その他生物」カテゴリーアーカイブ

花の御寺の声明公演

 国立劇場さよなら公演の「長谷寺の声明」に行ってきた。
 長谷寺は5月の連休に行ったあの長谷寺。今回は大般若経の転読が中心になる。
 ……多分延暦寺の時ほど眠くならないと思うんだよな。転読だし、あれよりアクロバティックなはず。
 どんなものかはファンシイダンスで読んだだけだけど。

 
 全部木彫りのすごいリアルな連獅子。

 転読とは、蛇腹状に畳まれた経典のタイトルだけを読み上げ、後はアコーディオンを広げるみたいに経典を上から下にばらばら流して終わりにする読み方。
 大般若は玄奘三蔵がインドから直々に持ち帰って翻訳した600巻にも及ぶ超大作で、まじめに読んでいるととてつもなく時間がかかるため、いつ頃からかこういうお手軽方式がとられるようになったらしい。
 ちなみに、この大般若の真髄を300文字弱にまとめたのが般若心経。


 やっぱり結構混んでいる。
 この時はまだ空席があるが、開演時には満席だった。
 そういえば、5月にあった東大寺の声明(お水取りで有名なあれ)なんて、チケットが発売日に一瞬で売り切れてたしな。
 意外と固定ファンがいたりするのかしら、声明。

 まあ今回も大部分が読経、しかも普通に聞くお経と違って独特のゆったりした抑揚で唱えられるお経なので、前半いい子守歌になってしまったのは否定できない。
 が、延暦寺の声明より言っている事が分かりやすかったのと、やっぱり密教の真言宗なだけあって、鐘や錫杖など鳴り物がいいメリハリを出しているので、なかなか面白く見ていられた。
 今回舞台の上で転読を行ったのは30人。この転読そのものに破邪の要素があるそうで、30人の僧侶が口々に巻名を大音声で読み上げながら蛇腹を上から下にばーっと広げ、終わるとバン! と音を立てて経典を置くのは、なかなかカオスな迫力があった。
 あと、いつも思うんだけど、般若心経ってアップテンポで読むと盛り上がるし、スローテンポで読むと何となく心落ち着く感じになるし、万能のお経だよね。
 さすが大般若の真髄。


 特別に来ていた本尊十一面観音の絵姿の1/3バージョン(実物大だと大きすぎて飾れないため)。
 本家長谷寺でたまに行われる特別拝観では、直接足に触れて拝むことができるのだが、それが再現されている。
 実は5月に特別拝観をしているのだが、これも何かの結縁なので並んでまた触ってきた。

六本木でも恐竜!(2週間ぶり4回目)

 六本木の東京ミッドタウンでやている恐竜科学博に行ってきた。
 やっぱ1回見ると他も見たくなっちゃうのよね。

 ここでは恐竜の復元化石をジオラマ風に展示して、「生きているように」見せるというのが売りらしい。
 今時特に珍しい展示方式でもないと思ったのだが、それをやると福井の恐竜博物館みたいにとにかくみっしり並べて展示するという事ができなくなる一方、展示数が少なくて済むというメリットもある。
 さてこれはどっちに転ぶかな?
 そしてこれ、実はおととし横浜でやってたのを六本木に持ってきただけらしい。
 どおりで、イラストなどのコピーライトが全部2021だから不審に思ってたんだ……。


 ……の前に、サントリー美術館でこんなのをやっていたので、思いつきでふらっと入ってみた。
 虫が出ている書物や装飾品、絵画などをとにかく集めてきて並べたという感じ。なぜかカエルも含まれているのが謎だが、ほぼ確実にいいものが展示されているので見て間違いはない。
 ただ、本当にただ並べただけなのが残念。府中美術館あたりなら、同じテーマでもっと面白い見せ方をするだろうなと思った。

 というわけでさて恐竜を見に行くか。


 冒頭に来るのが、脳腫瘍を患った上に体の各所に怪我や病変を抱えたゴルゴサウルス。
 同時に同種の化石としては屈指の残存部位の多さと保存状態の良さを誇るらしい。


 赤いマークの先が脳腫瘍。
 生々しい。


 いろんな恐竜の足跡。
 中央の蛇行しているのがティラノサウルス。とエドモントサウルス、左側上部がエドモントサウルス、そのさらに左がエドモントサウルスのしっぽがちょっとこすれた跡だそうな。


 ちっちゃい翼竜かわいい。


 ワニに目をつけられたちっちゃいカメ。


 ケツァルコアトルス大好き!
 でも実はこの種類は全身化石は見つかっていなくて、似た種類の他の翼竜を大きくして展示しているだけらしいけど。


 こうやって見るとほんとデカいな……。
 そしてこのポーズで歩きながら餌を探していたらしい。絶対恐いわそれ。


 ここでもラプトルは追いかけていた。


 復元図的にはこんな感じらしい。
 追われているのは鳥で言えばダチョウのような高速恐竜ストルティオミムス。


 鳥びょーん。


 復元図で言えばこんな感じ(エドモントサウルスの上の赤い鳥)だったらしい。


 なんだっけ、忘れたけど鎧竜とエドモントサウルスの骨。
 エドモントサウルスはとにかく良く発見される&群れの状態で発見される恐竜で、恐らく生息数が物凄く多く、さらに大集団を作って生活する習性があったのだろうと推測されている。


 正面顔。


 首長竜の子供……を大人の骨格から類推して作成したもの。化石が見つかっているわけではない。


 モササウルスに追われるペンギンに似た鳥。
 ペンギン逃げてー!


