子を組み込んた青いコチョウラン「ブルージーン」もコンテストに出ていた。
遺伝子組み換えを差別しない姿勢に好感が持てる。
特別展示のレブンアツモリソウ。
礼文島にしか生えていないが、盗掘で絶滅寸前らしい。
確かに、こんなきれいなで可愛い花だったら欲しくなるのも分かる。けど、北海道の最北端の環境で咲くような花なんて、持って帰っても鉢植えにしたって枯らすだけという事ぐらい気付けと思う。
コチョウランだって複数回花を咲かせられる人は少ないのに。
残念ながら假屋崎省吾はいなかった。
奈良2日目。
この日は法隆寺、大神神社、長谷寺を回る寺社巡り。
またずいぶん離れた場所をセレクトをしたものだが、まあ奈良だし大丈夫だろうと思っていた。
甘かった。
法隆寺。ここには何の問題もなく到着。
ただ、観光時間が60分しかないので、母親連れでは見られるのは金堂や五重塔などの近場だけ、少し離れた夢殿まで見られない。
でも日出処の天子にはまっている妹はものすごい勢いでダッシュして行った。
消防車がずらりと並んでいたので何かと思ったら、1/26は文化財防火デーで放水訓練があるからだった。
もともとこの文化財防火デーというのが、1949年に法隆寺の金堂が、7世紀の再建時(その前に1回全部焼けちゃっているらしい)以来初めて火事になり、貴重な壁画が失われたことに由来して設定された日になる。
76年前の今日がその日だったと思うと、ちょっと感慨深い。
そして今回一番見たかったのが、観光バスの駐車場にある舟塚古墳。公衆トイレの前というなかなかな立地。
昔木の船(木棺?)が出てきたという伝承があり、一応古墳の名がついていたものの、本当にそうなのかは研究者も微妙な感じの扱いだった。
なにしろ、発掘前の写真を見ると、ただの木が植わった植え込みにしか見えない。
この駐車場がホテルになるのに伴って4回ほど発掘調査がされ、立派な石室や副葬品が見つかったため、古墳という事が確定した。なんでも近くの藤ノ木古墳より前に作られた地方の有力者の墓と推定されるらしい。なにそれなにげに重要な発見じゃん。
今は発掘も終わって、写真の通り元の植え込み状態(木は枯れちゃってるけど)に戻されている。
ホテルになったらこの古墳も潰されるのかな……。
法隆寺の次は大神神社。
本来なら1時間もかからず行けるはずなのに、通過地点の天理で天理教の行事があった事、巳年のため蛇を祀る大神神社に人が押し寄せてるとの事で、奈良からいきなり大渋滞。到着までに1時間半以上もかかった。
結果、予定では50分だったはずの観光時間が20分に。しかも、バスの駐車場が神社と離れているため、神社に行くだけで5分以上かかる。
いや、頑張って行ってきたけどさ、母親はもう最初から諦めてバスで待ってたよ。
しかもこの遅れは長谷寺にも響き、85分の予定が30分に(そしてまたバス駐車場まで5分ほど歩く)。
前のブログでも書いている通り、長谷寺は山門から本堂までの階段が半端ない。どうやっても母親の足では無理だろうと思ったが、幸い、寺側に足腰が弱い人向けに、関係者用の道路を使ってワゴン車で一気に本堂まで行ってくれるサービスがあったので、これを使わせてもらった。
ジュウガツザクラがぽつぽつ咲いていた。
秋だけじゃなくてこんな時期にも咲くんだ。
上がったのは車だが、降りてくるのは歩き。
階段の途中の花壇には、ところどころ寒牡丹が植えてある。
寒牡丹って、そういう種類なんじゃなくて、普通の牡丹の開花時期を調節して冬に咲かせてるんだってね。
何とか予定の行程をこなして(本当にこなしただけ)、また奈良からはるばるバスで名古屋の三河安城まで、その後はこだま号の旅が待っている。
まあ、前日の山焼きが良かったからまだ今日のグダグダも我慢できたけど、上高地の時みたいに全くいいところがなかったらほんと怒りだしてたわこれ。
1/25、26と奈良に行ってきたので、まとめてアップします。
