祖父の命日が近いので墓参りに行ったら、お寺のイチョウが悲惨なことになっていた。

海のすぐ近くなので、台風で塩にやられたらしくて紅葉どころではない。
毎年毎年台風に吹かれているはずなのに、こんなになったのを見たのは初めて。
まあ東京でも架線が発火するぐらいだから、尋常じゃない規模だったんだろう。

寒くなってきたので、実家の猫はめっぽう元気。
ティッシュでこよりを作ってじゃらしてやると、あられもない格好で挑んでくる。
いやそのまま寝るのは駄目だろういろいろと。
妹から昼寝をしている実家の猫の写真が送られてきたのだが……。
思えば前の猫はこんなアホ丸出しの寝方は絶対にしなかった。
アメリカンショートヘアの雑種だったので、四肢が長くて仰向けになりにくい体型だったのに加えて、捨て猫だった過去の経験から、完全に無防備になってしまうような姿勢が嫌だった可能性はある。
その点、ブリーダーの保護の下、最初から誰かに大事に飼われる前提で生まれ育ったこの猫は、寝ている間に突然災難に襲われ、とっさに逃げなくてはならない可能性とか、気にするどころか意識したことすらないのだろう。
まあ、不幸は知らなければそれに越したことはない。
……それにしても、これはどうなのかとは思うけどね……。
ここのところの暑さで実家の猫がとうとうバテた。
こうなるとちょっと走ってもゼーゼーハーハー口で息をするようになるので、うっかり遊ばせることもできない。
ちなみに実家は田舎な上に比較的風通しがいい家の作りなので、暑いといっても都市部のようにエアコンガンガンかけていないと熱中症になるとか、そこまでのレベルではない。
まあ要するにこの種類が日本の気候に合っていないということなんだろうが、ネットでブリティッシュショートヘアについて調べても、毛が分厚く保温性が高いので夏に弱いとはほとんど書いていない。
多分、なまじ日本猫が身近なだけに、まさか短毛種が暑さに弱いなんてないだろうという先入観が日本人にはあるんだろうし、さらに言えば、日本のペット情報ページなんて、飼ったことがないどころか、猫の生態すら良く知らないようなのが、アフィリエイト目的でそのへんからコピペしてきて作ってるのが大部分なんだろうし。
そういう意味では、ブリティッシュショートヘアは暑さに弱いときちんと書いてあったほぼ唯一のページが、ペットシッターの人のサイトというのはうなずける。
とりあえず、バリカンで毛刈りしてやったらと冗談で妹に言ったら、もうバリカン買ってあると真顔で返されたのには恐怖を禁じ得なかった。
猫逃げてー!
妹が猫の写真を送ってきた。

いつもかまってくれる母が外出中で寂しいのだが、あからさまに他の人に甘えるのもしゃくなので、わざわざ妹の部屋の前に背を向けて座って声をかけてもらうのを待っている猫。
ツンデレ……いやツンデレじゃないな、単にプライド高いだけだなこの猫。

そんな猫がベランダで捕まえていた子スズメ。何やら大騒ぎしていたので妹が見に行ったらくわえていたらしい。
まだ風切羽も生えそろってないから巣立ちから間もないんだろうけど、巣立った直後に猫のオモチャにされたスズメと、せっかく捕まえた獲物を取られた上に怒られた猫のどっちが気の毒かは微妙なところ。
ちなみにスズメはびっくりしてはいたがケガもなく飛べたので、すぐに妹が放してやったそうな。
実は先週、実家の猫も一騒動起こしていたのだった。
母親の裁縫箱から針のついた糸を引っ張りだして遊んだ挙げ句、針ごと飲み込んでしまい病院送りになった。
幸い、お腹がいっぱいだったためか胃壁に刺さることもなく本人はケロリとしていたのだが、逆に胃に食べ物が入っているので内視鏡で取ることができない。獣医さん曰く、放っておけばフンと一緒に出てくる可能性もあるらしかったが、何しろ針なので腸とかに刺さって惨事になる可能性だって捨てきれないので、母親の意向で手術となった。1週間入院。