 骨になっていても伝わってくる必死感が秀逸だと思った。


 数年後に新種として出てくるのを期待しよう。


 きめ細かいお肌……そうなんだ……。


 トリケラトプスとティラノサウルス。
 トリケラトプスには「レイン」、ティラノサウルスには「スタン」と愛称がついている。


 躍動感あふれるスタン。


 ティラノサウルスの一生。
 左から赤ちゃん、少年期、青年期、老年期。


 ピヨピヨ言ってそうでかわいい赤ちゃん。


 ティラノの寿命は30年ぐらいなのか……。
 意外と短い。そして模型の老いっぷりがリアルすぎる。

 復元模型ではなく、徹底して「骨」で恐竜の生態を描き出そうとしているのが、なかなか面白かった。
 もうちょっとレプリカ(展示されてる化石のほぼ大部分が実物ではなくレプリカ)の出来が良ければ、さらに魅力的だったかも。

灼熱の最終日

 7/16は福井に行っていましたが、帰宅が夜遅かったため、後からアップしています。

 福井最終日。
 飛行機の時間があるのであまり遠出はできないのだが、午前中は福井から特急しらさぎで15分ほどの敦賀の氣比神宮に行くことにした。
 普通電車でも所要時間は1時間程度なのだが、まあここは例によって時間を金で買うということで。

 敦賀駅から氣比神宮までは大通りを歩いて15分ほど。
 気温が36度越えしようかという日にアスファルトが照り返す道なんか歩きたくないやと思ってバスを探したのだが、なんだか良く分からなかったので結局歩くことにした。
 この大通りは商店街でもあるので、アーケードで日陰になっているし、とりあえず倒れないで行けるだろう。


 歩き始めてすぐ、銀河鉄道999を見つけた。
 なぜ999? と不思議に思っていたら、丁度商店街の観光客向け放送が始まって、敦賀港開港100周年記念に松本零士から許諾を得て、氣比神宮までの道の両側に映画版の999とヤマトよ永遠にの銅像を計28体、商店街で作ったと教えてくれた。
 ……映画版999は分かるとして、なんでヤマトは最初のじゃなくて永遠になんだろう?

 
 陰影が強くてちょっと顔が変な感じになっているけど、なかなかクオリティの高い銅像。


 車掌さん!


 なかなか工夫している時間城とリューズ。


 ハーロック!(とトチローの墓)
 別の場所にエメラルダスもいたけど撮り忘れた。


 女王プロメシューム。
 全く立体向きのデザインじゃないのに、良く立体化したなあこれ。


 アンドロメダを攻撃するエメラルダス号とアルカディア号。
 これもデザインが上手い。


 ラストの別れ。
 ここで銅像をデザインした人のセンスの良さを確信した。

 そんな感じで、暑いけどそれなりに楽しみながら氣比神宮についた。


 日本三大鳥居と言われるらしい大鳥居。
 後の2つが何なのかと思って調べてみたが、いろいろ諸説あって明確ではないらしい。


 拝殿の入口。


 拝殿。
 もともと記紀にも記述が見られる歴史の古い神社で、古代の天皇との縁も深い。
 神宮の格は明治になって与えられたもの。
 空襲で大鳥居以外焼失してしまったので、建物そのものは割と新しい。

 敷地は広いが構成がすっきりしているので、さほど時間もかからずお参り終了。
 さてヤマトを見ながら帰るか。


 トップはヤマトじゃなくてアナライザーなんだ……。


 古代と島。英雄の丘に集合したところだそうだけど、あの時島は月面基地から命からがら脱出してきてボロボロだったはず……。
 古代の髪型が若いときの西城秀樹みたいになってるけど、この髪型立体化するのすごく難しいんだよね、分かる。


 そしてなぜか唐突に突っ込まれてくるスターシャ。
 これ永遠にだよね?


 ユキが取り残されるシーン。すごく頑張ってる。
 でもこれちょっと角度を変えると、古代がハシゴから手を伸ばしてるみたいに見えてしまう……。


 ようわからんものナンバー1。
 サーシャがスカルダートに殺されるシーンと、それを見る古代だそうだが、もうちょっと表現はなかったのだろうか。


 スカルダートは服の部分でヤマトの最後(フェイク)を表現するなど、工夫はしている。


 多分ヤマトの銅像シリーズの中では一番いいデザインだったデザリアム星。
 普通に抽象美術のオブジェとして置けるクオリティ。


 ラストのスターシャとサーシャ。
 3199でもサーシャは死ぬのかな。可哀想なのでやめてほしいんだけど。


 そしてラストを飾るのはなぜか佐渡先生だった。

 うーん、999の方がデザインのレベルは高い気がする。
 とりあえず満足したから福井に戻って、次は一乗谷朝倉氏遺跡に行くことにした。
 実はこの日、福井港では海自の護衛艦『せとぎり』の一般公開をやっていたのだ。
『せとぎり』は見たことがないし、頑張れば行けない距離でもなかったのだが、現地で並んでだりすると間に合わなくなりそうだったので、今回はあきらめてそれより近くて時間の目測が建てやすく、前にブラタモリで見て興味があった一乗谷を選択した。


 一乗谷までは福井駅から1時間に1本直通バスが出ていて、これに乗ると30分ほどで行ける。
 織田信長にあまりにあっさり滅ぼされ、その後忘れ去られたために、町並みや武家屋敷、庭園や城など、当時の城塞都市の遺構がほぼ完璧な形で残される事になった。
 しかし昨日の平泉寺白山神社と同じで、遺跡の場所はご覧の通りの炎天下。暑い。とても暑い。


 武家屋敷の町並みが復元された場所。
 最初はいろいろ見て回るつもりだったのだが、あまりに暑いので段々元気がなくなってきた。
 一応風があるのだが、これもほぼ熱風。


 町人の家。


 たまにこんなのがいてびっくりする。


 武家屋敷。間取りが町人の家と全然違う。


 途中にたくさんの風鈴を使ったオブジェがあった。
 音で涼を感じるというのがどういう事か、この歳にしてようやく分かった気がする。
 風鈴の音を聞くだけで、いくらか気分が軽くなる。


 全体はこんな感じだったらしい。
 人口が数千人というから、かなりの大都市だった。


 門は復元されているが、屋敷は復元されていない。
 庭だったとおぼしきところにぽつんと石だけが残されている。


 城主、朝倉氏の屋敷跡。
 最近建てた門かと思ったら、江戸時代のものだって。


 まあ中はこんな感じなんですけどね。
(暑すぎてすでに義務感で見ているだけ)


 足利義昭を招いて宴を催したという庭園の跡。

 遺跡全体はこんなもんじゃなくて、もっといろいろ見れるのだが、もう暑くてバテかけていたので、早々に切り上げてレストランに逃げ込んでしまった。
 もうちょっと歩くのに適した季節にリベンジしたい。

