見れば見るほど鮮やかなレモン色のお腹。

人間様がチャンドラにカメラを向けているので油断していたら、突然撮られてどうしたらいいか分からなくなっている。
それにしても目が大きいなこの鳥は。
入間基地航空祭に行ってきましたが、眠いので明日書きます。
というわけで入間基地航空祭。
今年は基地創設60周年記念ということで、基地を象徴するC-1が歌舞伎のくまどりをかたどった記念塗装になっていた。
なぜ歌舞伎なのかは良く分からない。

今年も持ってきたカメラはコンデジのRX100V1台だけ。
しかも途中で電池が切れてiPhoneSEで撮ったりしている。
でもなんかコンデジやiPhneの方がスケールの大きな写真が撮れるような気もしないでもない。

開門ダッシュを阻む入場規制。
なお、今年はまずブルーインパルスの機体前の一部エリア以外に客を入れ、その後30分ぐらいしてからブルー前のエリアを開放するという二重規制になっていた。
しかしそこまでやるくせに、前列にいながら立って撮影し後ろの視界を阻む連中に対する対策はしないのが空自の不思議。

開始までしばらく時間があるので、地上展示や売店をぶらぶらと見に行くことにする。
去年もやってた松の木のオブジェ。

一見雑っぽいが、よく見るとデフォルメの仕方とか塗装とかやたらと細かく作り込んであるC-1。

今回一番秀逸だと思ったオモチャ。
ブルーがレールを走るのだが、途中でちゃんと飛ぶんですよ。いつまで見てても飽きない。
さすがに大人としてどうかと思ったのでここで買うのは控えたが、欲しい、超欲しい。

この宇宙食も昔から出てるんだけど、そろそろ不当表示とかでつっこまれたりしないのかな……。
(実態はそれっぽい乾き物食品をそれっぽくパッケージしただけで、全く宇宙食ではない)

かわいいT-4練習機。
飛ぶ時の音もいかにもプロペラ機という感じのぶーんという音でかわいい。

陸(コブラ)、海(SH-60J)、空(UH-60J)そろい踏み。

プロペラが完全に凶器と化しているE-2。
ちなみに翼は畳んだ状態で展示している。


C-1とC-130は機内も見せてくれていたのだが、あまりの行列に早々にあきらめた。
まだ9時前でこれとは、始まったら一体どうなっちゃうんだろ。

そしてC-130を前から撮りたいのだが、パレード待機しているミス航空祭が邪魔で撮れない。
そういえば彼女達を熱心に撮っている男性諸氏が割といたのだが、コンテストで選ばれたわけでもないそのへんの素人さんを何のために撮るのだろう? と素朴に疑問が沸いてくる。

格納庫内でもいろいろと実機や機材を展示していた。
これはパラシュートを身につけて待機している所を展示されている空挺の皆さん。

T-4(小さいの2機)とU-4(大きいの1機)の航空祭始まるよフライト。
おっさんの頭が入らなければいい写真だった。
ところで歌舞伎機の後ろに立っている整備員も実はくまどりメイクをしているのだが、分かるだろうか?

離陸に向けてタキシングを始めたC-1の上空を老骨に鞭打って舞うYS-11。
そういえばボンバルディアに息の根を止められつつあるMRJはどうなるのだろうか……。


C-1が5機、次々に離陸していく。
多分大型機(区分上は中型だけど)の連続離陸が見られる航空祭は入間だけ。

C-1が去って行った後にYS-11が帰投。おじいちゃんお帰りなさい。


いつもの救難コンビ。
しかしよく見ると今回のUH-60は先端に何か管をくっつけている。
聞いたところでは給油管だとのこと。初めて見た。


そして本日のメインイベント。C-1の変態編隊飛行展示。
なぜ輸送機が多数で編隊を組むのか、とかなぜ輸送機がそんなにぴったりくっついて飛ぶ必要があるのか、とか考えてはいけない。

ついでに空挺も落としていく。
60周年なので空挺降下も例年の倍の20人。
おかげでここまで遠ざからないと全員入らない。

一方のC-1はいきなりエンジンカウルを開けて整備を始めた。
えー、エンジン熱くないのかな。というか整備員さんかっこいい。

そして整備中の歌舞伎機の上空を横切るのはT-4練習機の7機編隊。
ブルーインパルスより1機多い所にプライドを感じる。
T-4は他にもいろいろやったのだが、あんまりいい写真が撮れなかった。





