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セノーテとお別れ

 セノーテを実家に埋葬してきた。
 場所的には五十鈴の隣だが、五十鈴とセノーテはほとんど接触がなかったので、果たして仲良くできるかどうか……。

 生前のセノーテの写真を親に見せたのだが、一番かわいい写真にしたのに反応が微妙だった。
 マメルリハや文鳥は普通にかわいいと言うので、目のまわりの羽がないのがマイナスポイントなのかな。


 ちょっと長門に興味を持ったセノーテと、とにかく関わって欲しくない長門と、ひたすらセノーテを眺めていたいフェデフルール。
 もうこういう変な関係を見る事はできない。

早すぎる別れ

 セノーテが死んだと病院から連絡があった。
 若干持ち直して、好物のヒマワリの種をスタッフの人からもらって食べたりしていたのだが、容態が急変し、そのまま息を引き取ったとのこと。
 生まれて1年7ヶ月、我が家に来てから1年の命だった。
 小型のコミドリは分からないが、コンゴウインコは一般的に性成熟まで3~5年かかるらしいので、セノーテは大人にもなれなかった事になる。
 これからずっと、毎日一緒に踊ったり歌ったりしながら年を取っていくはずだったのに。
 この先、長門を始めとする他のインコ達が全員人間様の元から去ってしまった後も、残ってくれる存在だったはずなのに。


 小さな黄色いお兄ちゃんと。
 ひすいのカゴの金網の間からセノーテがくちばしを入れて、ひすいが丁度くわえた剥きオーツ麦をそっと横取りしていくという離れ業をやってのけた事があった。

 もしかすると、旅行で鳥だけ置いていった事がストレスになって発病したのではと気になっていたのだが、先生の話では、そういったストレスが原因とは考えにくいらしい。
 ただ、旅行の後でセノーテは体調を崩してしまったのは事実なので、こんな風に命を終わらせてしまった事が可哀想でならない。
 

セノーテ入院

 セノーテが入院した。
 日光から帰ってきてから、オモチャに興味を示さなくなり呼び鳴きもせず、食が細くなり、毛引きが出てきてしまっていて、さては2泊3日ほったらかされて心を病んでしまったかと一生懸命甘やかしながら過ごしていた。
 が、昨夜あたりからさらに元気がなくなり、今日の朝からはエサも大好きなおやつも全く食べずにじっとしているだけになったので、慌てて鳥病院に連れて行った。
 結果、肺と肝臓に炎症を起こしていて、急激に状態が悪くなっているので、とりあえず入院して点滴と抗生物質で様子を見ましょうという事になった。
 いじけてたわけじゃなかったんだ……(いや毛引きは完全にいじけていたんだろうけれど)。

 病院に行く時は自力で止まり木にとまれていたのに、病院に着いた時点では足に力が入らなくて完全にうずくまってしまうなど、とにかく急変と言っていい状態で、正直な所助かるかどうか微妙なところだと思う。
 まだ生まれてから1年半しかたっていないのに。


 昨日のセノーテ。
 シャッターを押した瞬間まばたきしたのでかなり具合が悪そうに写ってしまったが、この時は自分でエサも食べていたし、おやつを見せると寄越せと大騒ぎする元気があった。

シチュエーションを見分ける

 遊んで欲しいセノーテ。


 そんな顔したって今仕事中だから駄目だよ。

 さて、人間様に馴れすぎてしまったセノーテは、人間様の姿が見えなくなると呼び鳴きをするようになったのだが、常に呼ぶ訳ではなく、黙っている時もあることに最近気付いた。
 どういう時に黙っているか観察すると、どうも人間様が一定の大きさ以上の物を持って部屋を出て行く時は、鳴かずに黙って見送っているらしい。
 例えばノートPCとかバッグとか。
 そういえば、オンライン会議のためにノートPCを持って別室に移動すると、どれだけセノーテが鳴こうが叫ぼうが完全に無視するし、バッグを持って外出すれば、当然ながら一定時間帰ってこない。
 すぐに戻ってくるお手洗いや家事と、戻ってこない会議や外出を、セノーテは人間様が持つものから判断して、呼んだり呼ばなかったりしているらしい。

 あんまりそうは見えないけど、やっぱり賢い所は賢いんだな、この鳥。

レアものゲットだぜ

 箱ティッシュのパリパリ開ける蓋で遊ぶセノーテ。


 水入れに入れないでよね。

 これも割と好きらしく、入れてやるとすぐにやってきて遊び始めるのだが、囓り尽くすとすぐ次のがもらえる割り箸とは違い、これは人間様が新しいティッシュを開けないと手に入らないレアなオモチャ。
 さすがにそこまで分かってはいないだろうが、何となく他のオモチャより大事に遊んでいるように見える。

お前は監視されている

 今日もセノーテは仕事をする人間様を監視してくる。


 じぃ……。

 実は奥に引っ込んで寝ている時も多いのだが、人間様が立ち上がるそぶりを見せたりのびをしたりすると、すぐにこうやって見にくる。
 もう家に来て1年近くなるのだし、仕事中は遊んでもらえないっていい加減分かっているだろうに、なんなんだろうねえ。

床でおやつ

 最近ようやく床に降りて遊ぶようになったセノーテ。


 毎度ながら汚い床ですみません。

 警戒心が強いセノーテの外での居場所はほぼ人間様の手や腕の上、または自分のカゴの上。
 高い所ほど好きで、低い場所を嫌がる。
 家に来てそろそろ半年以上たつのだし、新しい局面を迎えてくれないものかと考え、床で遊ぶ事を覚えさせる事にした。
 セノーテの大好きなおやつ(他の鳥に与えている殻付き餌)を床にばらまいて誘ったら、あっさり誘導されて降りてきた。
 ちょろい。

 それでも、最初はおやつを食べ終わるとそそくさと人間様の膝や腕に戻ってきては、上に上げろみたいな顔をして見ていたセノーテだったが、しばらく床おやつを続けていたら、段々と周囲に気になる物が出てきたらしく、おやつを食べ散らかしながらあちこち様子を見に行くようになった。
 やっぱりこういう所は子供だよね。

Eat in Bed

 最近、セノーテはペレットをバードテントに持ち込んで食べるようになった。
 そのせいでテントの中は食べかすが散らばってこの有様。


 あーあ。
 ベッドで物を食べるんじゃありません。

 さすがに汚いテントはイヤらしく、すっかり中で寝なくなってしまったのだが、自分でやっておいてその態度はどうなのか。
 シードならこういう食べかすもブラシで払えばすぐ落ちるんだけれど、ペレットの粉はフリースにひっかかってなかなか取れないんだよね。
 なんでこんな変な事覚えたんだろう?

濡れインコ

 セノーテは水浴びするとなかなか乾かない。


 1時間ぐらいたってまだこんな感じ。
 頭だけは乾いてふっくりしているのに、体はまだ濡れてしぼんでいる。
 霧吹きをかけすぎたかもしれない。

 羽毛が薄いと早く乾きそうな気がするが、羽の油分が少ないのかな?
 まだ子供だから?
 

するのはいいけどされるのはイヤ

 割り箸を囓るのと人間様に遊んでと催促するのと、両方いっぺんにやろうとしているセノーテ。


 どっちかにしなさい。

 でもカゴに手を入れたら調子に乗って指を強く噛んできたので、仕返しにセノーテのくちばしを強めに指でつまんだら、その後手に寄ってこなくなってしまった。
 なんで? 釈然としないんだけど。