ブロッサム、通称ちびころ」カテゴリーアーカイブ

野鳥の気分


 最近のブロッサム、通称ちびころは、良くカゴの外に飛んだエサの粒やヒマワリの屑を探してはついばんでいる。

 真剣な顔であたりをきょろきょろ。
 この直前にヒマワリの種をたらふく食べているので、空腹という訳ではないはずだが、どうやらこうやって探すのが面白いらしい。

 ちょっと邪魔してみたら「なにすんの」という顔をされた。
 野生でなら毎日当たり前にやっているようなことも、飼われているがためにエサに不自由することのないブロッサム、通称ちびころにとっては楽しい遊びのひとつでしかない模様。
 それは彼女にとって幸福なんだろうか不幸なんだろうかとちょっと思った。

食べるための工夫

 旅行中エサが切れないように、エサ入れをいつもの青いのから大きめの小判型のに変えてあったのだが、ブロッサム、通称ちびころ的にはこれが結構食べにくかったらしい。

 一生懸命首を伸ばして食べていたが……。

 そのうち面倒くさくなったらしく、エサ入れの中に入った。
 ……サイズ的にはジャストフィットしてるみたいなんだけどね。

深くて広い溝

 メロンや桃はもちろん分かる。
 キャベツも分かる。
 リンゴの皮もまあ理解できる。
 だが、なぜブロッサム、通称ちびころが、ミカンの実ではなく皮をここまで好むのか、それが人間様にはどうしても分からない。

 まるで憑かれたように皮を食べ続けるブロッサム、通称ちびころ。
 多分、人間様とブロッサム、通称ちびころの味覚には、似ているようで何か決定的に理解しあえない領域があるのだろう。

本物の味を知る女

 インコどものおやつにこんなものを買ってみた。

 フリーズドライのイチゴ。
 何年か前はこういった乾燥系のおやつは実は油で揚げた物がほとんどだったが、最近はフリーズドライが増えたので、安心してあげられるようになった。
 生ものは野菜しか食べていないマメ3兄弟は喜んでぱくついていたが、普段から生の果物を食べつけているブロッサム、通称ちびころはどうやらお気に召さなかったらしく、何度やっても外に放り出してしまう。

 水入れの縁にむなしく転がされた赤い乾燥イチゴ……。
 ちなみにぎっくちゃんは赤い色が恐かったらしく、見た瞬間に逃げてしまった。

甘い日々

 タイミングというのは重なるもので、レモンの砂糖漬けを作ったら、丁度同じ時に実家からリンゴは来るわ行きつけのクリーニング屋さんからミカンをもらうわで、一気に果物が増えてしまった。
 そんなわけで、果物好きのブロッサム、通称ちびころは毎日何かしらもらえて大喜び。

「りんご、りんご♪」

「みかん、みかん♪」
 でもレモンの砂糖漬けは駄目だからな。