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恒例、東部の音楽まつり

 毎年恒例、東部方面音楽まつりに行ってきた。


 会場は和光市のサンアゼリア。
 前は音楽まつりだけだったのだが、数年前から装備展示や出店が並ぶミニイベントも併設され、開場や開演までのひとときを過ごせるようになっている。


 被災地で自衛隊が展開する風呂はこんな感じ。


 野外炊事具1号(上から)。
 なぜかこういうイベントでの展示って決まって1号なんだよね。
 なんで2号は出てこないんだろう?



 自衛太鼓の野外演奏。
 1曲ずつだったけど、普段なかなか見れない間近での演奏が見れて面白かった。


 なんかいる……。


 ひととおり堪能したので、中に入ろう。


 プログラム。
 去年好評だった杉並児童合唱団が今年もゲストとして登場。
 好きな「星めぐりの歌」を歌ってくれたのは良かったけど、やっぱゲストなら音楽隊と合わせてほしかった。

 今回、拍手やサイリウム振らせたり、客席にアクションを求める曲が多かったんだけど……なんだろう、なんか無理してる感があってのりきれないんだよね。
 そういうのって「やってー」ってするものじゃなくて、自然発生的に起こるように盛り上げるものじゃないかな。

自衛隊の音楽のお祭り

 自衛隊音楽まつりに行ってきた。
 まあ当然当たらないだろうと思いながら、もう様式美で応募したら当たったのだ。
 どのぐらい様式美だったかというと、当選メールをいたずらかなにかだと思ったぐらい。
 うわあもう一生の幸運使い果たした気がする。


 何年ぶりかの武道館。
 コロナ前の改装の時から来てなかったからね。


 オープニング。


 オープニングが終わったところで、パリオリンピックメダリストの自衛官が登場。
 この人達、昼夜2回の4日間の公演の間、毎回こうやって出てきて挨拶してるのか……大変だな。



 陸自東北方面隊。火と水と緑をフラッグ隊を使って華やかに表現してきた。
 そういえば今回、常連の12旅団とか、旅団レベルの音楽隊の出演がないな。出演部隊が全体的に減ってる気がする。
 その分、メダリストのトークで時間を使っているのかもしれないけれど。


 空自はガンダムで来た。
 東北方面隊とかぶるのを避けたのか、こちらは今回フラッグ隊はなし。
 でもフォーメーションとかの見せ方は相変わらずうまい。


 でもいつものこれはやった。


 海外からのゲストバンドは今何かと大変なヨルダン。
 なんか編成にバグパイプがいる。


 自国の音楽と日本の「さくらさくら」や「砂山」をいくつか演奏した。
「砂山」って海外で有名なのかな。確かアメリカあたりにもこの歌をモチーフにした吹奏楽があったけど。
 編成は西欧の楽器なのに音はアラビア風という不思議な演奏。バグパイプが混ざっているからだろうか?


 そしてドラムメジャーの人の頭の布の巻き方、他の人と違うなと思ってたら、女性だった。
 男性のドラムメジャーと同じように指揮棒をくるくる回したりしてかっこいい。


 最後は自衛隊創設70周年を記念して「70」の人文字で終了。
 すごい迫力があって面白かった。


 海自は相変わらずのゆかりちゃんと軍艦マーチの錨。必ずこの2つを入れないとならないから、他の所みたいに新しいことができなくて大変だよね。
 そのマンネリズムが海自らしいと言えばらしいけど。
「ヨルダンの後なのでアラビアンナイトを演奏曲に選びました」みたいな事をコメントで言っていたけど、それはちょっと違うんじゃあないかという気がした。
 そしてゆかりちゃんは歌唱力が落ちたと思うのは気のせいだろうか。お腹でなく喉で無理矢理歌ってる感じがした。


 いつも頑張る儀仗隊。


 米海兵隊。
 いつもは海軍も出てたと思ったけど、やっぱり出演数減らしてるのかな。
 今回は歌ではなく、正統派のブラバン演奏で攻めてきた。


 陸自は「戦争と平和」を表現。戦争部分は儀仗隊と共演でゴジラ。
 かっこよかったけど、「ゴジラと戦う自衛隊の強さを表現……」という台詞には、きっとみんな心の中で「いや自衛隊いつもゴジラに負けてるよね?」ってつっこんだと思う。


 平和の部分は「地球儀」。「君たちはどう生きるか」の主題歌だって。知らなかった。

 そして今年はここでお客様参加企画があった。
 「ライラック」「マツケンサンバII」「アイドル」の3曲の中から、演奏する曲を来場者に選んでもらおうというもの。
 そして決まったのは……。


