その他生物」カテゴリーアーカイブ

どこかへ行くハト

 会社帰りに薄暗い歩道を歩いていたら、前方からハトが1羽歩いてくるのが見えた。
 いつも公園とかをうろついてる時みたいな人を小馬鹿にした歩き方じゃなく、何やら脇目も振らずに早足でせっせとやってくる。
 なんでこんな時間にと思いながらよく見ると、そのハトは片方の翼がだらんと下がっている。どうやら翼を痛めたらしい。良く太っていて姿勢も羽の色つやもいいので、ケガをしたのは一両日中あたりぐらいだろうか。もしかすると、飛んでねぐらに帰った仲間の後を、ひとり歩いて追っているのかもしれない。
 立ち止まって眺めていると、ハトはどんどん接近してきた。そして人間様を避けるどころかチラ見ひとつせずすれ違い、そのまままっすぐ歩道を遠ざかっていった。

 どんなに状態が良くても、飛べなくなった鳥の先は短い。そういう意味では、このハトが今も生きているかどうか分からない。
 でも、頭を高く上げ、夜道をただひたすらに歩き続けるハトの後ろ姿を見て、彼だか彼女だかが目指した場所につけるといいとなんとなく思ってしまった。


 見るのに夢中で写真を撮れなかったので、伊勢神宮行った時のキジバト。

お前は敵だ!

 実家のコザクラももう20年は生きているのに、相変わらず人の好き嫌いが激しいまんま。
 人間様が写真を撮ろうとすると、結構な勢いで戦闘行動を取ってくる。


 威嚇。


 攻撃。


 退避。

 絵に描いたような一撃離脱。
 まあもともとこの鳥はうちの母親にだけなついていて、それ以外はみんな敵みたいな感じなんだけど。

春の芽生え

 去年8月に箱根湿性花園に行った時、実はちっちゃなモウセンゴケを買ってきてみていた。
 ミニ種なのかまだ若い株なのか、2センチぐらいの大きさで、虫を捕るどころか虫に貼り付いたら逆にそのまま引っこ抜かれてもっていかれそうなぐらい小さい。
 店員のお兄さんによれば、「秋になって株が枯れたら根をピートモスに植え替えればいいですよ」とのことだったのでとりあえずそのとおりにしておいたのだが、気付いたらちゃんと新しい葉が出てきていた。


 大体1センチ強。
 いっちょまえに粘毛がついていて虫を捕る気満々だが、別に虫を捕らなくても育つらしい。
 手前のちょこっと緑が見えているのは、前の株についていた種を埋めたら出てきた奴。

 なんだ意外と簡単じゃんと思ったけど、多分これ、夏を越させるのが大変なんだと思う。

古伊万里鳥

 湯飲みを割ってしまって新しいのを探していたのだが、大きさも形も模様も丁度気に入ったものを見つけたと思ったら古伊万里だった。
 買ったけど。

 銘なしで内側に釉薬むらというか、汚れがあるので安かった。
 というか本当にこれ古伊万里なのかな。ぐぐっても似たようなの見当たらないんだけど。
 しかもそこの店主、「今の伊万里は複雑なのは作れないから古伊万里に価値がある」とか言ってたけど、楽天とかで普通にこのレベルの売ってるし。

 外の模様は木の下のおじいちゃん(仙人?)。

 とそのおじいちゃんを小馬鹿にした顔で見る鳥。
 この鳥がツボだった。
 古伊万里は人気があるだけにかなり精巧な贋作も多いそうだけど、まあ別にコレクションしたりするわけじゃないから自分が気に入ればいいかな。

地球を掘る船見てきた

『ちきゅう』の一般公開に行ってきた。
 10月のイベントでもらった招待券は時間指定フリーのものなので、公開期間中であればいつ行ってもいいのだが、ついいろんな習慣で朝いちに行ってしまった。
 でも結果的に早く行って良かった。
 
 青空に白い船体が映える『ちきゅう』。圧倒的な存在感。
 実際のところ、『ちきゅう』より大きな船は割と見ている。『いずも』は248メートルで220メートルの『ちきゅう』より20メートル近く長いし、空母『ジョージ・ワシントン』や『ロナルド・レーガン』は333メートルで遙かに大きい。
 それでも『ちきゅう』を巨大に感じるのは、座高が高いのに加えて、やぐらを始めひとつひとつの船上構造物がやたらと大きいからだと思う。
 ちなみに、『ちきゅう』が停泊しているのは、本牧ふ頭は貨物の積み卸しをするガントリークレーン群ののど真ん中。
 やぐらのせいで背がやたらと高い『ちきゅう』は、当然ながらベイブリッジをくぐれないためで、見学の時は、馬車道の赤レンガ倉庫近くから送迎バスではるばる本牧埠頭まで行くことになる。