恒例ブルーインパルス。
ハート以降はコンデジの電池が切れて全てiPhoneで撮影。
この後、地上展示機のF-2、F-15、C-2の帰投があるのだが、F-2はなんとブルーが着陸後のウォークバック(乗員の撤収儀式)の最中にいきなり飛び立っていった。
実はブルーの飛行中、エリア内に飛行体が侵入したということでしばらく展示が中断していた。
そのため、F-2の離陸可能時間内(騒音の関係で基地上空を飛べる時間が限られている)にプログラムが終わらず、やむなく離陸となったらしい。
アフターバーナーまで吹かして大急ぎですっ飛んでいったので、写真を取り損ねた。

続いてF-15。
これもアフターバーナーつきで離陸していった。

戦闘機2機とは打って変わっておっとりゆっくり上がっていくC-2。
1回戻って上空を通過していく余裕も見せていたが、こっちはこっちであまりにのんびり飛ぶので、そんなんで大丈夫かとC-1とは別の意味で心配になる。
プログラム上の帰投はこれで終了なので、さて帰ろうと会場を後にしかけたら、なんだかプロペラが回る音がしてくるのに気付いた。
まだ非公式の帰投があるのか! と急いで引き返したら、あのプロペラが凶器のE-2が離陸していった。

上がっていく途中にバイバイと翼を振る余裕っぷり。
戻ってきて良かったが、iPhoneでしか撮れなかったのがくやしい。
1日電池がもたないとは、RX100V根性なさすぎる。
この後もSH-60Jのプロペラが回っていたりしたのだが、そろそろ会場からの追い出しがかかりそうだったのであきらめて帰ってきた。
帰投も段々有名になり、いつまでも残る人が激増して閉場に支障が出るようになったので、基地側としても苦肉の策で、一部の人気機の帰投をプログラムに組み込む代わりに、帰投目当ての居残りを許さないという形式にしたのだろうけど、何というか、世知辛くなったなあという感じはする。
チャンドラを病院に連れていった。
特にどこが悪いわけでもなく元気いっぱいなのだが、夏頃から水を飲む量が増え出し、当然ながらフンも水っぽくなてきていた。
この鳥は家に来た時にメガバクテリアに感染していたので、万一の再発を懸念して行ってきた次第。
糞便検査や触診、染色検査で結果は異常なし。体重も減ってないし(むしろちょっと太った)動作もおかしいところはないので、もう少し様子を見て、もし悪くなるようだったら血液検査も考えましょうということで帰ってきた。
メガバクテリアだったら他のマメ3兄妹への感染が怖いと思っていたのだが、お医者さんの話では、メガバクテリアは口移しで餌を与えることによる感染が主で、それ以外の経路は確認されていないとのこと。
カゴの外に出ないチャンドラは、当然他のマメとの口移しはないので、まず大丈夫らしい。
まあチャンドラももう9歳。ビビやパムに続いてそろそろあの世からお迎えが来る覚悟をしなくてはならない年齢ではあるので、多少身体の調子が変わってくるのはしょうがない。

病院では観察用の大きなケースに入れてしばらく置かれていたのだが、その間中人間様のほうを見ながら、なぜ自分がこんな目に遭っているのか納得いかないと大声で鳴き通しに鳴いていた。
なので帰ったら疲れちゃったらしい。
今日の研修は海自の岩国基地。
……の前に呉駐屯地見学。

昨日見たばっかりなんだけど……。
ちなみにこの松、戦前はもっと高さがあったんだそうな。
それが低くなった原因について、昨日の解説の人は、進駐軍(イギリス軍)の司令官がここをオフィスにしていた時に、窓から風景を眺めるのに邪魔だったから切らせた」と言っていたのだが、今日の人の話では「戦争中に焼夷弾が落ちて丈夫が焼けてしまった」ということだった。
一体どっちなのかはっきりさせてもらいたい。