 ……まあ当然と言えば当然だよね……。
 ほぼ全世代が知っていて、楽しめる曲ったらこれだけだもの。


 マツケンサンバで踊る自衛隊。



 予告動画でもやっていた「ボレロ」。
 陸海空の各自衛隊員が器材を叩く音で始まる粋な演出。


 もうひとつの来場者参加企画。スマホのライトをペンライト代わりに歌に合わせて振るやつ。



 自衛太鼓。
 締太鼓が全員女性という編成だった。
 今年は空自が参加してなかったな。あの華やかなの好きだったんだけど。


 フィナーレの前に裏方の演技支援隊が登場。
 でも今年は指揮者の通路になるレッドカーペットを敷いてない、と思ったら、三笠宮百合子様の逝去に伴って、国旗入場とレッドカーペットは控えたっぽい。
 えー、恒例の片付けのコロコロないのか……あれ見ないと終わった気がしないんだけど……。


 フィナーレ。


 ゲストバンドも一緒に演奏している。


 演奏が終わると皆さん手を振りながら退場。

 そしてレッドカーペットがないので、指揮者も一緒に手を振りながら退場。
 最近は東部方面隊の演奏しか聴いていなかったので、いろいろな部隊のを聞くのはやっぱり楽しい。


 帰り道に記念撮影に応じていた東京地本のマスコット、トウチくん。

 で、昼の公演だったので、終わった後近くの靖国神社に寄ってきた。


 同じ事を考えた人は多かったらしくて、16時過ぎているのに拝殿は並ぶぐらい混んでた。


 遊就館ではこんな企画展をやっていた。
 あーそういえば前に何かで知って、見に行こうと思って忘れてた! しかも明日で終わりだ!
 実はこの時点で閉館まで10分、丁度受け付けも終了したのだが、10分で頑張って見るからと無理を言って入らせてもらった。
 よし10分でどこまで見れるかな。


 昔の食糧とか。
 日露戦争の牛肉の缶詰って、業者が石入れて送ってたりしたやつでしょ、知ってる。


 うちの祖母は『長門』を見学に行った時、豚の角煮を食べたって言ってたけど、あれは士官用の食事だったのかな……。


 硫黄島から発掘された缶詰。


 シベリアで抑留者が作ったマイスプーン。

 かなり駆け足だったけど、小規模だったので展示だけなら10分で見れた。
 パネルの説明とかもきちんと読みたかったんだけど、さすがにそれをやっていたら終わらないのであきらめた。
 こういう企画は好きなんだけど、あまり見かけないんだよね。またやらないかな。

市ヶ谷、市ヶ谷

 市ヶ谷の防衛省の見学に行ってきた。


 門の看板。


 防衛大臣とか偉い人が入っているA棟。
 この前にテレビとかで見る儀仗隊が並ぶ儀仗広場がある。


 まず見たのは大本営防空壕。
 昭和16年から17年にかけて作られた物で、4年前から公開が始まった。
 大本営用にしては規模が小さいのは、まだ太平洋戦争が開戦する前の事で、東京が空襲されるとかそういう事にはならんだろうけどとりあえず作っとけ的な感じで作られたかららしい。


 中はこんな感じ。
 パッと見広いが、実際にはここに板で仕切りをしてオフィス代わりにしていたそうで、相当手狭だったみたい。


 水回り。
 手前は炊事場跡。簡易的ながら浴室もあったらしい。


 奥に見える出入り口は、地上の建物と直接行き来するための通路。

 まだなんとなく日本に余裕があった頃に作られたせいか、すごくきれいで、お金かけて作りました感がある。
 地下壕というと、素掘りか簡単にコンクリで固めた程度のものしか知らないからな。


 なおこの地下壕の通風口は石灯籠に偽装してあるらしい。
 儀仗広場奥の林の中に不自然な感じで置いてあった。これか。


 次に市ヶ谷記念館。この大講堂ももう何度か見てる。
 行くたびにイスとか展示物のケースとかが増えてってる。


 東京裁判に参加した連合国各国の国旗が並べてある。
 当時の国旗なので今とデザインが違うのも割とある。

 このほかに、三島由紀夫が自決した部屋とか、天皇陛下の休憩所とか、おなじみの部屋も見たけど写真を撮り忘れた。

秋の入間のC-1祭り

 11/3に入間基地航空祭に行ってきましたが、寝てしまったため遅れてアップします。

 もはやおなじみの入間基地航空祭。
 毎度毎度代わり映えがないように見えるが、年を経るにつれて確実に内容は変わっていく。
 中でも今年は大きな変動……あの入間名物C-1が、全機引退のためラストフライトとなるのだ。


 埼玉県警、陸自、海自、ブルーインパルス。


 機動飛行予定のT-4。


 離陸を控えて乗員が気合いを入れていたEC-1。オープニングフライト担当だもんね、頑張れ。
 今回初お披露目のC-1の電子戦訓練機仕様で、でかい鼻が特徴。C-1が全機引退した後もこれだけは残るらしい。


 離陸。
 いってらっさい。


 離陸してからプログラムが始まるまでしばらく時間があるので、展示機を見に行くことにした。
 陸自のOH-1。
 大型機が常駐する入間はとにかくエプロンが広い。しかも今回端から端まで開放しているので、全部見ようとすると1キロぐらい歩く羽目になりそう。


 なぜか展示されていて、しかも航空機を上回る大人気だったパトカー。
 詳しい人に聞いてみたら、このGT-Rのパトカーは超レアなんだって。


 なんか久しぶりに見る海自のSH-60J。


 練習機かわいい。


 カラーリングしたF-15。小松基地のかな?



