長門を外で遊ばせている間にエサ入れを掃除しようとしたのだが。
なんだかいそいそやってきて、期待顔でエサ入れにのぼった。
今週ずっと牡蠣に当たって寝ていたので、絵面がいろいろ汚いのはご勘弁。
エサ入れの中に顔をつっこんで探すが、当然ながら何も入っていない。
自分がここに来たからには、何かおいしいものが入っていて当然だと思っているらしい。
……毎度のことだけど、どうしてそう頭が悪いの、お前は。
実はここに至るまでに2ヶ月ほどかかっている。
新しいバードテントには、2週間ほどで恐る恐る触るようになっていたのだが、その後止まり木を取り替えたのが悪かった。
サイズが縮小してしまったテントにも寄りかかれるよう、長い止まり木にしてやったら、恐がってとまらなくなってしまったのだ。
元々長門は床やオモチャにつかまって過ごす事も多い鳥で、しかもカゴには2本止まり木が入れてあるため、1本ぐらいとまらなくても日常生活には全く支障はない。なので、換えてやった止まり木はボイコットし、バードテントもついでに無視して1ヶ月以上過ごしていたのだった。
が、さすがに慣れてきたのか、やっぱり生活パターンに違和感があるのか、少しずつ触ったりとまったりし始め、ようやくここまで達成した。
ほんと頑固な鳥だね、この子は。
長門がバードテントを壊したので買い換えたのだが……。
丁度よりかかれる大きさで手頃だったテントが販売終了してしまったらしい。
一応これもウロコインコ適合サイズではあるのだが、見ての通りよりかかってくつろぐことはできそうもない。
そして見慣れぬ物体におびえる長門。
鳥カゴの隅に貼り付いて動けなくなった長門と、他の鳥が何かやっていると見に来ずにはいられないフェデフルール。
頭にアホ毛ついてる。
30分ほどして、特に何もされなそうなのでちょっとだけ警戒心を解いた長門。
でもまだ近くには行けない。
結局1日こんな感じで過ごしていたのだが、何時間か後に見たら、長門寄せ用にテントの中に撒いておいたヒマワリの種がきれいになくなっていた。
お前……。