 これで全行程は終了。
 あとはお土産を買って小松空港に行って飛行機に乗るだけ。


 伊豆半島と富士山と積乱雲と夕焼け。

恐竜!(今年3度目)

 今日は勝山の恐竜博物館へ行くのだ!
 去年12月からリニューアルのため閉館していたのだが、昨日7/14にめでたく復活となった恐竜博物館。
 前々から1回見たいとは思っていたのだが、ぶっちゃけ交通の便がかなり不便なので、まあ何か機会があったら行こうかなと思い続けてはや数年、これは機会だ! と永平寺と組み合わせて行くことにした次第。

 で、まず同じ勝山にある平泉寺白山神社に午前中は向かう。
 平泉寺とついているが、明治の神仏混淆の禁止によって現在は神社のみとなっている。ただいまだに平泉寺と呼ばれているのは、もともと白山信仰のあった神社に717年に泰澄という僧侶が仏教拠点としての位置づけもした結果、最盛期には数千の僧と幾十もの伽藍が立ち並ぶ日本最大の宗教都市となっていたため。
 ただ、これらはすべて戦国時代の一向一揆で焼かれてしまい、今となってはどれほどの規模だったかはほとんどわかっていない。


 交通機関の都合で、着いたのは朝9時前。
 標高が少し高いのもあったまだ涼しいし人はあまりいないしで(それでもやっぱり朝を狙って来ている人はいた)、かなり快適。


 なお、ここは苔寺としても有名。
 永平寺も苔がすごかったけど、このへんの山は湿気が強いんだろうね。


 御手洗池。泰澄がここに寺を開くよう、お告げを受けた場所とのこと。


 拝殿と本殿の近くは、苔が緑の絨毯状態になっていて大変趣がある。
 朝露を吸って苔が生き生きしているせいもあるんだろうな。


 人が少ないので油断していたトカゲちゃん。
 この後もあっちこっちで見かけた。


 本殿。
 鉄骨補強されているのは、多分雪が積もるからだと思う。


 ここも苔。


 本殿のさらに上に、奥宮ならぬ三宮があり、ここから白山への修行道が出ている。
 そして祀られているのは安産の神様。
 お寺と完全に一体化していたせいか、どうも構造が良く分からない。


 三宮。左は楠木正成の供養塔。弟が建てたとのこと。

 一応お参りしたかったところは全部回ったのだが、まだ1時間もたっていない。
 しかし予約している恐竜博物館の入館時間はまだまだ先。
 うーん、見る予定はなかったけど、平泉寺の伽藍跡の発掘現場でも見ていくか。


 一見休耕田にしか見えないが、建物の敷地跡。こういうのがひたすらいくつもあるだけ。
 正直素人が見ても面白いものではない。
 しかも木の深い林の中を行けた神社とは違い、発掘現場は遮るもののない炎天下。
 歩いているとひたすら暑い。


 でも朝で人がいないので、いろんな生き物が近くに姿を見せてくれる。
 ちょっと離れた木立で、モズがしっぽをぴこぴこさせながらこっちを眺めていた。
 あと他にもセキレイとかアオダイショウとかカエルとか、クモに似てるけどクモじゃない足の細いふわふわした生物とか。


 中世時代に作られた石畳の道。ほぼ埋もれて山道みたいになっていたのをここまできれいに発掘した。
 他にも塀の跡とか石段の跡とか、確かにそこに人が生活を営む建物があったという印があちこちにある。
 でも暑い。


 ひととおり回って帰ろうと思った時に、昔の境内図を見つけた。

 遺跡はただ暑いだけだったけど、神社は鄙びた感じが良かった。
 平泉寺が今も存在していたら、どれほど賑やかな場所になっていただろうと思うと、つはものどもが夢の跡、なんて言葉も浮かんできたりする。
 実際、僧兵だけで8000人いたらしいし。うっかりすると戦国最強勢力じゃないかそれ。


 そしてここから実は恐竜博物館へ直通バスが出ているのでそれに乗って一路博物館へ。
 途中こんな恐竜オブジェを町のあちこちで見かける。
 なんかすごい。


 来たよー。


 巨大だし何の恐竜を模しているのか分からないけど、かわいいオブジェ。


 入るといきなりカブトガニの断末魔を見せられる。
(化石のカブトガニが歩いてきて、恐らくは苦しみもがいて死んでいった足跡がそのまま地面に残っている)


 次に発掘現場のレプリカを見る。


 そしていよいよメイン展示。
 うおぉぉぉ!


 これはすごい。
 上野の国立科学博物館にも同じような展示はあるが、ここはとにかく恐竜を大小問わず集めているので、また違った迫力がある。


 あと、さすがというか、展示が丁寧。
 もちろん全部が本物ではなくて、レプリカもかなりあるのだが、本物になるべく近づけたクオリティの高いレプリカを置いてある。


 復元模型もある。
 これが肉食恐竜に襲われて反撃する草食恐竜。
 この場面と同じ再現CGアニメを、少し離れたスクリーンで上映している。


 ギャグ漫画みたいな首の長さだが、本当にこうだったらしい。


 戦いながら砂嵐か何かでもろともに埋もれてしまった2匹。


 恐竜以外の展示も充実している。
 写真を撮り忘れたが、地球の成り立ちから地質、鉱物に関する地質分野の基本もきちんと押さえている。
 これは浦島太郎どころではないアーケロン。右端の人物と比較するとその大きさが分かろうというもの。
 後ろのは数年前まで「プレデターX」と呼ばれていたやつじゃないか?