 エプロンをせっせと歩いていたら、2時間ぐらい後に飛ぶU-4、C-1、C-2がもう離陸していった。


 こっちは格納庫を開いて止まっているC-1。
 空挺を乗せるんだろうか?


 上のとは別のC-1。一番最後にロールアウトした31号機。
 後ろの方に「C-1 FOREVER」とペイントしてある。


 岐阜基地からはるばるやってきた試作1号機。岐阜基地航空祭で見て以来。
 当時鼻先についていたながーいピトー管はなくなっていた。


 手前からC-2、C-1、C-1試作機。デカい3機がそろい踏み。
 でもこの光景が見られるのは今年が最後。


 もうひとつデカいC-130。
 増槽つけてるけどどこから来たんだろ?

 これで端っこ。
 ついでに売店に寄ろうと思ったのだが、日差しが暑くて熱中症になりそうだったのであきらめて戻った。
 強風で風は冷たいのに日差しは強いので、コントロールが大変。実際、倒れる人も多かったらしくて、何度も救急車が来ていた。


 EC-1のオープニングフライト。
 伝統のC-1変態機動を披露してくれるのは嬉しいが、中の電子機器は大丈夫なのかな。


 そして航空祭関係なくたまに県警ヘリが飛んでる。
 周辺のパトロールだろうか?


 オープニングフライト後はCH-47の展示。
 いろいろ機動を見せてくれたのは良かったんだけど、CH-47を少年ぽく擬人化したナレーションが微妙に外した感があった。


 EC-1おかえり。


 気付けばT-4がアップを始めました。
 操縦するのは教官チーム。平均年齢51歳の大ベテラン。パイロットは厳しい健康チェックがあって、ひっかかるとすぐ地上勤務に回されるので、その年代までパイロットできるのってそれだけですごい。


 展示が終わったCH-47がブレードを点検している。


 空にはU-680。あの有名なYS-11の後継機だとか。
 そういえばいつの間にかYS-11展示しなくなっちゃったな。寂しい。


 そしてT-4部隊が離陸へ。
 いってらっさい。

 ブルーインパルスと同じ上がり方をしていくT-4。
 ちなみにブルーもベースはT-4なのだが、カラーリングが違うだけで見え方がこんなに違う。


 さすがに平均年齢51歳なので、ブルーみたいな派手な機動はやらないが、それでも編隊飛行はブルーと同レベル。


 T-4の機動の最中におもむろに目の前を通っていくイスを積んだカート。
 なんだなんだ。


 おかえりー。


 次は満を持して本日の主役が登場。
 U-4を先頭に、C-1、C-2が颯爽と飛んできた。


 ほぼ横倒しになって旋回するC-2。
 C-1の変態飛行の伝統は、どうやらC-2に受け継がれるらしい。


 C-2(地上)とC-2(空中)。


 U-4。ベースは民間のビジネスジェットだし、たいしたことはしないだろうと思っていたら、いきなりC-1並みの横倒し旋回や足を出しての超低速飛行、タッチアンドゴーを見せつけてきた。
 ばかにしていてごめんなさい。


 このずんぐりした愛嬌のある姿も今日で最後だと思うと、感慨深い。
 入間にはブルーよりむしろこっちを見るために行ってたようなものだしなー。


 ローリングコンバットピッチする元ビジネスジェットと輸送機。


 おかえりー。
 楽しかったよ、ありがとう。

 ここで午前中の飛行展示は終わり。
 午後から恒例のブルーと、C-1のラストフライトが行われる。


 お昼を食べていたら、格納庫を開いていたC-1の所で空自と陸自が何やら集まっているのに気付いた。
 しばらくすると、陸自の空挺の人たちがC-1を降りて去っていった。
 あー、サプライズで空挺降下をやる予定が、風が強くて中止になったのか……しょうがないね。


 そしていよいよブルーが開始。
 まずは例によって延々と続く搭乗儀式。時間は実に30分。
 ……なんか段々長くなってきてないこれ?


 暇なので、U-680やT-4の尾翼に止まって遊んでいるカラスを眺めてたりして。
 バードストライクすると危ないから、あまり近づいちゃ駄目だよ。


 やっと出発だ。


 ブルーを見送るT-4先輩。


 離陸。いってらっさい。







 展示。
 良く晴れているので白いブルーの機体と白いスモークが非常に映えるのだが、いかんせん風が強くてスモークがすぐ吹き乱されてしまうのが残念。


 おかえりー。
 後の儀式は省略。


 そしていよいよ最後のフライト。
 同時に退役する30番機をお供に、31番機が滑走路に向かっていく。


 同時に誘導路に消防車が現れた。
 なにすんだ?