 乗船するとまずブリッジ見学コースに乗せられるのは海自の一般公開と同じ。そしてブリッジに人がたまるので乗った瞬間から大行列になるのも海自の一般公開と同じ。
 しょうがないので通路の掲示とか片端から撮ってみることにする。
 船員に外国人が多いし、外国の研究者も大勢来るので、掲示はみんな英語と日本語のバイリンガル。

 船室。点々と置いてあるのは多分洗濯物。

 30分ほど並んだが、まだ行程の半分ぐらい。この後ラッタルを3層分上らなくてはならない。
 今回は割と小さい子供が多いのだが、なにしろこの有様なので、早くも飽きてうろちょろしたりぐずったり早く帰ろうと言い出したりしている。

 多分テロ対策上のものだと思うのだが、周囲の風景の撮影は一切禁止になっていた。
 ただ、掲示がこんな感じで控えめな上に、所々で立ってる乗員の人も特に何も言わないので(そもそも日本語が分からない外国人の船員だったりするし)、ご覧の通り皆さんガン無視して撮り放題、SNSにアップし放題している。
 実際、まわりの眺めはすごく面白い。
 何しろまわりは全部ガントリークレーン埠頭で、土曜日なのでこうやっている間にも盛んにコンテナの積みおろしをしている。
 なんかもう『ちきゅう』どうでも良くて、その風景だけずっと見させてもらってればいいやという気になってくる。

 潜水艦みたいな救命ボート。

 ブリッジ。
 アナクロなのか未来的なのか良く分からない。
 ちなみにこういう船では公式の船長席というものはなくて、船長は基本自分のオフィスで仕事をし、必要に応じてブリッジに来て指示したりチェックしたりするんだって。

 指標はないし海流とかで流れていく海の上で、『ちきゅう』が採掘している間、どうやって自船の位置を保持しているんだろうとずっと気になっていたのだが、これで分かった。

 レトロな感じが一層際立つ海図台。電子チャートと紙のチャート両方を使っているそうな。
 この時代はGPSとかと簡単に連動できる電子チャートの方が使いやすそうに思うけど、あえて両方使うのはやっぱり危機管理的な理由からだろうか?

 採掘中、海流や天候に応じてきめ細かく船のバランスを制御する必要があるからか、こんなバラストタンク制御パネルがあった。

 ブリッジから降りて甲板に出ると例のやぐらが!
 石油とか天然ガスとかの採掘やぐらみたいだと思ったが、よく考えたらやってることはそう変わらないのだった。

 とにかくいろいろでかいので、複数の構造を1枚に入れて撮るのが難しい。
 やぐらとやぐらにパイプを運ぶカートを一緒に写そうと思ったが、失敗した。

 やぐらを見た後は船内に入って小物やラボ(研究室)の展示。
 これは掘削用ドリル(新品)。

 同じく掘削用ドリル(使用後)。

「ラボエリアは9階建ての6階から9階までにあります」ってさらっと書いてるけど、9階建てって地上でもちょっとしたビル扱いだよね?

 CTスキャン。寝ているのは人間ではなく採掘したサンプル。
 なお、サンプル用に非常に強力に調節してあるので、人間には使用禁止らしい。

 船内ライフは楽しそうです。


 機材いろいろ。専門じゃないのですごいのかすごくないのか分からないけど。

 超蒸留水ってなんじゃ? と思ったら、蒸留水からさらにミネラルなど不純物を徹底的に取り除いて、ただのH2Oというレベルにまでした物なんだって。
 蒸留水は飲むとまずいが、超蒸留水は飲むと胃の中の粘膜とかの成分が逆に水に吸収されてしまうので、お腹を壊すのだとか。ってそれ完全に毒物じゃん!