 もっふりした鳥の祖先。


 鳥のくせにあまりもっふりしていない始祖鳥。


 原初のクジラ。


 右側のは多分ゾウ。
 左側のはサイらしい。

 展示スペースは決して広くはないのだが、そこにこれでもかとばかり情報を詰め込んであるので、じっくり見ているといつまでたっても終わらない。
 だがこの後、有料の特別プログラム「化石研究体験」を予約しているので、途中で一旦切り上げて集合場所に向かうことにする。

 このプログラム、1日に4~5回行われ、実際に化石研究者がやっていることを、簡易的に楽しんでもらおうというもの。
 やるのはティラノサウルスの頭骨復元、化石のクリーニング、CTスキャンした化石データの観察の3つで、トータル120分。
 予約したのが早かったので割と余裕で希望時間を選べたが、今見るとほぼ全部埋まっていた。
 そして参加者は親子連れかカップルばっかりなので、かなり肩身が狭い。


 まずティラノの頭骨組み立て。
 これが外から見えない部分の骨も結構あって、意外と組み合わせるのが難しい。どの向き? どことどこを合わせるの? となりがち。
 複数人のグループでやるのだが、組んだカップルの女性がすごく勘のいい人で、かろうじて制限時間内に終わることができた。


 完成!
 ほぼ実物と同じ精巧な模型だそう。


 次は化石のクリーニング。
 実際に使われているのと同じエアースクライバーで、レプリカの岩の中に埋められたレプリカの化石をきれいに掘り出していく。
 夢中になりすぎて服が石の削りくずだらけになったのはここだけの話。


 どこまで掘り出すかはお好みなので、わざと母岩を残してみた。
 そして掘り出したレプリカは持って帰れる。

 最後のCTスキャンは画面の写真の撮影禁止だったが、これもとても面白かった。
 化石の血管なんかの内部構造が、スキャン画像で色分けしたり、不要な部分を見えなくしたりして細かく観察できる。
 ここまでできるシステムを持っているのは、今のところこの恐竜博物館だけだそうだが、いつまでいじっていても飽きない。

 子供だけでなく、大人も夢中になれるプログラムだった。
 というか、大人のほうが楽しめるかも。
 エアースクライバーとかCTスキャンとか、子供は途中で飽きちゃうっぽいし。


 さて、体験が終わったからまた館内を見ようかな。
 さっきのゾウとサイの続きから。


 人類もちゃんと展示されている。


 なんか良く分からないけど外人4コマみたいなラプトル。ここは収蔵庫区画らしい。


 もう1回恐竜の展示室に戻ってみる。
 ここには回廊があって、上からも化石を見られるんだけど、壁にできる骨格の影も計算して照明を当ててるっぽい。

 うん、これはまた来たいわ。
 お子様が少ない平日とかに、じっくり居座って堪能したい。


 リニューアル翌日なので、祝花がたくさん届いていた。


 竹下景子からグリーンが来ている。
 なぜ竹下景子……?

○おまけ

 勝山駅の駅員さん手書きと思われるアンモナイト。
 かわいい。

福井のお寺に行ってきました

 思い立って(といっても予定を立てたのは2ヶ月ぐらい前だけど)、福井にやってきた。

 新幹線にするか飛行機にするか迷った結果、飛行機で小松空港まで来た後、特急で福井入りすることにした。
 だって小松空港には空自の基地があるんだもん。
 運が良ければ何か見れるかもしれない。


 見れた!
 F15がずらりと並んでる。
 そういえば忘れてたけど、昔小松基地航空祭に来たことあったっけ。


 救難隊のUH-60が飛行訓練をしている。
 超低高度で横に飛んだり後ずさりしたり、本体がゆっくり回転してみたり、航空祭より面白い飛び方をしていた。
 丁度居合わせた飛行機の乗客大喜び。

 そんなこんなで福井駅に到着。
 この後は永平寺に行く予定なのだが、ここで塗り直そうと思った日焼け止めがいくら探しても見つからない。
 どうやら家に忘れてきたらしい。
 永平寺行きのバスが出るまで1時間弱。使っているのはどこにでも売っているアネッサだし、余裕で買えるだろうと思っていたのだが……駅前の商店街をかなりうろついても見つからない。
 しょうがないのでタイムリミット直前に西武(なぜかある)の化粧品売り場で別メーカーのを買ったのだが、そこまで頑張って買った後で、バッグの底から家から持ってきたアネッサが出てきた時にはかなり微妙な気持ちになった。


 まあ、探している途中で路面電車に出くわしてめちゃくちゃテンションが上がったからいいか。
 知らなかった! 乗りたい!


 永平寺。
 横浜にある總持寺と並んで、曹洞宗の大本山。若いお坊さんが実際に修行をしている場所でもる。
 実はファンシイダンスの明軽寺のモデルがここだと聞いて、ずっと来たかったんだよね。


 多分、修行に来る僧だけが入れる門。
 苔むして緑色になった階段がとてもきれい。


 修行体験に来た人の宿泊部屋かな。わかんないけど。


 よくわかんないけど豪華な傘松閣の絵天井の間。
 1994年に改築されたものだが、花鳥風月の天井画は1930年のもの。


 なんか飛びながら一生懸命叫んでいるウズラ。


 ふわふわのスズメたち。


 よく見ると、飛んでいる鳥の図は、ほとんどが下から見上げた形で描かれている。


 まるで野鳥のような顔をしている文鳥だが、日本では飼い鳥としての歴史しかないはずだぞ。


 青がひときわ鮮やかなアジサイとツバメ。


 寒くてもっふりしているカラス。

 いやーこれはいつまで見ていても飽きないわ。
 楽しい。けどまだここは入り口でしかないから、先に進まないと。


 なお、永平寺はほぼすべての施設に、外の通路と屋根のある回廊が併設されている。
 修行僧が頻繁に行き来するから、配慮しているのかな。


 法堂前の廊下。中は撮影禁止だが、修行僧の皆さんが作務衣姿で掃き掃除をしていた。
 しゅみだんしゅみだんきれいになぁれ。


 緑の中の回廊。


 法堂は下から見るとこんな感じ。
 山寺なので各施設の高低差が激しい。
 そして山から緑の香りと共に涼しい風が下りてきてとても気持ちがいい。


 山門から仏像が安置されている仏堂を見上げる。
 ここも池を渡って本堂に行く様式なんだ? と思って調べたら、成り立ったのがやっぱり鎌倉時代だった。


 お寺の脇を流れる永平寺川。
 多分普段は清流なんだろうけれど、ここしばらくの豪雨のせいで激流に。


 湧き水がそのまま小さな滝になっているやつ。
 下が浅瀬になっていて、簡単に入れそうだったけど我慢した。


 何かついばんでいたキセキレイ。
 お尻が黄色い。

 回っていると、ファンシイダンスの場面がどうしても浮かんできてしまうのはご愛敬として。
 小さい頃から鎌倉の禅寺を見慣れていたこともあって、お寺の中では禅寺が一番落ち着くなあ。
 緑と無色の組み合わせって、お互いをひきたてあう気がするんだよね。