 F-15と並んでも決して見劣りしないメカメカしい消防車。超かっこいい。


 ラストフライト開始。
 いってらっさい。


 入間で最初に見たC-1は6機編隊だった。
 輸送機のくせに6機でレインフォールをやってのけた時の衝撃は、今も忘れられない。
 でもそんなC-1も少しずつ減っていって、今はもう編隊を組むのは2機だけ。
 そしてここでα6000のバッテリーが切れた。


 なのでここからはiPhone。
 せっかくの最後の変態機動なのに……。


 あれこれやってくれたのだが、撮り慣れないのでことごとく失敗して、まともな写真は着陸だけだった。
 おかえりー。


 誘導路を進む31番機。


 と、突然消防車が水を放出し始めた。
 すごい虹。実物はもっと色が濃くて7色だった。


 水のアーチの中を通っていく31番機。
 空軍にはパイロットが異動や退役する時、ラストフライト後に寄ってたかって水をぶっかける慣例があると聞いたことがあるが、これもそれなのかも。
 ありがとうC-1。
 アクロバット飛行ができる変な輸送機があった事を、私達は忘れない。

 これでプログラムは終了。
 でも帰投が見たいのでもうちょっと残ってみる。
 特にあの銀色の試作機の帰投は絶対見たい。だって入間から飛び立つ試作C-1なんて、絶対これしか見れないよ?


 まず最初にOH-1が手押しで移動し始めた。
 でもエンジンかけてないし、飛ぶにはまだまだ時間がかりそう。


 次にSH-50Jが離陸の準備を始める。でもこれも結構時間がかかりそう。


 3番目に動いたのはカラーリングF-15だった。
 エンジンをかけたと思ったらすぐに誘導路に入っていく。
 F-15が最初に飛ぶとは思わなかったのでちょっと興奮する。


 機体にはメッセージ。
 震災と豪雨で今年はほんと大変だったよね……。


 おつかれー。


 そしてC-1試作機が誘導路に入った。
 岐阜基地では異機種大編隊のリーダー的ポジションだったけど、それもC-2に譲るのかな。
 でもC-2の試作機ってどうなったんだっけ。なんか設計不良や初期不良で大変だったって話は聞いていたけど。
 赤い通称JALカラーと青い通称ANAカラーが揃って飛んだらきれいだったろうに。


 と思っていたら、先に上がったのはSH-60Jだった。
 みんな太陽が低くなる前に帰りたいのか、結構どんどん出ていくな。
 おつかれー。


 そしてC-1試作機が離陸。


 銀色の機体を輝かせて飛び去っていく。
 おつかれー。

 他にも順次帰投しそうだったのだが、時間も16時近くなったので帰ってきた。
 良く考えたら、翌日休みだから帰り遅くなっても大丈夫だったんじゃん。失敗した。
 C-130とかもあったのに。

○おまけ

 これも恒例のデコられている木。
 今年はちょっと地味かな?

だんちゃーく、今見てきた

 陸自の近迫射撃見学に行ってきた。
 思いっきり平たく言うと、総火演の「だんちゃーく、今!」の着弾を間近で見学、体験するというもの。X(Twitter)で見学者募集の投稿を見かけたので、一般公募もしてるっぽい。


 現地は撮影禁止なので、写真はこれだけ。
 まず総火演の会場入口あたりまで普通の送迎バスで行き、このトラックに乗り換えて、着弾地点(多分三段山のあたり)に向かう。
 乗るのはもちろん荷台。不整地を走る上に座る場所といったら板がベンチ状に渡してあるだけなので、乗り心地が悪いどころの騒ぎではない。常に踏ん張っていないとならない。
 あまりに大変なのでむしろ車酔いはしなかったが、確か災害派遣の時、一般の隊員はこれに乗って現地に向かうはず。これに何時間も揺られてとかほんと大変。

 見学は、FH70で発射された数種類の砲弾の着弾を、およそ200メートルほど離れた掩体壕から防弾ガラス越しに見学する。総火演では見学者と着弾地点との距離は3000メートルほどなので、本当にすぐそばで見る事になる。
 掩体壕は防弾ドアを閉めるとほぼ完全に外部から遮断される作りになっていて、空気を伝わる音や衝撃波はほとんど入ってこないが、その代わり、着弾の振動がそのまま地面を伝わって感じられる。
 砲撃が終わった後、実際煮着弾地点まで行ってどうなっているか見るのだが、これ近くにいたら絶対死ぬな、という感想しか出てこない。
 順番的には、砲撃の直後に歩兵が突撃するので、味方の歩兵は200メートルよりもっと近くに伏せて砲撃の間待機しているらしい。もちろん、物陰に伏せてさえいれば味方にはそうそう当たらないようにはなっているが、実際すごい恐いと思う。


 その後は富士学校で資料館の見学。
 ここは教育機関なので、資料館も「教える」事に重点が置かれていて、他に比べると説明パネルがすごく多い。
 簡潔にまとまっていて分かりやすい。

