サムドラを実家の通称動物墓地に埋めてきた。
今月始めにチャンドラを埋めた場所のすぐそばだが、なんか母親が毎日水と線香を供えてくれていた。
うちの母親は動物に対する勘が妙に鋭いのだが、水槽の中で羽繕いするサムドラの写真を見せたら、マメルリハなど全然知らないのに「あらずいぶん痩せちゃって」と言い出したのには恐れ入った。
基本どの動物からも好かれるようだし、何かそういう特殊能力でもあるのかもしれない。
そして、結構長い事面倒を見ていたような気がしたけど、10日間しかサムドラは家にいなかったのだった。
実は、サーラルと仲良くさせて、人間様への依存が強いサーラルの精神的自立を促そうみたいな事を考えていたのだけど、サムドラの世話を重点的にしてしまった結果、焼きもちをやいたサーラルの甘ったれ度合いが逆に増してしまったのはここだけの話。
ペットロスになるほど鳥どもに重たい愛情を抱いているわけではないが、こうやって病気の鳥を死なせる度に、自分がこうしなかったからこの鳥は早く死んだのではないか、こんな事をしなければもっと命をつなげていたのではないかとしばらく考えるのはある。
ただ、考えたからといってその鳥が生き返ってくるわけではないし、そこはもう割り切って心の底にしまって前を向くしかないのではあるが。