というわけで、母と妹と一緒に奈良にやってきた。
今回の目的は、若草山の山焼き。東大寺の後ろにある芝の山で、鹿が闊歩し頂上には鶯塚古墳と呼ばれる前方後円墳がある。
野焼きは、毎年1月末の夜にこの枯れ草や芝を燃やすもので、同時開催されるとんど焼(お炊き上げ)からもらいうけたご神火を使うれっきとした神事。
母親が行きたいと騒いでいたので、ツアーを見つけて行ってきた。
新幹線はこだま号を利用。三河安城で降りてそこからバスではるばる奈良へ向かうという、狂気のようなスケジュール。
しかも奈良に近づくにつれて、山焼き渋滞に巻き込まれるため、8時のこだまで出発して到着は実に14時過ぎ。
そして間髪入れず春日大社の観光。
なんか毎年来てるような気がするけど、まあいいや。
鹿。
切った角の切り口に触る誘惑を抑えられなかったことを白状します。
次は美男の阿修羅像がいる興福寺。
ここはしばらく来てなかったな。
前に来た時にはまだ建設中だった金堂。
一方、今回は五重塔が修復中。高層ビルの建築現場みたいになってた。
東大寺。
春日大社→興福寺→東大寺とバスで移動しているのだが、移動の度に渋滞に巻き込まれまくって観光時間が減っていく。
東大寺なんか30分だよ。年寄りの親つれてどう見ろっていうのさ。
大仏見るのさえ集合時間に間に合わなかったよ。
で、観光を終えて若草山の山焼き地点へ向かう。
山焼き現場到着。
ここに来るまでに夕食を済ませているので、すっかり暗くなっている。
何の前触れもなく花火開始。
尺玉も含めた600発を15分ほどで打ち上げる、奈良最大級のスケールらしい。
息つく暇もなく次から次へと打ち上げられる花火。スターマインとかそんな生やさしいものじゃないわこれ。
そして打ち上げ場所が高いせいか、こっちに迫ってくるような迫力がある。
惜しげもなく投入される尺玉。
ナレーションも音楽もなく、15分間ひたすら花火を堪能する。
これだけでも来て良かった。
花火が終わると、法螺貝とラッパに続いて、いよいよ野焼きが点火される。
ラッパはどこかで聞いたような音だと思ったら、やっぱり陸自だったらしい。
しかも、一方向からだけでなく、途中で進行方向が二つに分かれて、両側から斜面を回り込むように炎は広がっていく。
たまに野焼きしていて巻き込まれるニュース見るけど、こんな風になるんだったらそりゃ逃げ場を失うわ……。
15分ほどで目の前の草地は焼き尽くされて、さらに炎は頂上に向かっていく。
小規模ながら火炎旋風みたいなものも見えて、炎のすごさと怖さを実感した。
ニュースとかで見ると、野焼きって割とのんびりしたイメージがあったけれど、実際にはそんなものじゃなかった。
夜で炎が見えやすいせいもあるのかもしれないが、とにかく速い、そして勢いが半端でない。
これが炎なんだなあ。いろんな意味でいい体験をした。
10/12、13と、上高地と立山黒部アルペンルートを回るツアーに参加してきたので、後追いでアップします。
ツアー2日目。
この日もひたすら、渋滞、混雑、行列で、スケジュールは最初から最後まで狂いっぱなしの1日となった。
というわけで、扇沢から電気バスに乗って黒部ダムにやってきた。すでにここで30分ほど遅延している。
中学校の修学旅行以来だな。最近は黒四ダムって言わないのね。
ダム湖。
観光船が運航しているが、今回のツアーの行程には入っていない。
ダムにゃんとか言うマスコットキャラクター。愛らしい現場猫感ある。
慰霊碑。
修学旅行の時と見た位置が違うような。
とはいえ、ほいほい移設するものじゃないから、当時は今と違うルートでダムの上に出たのかな。
ダムの上を横切って次はケーブルカー。
ケーブルカーは想像以上に急勾配だった。
しょせん観光用の箱根のものとは面構えが違う。
ケーブルカーとロープウェイの乗り継ぎ場の外が、ちょっとした園地になっている。このあたりは紅葉が真っ盛り。