演奏会(定期)

 東部方面音楽隊の定期演奏会に行ってきた。


 今回は上野の東京文化会館。
 休日で交通の便もいいからか満員御礼。
 最近は音楽まつりだけじゃなく、この手のものも抽選倍率上がってるんだろうな。


 プログラムは日本縛りだった。

 なお、第2部の「吹奏楽と打楽器のための幻想協奏曲」は、現役の3曹が作ったもの。実は音楽隊には演奏だけでなく、作曲編曲までこなす人も割といる。
 自衛隊らしいというか、奇をてらったところのない正統派だけど、いろいろと技を盛り込んできていて面白かった。
 ぶっちゃけ、下にある作曲家の委託作品よりレベルが高かったんじゃないかと思う。

帆船をまた見に行こう

 午後休みを取って、イタリアン帆船『アメリゴ・ヴェスプッチ』の船内見学に行ってきた。
 一般公開はしないが、事前に時間で予約をしておくと見ることができる。
 たまたまイタリア大使館のツイートを見ていて知ったので、即予約してきた。


『アメリゴ・ヴェスプッチ』は世界一美しい帆船と言われているらしい。
 個人的には『クアウテモック』の方が好みだけど、確かに均整が取れていて、軍艦特有の力強さもあるデザインだと思う。
『クアウテモック』は比べるとちょっと華奢すぎる感じかな。


 並んではいないが結構人がいる。
 なんだか嫌な予感がするぞ。
 あともう夕方なのでちゃんと「ボナセーラ」って挨拶して入った。

 船内、めちゃくちゃごったがえしていた。
 上甲板をぐるっと回るだけらしいのに、ラッタルなどでは渋滞が起こっている。人を避けるだけでもういっぱいいっぱいの感じ。
 それでも来たからにはちゃんと見ないと。


 すごい舵輪。
 舵が重いのかな。


 後甲板。日よけのシートで空が塞がれているのが残念。
 きっといい景色だっただろうに。


 ちょっとした結束用のシートにも、こんな感じでオシャレな絵や文字が入っている。


 搭載艇だってオシャレ。


 ドアだってオシャレ。
 これ、ガラスも90年前のなのかな……。


 イケメンお兄さんが海図を記入していた。


 ちょっとした器具もいちいち芸術品ぽくなっている。
 確かに、世界一美しい船を自認するだけの事はある。


 マストとロープ留め。
 多分こうやってどの部分のロープなのかが全部分かるようになってるんだと思う。
 まあそうじゃないと混乱するよね。この数だし。


 船首とクレーンと飛行機。


 多分天測用の羅針盤じゃないかと思うんだけど、海の上につきでてるんだよね……。


 幹部がいるか不在か示すやつ。
 変な角度なのは、あまりにぴかぴかなので正面から写すと自分が写り込んじゃうから。
 なお艦長は外出中らしい。


 乗船から下船まで約30分弱。
 特に時間制限などはなかったのでいくらでも見ていられたのだが、あまりにも人が多すぎるのでちょっとげんなりして降りてしまった。
 今日も風が強いので、景気よく旗が翻ってる。


 船首像は船名由来のヴェスプッチ提督らしい。


 ターミナルの送迎デッキに上がって見下ろすと、こんな感じ。
 人すごい。
 隣で写真を撮ってた若い女の子二人組が「帆船かっこいい、あんなコンテナ船なんかよりずっといいよ!」とかさかんに言っていた。コンテナ船かっこいいじゃないか、馬鹿にするな……。

 早く船を下りてしまったので、結構時間が余っている。
 ターミナル内で船やイタリア軍グッズを売っていたので、じゃあちょっと買おうかと思って入ったのだが、普通の裏起毛パーカー(胸に『アメリゴ・ヴェスプッチ』の刺繍入り)が26000円、同じく刺繍入りの速乾Tシャツが12000円、晴雨兼用傘が16000円と、とんでもない値段がついている。
 結局、ペラペラのトートバッグ(2600円)と帆布を使った特製しおり(2500円)を買ったのだが、しおりはともかくトートバッグは日本なら500円ぐらいで買えそうな代物。
 いやこれ米軍以上のぼったくりじゃない? 円安でなめられてるな日本……。

 なお買った物を入れてくれた紙袋が一番良かった。

 そしてあたりをうろついていたら、同じくターミナルでイタリア海軍軍楽隊のコンサートが始まるというので、見に行ってみた。
 事前の応募者か招待者対象らしいが、そうでない人も後ろの方から立ち見で見ることができる。
 30分ぐらいのミニコンサートだろうと思って気軽に見始めたら、1時間以上かかる本格的なやつだった。もちろんずっと立ちっぱなし。足が痛い。


 演奏したのは「アイーダ」の序曲とか、マーチいろいろとか、オーソレ・ミオとか麗しのトレントとか、あと名前は分からないけど多分イタリアの曲とか。
 さすが世界を回る軍楽隊なだけあって、いい音だし演奏もきれいだった。音にまったくムラや雑味がないのね。
 いい物を聞いたわ。