呉総監が掲げた「愚直たれ」という行動指針をネタに、お茶目な隊員が食品のたれと引っかけたパロディフリップを作ったところ、ではそれを開発するようにという無茶ぶりが総監から下った結果、呉の一部のレストランでは呉総監部によるレシピ提供のオリジナルたれ「華麗なる愚直たれ」を使ったメニューが、総監在任期間限定で供されるようになったという話。

実際には、通路が途中で落盤しているため、ここから地下司令部への出入りはできない。
しかしすごい階段だ。海軍はラッタルに馴れてるからこの程度でも平気なんだろうけど。

別の入り口から入った地下司令部。
左奥のドアがさっきの階段口に続いている。

総監部を見学した後は、この連絡艇で岩国基地まで移動。
何これ初めて乗る!

出航していく多用途支援艦『げんかい』をあっという間に追い抜いていく。


半ケツで浮かんでいる『おおすみ』がいたので何をやっているのかと思ったら、LCACを整備工場に送り出すか迎えに来たかのどっちかをやっていたらしい。

このあたりは花崗岩の採石場があちこちにある。
そういえば、フォッサマグナを境に西日本は主な地質が花崗岩、東日本は土壌堆積物に明確に分かれるんだそうな。
西日本の山の感じが東日本と違う理由がようやく分かった。


2隻で出航していくのは江田島の第1術科学校の実習船。
訓練用の船で、遠洋航海などに行く練習艦とはまた違う。

岩国基地に到着。
ニスキャップを飲んだので船酔いもせず快適だった。
で、岩国だが……。
ここは米軍の管轄下にあるため、基本写真撮影は一切不可。
US-2を見たり、P-3Cの電子戦仕様UP-3が飛んでたり、F35がヴェイパー引きながら旋回してたりとかいろいろあったのだが撮れなかった。
2カ所だけ撮れたのが……。

掩体の中に映画「零戦燃ゆ」で使った撮影用零戦を展示してあるやつ。
零戦はどうでもよくてむしろ掩体の外観とかを撮りたいのだが、ここも野外から写真を撮るのは禁止。

これ多分水中から引き上げたプロペラだと思うんだけど、こんな所に放置でいいのか。

そしてもう1カ所が資料館。
まあ自衛隊の資料館に良くある寄贈品を展示してある場所だが、なんかすごいものも置いてあった。


そして、『ミズーリ』で署名された日本の降伏文書のコピー。
一体どういう経緯でここに展示されることになったのかとても気になる。
この後、米軍の食堂で昼食を食べて(とてつもない量のハンバーガー)研修は終了。
でもまだ14時なので、ちょっと錦帯橋に寄ってから帰ることにする。

前に来たのが東日本大震災の年だったので、7年ぶりぐらいか。
変わってないね、変わってたらそれはそれで困るけど。


紅葉と桜。
桜は狂い咲きではなく、10月桜といって春と秋の2回花をつける桜。
なんとなくぶらぶらして満足してから、錦帯橋空港に行って帰路についた。


錦帯橋空港=岩国基地なので、誘導路から滑走路へのタキシング中にいろんな飛行機が見える。
米海軍の多分F35と、海自のUP-3D。
頑張ったんだけど外が暗くなってきていて、飛行機の窓からはこれが限界だった。
そんなわけで帰ってきたのだが、帰宅したらピリカのケースにかぶせている蓋代わりの網が大きくめくれ、ピリカの姿がケースから消えていた。
ジャンプごときでは網がはずれないように工夫し、ここ1年ほどは実際に脱走されることもなくなっていたのだが、どうやらまだまだ甘かったらしい。
どこに行ったかと家中探し回ったのだが鳴き声はもちろん気配すらせず、もしかするとどこかにはまってしまって力尽きたのかもしれない。でもせめて死体を見つけてあげないとと思い始めながら洗面所に行くと、洗濯機の洗濯槽の中からカサリというかすかな音が聞こえた。
……まさか。
多分、調子に乗って飛んでいて落ちたのだと思うが、洗濯する前にいちいち洗濯機の中なんて確認しないから、最悪上から洗濯物を放り込んだ挙げ句一緒に回して溺死させてしまう可能性もあった。危ない。
そして蓋もまた改良しなくては。