そして、1800メートルを越える標高なので冬物のアウトドア用ハーフコートを着ているのだが、見ての通りのいい天気で日差しが強くて暑くてたまらない。
このあたりの地質も上高地と同じ花崗岩なので、岩肌が白くて紅葉が映える。
下に乗ってるロープウェイの影が落ちている。
この辺に来ると、紅葉も終わりかけている感があるな。でもまだ十分きれいだけど。
2316メートルの大観峰に到着。
黒部ダムのダム湖があんなに小さい。
用途がちょっと良く分からないライチョウのオブジェ。
実は、ちょっとだけ遭遇を期待して例のタムロンの重いズームレンズを持ってきているのだが、いくらライチョウが人を恐れないと言っても、これだけ人がわさわさしてたらまず出てこないだろうなあ。
大観峰から目的地の室堂までの行程に使うのは、トロリーバス。
EVなんてものがない時代に、パンタグラフで架線から直接電源を取りながら走行することでエコを実現したバス……というか、分類上はこれ電車らしい。
昔は結構あちこちにあったそうだが次第に減って、ここが日本で最後のトロリーバス路線。そして今シーズンを最後にEVバスに置き換わる。
多分次のシーズンにはもうなくなっているであろう、トロリーバスの説明パネル。
これがパンタグラフ。市電っぽい。
観光客が多いので、1台ではなく5台ぐらいが電車みたいに連なって走って行く。
これが結構なスピード。
室堂に到着。
そしてやっぱり滞在時間が90分から60分に短縮された。
みくりが池周回コース(所要時間1時間)を行こうと思っていた事前の計画がここで崩れるが、火山ガスが噴出している地獄谷は見たい。
大体片道15~20分程度らしいので、またタイムアタックをすることにした。
まあでも景色はさすがに素敵。
人も尋常じゃなくいるけれど。やっぱこれはライチョウ無理だな。
地獄谷来た!
まあ箱根で言う大涌谷的なものだが、スケールは大涌谷の比ではない。
ここも遊歩道が整備されていて、通常は中を巡ることができるのだが、今は火山ガスの濃度が高いので閉鎖されている。
きれいな青い色なのに、なんだかとっても不穏な感じがする池。
慌ただしい滞在を終えてまたトロリーバス。
今回のツアーは立山に抜けるのではなく、また扇沢に戻る。
単線なので、途中ですれ違いポイントがある。
やっぱり普通のバスとは若干乗り心地が違う感じ。聞こえるのもエンジン音じゃなくてモーターのビーンって言う音だし。
黒部ダムに到着。ここから電気バスで扇沢に戻り、後は東京に帰るだけ。
まあそれが大変なんだけど。
室堂での滞在時間が削られたため、ここまでの遅延は30分程度で済んでいるが、問題はここからだった。
扇沢から安曇野インターまでの黒部からの帰り渋滞、高速に乗ってからは数ヶ所の休日恒例渋滞全てに律儀に片端から突入していった結果、当初20時半だった新宿着予定が0時近くまでずれこんだ。
まあ連休なのである程度の渋滞は仕方がないが、添乗員の人の行程の見通しが全体に甘く、最初から遅れて迷惑をかける事前提で、積極的な回避策を採らずに全ての渋滞に漫然とはまっていくのが何というか……非常にイライラさせられた。
そのせいで終電を逃しても一切補償は出ないんだから、せめて一刻も早く着く努力はするべきでは? と思う。実際終電乗れるかどうか微妙な人がいたし。
まあ、今度は平日に休みを取ってフリーで来よう。
10/12、13と、上高地と立山黒部アルペンルートを回るツアーに参加してきたので、後追いでアップします。
というわけで、2日間に渡って上高地と立山黒部アルペンルート(ただし室堂まで)に行くツアーに参加してきた。
三連休の初日と2日目ということもあったせいか、出発時間以外は何一つ予定通り行かないという悲惨な旅になった。
まず初日に行くのは上高地。
つい先週も行ったような気がするが、まあそこは気にしない。
初日の出発は7:15だったのだが、新宿から首都高に入った時点でいきなり渋滞に巻き込まれ、上高地につながる松本インターで降りるまで実に6時間かかった。