 コンサートが終わるとライトアップが始まっていた。


 そしてターミナルもライトアップしていた。
 上に突き出ている『アメリゴ・ヴェスプッチ』のマストの色と、ターミナルの色が丁度同じなのが、多分偶然だろうと思うけどいい演出。

 うーん、もうちょっと船を見れたらよかったんだけど、まあ仕方ないか。
 でも音楽隊は良かったし、楽しかった。

帆船と徳川家

 お台場の国債客船ターミナルに、ドイツ海軍の輸送艦とフリゲートが来ているので、見に行った。
 ……朝すでに出港していた。
 しかも横須賀の船越に入ったらしい。
 あー、昨日こっちに来て、今日軍港めぐりにすれば良かった!
 最初はそうしてたのに、横浜から行くなら横須賀の方が近いから変えちゃったんだよ!

 でもなんか入れ替わりに、イタリア海軍の練習帆船が入港してくるらしい。
 海自や関係者が歓迎の準備をしているし、見送りデッキにはカメラやスマホを持った人達が鈴なりになっている。
 うーん、じゃあちょっと待っててみようかな。


 30分ぐらい待っていたら姿を現した。
 海保とタグボートにエスコートされるイタリア海軍練習帆船『アメリゴ・ヴェスプッチ』。
 進水したのは1931年というから今年93歳。建造以来ずっと現役で海軍の士官候補生達を乗せて航海していたらしい。ほんとヨーロッパにとっては帆船は文化なんだな……。


 そして実はここからが長かった。
 向かい風でスピードが出せないのか、なかなか近づいてこない。
 暇を持て余して、上が羽田空港の航路で時々飛行機が上を横切るので、その度に写真を撮ってみたりする。
 気付けばカメラを持った皆さんがみんな同じ事をやっている。
 

 これは飛行機2機のパターン。
 後ろのはまさに着陸寸前。


 風の塔と飛行機と帆船。


 岸壁では海自や関係者がお迎え準備をしている。


 ジェットフォイルとすれ違う帆船。


 ガントリークレーンと帆船。

 そんなこんなで1時間ほど眺めていただろうか。
 ようやく岸壁近くに到着した『アメリゴ・ヴェスプッチ』は着岸体勢に入った。


 タグに助けてもらって回頭。


 そのまま押してもらって岸壁に近づこうとするが、風と潮に流されてなかなかうまくいかない。
 この時、海自の音楽隊が歓迎の音楽の演奏を始めていたのだが、あまりにも時間がかかるので準備していたレパートリーが尽きたらしくて、とうとう宇宙戦艦ヤマトとか演奏し始めていた。


 船の上では作業のための打ち合わせをしているっぽい。


 ウミネコが飛んでる。


 そんなこんなで30分ほどかかっただろうか。
 ようやくもやいを渡せる距離にまで近づいてきた。
 最近は手で投げるんじゃなくて、射出銃を使うのね。


 作業員の人が発射されたロープをたぐり寄せて、つながれていたもやいをボラードにひっかける。


 そして舳先の上では、入港した印に旗を揚げている人がいた。
 これ、下は海なんですよね……。


 やっとここまで近づいたよ!
 ここまで来ると、次々とロープが投げられて岸壁に固定され、船側のウィンチで引き寄せることができるのであっという間。


 入港!
 帆船もだけど、思うように動かない帆船を一生懸命押したり引っ張ったりしていたタグの皆さんお疲れ様でした。

 いやー待った。
 スッと来てスッと着岸してくる護衛艦に慣れてるから、ほんといつまでたっても進まないし着岸できない帆船大変だなって心から思った。
 でも、待ったけどなかなか楽しかった。
 ドイツ艦は残念だったけど、これはこれで面白かったからまあいいや。

 その後、時間があったので、六本木のサントリー美術館に「尾張徳川家の至宝展」を見てきた。


 その名の通り、徳川家が設立した財団法人徳川美術館が所蔵する尾張徳川家の宝物の展示会。
 なにしろ尾張徳川家なので、歴史的にもお宝的にも貴重な物がこれでもとばかりに展示されていて、普通に面白かった。

恐竜と空母

 パシフィコ横浜の「巨大恐竜展」と横須賀に来ているイタリアの空母をハシゴしてきた。


 まずは「巨大恐竜展」。
 今回の売りは全長37メートルのパタゴティタン・マヨルムの骨格標本。
 パラリティタンなら知ってるけど、パタゴティタンは知らないな。近縁種なのかな……。


 入るといきなり全く恐竜ではないマンモス。


 恐竜もいる。


 なんか魚竜の頭骨。頭だけで3メートルぐらいある。こわい。


 右がガストルニス、左がエピオルニス。
 なんか漫才コンビみたいな語感。


 福井博物館にもあった動く模型も数体展示されている。これは頭がぐりぐり動くスピノサウルス。
 スピノサウルス好きなんだよね。
 この風体で魚が主食ってのがまた好き。子供に思いっきり恐がられてたけど。


