10年早い

 ブロッサム、通称ちびころを掻いてやっていたら、うらやましくなったいずもがちょっかいを出しに来た。


 ブロッサム、通称ちびころのしっぽをじっと見つめているいずも。
 しかしブロッサム、通称ちびころが掻かれているふりをしながら様子をうかがっていることには気づいていない。


 いずもがしっぽをいじろうとした瞬間、身を翻して襲いかかるブロッサム、通称ちびころ。


 勝利。

 昔、ちびっこで散々場数を踏んだ彼女がいずもごときにしてやられるわけがないのだった。

思わぬ才能

 チャンドラのご飯中ショット。


 迷惑だと無表情になる。

 相変わらずチャンドラはビビやパムの声でさえずり続けている。
 隣の部屋で聞いていると、まだ2羽が生きていると錯覚しそうになる。実際、ギャギャギャ、ギャギャギャとわめく声が聞こえてきた時「こら、パム!」と叱りそうになったことが何度かあった。
 パム本人が若い頃は口癖のように言っていたが、ここ数年全く使わなかった「パムちーん、ちーん、ちーん」という言葉も(断じて人間様はこんな言葉を教えたりはしていないが)時々言っているので、実はチャンドラは家に来た時からきちんと他の鳥の鳴き方を学習し続けていたらしい。
 すごいなチャンドラ。全然気づかなかったよ。

まだ寒い

 最近気温が上がってきたので、床暖房(シートヒーター)とヒヨコ電球の2本立てだったピリカの暖房をヒヨコ電球だけにした。
 すると、それまで全然やらなかったのに、あからさまにヒヨコ電球にひっついて座るようになった。


 そんなアピールしたってシートヒーターはつけてやらないよ。

攻めウズラ


 いずも、後ろー!

 多分、両方を外に出すとピリカは文鳥から逃げて回るのだろうが、自分がケースの中にいると実に強気。
 守られた環境では気が大きくなるのは鳥も同じらしい。

生まれたのは20世紀

 ブロッサム、通称ちびころ、21歳。


 買ったのがいつか、あまりに昔すぎて良く覚えていないので、1年ぐらいの誤差はあるかもしれない。


 はいはい、掻いてほしいのね。

 最近はさすがに足腰が弱ってきたようで、ちょっと動作がもたついている。
 あと、寝てる時間も増えた。
 でもまだまだ元気そう。
 
 確かにセキセイインコやアキクサインコよりは大きいが、オカメやホオミドリと比べると小型の範疇に入るこの鳥がここまで長生きするとは思わなかった。
 というか、そもそもこの種類のインコの寿命を知らないんだけど。

いつついつでもハゲがある

 ピリカの後頭部ハゲが治らない。


 ピンクの円のあたりがハゲ。
 最近生意気なことにカメラを嫌がるので、遠くからズームでこっそり撮ったら、後頭部だか背中だか分からない写真になってしまった。

 地肌に生えかけの筆毛がつんつんしているので一応生える気はあるようだが、いつまでたっても筆毛から進展しない。
 一生このままだとちょっとかっこわるいな……。

仏像のちから

「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」に行ってきた。


 仁和寺は昔家族旅行で宿坊に泊まったことは何度かある。でもどういう訳か寺の中をきちんと見たことはなかったので、何があるのか全く分からない。

 展示は2部構成で、前半が仁和寺所蔵の書画や小物を中心とした展示、後半は観音堂の内部をそっくりコピーして、観音像と28部衆像を置いたものを中心に、関連する寺院の仏像を集めた展示となっている。前半ははっきり言うとかなり地味で、たまに後醍醐天皇の直筆の手紙とか、空海直筆の書き付けとかすごいものは出てくるのだが、全体的にはあまりっぱっとしない印象。書などに興味がある人は面白いかもしれないが一般人には少々きつい。仁和寺は応仁の乱で1度焼けており、再建されたのは江戸時代になってからだそうなので、平安時代創建の超古刹の割には展示が少ないのはそういうところが関係しているのかもしれない。
 一方で後半は圧巻。秘仏も含めた数々の仏像のオンパレードは、思わず拝んでしまいそうな迫力がある(実際拝んでいる人がいた)。
 展示は撮影禁止だが、唯一、観音堂の再現だけは撮影可になっていた。


