長門」カテゴリーアーカイブ

恐怖の前兆

 長門、そのボソボソの胸元はまさか……。

 毛引きか?
 毛引きなのか?
 見てると、胸元の羽をしきりにいじっている。
 そして何回かに1回、羽をくわえては落としている。
 抜いている様子はないので、食いちぎっているのか、あるいはもしかすると単に換羽で抜けてるだけという可能性もないではないが。
 というかそれを望みたいのだが……。
 なんだろう、くらまにばかりかまけていたからかなあ。

 とりあえずもっとかまってやることにした。
 というかなんでこう次から次へと起こるんだ。
 今年は厄年じゃないはずなのに。

邪魔大好き

 まるで猫のように人間様が何かやっていると邪魔をしにくる長門。
 今日は人間様の読書を邪魔。

「ねえねえ、何してるの?」

「この奥に何かあるのかな?」
 猫は注意を自分に向けてほしくてわざとやるのでかまってやるとおさまるのだが、この鳥の場合そういうネガティブな意志は全くなくて、本当に好奇心だけで来るからかまってやっても止めない。
 なのでむしろ猫より始末に負えなかったりする。

外見だけが好き


 長門はピーナッツの殻が大好き。

 そう、殻が大好き。
 ピーナッツをやると、大喜びで殻をバリバリ粉砕するのだが、出てくる中身は放り出して知らんぷりしている。
 たまにほんの少し齧ったりもしてるから、味を知らないのではなく、中身を食べることに興味がないらしい。
 せっかく国産の高いのをやっているのに、張り合いのないことこの上ない。

水浴びこわい

 会社の帰りに近所のペットショップに寄ったら、ものすごく人なつこいオカメインコがいて、人間様に向かって口笛をまねしたとおぼしき歌を一生懸命歌ってくれるのだが、あまりに改変されすぎていて何の歌なのか全く分からなかったのが残念だった。
 閑話休題。
 実は長門は今の家に引っ越してから、1度も水浴びをしていない。
 カゴがある四畳半のすぐ隣が洗面所なのだが、連れていこうとすると怖がって四畳半に逃げ戻ってしまうのである。
 前のアパートでは最初から何の問題もなく洗面所に行っていたし、それと比べて怖がる要素が特にあるとも思えないのだが、何かが長門にとってはイヤらしい。
 しょうがないのでたまに霧吹きをかけてやったりしているのだが、なんだか最近羽がゴワゴワしてきた感じ。

 春までには1回ぐらいしないとね。

男の本能

 長門のオモチャは大体他の動物用の物を流用している。
 これは確かウサギだかモルモットだか用のヘチマのオモチャ。

 元々はヘチマをを根菜の形に切ったものだったが、今は見る影もない。
 あまり好きなオモチャではないらしく、たまに囓るぐらいで長いこと放置されていたのだが、最近急にあちこち持ち歩き始めた。
 まあこの鳥の場合、その手の気まぐれは良くあることなのだが、どうやら長門がこのヘチマをダッチワイフがわりにしてるらしいことが分かってからは、どうしたもんかと悩んでいる。
 確かにインコの胴体とほぼ同スケールだけどさ。
 

 あんまり見境ないと取り上げるよ。

小馬鹿にする

 長門がティッシュで遊ぶブロッサム、通称ちびころにちょっかいを出しに行こうとしたので手で阻止したら、こんな所業に出てきた。

 でろーん。
 ……完全に人間様のことをバカにしてるだろ、お前。