 採掘サンプル。断層とかの痕跡が残っていたりとそれぞれ貴重な物なのだが、説明が専門的な上にあっさりしているのでちょっと素人には分かりにくい。
 いちばん興奮したのが、熱水鉱床の生物群は基本そこで生態系が完結していて、他の熱水鉱床に移動したりとかがないので、個々の熱水鉱床ごとに生物がガラパゴス化し始めているという話だった。
 なにそれすごい。

 たかーい。

 多分ただの通気口だと思うけど、あーんしてるみたいでかわいかったので撮ってみた。

 採掘用パイプ(多分)。
 潜水艦の中の魚雷がちょうどこんな感じでしまわれてる。 

 そろそろ何を撮りたかったのか分からなくなってきた。

 採掘用パイプをガードする管。
 穴の大きさは人一人が簡単に入れるぐらい。1本20トン以上あるらしい。それが何十本も積まれているのが圧巻。

 ちなみにこの場所の大きさを人間と比較するとこんな感じ。ピンクの丸の中にいるのが成人男性。
 最初行列した時はどうなるかと思ったが、その後は楽しかった。
 やっぱり初めて見る物は面白い。
 ただ、10月のイベントの時もそうだったんだけど、割と子供にアピールしている割には、展示内容や説明が全く子供向けでないので、狭い場所での行列とも相まって子供には逆にきついものになってしまっているのが気になった。
○おまけ

 おみやげにピンバッジもらった。
  
 そして調子に乗って『ちきゅう』10周年記念ランチバッグという、よく考えると全く意味の分からないアイテムを2個も買ってしまった。

ちきゅうについていろいろ聞いてきた


 こんなものに行ってきた。
 横浜の神奈川県民ホールで開かれた、『ちきゅう』が竣工10周年関連イベント。
『ちきゅう』の紹介なのか、『ちきゅう』がやった成果の紹介なのかいまいち分からないのだが、ひとつ重要なポイントがあって、参加すると全員に、来月21、22日の『ちきゅう』一般公開の招待券がプレゼントされるのだ。
『ちきゅう』には10年間ずっと乗りたいと思ってきたので、このチャンスを逃す手はない。
 ……と同じ事を思った人は多かったらしくて、内容的には高校生ぐらいまでをメインターゲットにしたイベントなのだが、実際の参加者はお年を召したお友達の数の方が小さいお友達より多かった。
 まあ、日曜の13時から16時までホールでずっと話を聞きっぱなしというのは、正直子供には厳しいと思うが、主催側にとっては大きな誤算だったのではあるまいか。

 プログラムはこんな感じ。
「美味しい魚を食べ続けよう!」は、はっきり言って何を伝えたいのか良く分からない内容で、途中で寝てしまったが、第2部は簡単すぎず専門的すぎずで面白かった。
 JAMSTECの人って話がうまいなあ。

 チケットもらった! 10年越しの夢がついに!
 どうやら一般公開は時間ごとに事前申し込み制になるようだが、これはいつ行っても参加OKというスペシャルチケット。
 そのかわり、ど真ん中にでかでかと住所氏名が書かれているのでとても恥ずかしい。
 そんなこんなで意外と楽しかったので満足して、帰りは少々山下公園あたりをうろつくことにする。

 大桟橋埠頭で、クルーザーのくせにいやに通信能力の高そうな船を見つけた(後ろの丸いのをたくさんつけている方。丸いのは多分全部アンテナ)。
 一般的なクルーザーではない雰囲気がするので、ちょっと近づいてみることにする。

 新造船らしくてピカピカ。いいなーこんな船乗りたいな-。
 前甲板にジャグジーだかなんだかがある所を見ると、優雅なお金持ちのクルーザーっぽいが……なんかちょっと違う感じがする。

 多分船名。船員とおぼしい人たちがが掃除や作業をしていたけど、全員が白人。
 検索してみたら、イギリス領ケイマン諸島船籍と出た。なんじゃそりゃ。

 左:船尾の国旗。
 右:ブリッジ。ディスプレイがたくさん立っててハイテクな感じ半端ない。
 まあとりあえず変な船ではあるが、これ以上見ていても分かる訳がないのであきらめて横浜に出ることにする。

 みなとみらいの上空に何か出てきそうな空模様になっていた。

 帰りは赤レンガ倉庫からシーバスで横浜まで。
 途中の瑞穂埠頭になんか居たので撮ったら、米軍の遠征ドック型運搬艦『モンフォード・ポイント』らしい。
 そして横浜のそごうで有田焼の逸品展覧会を見て紅茶とかお買い物して帰ってきた。
 なんかいろいろな分野を渡り歩いた気分の日だった。
○おまけ

