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石橋を叩いて渡る

 ビビはカゴを開けてやってから出るまでが大変に長い。

 テーブルにカゴを乗せてドアを開けると、まず危険がないかテーブルの下を観察。

 たまに「ぴ」とか小さくつぶやきながらじっくり観察。
 ここで急かすともう出てこなくなるので、人間様もつきあって我慢。

 数分後、ようやく金網にとりつく。
 が、まだ何か気になるものがあるのか、そこで止まったまま引き続き観察を続行。

 用心しながら1歩前へ。

 さらにもう1歩、出ても大丈夫だと判断したらしい。

 ようやくスロープに足を下ろすが、いつでも中に逃げ帰れるように端っこにとまったまま。
 ここまでですでに5分が過ぎている。
 人間様もそろそろ飽きてきた。

 じりじりと真ん中に移動し、人間様の手に乗せてもらって出る準備が完了。
 しかしここから最終的に手に乗るまでに1分ぐらいまたかかる。
 ……まあ、それでお前の気が済むならそれでいいんだけどね。

頭上の羽

 昨日からビビは抜けた羽をずっと頭にくっつけている。
 どうやら何かの拍子にフンと羽が一緒についてそのままになってしまったらしく、人間様は気になって気になって仕方ないのだが、ビビ本人は平気な顔。
 というか、自分では見えない位置なので、そもそも気付いていないらしい。

 なんかバカ殿みたい……。

 まず頭の上の羽を取ってから威嚇しなさい。
 いつまでこのままでいる気だろうとしばらく様子を見ていたが、1日たってもまるで改善の様子がないので、外に出した時に取ってしまった。

お兄ちゃんなんだから


 そんなティッシュと寄り添ってるぐらいなら、パムと仲良くすればいいのに。
 それぞれのカゴにいる時は鳴きあったりしてるくせに、ビビはパムがそばに寄るのを嫌がる。
 大人しくて神経質なビビからしてみれば、パムのずうずうしさというか空気の読めなさ加減が気に入らないのかもしれないが、年上なんだからもうちょっと鷹揚に構えてみてもいいんじゃないかなあと思ったりもする。

寄らないで!

 明日は午前半休を取って日食と『KDDIオーシャンリンク』二本立てしようと思っていたら「重要な会議があるから駄目」だって。
 普段はいなけりゃいないで勝手に話進めるくせに。
 こんなことなら前もって言わずに、明日になってから仮病でも使えば良かったと不機嫌になって帰ってきたら、なんだか人間様を見てびくついているビビがいる。

 これはあと一押しすればパニック起こすレベル。
 別にお前に対して不機嫌になってる訳じゃないんだよ。
 と思っていたら、そういえば今日はビビが嫌いな縞のスカートをはいていたのだった。

 そんなものにおびえられてもこっちだって困る。

何があったの?

 ビビが背中にくちばしをつっこんでぐっすり眠っている。
 遊び疲れでもしたのかと眺めていたら、突然がばと顔を上げ、「ちゅぴ!」「ちゅぴ!」と懸命に鳴きながら止まり木を右へ左へと駆け回り始めた。
 一体何があったのかと声をかけてみたらぴたりと動きを止め、今度はなんだか不思議そうな顔でこっちを見つめている。
 ……もしかして、寝ぼけちゃったのかい?