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応答を要求する

 カラが人間様を呼んでいる。


「呼ぶよ!」

 実は、人間様が仕事をしている時、一番うるさいのはカラ。
 何がきっかけになるのか知らないが、突然、こうやって逆さになって人間様が返事をするまでしつこく大声で呼び始める。
 返事をしてやると一応満足するのか、静かになって止まり木に戻るのだが、しばらくするとまた金網に逆さにしがみついて、人間様が返事をするまで鳴き続ける。
 しつこさに負けてまた返事をしてやると、また満足して止まり木に戻るのだが、しばらくすると再度金網にやってきて……の繰り返し。
 別に遊んで欲しくてやってるわけではないようなのだが、一旦スイッチが入ると自分が飽きるまで何度でも繰返すので、遊んで欲しいと催促されるよりもむしろ面倒臭い。
 困った鳥だな。

お願い答えて

 カラは時々、こんな風にカゴにしがみついて大声で人間様を呼び続ける事がある。


 すごいガン見してくる。

 放っておくといつまでも鳴いているので、適当なところで返事をしてやると、いそいそと止まり木に戻ってオモチャを振り回し、嬉しさを表現してくる。
 そして後は騒いでいた事など忘れたように大人しくなる。
 ……返事だけでいいんだ?

報われた努力

 気持ちよさそうだね。


 カラが囓った結果、丁度頭の形にフィットした感じのへこみができているらしい。

 このためにわざわざ頑張ってオモチャを立ててたみたいだけど、努力が報われて何より。

逃走一目散

 カラの風切り羽と尾羽が素敵な感じに漆黒なので、人間様の膝の上で遊んでいる隙に写真に撮ろうと思ったのだが、カメラを見た瞬間吹っ飛んで自分のカゴに逃げていった。


 ごめんよ、悪かったよ。
 でもそろそろカメラは何もしないと分かって欲しいよ。

ちょっとしたおしおき

 カラがまた水入れをくちばしで持ち上げては落とすいたずらを始めたので、嫌いなカメラを向けてみた。


 途端にやめてそそくさと上の止まり木に上がってしまった。
 わかりやすい。


 なおもじっとカメラを向けていたら、どうしたらいいか分からなくなったらしくて突然「ちゅぴ!」とご機嫌アピールを始めた。

 ちょっとは反省した?

カラの学び


 カラは黒い中にもいろいろ濃淡があって、それなりに趣がある。

 最近、カラは水入れをくちばしでカタンカタン持ち上げては落としを繰り返し、はねた水を浴びるという、器用なんだか不器用なんだか分からん荒技をするようになった。
 当然ながらカゴの床が水浸しになるので、見つけ次第怒っていたのだが、今度はこれをやれば人間様が注目してくれると学んだようで、水浴びする気がなくてもかまってほしいとカタンカタンやるようになってしまった。
 どうしてそういうどうでもいいことは早々に覚えるんだろうね。

黒カラ

 カラは相変わらず黒い。


 この鳥も筆毛取りが下手でいつまでも頭がツクツクしてるんだよね……。

 我が家に来た時は背中のあたりなど艶のないボソボソした羽毛で、換羽になるとハゲてたくらまを思い出してはこの鳥も身体が弱いのではないかとちょっと懸念していたが、1年たったらそこそこ立派になってきた。
 でも他のマメに比べるとやっぱり艶がない。
 油が少ないのかな?

あの子の声で

 地味にものまねが上手なカラ。


 相変わらず羽はぼろっちい。
 もうこういうインコでしょうがないのかな。

 フェデフルールの声がさかんに聞こえてくるので、ご機嫌だなと思って見ると全然口が動いていないということが何度かあって、一体何が起こっているのか不思議だったが、ふと、カラがフェデフルールの声で一生懸命鳴いているのに気付いた。
 そういえば最近、フェデフルールとヴェガを馴らすのに気を取られて、お前の相手がおざなりになってたね。
 ごめんよ。

二兎を追う者

 人間様にかまって欲しいのだが、今遊んでいるオモチャも手放したくないカラ。


 持ったまま金網にしがみついてきた。
 意外と器用。

 残念ながら人間様は出してやる気はないので、そのオモチャで遊んでなさい。