もともと、12時頃に上高地について、15時に離脱、17時に旅館着、3時間たっぷり上高地に滞在できますというのが売りのツアーだったのだが、上高地に着いた時点ですでに15時近く。さすがに到着即離脱はないと添乗員さんも考えたのか、出発時間は17時に設定されたが、3時間滞在のはずが2時間ちょっとしかいられない。
実は、先週来た時、穂高神社奥社のある明神池まで歩きたかったのだ。
が、バスを降りるバスターミナルから梓川右岸の自然探索路を通ると片道70分ほど。所要時間の短い左岸は7月の豪雨で崩れて通れなかったから、往復140分。ただ歩くだけでなく、景色を見たり写真を撮ったりする事を考えると、この時の滞在時間の2時間半ではちょっときつい。なので、翌週の3時間滞在の時に歩けばいいやと考えて、この時は見送ったのだった。
が、蓋を開けたら滞在できるのは、前回より短い2時間ちょっと。幸い、この前日に左岸が通行可能になっており、こちらからなら60分で明神池まで行ける。
もちろん、普通に歩いて60分なので、速く歩けばもっと所要時間は短くなるはず。元々歩くのは速い方だし、というわけで、明神池までタイムアタックを敢行した。
予定通り着いていれば晴れていたはずだったのに、今は雨がぱらついている。
さすがに1週間では紅葉は進んでないな。
急に気温が下がったからちょっとだけ期待してたんだけど。
6月に来た時に見た花崗岩の露頭、が風化して砂浜みたいになった場所。
いかにも豪雨に弱そうで、ここがやられたのかなと思ったらやっぱりそうだったらしく、整備し直した跡があった。
やっぱりキノコがあちこちに生えている。見る度に違うキノコなんだけど、一体何種類ぐらいあるんだろう。
明神橋と前穂高岳……だと思うけど明神岳かもしれない。とりあえずここを渡れば穂高神社と明神池。
ちなみにここまでかかった時間は40分。よし拝観料払って池まで見られそうだ。
ここは他より微妙に色づいてる気がする。
もう夕方なのであんまり人もいなくて、静かな風景が撮れた。
この時点で残り時間は1時間。
このペースなら、帰りは右岸の自然探索路を行ってもなんとかなりそうな気がしたが、結局大事を取って行きと同じ左岸を歩く事にした。
同じように明神タイムアタックに挑戦して、帰りは右岸に行った同じツアーのご夫婦が集合時間に遅れたので、結果としてこの判断は正しかった。
帰りもひたすらハイペース。もう夕方でサルとか鳥とか、注意を引くような物が出現しなかったのが幸いだった(サルは帰りのバスの中から見た)。
土産物屋を覗く余裕を残して河童橋まで帰着。
これは河童橋から見た下流側の焼岳。
帰り際に雲が切れて日が差してきた。
黄色い中央交通のバスがまぶしい。実は先週はこの会社のバスに乗って来てた。
というわけで、なんとか制限時間内に明神池往復を果たすことができた。まあ今回はこれで満足するしかないな。
そしてここから旅館までもひどかった。
途中で道路工事のために片側相互通行になっているのだが、時間帯的に上高地から帰る車が集中し、数キロに渡って渋滞が発生していた。
このあたりは一本道で迂回路がないため(あるのかもしれないけど多分地元民しか知らない)、もうここはひたすら待つしかない。
結果、旅館まで予定では2時間のところ、3時間以上かかって20時に到着となった。
実はこのツアー、元々は10/26、27で申し込んでいた。
それが、旅館側の都合で催行不可能になったため、キャンセルするか日程を変更してほしいと言われて変更したのが10/12、13だった。
(10/19、20はツアーが設定されていなかった)
当初の予定通りの日程なら、渋滞に巻き込まれて大混乱する事もなく、もっと進んだ紅葉をゆっくり眺めて楽しめたのにと思うと、非常に不満。
大体、10月末の予定を8月末に不可出ししてくる旅館側の都合って何?
