五十鈴」カテゴリーアーカイブ

よぼよぼ換羽

 換羽中の五十鈴おじいちゃん。


 いつもより一層よぼよぼな感じに。

 前は外に出ると即いずものカゴに入り浸っていたのだが、自分より老化の進んだいずもに遠慮しているのか、構ってくれなくなったのでつまらないのか、最近はほとんど行かなくなった。
 かわりにマメどものカゴの上を跳び歩いては、下の住人を怒らせている。
 噛まれたら流血待ったなしなんだから、やめときなさい。

うっとりくちばし

 ……なんか出てる……。


「…………」

 最初は隣のカゴのフェデフルールを覗いているのかと思っていたのだが、どうやらこうやるとくちばし横の気持ちいいポイントに金網が当たっていい感じらしい。
 インコと違ってくちばしがまっすぐだからできる技だね。

もう寝るよ

 五十鈴は夜、おやすみカバーを見せると自分からちょんちょんと巣に入っていく。
 そして「さあどうぞ」という顔をして人間様を見上げてくる。


 寝る気満々。

 普段は人の言うことなど聞きやしないのに、これだけは素直なのが不思議。

就寝準備OK

 五十鈴は察しがいい。
 放鳥時にそろそろ中に入れようと思うと途端に寄ってこなくなる困った文鳥だが、一方で、寝かせようとするとさっさと自分からつぼ巣に入り、おやすみカバーがかけられるのを待っている。


「寝るんでしょ? かけていいよ」

 カゴに入れる時もそんな風に聞き分け良くなってよ。

待ち行

 五十鈴……。

 だからこっちが寒いから、そんなところで出してもらえるのを待つのやめて。


「早く出せ」

 足が冷えて体温奪われるよりも外に出してもらう事が重要なのだろうか。
 文鳥の価値観は分からない。

デカ足細足

 文鳥って足デカいな、と時々思う。


 クッションの上から人間様を見上げる五十鈴。

 インコのがっしりした足を見慣れていると、文鳥の足は細い割にひょろ長く、何かの拍子にポッキリいってしまいそうでいつも不安になる。

お願いだからエサよこせ

 五十鈴がいやにバードバスから人間様を見つめてくるので、何をそんなに出たがっているのだろうと思っていたら、エサ入れのエサがなくなっていた。
 どうやらお腹すいたアピールをしているつもりだったらしい。


 ごはん……。

 ごめんよ、悪かったよ。
 でもお腹すいたならちゃんとそれっぽいアピールをして欲しいんだけど。

一緒に連れていけ

 人間様が部屋を出ようとすると五十鈴が見せるリアクション。


「……あっ」


「どこ行くの?」


「どこ行くの!?」

 本人無表情なのでわかりにくいが、かなり必死になって自分も連れてけアピールをする。
 でも、本当に肩に乗せて連れていくと、怖くてひたすら細くなっている。
 たまに一目散に逃げ戻ったりしている。
 なんなのお前。

少しでも外へ

 出たくて出たくてしょうがない五十鈴。
 散々金網にはりつくのを繰り返したあげく、ここだけカゴから出っ張っている水浴び容器の中に入り込んで外を眺め始めた。


 ただじっと突っ立っているだけなのだが、足冷たくない?