 永平寺に行く途中の道路が、鉄砲水か山崩れかで水が大量に流れ出し、片側相互通行になっていた。
 近所の畑にまで水が流れ込んでいて、今日でこれなんだから昨日はもっとすごかったんだろうなあ。

古代のメキシコを眺める

 7/5に国立博物館の「特別展 古代メキシコ」に行ってきましたが、帰りが夜遅かったため翌日のアップです。


 というわけで古代メキシコ。

 いつもこの手のに行くのは土日なのだが、今回は、各遺跡に関係の深い3人のキュレーターが、自分の推し展示品について語るトークショーつきのチケットを買ったので、平日に会社をちょっと早く切り上げての上野行きとなった。
 トークショーは18時開始で1人15~30分ほど、それぞれティオティワカン、アグアダ・フェニックス、メキシコシティの3つ遺跡についてのものだったが、やっぱり現場を深く知っている人の話は面白い。
 料金は5400円だが、2800円の図録とエコバッグのおまけがついてのこの値段なので、通常の前売り券2000円と比べるとむしろお得。

 そして、トークショーが終わると、閉館後の会場内を一般の人がいない状態で見ることができる。
 少ない人数で貸し切りウェーイと思っていたのだが、実際にはトークショーの参加者が200人以上、ほとんどがトークショーから会場になだれ込んだので、混雑度合いは通常と全く変わらなかった。世の中早々甘くない。


 青がきれいな貴族の像。
 この後もいくつか出てくるが、南米の文明は共通して青と赤が本当に良い色で出ている。
 あと写実的な美しさを持つ物が多い。デフォルメされた神様の意匠の印象が強いのでちょっと意外だった。


 おすもうさん……ではなく、ゴムのボールを腰のあたりで弾ませてやりとりする古代メキシコ式サッカーというか蹴鞠というか、そういう競技をする人。
 イケメン。


 小さな石をすき間なく汲み上げて作った石像。
 30センチぐらいの大きさだけど、石と石の間にすき間ひとつない。


 やだかわいい。と思ったら生贄用ナイフだった……。


 生贄と共に埋められていたという石像。


 嵐の神様の壁画。


 王様の像。
 20センチぐらいなんだけれどすごく作り込んであって迫力がある。
 今回一番気に入ったのがこれ。


 なんか良く分からないけどものすごいインパクトのある鳥。


 尻は地味。


 しょっちゅう出てくる蓋付きの巨大香炉。
 色彩のセンスが秀逸。


 骨壺とのこと。古代メキシコというとそのまんま埋めていた印象しかないけど、火葬もしてたんだ。
 一見獣面人身の神かなにかに見えるが……。


 横から見ると、人間が口に獣の口を模したマスクをしているのがちゃんと分かる芸の細かさ。


 光を通しそうな程に薄いアラバスターの容器。
 欲しい。


 サルとカカオの実の意匠の容器の蓋。
 手とか見ると確かにサル。


 今回の展示の目玉、バレンケの赤の女王の仮面と装身具一式。
 実際にこういう形で埋葬されていたものを復元した。
 人形も服も全部赤いのは、発見された時に大量の辰砂で遺骨も棺の中も真っ赤に染まっていたから。
「赤の女王」の呼び名もそれに由来する。


 ツタンカーメンの仮面とかと同じで、これもある程度死者に似せて作ってあるんだろうな。
 かなり小さいのが意外だったけど、当時の成人女性の平均身長は150センチだというから、こんなもんなのかな。


 これもすごいモザイク。鏡だって。


 バンザーイ……ではなく建物の柱を支えていた像。


 イケメン。


 びっしりと文字が彫られたマヤの石版。
 当時の王様の即位とか何をしたとかいう記録らしい。


 マヤには日本の書道のように文字を芸術、装飾として楽しむ文化があったそうで、これも彫り線1本1本の流れの美しさまで意識して作ったんであろうことが伺える。

 よくよく考えたら、古代メキシコ文明って、インカとかマヤとかアステカとか所々断片的な事は知っているけれど、全体を時間軸とか地域軸とかで体系的に眺めた事ってなかったんだった。
 今回そういうものまで追いながら見れたので、とても面白かった。あと単純に、想像以上に洗練されていて驚いた。

昔と今の恐竜の絵

 上野の森美術館の「恐竜図鑑」を見に行ってきた。


 1ヶ月前から前売り買ってワクワクしながら待ってたやつ。

 パレオアートと呼ばれる、芸術としての恐竜の復元図の変遷を見る展覧会。
 19世紀初めに発見された巨大な骨が、古代の爬虫類の化石と推定されてイグアノドンと名付けられてから、いろいろな学者や芸術家が、当時最先端の科学考証と想像力を駆使して、それらが生きていた時の姿や生態を描き出そうとした。


 触ってはいけないマークがティラノの手だった。


 当時の恐竜のムック本みたいなものの1ページ。
 恐竜じゃなくて古代魚だけど、この角度はなかなか珍しいな……。


 こういう叙情的なの好き。
 複製画が欲しかったけど、いまいち印刷が微妙だったので断念した。


 単純な大きさ比較図より分かりやすくて臨場感がある。


 恐竜は入っちゃいけないらしい。


 並んで歩きながら襲う機会をうかがうティラノと、それを牽制するティタノサウルス。
 日本で発見されたタンバティタニスという恐竜らしい。
 そばをうろついてるちっちゃいのかわいい。


 この実に気持ち悪い足の復元図のはがきが欲しかったのだが、リサとガスパールのコラボグッズしかなかった。
 なぜこの絵とコラボした……。

箱根のアジサイ

 ネットを見ていたら、箱根の湿性花園で今日までヤマアジサイのミニ企画展をやっているということなので、行ってきた。
 最近は機会があると日光にいっちゃうから、箱根は久しぶりだな。
 いつもなら行くなら一泊して温泉でも、となるけど、乳ガンの放射線治療の関係で温泉はドクターストップが出ているから日帰りでいいや。