旅館のサイトを見ても普通に空室はあるようだったし、他の割のいいツアーと天秤かけられたという事?
10/5、6と、新穂高ロープウェイの「星空鑑賞便」に参加するツアーに行ってきたので、後追いでアップします。
2日目。
このツアーの大きな特徴が、夜だけでなく翌日の午前中にも、もう1回同じ新穂高ロープウェイで上まで行くというもの。
夜は本当に真っ暗闇で何も見えないので、ああ星きれいだねで終わってしまうが、翌日昼間に改めて上ってみる事で、実は風景はこうなっていたのかということが確認できる。
実は夜だけ上がるツアーというのは他にも結構あるんだけど、まさにこの「2回上がる」というのが決め手で、このツアーにしたのだ。
まずはバスでロープウェイ乗り場へ。
あー、昨日がこの天気だったらなー……。
昨夜の展望台からの景色は、実はこんな風になっていた。
山すごい。
手前が西穂高とか。この向こう側が上高地。
奥は中岳とか槍とか。
2000メートルを越えていても、まだ紅葉は色づくか色づかないかという程度。
昨日の夜は分からなかったが、ロープウェイ駅周辺はこんな風に遊歩道が整備されている。あちこちにビューポイントがあるし、一周しても15分程度なので、手軽に散策できる。
ちなみにここは穂高連峰や焼岳への登山口にもなっていて、歩いていると突然「この先は登山装備じゃないと危ないからね、ほんとに危ないからね」みたいな立て看が出てくるのでちょっとびびる。
さあ下ろう。
……めちゃくちゃ垂直っぽい所を降りていくので、下見るとお腹がヒュッとする。
本当に天気が良くて、遠くまで景色が見渡せる。
……昨日がこの天気だったらなー。
楽しかった。
50分ほどの滞在だったけど、のんびり何か食べるとかしなければ、十分ゆっくり歩き回る事ができた。
で、昼からはどこへ行くのかというと、上高地。
……なんか、このあたりのツアーって、どれもこれも上高地か飛騨高山(たまに白川郷)が行程に組み込んであるんですよね。まあ超有名観光地だからしょうがないけど。
6月に行った時に、また来たいとは思ったけど、まさか4ヶ月後に来ることになるとは思わなかったよ。
ここでの自由行動時間は2時間半ほど。
大正池で降りて河童橋まで歩く人が多かったが、それは6月にやったので、とりあえず6月に泊まった上高地温泉ホテルでカレーを食べる事にした。
ロープウェイで大体予想が付いていたけど、こっちも全然紅葉していない。
上高地に2羽だけ棲んでいるというハシブトガラス。
観光客の弁当をかすめ取ったりとか、結構乱暴狼藉やり放題らしい。
腹ごしらえも済んだので、梓川沿いに河童橋までてくてく歩いていく。
左岸(帝国ホテル側)だとずっと山を見ながら歩けるので気持ちがいい。
でもやっぱり6月に来た時とは緑の濃さが違うな。
色あせてきている感じ。
そんな風にして河童橋まで来たが、まだだいぶ時間があるので、岳沢湿原までちょっと足を伸ばしてみる。
川に立ち枯れた木がたくさんあったあたり。あそこなら30分もあれば往復できるので、その後買い食いやお土産の時間も確保できる。
草紅葉という程ではないけど、この辺は間違いなく秋の装いが来ていた。
そして湿地の水たまりにカエルがいた。
なんだろう、アズマヒキガエルかな? でもヒキガエルにしては可愛らしい顔をしているようにも見えるんだよね。
ヤマアカガエル?
