サーラルのカラーが取れた。
羽繕いが満足にできなかったことに加えて、ヒナ換羽が始まっているのでずいぶんとボロボロな感じになっている。
良く我慢したね。
家に帰ってカゴに入れたら、2時間ぐらいずっと羽繕いをしていた。
でもまだ自分が再度飛べるようになった事には気づいてないらしくて(カラー中はカラーが邪魔してうまく飛べなかった)、移動はひたすら歩いている。
いつ気づくのかちょっと観察していてみよう。
サーラルはまだカラーが取れない。
いろいろ頑張った結果、カラーをここまで変形させるのに成功した(サーラルが)。
これで肩のあたり以外はどこでもくちばしが届くよ。
かさぶたが2-3日前に取れて、特に腫れたりもしていなかったので、病院に連絡して土曜日にカラーをはずす予定を今日に前倒ししてもらった。
ところが、病院で調べたら、どうも骨の先が露出してしまっているっぽいので、やっぱり土曜日に専門医に確認してからとなった。
なにそれ、そういうのって骨が出ないように手術するものじゃないの?
もし骨が出てたら、出てる部分をまた切除とかになるの?
ヒナ換羽も始まってるし、もうカラーさせたくないんだけど?
っていうかそうなったら治療費また払うの?
この鳥は他のマメと違ってカメラを怖がらない。
逆に興味津々で囓りたがるので、それもそれで困るのだが。
なお、変形カラーを見た看護師さんが笑ってしまっていたのはここだけの話。
現在のサーラルのカゴの中の配置。
2本の止まり木を同じ高さに配置して、くちばしを使わず水平に歩けばどこへでも移動できるようにした。
エサと水入れも、カラーごしに楽に届く形に一時的に変更。
鎮痛剤を飲ませているからかもしれないが、全く痛がるそぶりもなく、お気に入りの囓り木の上でくつろいだり、藁オモチャをせっせと囓ったりしている。
最初のうちは、たまにそのへんにカラーが引っかかってもぞもぞもがいていたりしたが、数時間ほどで普通に行動できるようになった。順応性高いな。
ただ、それと同時に、早くもカラーの位置をずらして足にくちばしを届かせることを覚えてしまった。
今のところ、オモチャやエサに夢中で傷口を気にする暇はないようだが、病院に相談して、傷をなめるようならもう少しカラーを大きくする方向で考えている。
これ以上不自由にするような事はしたくないので、サーラルがオモチャやエサで頭をいっぱいにしたまま、傷の事を忘れていてくれることを願うばかり。
チャンドラに噛まれてサーラルが入院した。
事の起こりは、サーラルがチャンドラのカゴの上に行ったことからだった。
サーラルがカゴの上を走り回ってもケンカにならないように、サーラルが出る時他のマメたちのカゴの上にはタオルや布をかけてある。この時もそうしてあったのだが、そのうちサーラルはチャンドラのカゴの上からタオルのない側面に伝い歩きを始め、そこにいたチャンドラに無防備な足指を思いっきり噛まれてしまったのだ。
人間様のところに逃げ戻ってきたサーラルの足は、ちょっと血が出てはいたものの、爪を深く切りすぎた時の方がよっぽど多いという程度の出血量だった。なので、まあ傍若無人なサーラルにはいい薬になっただろう程度に考えてそのままカゴに戻した。
が、止まり木に止まる様子を良く見ると、爪がありえない方向を向いている。
ぎょっとしてピリカでおなじみの動物病院の緊急外来に連れていったところ、指先がちぎれかけていて、恐らく切断しないとならないだろうということだった。
どうやらチャンドラは一切の手加減なく、最初から仕留める気満々で行ったらしい。
長門には噛まれないよう普段から注意していたが、まさかマメルリハ同士でここまでの傷を負わせるとは思わなかった。ふぶきやフェデフルールも時折サーラルの足を噛んでいるが、ちょっとびっくりするか、せいぜい数時間足を引っ込めて静かにした後けろりとしている程度だった。
もしかするとふぶきを始めとする手乗り組は、手加減してやっていたのだろうか。
だとすると、これも手乗りと荒鳥の差なのだろうか。
そしてサーラルはとりあえず一晩入院して様子を見た後、精密検査をして手術になる。
1本指先が不自由でも生活に何の問題もないことは、ブロッサム、通称ちびころで知っているが(実はブロッサム、通称ちびころも、子供の頃ヤンチャで怪我したのがもとで、1本爪が正常にのびない指があった)、巣立ちしたばかりでこんな風にしてしまったのが申し訳ない。
「自然界では良くあることですよ」と獣医さんから妙な慰めをされてしまったが、治療用のケースの中で、自分が置かれた状況が理解できなくてきょとんとしているのがかわいそうだった。
とにかく外が楽しいので、1日中でも出していてほしいサーラル。
しかし例によって、他の鳥の迷惑になるような事ばかりするので、そうそう出しっぱなしにするわけにもいかない。
しかも、これまで最年少で一番甘ったれだったアッサムは、サーラルの登場で人間様を取られた気になったのか、どうも毛引きの気配が見られるようになった。
これはいけない。
そこで、恐らく暇だからサーラルはすぐに出たがるのではと考えた人間様は、囓りオモチャをいくつもいれてやることにした。
サーラルは今が丁度何でも囓ってみたい時期、これでうまく気が逸れれば平和な時間が来るかもしれない。
結果として囓りオモチャ作戦は大成功。サーラルは1時間でも2時間でもオモチャを囓って遊んでいるようになった。
ただ、人間様と目が合うとやっぱり出してと来てしまうので、うっかり目が合わないよう、横目でこっそり様子を見ることにしている。
寒さも緩んできたので、サーラルを大人用のカゴに移した。
でもまだ床で寝ているみたいなので、床にはおがくずを敷き詰めて床暖房してある。
数分間おびえてバタバタしていたが、すぐにエサを食べ始めた。
この鳥も剥きエン麦をわざわざ割って中だけえぐって食べる大吟醸食いをする。
ここまでサーラルを育ててきた訳だが、結論から言うと、刺し餌ヒナから育てても一人餌になってから飼い始めても、馴れる度合いは変わらない感じがする。
マメルリハはクサインコのように、ヒナの時はどんなに馴れていても一人餌になると離れてしまうタイプのインコではないので、ショップやブリーダーから買われることで飼い主と環境が突然変わるショックさえうまくのりきれば、一人餌になってからでも刺し餌ヒナと同程度に馴れてくれると思う。