 というわけで、朝5時半起きして頑張ってきた。


 ルート検索によれば、小田原から出ている直行バスを使った方が早く着けるようだったのだが、箱根と言えば渋滞の名所なので電車の確実性を選択した。
 頑張って早起きしたお陰で、登山鉄道は最後尾(途中でスイッチバックして前後が変わるので、最終的には先頭)に座れた。
 このへんではアジサイはまだ色づき始めて間もない感じ。
 あと、全体的に白いアジサイが増えた気がする。


 登山電車とバスを乗り継いで、湿性花園には9時半前に着。
 早速ヤマアジサイが咲き誇っている。
 小田原のあたりは気温30度とかいう話だったけれど、ここは標高が高いのと薄曇りなのとでそれほど暑い感じはしない。
 もっとも湿気が強いので、それなりに汗はかくけれど。


 とりあえず企画展は後にして、まずは定番ルートを回ろうかな。
 入口近くで見事に花が咲いていたんだけど、名前を忘れてしまった。


 こんな花。


 ピンクと白がきれい。


 これは……花……実……?


 赤いツツジと青い花。


 ピンクのふわふわ。


 ニッコウキスゲがもう咲いていた。
 あれって夏の花だったんだ? 秋だと思ってた。


 かわいい青い花。
(今回は花の名前をほとんど見てない)


 人工的に作られた滝の側に咲いていた花。
 イワタバコかな?


 こうやって撮ると一見人がいないようだが、実はあっちにもこっちにも、いまだかつて見たことないぐらい人がいる。
 もっとも今まで日曜日に来たことなかったからな。


 花菖蒲だかカキツバタだかがあちこちに咲いている。
 もうほぼ終わりっぽいけれど、他に花がなくて一面の緑の中にこの色なので目につきやすい。


 湿地帯だとこんな感じ。


 本当に緑だけだな……。


 なんかちっちゃくてずんぐりしたトンボがあちこちにいる。
 青くてきれい。


 黄色い花の咲く木道。


 写真だと白っぽくなっちゃったけど、淡い青色がきれいだった花。


 ツツジと青い花と池。


 池の中で身構えるアメリカザリガニ。
 あちこちの水場では鯉も平気で泳いでいるし、外来生物ほったらかしなのか。
 植物生態系の保護には気を遣っても、水中生態系の保護にはあんまり頓着してないのかな……。


 お待ちかねアジサイ展。
 会場は2部屋程度の東屋という小さい企画展だが、数十種のヤマアジサイが集めてあって、かなり見応えがある。
 朝の水やり直後で花の元気がいいというのもあるのかもしれない。


 一口にヤマアジサイといってもいろいろ。
 まあ大体はどれも似たような形と色なのだが、こうやって並ぶとやっぱり結構個性的。


 全体的なレイアウトのセンスもいい。

 うん、来て良かった。楽しい。
 つい勢いで鉢植えのアジサイが欲しくなったけど、ここで買ったら1日中持ち歩くことになるので我慢した。

 まだお昼にはちょっと早いけど、近くの人気レストランに行きたいので早めに行動しようかなと出口から出て駐車場に続く木立を歩いていたら、特にこれといってなにもないような所にカメラを向けている人達がいた。
 好奇心に駆られて近づいてみると「キジがいますよ」とのこと。
 え?


 ほんとだ、キジだ!
 しかもオス。
 教えてくれた人が「こんなに近くで見れるのは珍しい」と言っていたけど、それほど人を恐がっている様子はない。


 首を上げたり下げたりしながら、こっちを伺っている。
 きれいだなあ。どこもかしこもきれい。
 でも後頭部のアホ毛が気になる。


 と、向きを変えて歩き始めた。
 そっちは道の方向だけど、もしかして横断するのか?


 横断した!
 チャンス! と思ったけど、案外歩くのが速くてむしろブレた。

 野生のキジをこんなにじっくり見たのは初めてかも。
 つい興奮して写真を撮りまくってしまった。
 教えてくれた人ありがとう。

 この後、楽しみにしていた人気レストランがちょっと微妙な感じの味付けで若干がっかりしたりしながらも、まあとりあえずは満足して湿性花園を後にしたのだった。
 次は多分バラが盛りの強羅公園に向かう。
 実はガラスの森美術館もこの時期アジサイが咲いているのだけど、あそこはもう最近ではめかし込んで通路だろうがどこだろうが平気で居座って映え写真を撮りまくる中国人に席巻されているので、よっぽど見たい企画展でもない限りは行かないことにしている。


 強羅公園に到着。
 ……実際はかなり素敵にバラが満開なのだが、なぜか写真にすると野性味豊富な感じになってしまう。
 なぜだろう。


 ……やっぱり野性味が強いな……。


 ひとつひとつのバラは割と良く撮れるのだが……。


 と首を傾げつつアジサイを撮る。
 やっぱりここも白いアジサイに変わっていた。
 個人的には色味がある方が好きなんだけど、流行なのかな?


 強羅公園でもアジサイ展をやっている。
 こっちは園芸品種のセイヨウアジサイが中心。さすがに華やか。


 でも花の状態は湿性花園の方が良かった。
 何だろう、気温の差かな?(湿性花園の方が標高が高い)


 企画展から続いて見れる温室。


 道端に咲いていたクリスマスローズ……? こんなの初めて見た。
 最初からこんな色なのか、アジサイと同じく咲き終わってこういう色に変色したのか……。


 早雲山はすっかり静か。
 なんか前に比べて人工物が目立つようになっている気がする。

 この他に吹きガラスのクラフト体験したりいろいろ買い物したり、ひとしきり遊んでこっちも満足して出てきた。
 まだ14時なので、もう1ヶ所ぐらいどこかに行けそうだなあと考えて、以前運休していて乗れなかったケーブルカーに乗ろうと考えたのだが……。


 線路。

 始発の強羅駅ではなく途中駅で乗ろうとしたらめちゃくちゃ混雑していたので、乗る気をなくしてしまった。
 他に行きたい場所もなかったので、また登山電車に乗って箱根湯本に降り、ぶらぶら買い物をして帰ってきたのだった。