天気もいいし気温も湿度も適度に低いしで、快適に歩けた。
もうちょっと季節が進んでいたら、紅葉がきれいだったと思うんだけど、でもその頃には観光客で大混雑するんだろうな。
今だってうじゃうじゃ人がいるのに、もっと多くなるとか耐えられない。
10/5、6と、新穂高ロープウェイの「星空鑑賞便」に参加するツアーに行ってきたので、後追いでアップします。
新穂高ロープウェイは、岐阜県の新穂高温泉を出発する1、第2の2本の路線で構成されるロープウェイで、乗ると標高2156メートルの場所から、穂高連峰を一望できる。
このロープウェイが、春と秋の月のない夜に行う特別運行が「星空鑑賞便」で、その名の通り、2156メートルの第2ロープウェイの発着場屋上から、全天遮る物のない星空を眺めようというもの。
1度行ってみたかったのだが、このロープウェイ、また例によって、車のない個人が到達するのがなかなか困難な場所にある。
バス路線もあるにはあるが、始発が飛騨高山からと、もうそこから関東人にはハードルが高い。そして何より、バスは夜には運行しない。従って、参加するには第1ロープウェイに隣接するホテルに泊まるというのが唯一の選択肢になるのだが、ここがまたそこそこ良いお値段がする。
まあそんなわけで、いろいろ調べて無理だろうという事になっていたのだが、最近、なすどとか上高地とかの経験から、そういう風に行くのが困難な場所には、大抵どこかしらのツアー会社がツアーを組んでいることが多いというのに気付いた。
で、調べてみたらやっぱりツアーがあったので、参加してきた次第。
ところがこのツアー、旅行会社あるあるで、変な所に立ち寄りさせられる。
まず、最終目的地は長野経由岐阜県なのにも関わらず、わざわざ山中湖に寄った。
なんとかいう富士山が一望できるという公園なのだが、ちょっとした広場程度の所に草花が植えてあり、いくつかのお土産屋や地元の農家の青果販売が行われているだけ。
さらにこの場所、駐車場に泊まっているのは全部外国人向けツアーのバスで、日本なのに日本語が全く聞こえないという(売店の店員も片言の英語で対応している)ものすごい事になっている。どうやら、外国人向けの近辺のツアーでは鉄板の富士山ビュースポットらしいのだが、なぜここに立ち寄る必要があるのかが全く理解できない。
しかも滞在時間は20分だし。
そして曇っていて富士山なんてまるで見えない。
まあもともとこの日の天気予報は曇りとか雨とかしか出なかったしね。
これは夜の星空も駄目な予感しかしないぞ。
で、次に連れてこられたのがブドウ食べ放題。
数知れずぶら下がるブドウを自由に採って食べられるのだが、採れるのは1房単位で食べ放題の制限時間は30分(お手洗いや買い物に行きたい場合も含む)、食べきれなかったとしても圃場からの持ち出し禁止という代物で、みんななんとか自分が採った分だけでも完食すべく、ブドウ棚の下で1房のブドウを無言でひたすら食べ続けるというシュールな光景が繰り広げられた。
まあブドウはおいしかったけど。
と、謎の立ち寄りを重ねた上でようやくホテルに到着。早めの夕食の後でロープウェイに乗った。
が、やっぱり天気予報の通りでというか、上空には雲が広がっていて星は全く見えない。
雲海が下の新穂高温泉街の光で照らされて発光している。
これはこれで珍しい風景っぽいが、今日見たいのはそれじゃない。
時々下の発着場から、ロープウェイが出て行ったり入ってきたりする。
これもこれでライトアップみたいできれいだが、今日見たいのはそれじゃない。
そんなこんなで時間が過ぎ、もう売店で買い物でもしてようかなという気分になってきた時、突如雲が切れ始めた。
そして見えたのは無数の星。
星空はどんどん広がっていく。
さすがに全天一面にというわけにはいかないが、それでも天頂あたりはほとんど雲がなくなった。
天の川も出現した。
雲と混じっちゃって良く分からない感じになってるけども。
これは全部iPhoneのナイトモードで撮っている。
今回、実はα6000に新しく買ったシグマの広角レンズを付け、三脚まで持ち込んだのだが、いちいちセッティングするよりiPhoneを手すりとかに接触させて動かないようにしてナイトモードで撮る方が手軽で楽だった。
明かりがないので落とすと二度と見つからないというリスクはあったけど。
そんなこんなでしばらく星を楽しんでいたが、帰る時間が近づいたら、また元通りの曇りになってしまった。
でも、絶対に無理だとあきらめていたので、見れて嬉しかった。
次は全天を覆うぐらいの星空を見たい。