人がいなくなったり遊んで欲しくなったりすると、大声で呼び鳴きをするのは慣れたインコあるある。
我が家のインコどもも呼び鳴きをするのとしないのがいて、多分性格とかが関係しているのだろうと思うが、一番たちの悪い呼び鳴きをするのは誰かと言えば、実はこいつ。
長門やティカルも呼び鳴きをするし、しかも図体がでかいだけあって結構な大声で叫ぶのだが、さすがに知能も高くて、ひとしきり鳴いて相手にされなければ諦めるという事を知っている。
だが、カラの場合はそれがない。こうやって金網に逆さに貼り付いて、10分でも20分でもひたすら叫び続けるのだ。せいぜいセキセイインコサイズのマメルリハの叫びなどたいしたことはないと思うかもしれないが、奴らの声は甲高くて鋭い。それを3秒に1回のペースで10分とか20分とか聞かされるのだ。たまったものではない。
そしてカラの場合、別に遊んでほしくてそこまでしている訳ではない。
人間様が名前を1回呼んでやると、もうそれで満足して止まり木に戻って一人で遊び始めるのだ。一体あの長時間の粘りはなんだったのか、本当にたちが悪い。
他のマメどもはそこまで常軌を逸した真似はしない。たまにサーラルが、気分によってはカゴから出してもらう時間が近づくと鳴いて催促を始めるぐらい。
一体なんでカラだけこんな鳥になってしまったのか、本当にインコは分からない。