 ブリが表紙になる雑誌はないこともないだろうが、とれたてぴちぴちのブリが表紙になる雑誌はこれぐらいじゃないかと思う。

ピコピコ世界が壊される話見てきた

「ピクセル」を見てきた。
 とりあえず、久しぶりにギャラガがやりたくなった。
 作品そのものはありていに言えば駄作。話に無理がありすぎるし、矛盾点は数え切れない。もうちょっと工夫すれば面白くなったんじゃないかと思う部分で、常にありきたりの侵略物の方に展開が流れてしまうので、結果として、これ別に攻めてくるのギャラガじゃなくてもいいよな、という感じになる。
 多分、作った人は、単にレトロゲームのキャラクタを現実世界に乱舞させてみたかっただけなんじゃないか。
 特にえっ、と思ったのは、チートをやって危機を招いた人が、なんの咎めもなくしれっと勝利者に入っていた事。チートのスルーはやったら駄目だろう。
 まあ、台詞は割としゃれているし、パックマンのあたりは面白かった。

 ピクセル長門。
 怖い……。

治外法権のフレンドシップデー行ってきた

 六本木のアメリカ大使館職員宿舎で開催されたコミュニティ・フレンドデーに行ってきた。
 人間様は知らなかったんだけど、なんでもアメリカ大使館主催で年に1回、大使館職員宿舎(米軍基地と同じで普段は日本人立ち入り禁止の治外法権区域)の敷地に日本人を入れてフレンドシップデーをやっているらしい。
 ちなみに入れるのは5000人限定で、チケットは有料、1500円。中ではビールとソフトドリンクが飲み放題だが食べ物は別料金。
 今回は知人がチケットを買ってくれた次第。
 写真を撮り忘れたが、11時開始なのに10時の時点で結構並んでいる。雨なのに。
 聞いたところでは、チケットも発売開始後すぐ売り切れる人気イベントらしい。
 しかしお金を払っているから航空祭とかより客層はまともかというとそうでもなく、家族や友人を10人以上列に横入りさせようとするとか(そしてなんでそれが駄目なのか理解できないとか)、まあそんな感じのもいたりするのはお約束。

 でも入場は金属探知機と手荷物検査だけで、思ったよりゆるかった。
 敷地内はこんな感じ。手前のは職員宿舎。なんだか前衛芸術みたい。
 天井は低そうだし、材質もプレハブみたいでなんだか安っぽいのが意外。
 米軍基地だと下士官でも普通に住み心地良さそうなマンションなのに。

 セサミのキャラがいて、子供より大人が大喜び。
 きびきびした動きからして、中の人は多分アメリカ人なんじゃないかと。

 国旗大好きアメリカ人。
 まるでアメリカみたいだが、バックに写り込んでるのはTキューブと泉ガーデンタワー。

 基本敷地内の芝生を開放して屋台村みたいなことやってるだけなのだが、ケネディ大使が挨拶に出てきたり、キャンプ座間の陸軍音楽隊が音楽演奏をしたりもしている。
 しかしこの時実は結構雨が降っていてかなり寒い。しかもごったがえしているので傘もさしにくい。

 なぜか軍楽隊の後には日本人が乗ったハーレーの集団。
 すごいデコっぷり。
 雨さえ降っていなければ、開放された芝生でのんびり座ってプチピクニックを楽しめるところなのだろうが、いかんせん陽気が悪すぎた。
 一通り飲み食いしてグッズを買ったら撤収してしまった。

 5000円でかなり高かったんだけど、裏地がきちんとついていて普通にウィンドブレーカー代わりに着れそうなので買った大使館のスタッフジャンパー(?)。
 現物はもっときれいな小豆色なのだが、かなりピンクっぽくなってしまった。
○おまけ

 タイに行った知人がくれたタイ海軍のキーホルダー。
 どうやらタイでも軍の萌えキャラ路線化が始まっている模様。

恒例の箱根観光してきた

 20日分をアップした直後に睡魔に負けたため、21日分を後から上げています。
*イナゴのアップ写真があるので、それ系が嫌いな方はご注意ください。
 というわけで、毎回恒例になりつつある総火演後の箱根観光。
 ガラスの森美術館は6月に行っちゃったので、今回は違う所を回ってみた。
 10時ぐらいについたら雲行きが怪しかったので、屋根のあるところを中心に行こうと思っていたのだが、強羅公園で6月にできなかった吹きガラス体験をしていたら晴れてきた。
 なので湿性花園に急遽予定を変更する。

