ブロッサム、通称ちびころ」カテゴリーアーカイブ

雨雪のお見送り

 ブロッサム、通称ちびころを実家の庭に埋めてきた。
 といっても雪と風がひどくてとても作業できる状態じゃなかったので、母親と妹に託して天気がおさまった時に埋めてもらったんだけど。


 それにしても、長門が愛するブロッサム、通称ちびころがもういないことを全く理解していないらしいのが少し心配。
 まだ彼女のカゴはカバーをかけてそのまま置いてあるのだが、長門を外に出すといつも通りそっちに行きたがる。
 事実を知った後で毛引きとかにならなきゃいいけど。

 ところで、ブロッサム、通称ちびころを実家に連れて行く時に困ったのが入れ物だった。
 何しろ彼女はしっぽが長いので、それに合わせるとやたらと大きなプラケースが必要になってしまう。病院行きの時に使っていたキャリーは出入り口が狭く、生きた鳥を掴んで出し入れするのは問題ないが、死んだ鳥を安置しておくにはいささか不向き。
 何かいい箱はないかと探し回って見つけたのがこれ。


 知人からお土産でもらった梅酒の箱。
 入れてみたら縦横共にジャストサイズだった。

 もちろん、そのまま突っ込んだのではなく、側面をカッターで切ってカパッと開けられるようにして中におさめた。
 入れる時になでてやったのだが、死んでいてもモフモフしていた。

ご長寿記録終了の日

 ブロッサム、通称ちびころ死去。
 昨夜までは実に元気だったのだが、今朝起こしたら足の調子がおかしいようで、止まり木から落ちてしまった。
 すぐに止まり木に戻ったものの、数分後に再度落ち、そのまま床にうずくまったので、久々に足が麻痺する発作かと急遽ヒーターを追加してやったのだが、10分後ぐらいに様子を見たらすでに息を引き取っていた。
 くらまやパムとは違い、床にうずくまりながらもいつもの通りの顔で人間様を見ていたので、まさかそんなすぐに死ぬとは思わなかった。
 でも、特に病気を持たない老鳥が自然界で寿命を迎える時は、もしかするとこんな感じなのかもしれない。

 この種類のインコの寿命を知らないので、21年というのが長いのか普通なのかは分からない。
 でも、ひとりの人間が生まれてから成人式を迎えるほどの期間は決して短くはない。
 その期間を、最後まで変わらずそばに居続けてくれたことに対して、ありがとうと言いたい。


 いたずらしようと接近するいずもとの距離を目で測るブロッサム、通称ちびころ。
 最後までボスの座は誰にも譲らなかった。

生まれたのは20世紀

 ブロッサム、通称ちびころ、21歳。


 買ったのがいつか、あまりに昔すぎて良く覚えていないので、1年ぐらいの誤差はあるかもしれない。


 はいはい、掻いてほしいのね。

 最近はさすがに足腰が弱ってきたようで、ちょっと動作がもたついている。
 あと、寝てる時間も増えた。
 でもまだまだ元気そう。
 
 確かにセキセイインコやアキクサインコよりは大きいが、オカメやホオミドリと比べると小型の範疇に入るこの鳥がここまで長生きするとは思わなかった。
 というか、そもそもこの種類のインコの寿命を知らないんだけど。

もっと自己主張

 ものすごく何かしてほしい時、ブロッサム・通称ちびころは水入れの上に乗ってこっちを見つめてくる。


「あの……」

 でも残念なことに、ただ黙って見つめるだけなので、何をしてほしいのか人間様には全く分からない。
 しょうがないのでこういう時はとりあえず頭を掻いてやることにしている。

あったかい空間

 ブロッサム、通称ちびころがちょっと寒そうなので、ビニールカバーをかけてやることにした。
 ヒーターはすでに設置済みだが、やはり開放空間だと効果がいまいちらしい。


 前がファスナーで開閉できる高級タイプ。

 こういうのも昔はビニールクロスを買って自作していたんだけど、ほんと便利になったなあ。

謎多き女

 またブロッサム、通称ちびころからきれいな羽が出てきた。


 翡翠色とグレーのコントラスト。
 大きさと形からすると翼の羽っぽいが、こんな色の羽が生えてる場所なんてあったっけ?


 色的にはこの辺なのだが大きさが違う。
 ちなみに掻いてもらえると思って待ってる所にこんなことをしたもんだから、後で噛まれた。

 まあ、いくつになっても謎のある女ってのもかっこいいかもしれないけどね。