 これがその観音堂再現。


 かわいい雷神。
 風神もかわいかった。


 28部衆もみんな愛嬌のある顔をしている。
 1体1体違うので見ていて飽きない。

 前半は見ていてちょっとどうしようかと思ったが、後半でかなりテンションが上がった。
 ちなみに、会場では仁和寺展特製御朱印とかいうものを売っていた。お参りしたわけでもないのに御朱印を出すのにも違和感があったが、これが出来合いの物で1枚700円、4寺社分あるので全部そろえると2,800円という結構な値段。さらにお坊さんが直接書いてくれるバージョンも別途ご用意されているなど、なかなか商魂たくましい。
 ぶっちゃけ、これで御朱印は神様仏様のお守りなのでヤフオクに出さないでくれと言われても、あんまり説得力はない気がするのだが。

お休み前のうっとり時間

 長門の幸せな時間。


 人間様の手に抱っこで頭を掻いてもらってご機嫌で大あくび。
 これが寝る前の日課になっている。


 長門も気持ちいいが、長門の柔らかい胸の羽毛をもふもふし放題の人間様も割と気持ちがいい。

 ホオミドリってほんと身体に触られるのが好きだね。

たのしいひこうき

 福岡から帰ってきた。
 福岡空港は町のど真ん中にあって、最寄りの博多駅からは電車で10分もあれば行けてしまう。なのでうっかりすると早く空港につきすぎて時間をもてあましたりする。
 しょうがないので見送りデッキから飛行機を眺めていたのだが、滑走路が1本しかない上に便数が多いので、ひっきりなしに離陸、着陸、離陸、着陸と繰り返している。
 しかも、777クラスの巨大なのから離島便のプロペラ機まで、行き交う機体も多様多彩。これは羽田より面白い。


 搭乗待ちをするANA、離陸待ちをするANA、着陸してきたANA。


 JALとANAと太陽と飛行機雲(写真をパソコンに取り込んでから気づいた)。


 誘導路で出待ち中の列(この前にもさらにいる)。

 今度はもうちょっと早く行って見よう。

東風吹かば匂い起こせよ梅の花

 また福岡出張になったので、ついでに太宰府天満宮にお参りしてきた。
 小学生の頃だったか、ご近所お誘いあわせて行ってきた祖母にお守りをもらって以来、一度行ってみたい場所だったのだ。
 ずいぶん遠いのかと思っていたら、博多から電車で1時間ぐらいだった。意外と近い。


 そして名物の梅は全然咲いていない。
 あれぇ、羽田空港までの道のりで見かけた梅は結構満開に近くなってたから、やばい関東でこの調子だと九州では終わっちゃってるかもと思ってたのに……。


 とりあえず正門。


 そして本殿は大混雑していた。そういえば受験シーズンだったっけ……。
 右側に見える白い花の木が「東風吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」で有名な飛梅。
 左側の赤い梅が全然咲いてないのに、こっちはもう五分咲きぐらいになっていた。


 なんでも、境内で一番早く咲き始めるのがこの飛梅なんだそうな。
 近くに行くと梅の香りがすごい。


 そして落ち着いてよく見ると、他にもちらほらと花をつけている梅がある。
 これは紅梅と蝋梅。


 紅梅と楠。
 ここは楠も有名みたいで、樹齢1000年以上の巨大なものが結構ある。


 奥の方にてくてく歩いていったら、毎年ニュースでおなじみの「曲水の宴」が開かれる庭「曲水の庭」があった。
 多分ここも梅が咲くと見事なんだろうなあ……。
 なお、この曲水の庭の隣はなんと遊園地になっている。さらにお向かいは九州国立博物館。なんかいろいろ入り混じってる感すごい……と思ったがよく考えたら上野の動物園のあたりも似たようなものか。


 天満宮のさらに山の上に、天開稲荷神社というお稲荷さんがあるそうなので、行ってみた。
 しかしうっかり裏参道に入ってしまったため、こんなハイキングっぽいところをせっせと歩く羽目になる。


 天開稲荷。九州最古のお稲荷さんという説もある。
 ここからさらに少し上ると奥の院。古墳を思わせる石室でかなり独特の雰囲気がある。
 写真を撮りたかったが何となくはばかられたので撮らなかった。


 で、こっちが表参道。
 ……あんまり裏と変わらなかった。


 とりあえず梅咲いてる感を演出。
 でも繰り返すけど全然咲いてなかった。

 由緒も歴史もものすごい神社だから、どれだけ巨大で華麗なんだろうと思っていたが、意外と素朴な感じで楽しかった。遊園地には衝撃を受けたけど。
 しかしここは学問の神様だと思っていたが、実は家内安全から縁結びまで、ありとあらゆることに御利益を望める神社らしい。
 道真公万能すぎる……。

○おまけ

 目つきがかわいいウソ(鷽)の笛。
 太宰府天満宮の守り神なんだって。
 参道のお土産屋さんでこれとは別に木彫りの鷽を売っていたのを行きに見かけて、帰りに買おうと思ったらそのまま忘れてしまったのが悔やまれる。