 ティラノかと思いきや、祖先筋にあたる方だった。
 ティラノは後ろに頭骨だけ展示してあった。


 噂のパタゴティタン・マヨルム。確かに噂に違わずデカい。
 というか高い。腹の下とか普通に歩いてくぐれそう。


 足、そんなんでいいんだ……。


 木を手で押して倒してあげると食べ始める恐竜。名前は忘れた。


 アマルガサウルス。


 福井駅前にもいたやつ。フクイティタン。
 これも首をぐいんぐいん動かしていた。


 カマラサウルス。


 ……の頭骨とディプロドクスの頭骨の比較。
 ディプロドクスは櫛状の歯で植物をしごき取って食べ、カマラサウルスは幅広の歯で食いちぎって食べていたそう。


 このへんの鎧竜も福井で見たな。


 これも福井にあったパラサウロロフスのミイラ化石(のレプリカ)。
 正直実物と比べるとちょっと作りが荒い。


 みんな大好きトリケラトプス。

 特に尖ったところもなくて、無難にまとめてある感じだった。
 会期が夏休み中という事もあってか、子供が遊んだり操作したりしながら恐竜の事を学べるような展示が結構あった。
 大人が触っても面白そうだったのだが、どれも親子連れで大行列していたので諦めた。

 さて、恐竜は終わったし、イタリアン空母に行くか。


 左がイタリアン空母『カヴール』。右は随伴艦のフリゲート『アルピーノ』。
 前に来た『クイーン・エリザベス』は正規空母で巨大なため、米軍基地にしか泊められなかったけど、『カヴール』は軽空母で大きさも『いずも』と変わらない。
 なので、自衛隊のほうに停泊できている。


 もちろん軍港めぐりを予約してある。
 水曜日あたりにサイトを見た時は、まだ150名以上空きがあったのに、今日見たら全便満員。
 しかも1時間前に来てこの行列。
 客層もこう、いつもの観光客然としたグループや家族連れではなく、独特のバッグとファッションとカメラの似たような雰囲気の男性ばかり。


 出港してすぐの『カヴール』。
『クイーン・エリザベス』と同じスキージャンプ式。あと後ろに戦闘機がずらりと並んでいる。
 米軍の空母は搭載戦闘機を入港前に全部岩国(昔は厚木)に飛ばして空荷で入って来るから、こうやって戦闘機を乗せたままの空母を見るのは初めて。
 艦橋の窓が色とりどりなのは、偏光ガラスかなにかなのかな?


 なお、今朝になってフランスの駆逐艦『ブルターニュ』も来たらしい。そういえばフランスも見るの初めてな気がする。
 吉倉がイタリアと護衛艦でいっぱいなので、米軍の方に泊めていた。


『カヴール』に載っている戦闘機はハリアーIIとF-35Bとのこと。どちらも垂直離着陸が可能なので、『いずも』とサイズの変わらないこの空母でも運用できる。
 ん? F-35Bって『いずも』に載せる予定のやつじゃなかったっけ。なんかこうやって見せる背後に日本政府の思惑を感じるのは気のせいかな?


 他の人から言われて気付いたのだが、垂直尾翼になんかの足跡が描いてある。
 どうやら狼が部隊のシンボルらしいので、狼のかな? かわいい。


 海側からの『カヴール』。
 これが撮りたくて軍港めぐりをやった言っても過言ではない。


 オサレ搭載艇。


 F-35Bと翻るイタリア海軍旗。


『アルピーノ』。
 なんか上にすごいの乗っけてるな。


 そしてこちらは『カヴール』に場所を譲って沖に追い出されている『いずも』さん。
 あなたも近々あんな風にF-35Bをずらりと並べるようになるのね。どういうとこで使うのか良く分からないけど。


 良く見たら『くまの』も沖留めさせられてた。
 居住性良くないのにちょっとかわいそう。


 住友の造船所。


 今日は船越はあまり艦艇がいない。
 潜水艦も1隻だけ。


 海上保安庁。


 このへんはいつものメンバー。
 海洋観測艦『しょうなん』と掃海艇『ちちじま』。


 同じく海洋観測艦『わかさ』。


 掃海艦『ひらど』。


 どうも、普段船越にいる護衛艦も吉倉に集められているっぽい。
 あと潜水艦たちは訓練かな。潜水母艦と救難艦もいなかったから。


 ナンバー1トリオ。左から『むらさめ』、『おおなみ』、『もがみ』。
 左から右へ順に新しくなっていく。


 アメリカ、おフランス、潜水艦。


 おフランス艦『ブルターニュ』の尻。


 全身撮れた。
 すごい長旅してきた感。

 こうして軍港めぐりで『カヴール』を堪能しまくったが、折角艦載機を載せているのだから、もうちょっとこう良く撮れる高い場所はないかなと思い始めた。
 メルキュールは今回予約していなかったので、他の心当たりを探してみたが、これが精一杯。