 確か芦ノ湖の山のホテルも季節に応じた花の名所なんだけれど、あっちの方は本当にバスしかないので、休日はなかなか行きにくいんだよなー。
 相当な遠回りになるけれど桃源台の方から回ってみようかしら。

静岡プラモ祭り

 5/13にタミヤ本社の見学と静岡ホビーショーに行きましたが、寝落ちしてしまったため後追いでアップします。

 というわけで、タミヤの見学と静岡ホビーショーに行ってきた。
 なぜ行くことになったかというと、日本に里帰りした可動する75式軽戦車を見たかったから。
 実はこの主催者とは知り合いで、里帰りのクラファンにも参加したのだが、リターンのお披露目式に行かれなかったのだった。
 その後、静岡ホビーショーで展示すると聞いたので、それは是非見に行こうとなった次第。
 で、たまたまホビーショーのサイトを見ていたら、新宿発でタミヤ本社見学経由でホビーショーというバスツアーがあったので、参加したのだった。
 ……ツアーの内容が内容なので、他の参加者がみんな親子連れとかだったら浮きまくるなあとちょっと心配だったのだが、蓋を開けたら全員おじさんおばさんとオタクの人だったので安心した。


 タミヤ本社の見学。外の写真を撮るのを忘れたので、いきなり展示から。
 これはプラモの原型をどうやって作るかの説明とサンプル。

 タミヤは製品はもちろん、パッケージに至るまで自社制作にこだわっているということ。
 なので、製品イラストも自社のデザイナーが描いている。


 16式のパッケージイラスト。


 原画。


 描いている所も見せてくれた。


 現在発売されている商品を展示したショールーム。


 晴嵐はやっぱり畳んでこそだよね。


 こんなのまであるんだ……。


 実車コレクションも持っている。
 これは米軍のジープ。


 よくわかんないけど、多分ポルシェとかランボルギーニとかすごい車たち。


 レーシングカーもあった。
 カーレースは知らないのだが、両方とも歴史的な名車らしい。


 もうこの辺になると良く分かんないな。
 かわいいけど。


 戦車の部品で作った戦車の模型。
 何かの記念にプレゼントされたものらしい。


 この日はホビーショーと連動した特別公開で、普段は見せてくれない金型工場も見せてくれる。
 ずらりと並ぶ金型。


 軽巡『長良』と『球磨』の金型。


 金型の作り方。
 これは小さいので全体を一つのパーツで作っているが、今は複数のパーツを組み合わせて、部分的に駄目になった時やバージョンを変更する時に、いちいち作り直さなくてもそこだけ交換すればいいようになっているんだって。


 金型にこんな感じでプラスチックを注入して製品を作る。


 そしてこれがその装置。意外と小さかった。


 見学者の頭上を往復していた何か。
 多分金型とは関係ないと思う。


 最後に行くのは、これまでのタミヤの製品や、愛好家から寄贈された作品を展示した歴史館。
 いきなりの巨大『三笠』。すごいなこれ……。


 プラモは昔は木製だった。


 こんなのも作ってたんだ。かわいい。


 これは小さい頃に薄ぼんやりと見た記憶があるようなないような……。


 歴史人物シリーズ。


 これもものすごかった。パイレーツ・オブ・カリビアンのブラックパールとフライングダッチマン。
 愛好家が作ったものらしい。

 面白かった!
 物がどうやってできるのかを見るのは楽しいね!
 さて次はホビーショーだ。


 来た。
 実はここでタミヤ社長のツアー参加者へのご挨拶というサプライズがあった。びっくりした。


 会場はこんな感じ。
 もうめちゃくちゃ混んでいる。


 まずは主目的の75式軽戦車から。
 これかあ。


 思ったよりずっとガッチリしてるな。
 砲身が短くてちゃちいけど、これは戦車を相手にするのではなく、歩兵を相手にするものだったから。


 当然だけど、基本的な構造は今の戦車と変わらない。

 何よりすごいのが、これがちゃんと走れるということ。
 日本はほんとこういうのが少ないから、これからもこういう活動は続いて欲しい。


 よしこれで見たい物は見たから、会場をぶらぶらしようか。
 これは寿司のプラモ。
 ご飯つぶをひとつひとつ寿司の形に貼り付けていく。


 やだ懐かしい……。


 タミヤにもあった成型システム。
 これで作った恐竜のプラモをもらった。


 外には自衛隊の広報コーナーもあった。
 16式は映えるし一般道を自走できるから、こういう場にいいよね。


 高機動車と装甲機動車。


 展示物なのか荷物を運んできて停めていただけなのか、非常に微妙な感じで置いてあったトラックたち。


 これは何? と思ったら、16式の操縦席は頭が出せず外が非常に見えにくいので、一般道を走るときにこれをかぶせて操縦者が頭を出して視界を確保できるようにするためのものだって。
 確かに、1月の降下始めの帰りに道路で見た16式はこれ使ってたわ!


 さらにバックミラーもちゃんとつけるらしい。


 静岡の募集用キャラ、駿河葵さん。

 ホビーショーでは、メーカーだけではなく、愛好団体もたくさん参加して自分たちの作品を展示している。
 市販の物そのまま作るのでなく、改造したり、一から自分で作ったりしたものもあって面白い。


 ついついこういうの撮っちゃうな……。


 バイファムとディルファムだ!