 というわけで湿性花園。
 2万年ほど前にあった湖が干上がって形成された湿地帯というから、漠然と北海道の湿原みたいに葦とかが生えてる中を木道でとことこ歩いて行くのを想像していたら、なんか違った。

 普通の山野草園みたいな感じ。
 木陰で涼しくて散歩にはいいのだが、来た時期が悪かったらしく、花はないし中には休眠に入っていて植物そのものがない所もあったりして、なんだか微妙にテンションが下がる。
 だがここは前座にすぎないことに、この時はまだ気付いていなかった。


 植物の看板には箱根にあるかどうかも必ず記載されているのだが、その書き方が割とおおざっぱ。

 ススキが穂を出してたり赤とんぼが(まだ色あせてるけど)飛んでいたりと、箱根はもう秋の気配。

 イナゴがいたので撮っていたら、嫌だったらしくてのそのそ木道の端まで歩いていくと顔だけ出して隠れてしまった。
 悪かったよ。ごめんよ。

 ハマナスの実。

 モチモチの木

 なんかきれいなの。

 歩いていてふと気付くと、いつの間にかずいぶんと湿地らしい雰囲気に。
 どうやら湿性花園が本気出してきた模様。

 ツバメシジミ。
 シジミチョウって真っ黒い目がかわいい。

 そして木立を抜けると一気に開けるこの風景。
 一面の草原に咲き乱れる秋の花々。

 広がるザ・湿原。
 実は尾瀬や北海道と比べて高温な場所にあるこの湿地帯は、人間が管理をしないとすぐ樹木や雑草が生えてきてしまい、植物相を保てない場所だった。
 戦前、ここは牧草地も兼ねていたため、野焼きや草刈りなどが定期的に行われており、そういった物は駆除されていたのだが、戦後になって野焼きがなくなると、樹木などに駆逐されて元々の湿原由来の植物は次第に縮小し、消滅の危機に陥る。
 そこで、園では復元区を設け、昔のように野焼きや草刈りを繰り返す事で、湿原の姿を復活させる実験をしている。
 ここはまさにそんな場所。

 カワトンボ。

 水芭蕉の群生地。
 今は全然ないけど。

 ひととおり見終わって戻ると、食虫植物の団体が待っていた。
 ここにあるの全部食虫植物。

 およそ食虫植物から最も遠いところにある名前をつけられていると思う。
 というか交配種って、食虫植物を交配して品種改良して愛でる人々がいるって事か……。
 最初はどうしたもんかと思ったけど、回っていくうちになかなか楽しめた。
 今度は春とかに来ると、花盛りでまた面白いかもしれない。
 で、ここで12時過ぎ。
 ついでなので、5分ほど歩いた隣にあるラリック美術館にもついでに寄っていくことにする。
 実はラリックはあんまり興味はないんだけど、まあ話の種にって事で。

 丁度ラリックとミュシャの企画展をやっていた。中は撮影禁止なので、撮影用に用意された複製画を撮してみた。
「美の巨人たち」でやったサラ・ベルナール専用ユリの冠も展示していた。
 これまで二人の事を、単に万人受けするきれいめの作品を作る人としか思ってなかったけど、改めて見ると基礎のレベルと技術力が半端ない。
 そういうのがきっちり見れて意外にも満足した。
 ここで15時ぐらいになったので、箱根登山鉄道に乗って湯本に出て帰ってきた。
 下ってくるにつれて風が段々生暖かくなってきて、あー下界に戻るなーという気分。

青いアジサイ

 これが先日箱根の強羅公園からはるばるやってきたアジサイ。

 旅行の間中ずっと持ち歩いていたので、岡田美術館にも行っている。
 確か藍姫とかいう品種だったと思う。ポットに入っていたので植え替えた。
 土いじりなんかしたの多分10年以上ぶり。
 ちょっと調べてみたら、今はアジサイもいろんなタイプの物があるんだね。
 ガクアジサイなんか結構地味な印象だったんだけど、今の物はそうでもないし。
 あと、肥料含めて必要な道具が全部ダイソーで揃ったのも驚いた。
 花切りばさみや鉄のちゃんとしたスコップまで買えるんだもん。