 うーん、スキージャンプがなければ……。


 軍港めぐりがあるコスカーベイサイドストアーズの撮影スポットからも撮ってみたのだが、いろいろとコレジャナイ感じになった。

 そして最後はヴェルニー公園。


 正面顔。
 星マークがかわいい。


ヴェルニーからだとこの角度しか撮れないんだよね……。


 やっぱり色とりどりな艦橋。

 アメリカ以外の空母を見る機会なんてないだろうと思っていたのに、この数年の間にイギリスとイタリアまで見れてしまった。
 それだけ日本近辺の政情が不安定になりつつあるという事なんだろうけれど、でも、知らない船を見れるのは純粋に興味深いし面白い。

○おまけ

 横須賀駅からも見えてた。

クアウテモック三昧の日

 7/6に横須賀へメキシコの練習帆船『クアウテモック』の見学に行ってきましたが、熱が出たため後追いでのアップになります。

『クアウテモック』は2009年の横浜開港150周年の時に1度見ている。
 この時は自由見学だったが、今回は事前申込制のガイドつきツアー。たまたまツイッターで見つけたので速攻申し込んだのだった。
 予約したのは午後からなので、その前によこすか軍港めぐりで海からの撮影を試みる。


 逸見埠頭に泊まる護衛艦と『クアウテモック』。
 後の2隻は佐世保の艦とか言ってた。艦番号が見えないので分からないけれども。


 何か出港するらしくてタグボートが出てきた。


 米軍基地を過ぎると、消磁所と『いずも』が見える。
『いずも』は定置場所の逸見桟橋を『クアウテモック』に譲って沖留めになっているらしい。


 こっちはJAMSTECの『かいめい』。
 後ろの壁みたいなのは日産の倉庫。


 潜水艦がずらりと並んでいてなかなかの迫力。
 最近、米軍基地に泊まっている潜水艦が少ないと思ったら、こっちに移動してたのか。


 尻3態。


 海洋観測船『わかさ』。
 海自でも許可を受けた人しか入ることができない機密中の機密。


 正面顔3態。


 船越と吉倉を結ぶ堀割を通り抜ける。
 吾妻島と対岸を結ぶ渡船。アメリカの旗が立ってた。
(吾妻島は大部分を米海軍が使っている)


 堀割を抜けたら、丁度『やまぎり』が後ずさりしながら出港する所に出くわした。
 邪魔しないようにしばらく止って待機。


 タグボートにぐるりと向きをかえてもらって……。


 いってらっさい。
(でもすぐ戻ってきた)。


『ときわ』と『むらさめ』
 やっぱこういう昔ながらの形の船の方が好きだな……。


 誇らしげにメキシコの旗を翻す『クアウテモック』。
 この姿は海からでないと撮れない。

 そういえば、前に来たとき故障で動けなかったイギリスの『スペイ』は、2週間ほど前にようやく直って帰っていったらしい。
 思いがけず日本に長期間滞在できて、乗員大喜びで京都行ったりとしてたとか。

 これで軍港めぐりは終わったので、次はガイド付きツアー。
 横須賀基地の入口で受付を済ませて岸壁に向かうと、もう結構な人数が待機していた。


 ヴェルニー公園から。


 大体20人ぐらいが1組になって、士官候補生の案内人と通訳に伴われて艦内を回るのだが、この通訳のレベルの差が結構激しかった。
 日本人や、外国人でも流暢に日本語を喋れる人は詳細にいろいろ説明してくれるが、候補生のスペイン語の概要を訳すだけで精一杯というたどたどしい人もいる。
 そして今回当たったのは運悪くたどたどしい人だった。
 しかも参加者の中にミリオタのおっさんがいて、この船ではこうですという説明に対して、何かというと「日本では~」とドヤ顔し始めるのがかなり鬱陶しい。
 大丈夫かこれ。


 看板。スペイン語と英語。


 クアウテモック王の船首像。
 お久しぶりです。


 煙突のエンブレム。
 ヘビをくわえる鷲はメキシコ海軍のシンボルマークらしい。


 カッターも満艦飾しててかわいい。


 舵輪や艦長席も含めた艦橋機能は上甲板上に吹きっさらし。
 もちろん別の所にもサブシステムがあるのだろうが、これ使って訓練とか大変そう。


 遠目で見る以上にロープが複雑なマスト。


 礼砲。


 候補生達の部屋。
 食事をしたり娯楽をしたり、大抵の事をここでやるらしい。

 大きい船ではないし1時間程度で終わると思っていたのだが、まあやっぱりラテンで、それほど回っているわけでもないのに1時間半たってもまだ終わらない。
 実はこの後予定があったので、しょうがなくて先に降ろしてもらった。


 その用事のあったメルキュールホテルから。


 夜になったら電飾してた。
 真っ暗よりもほの明るい黄昏時の方が個人的には好きだな。


 ヴェルニー公園から。
 電飾の光が帆と海面に映えてきれい。