 良くこれを作ろうと思ったな。


 イギリス軍の魚雷艇。かっこいい。

 楽しかったけど、もうとにかく人が多くて大混雑していて大変だった。
 滞在時間は4時間ほど。会場があまり広くなかったので、興味のある場所だけを見るぐらいならこれで充分だと思う。

神社とお寺と鹿たちと

 奈良3日目。
 今日は前回行き損ねた元興寺へ。そしてその後は適当に近所をふらふらする事にしている。
 元興寺には飛鳥時代から使われている屋根瓦があって、それを見たいと思っていたのだ。


 元興寺。
 実は元々は昨日行った飛鳥寺が元興寺と呼ばれる寺だった。
 飛鳥京から平城京への遷都の時に、このお寺も一部を残して平城京に移り、移った方が元興寺、残った方が飛鳥寺としてそれぞれ今に至る。


 色が違っているあたりが、飛鳥時代に作られ、1000年を越えていまだ現役で頑張っている瓦。


 アップ。
 さすがに劣化しているけれど、それでもまだ瓦としての役目をちゃんと果たせているのがすごい。
 昨日見た飛鳥寺の仏像の同期なんだな。
 お互いこれからも長く頑張れるといいねえ。


 まだ朝で人がほとんどいないので、スズメたちがあちこちでくつろいだりエサを探したりしている。
 手水場で水を飲んでシュッとなったスズメ。

 まだ朝のせいか、交通の便がいい奈良公園エリアから少し離れているせいか、人もほとんどいなくてゆっくり堪能できた。
 風が通り抜けて涼しい本堂で座っていると、もうこのまま動きたくなくなるが、さすがにそれはどうなのかと思うので次の活動に移ることにする。


 とはいえこの後特に予定があるわけでもない。
 そういえば、春日大社の鹿みくじがかわいくて欲しいなと思ったので、春日大社に行くことにした。
 たらたらと歩いていると奈良公園が見えてくる……が……鹿がいないぞ?


 公園から鷺池まで20分ほど歩いたが、やっぱり1頭の鹿にも出会わない。
 そういえば、コロナで観光客からせんべいをたらふくもらえなくなって数が減ったといつだかニュースでやっていたな。
 あれは本当だったのか。

 なお、池中央のお堂は浮見堂といい、ここも風が涼しくて非常に居心地がいい。
 なので荷物整理などしながらかなり長居してしまった。


 鷺池でエサをとっているサギ。
 結構エサは豊富らしい。


 春日大社の境内に入ったところでやっと鹿出現。
 袋角の状態でも角が立派なオス。


 子鹿もいる。かわいい。


 そういえば、春日大社に行く途中にある万葉植物園。
 万葉集に出てくる植物を集めて展示している植物園なのだが、今の時期は藤園の藤が盛りらしい。
 確かに山ではあちこちに咲いてたもんな、と思って行ってみたら、今年は高温のせいで開花が早く、もう遅咲きの最終しか咲いてないとのことだった。
 まあ、藤の事がなくても一度見たい場所だったからいいけど。


 この間行った松本は春の花の盛りだったけれど、さすがにこっちは春の花はほぼ終わっている。


 木立と池。


 藤園。
 説明では、もう花なんてほとんどないような雰囲気だったが、咲き残りがあちこちに残っている事は残っている。


 八重咲きの藤。こんなの初めて見た。


 白い藤は開花が遅い組なのか、結構あちこちで見かける。


 白藤と普通の藤。

 山の藤は木々を枯らす悪者だけど、こうやって園芸植物としてきちんと管理手入れされていれば、目に楽しいいい花なんだよなー。

 思ったより見応えがあって満足したので、また春日大社に向かうことにする。
 徐々に鹿と鹿せんべい屋と、鹿にちょっかいを出す観光客が増えてきた。


 お腹に子供がいて気が立っているのか、衆人環視の中で突然、通りがかったマルチーズにどつき攻撃をしかけてきた鹿。
 人間が近くに居ても全然そんな事なかったのに、やっぱり犬は捕食動物として危険視するんだろうか。全身の毛が逆立っている。
 気の毒なマルチーズは何が起こったのか理解できず、おびえきった顔で飼い主に抱えられて待避していった。


 そしてその鹿に気を取られている隙に、万葉植物園で買って持っていたアジサイの苗の葉を失敬しようと首を伸ばしてきていた鹿。
 大人しくせんべい食べてなさい。


 ついた。
 見ての通り人がやたらと来ている。
 なのでささっと拝殿でお参りして鹿みくじを買ってミッション終了。
 御朱印は前に来た時にもらったしね。


 角が生えてくるので頭がかゆい鹿。

 さて、次は何をしようかな。
 そういえば大仏殿のほうに、ちょっと気になる奈良漬屋があったんだった。
 よしじゃあ行ってみようか。


 なんじゃこりゃ!

 圧縮効果ではなく、目で見ても本当にこのぐらいごった返している。
 昨日の飛鳥も結構人が多いと思っていたのだが、あれでもまだ交通の便とかの関係で行く人があまりいない場所だったのだな……。


 無事に奈良漬を買えたので、ついでに大仏でも見ていくかと思ったのだが……大仏の拝観券売り場もこの有様。
 しかもここは県立美術館にある臨時売り場。
 臨時売り場でこれなら、本来の売り場はどんなんなっちゃってるんだろう……。


 あまりに人が多いので、鹿も嫌になってだれている。
 せんべいももう食べきれないのか、差し出されても目もくれない鹿も多い。
 明日もあさってもこれが続くんだぞ、頑張れ鹿。

 予想した通り、大仏殿の拝観券売り場は1時間のアトラクション待ちみたいな様相を呈していた。
 じゃあもういいやと諦めて大仏殿を後にしかけたのだが、臨時売り場の前を通りかかると、行きにはあれほど並んでいた行列が全くなくなっていて、あっという間に拝観券が購入できた。
 あれ?


 なんかあっさり入れちゃったな……。

 ちなみに、本来の売り場の列は短くなるどころか、最初に見た時より列が長くなっている有様だった。
 ちゃんと「美術館の臨時売り場でも拝観券は買えます。本来の売り場で並ばないで済みます」と係の人が拡声器でアナウンスしているのに……。


 お久しぶりです。


 新緑と大仏殿。
 やっぱりデカいな。

 とりあえず、後は行きたい所もないので、駅に向かうことにするか。
 予定の新幹線よりだいぶ早いけど、時間変更で前倒しできるし。


 帰り道に寄った氷室神社。
 その名の通り、奈良近辺の氷室を守る神社らしい。
 白紙のおみくじの紙を置いてある氷に当てると文字が浮き出てくる「氷みくじ」なんてのがあった。

 のんびりとか言いながら、結構歩いた気がする。
 今回は行程の都合で吉野を省いたけれど、今度はあっちのほうにも行きたいな。