ガラスの敵意

 何やら急にピリカのことが気になりだしたらしいいずも。
 ケースに寄っていってはしきりと覗いている。


 やや警戒気味のピリカをよそに、ものすごく伸びてるいずも。


 最初は無視していたピリカだったが、いずもがあまりしつこく覗いてくるものだからイラッときたらしい。
 威嚇するように近づいてくると……。


 ガラス越しにどつきあいを始めた。

 ゴツゴツ言う音がいつもの倍うるさいからやめて。

3つの声を持つ男

 マメ4兄弟のうち、3羽がいなくなった我が家だが、実は全然静かになっていない。
 なぜなら、いつの間にかビビとパムの鳴き方を完全にコピーしていたチャンドラが、現在3羽分鳴きまくっているので。


 お前意外とものまねの才能あったんだ。

おうちへ帰る

 散々出して出してとケースの中からガラスをつついて催促していたのに、出してやったら数分もしないうちにもう入ると今度は外からケースのガラスをつついている。


 なんなのお前。

 ヒメウズラも割と気まぐれなところあるよね。

力技でくつろぐ

 長門、足片方どこに行ったの。


「お腹の中であっためてる」

 いやそれ片足に全体重かかってるよね?
 さかさくらまやさかさパムを見てても思ったけど、なんでインコってこう、横着するためにわざわざ体力使うような事するんだろうか?

ほんのり甘い幸せ

 長門の最近の流行はサトウキビ。
 裂いたサトウキビの茎を束ねたもので、お店の人に「甘いんですか?」と尋ねたら「多分甘いと思いますけど……」という返事が返ってきた代物。
 実際甘みを感じるらしく、藁オモチャのようにただむしっては捨てむしっては捨てするのではなく、囓り取ってはしばらく口の中でもぞもぞ噛んでいる。


 心なしか満足そう。

 とはいえ食べてる訳ではないので、人間でいうところのガム的な位置づけらしい。

寂しいので荒ぶる

 パムがいなくなってから、チャンドラが荒ぶるようになった。


 荒ぶっている。

 正確には、パムを保温のために布で覆ってチャンドラから見えなくしたあたりから荒ぶり始めた。
 あまり騒ぐということのなかったチャンドラが、金網に貼り付いていつまでも大声で呼び鳴きしたりギャギャギャ、ギャギャギャと叫んだりを続けている。恐らく、いや確実にパムお兄ちゃんが見えなくなったからなのだろうが、なぜか常にいるのはパムのカゴとは反対の金網なのが分からない。

 まあマメ4兄弟が1羽になっちゃったわけだから、気持ちは分かる。
 分かるのだが……うるさい。

パムとお別れ

 パムを実家に埋葬してきた。


 気づいたら猫が家の中からものすごくガン見してた。
 入れないからどいてよ。

 実は、ペットショップでパムを見た時、あまり買う気にならなかった。
 ヤフオクの写真(当時はまだ生体のオークション販売が可能だった)ではかわいらしく見えたのだが、実物はかなり神経質で目つきも悪く、おっとりして人なつこいビビと比べるとかなり見劣りする。これはどうしようかとかなり迷ってしばらく店内をぶらぶらしていた。
 そのうちふと、パムが常にカゴの中で人間様に一番近い場所にいるのに気づいた。試しにカゴの右側に行ってみると、すかさず自分も右側に寄ってくる。左側に行くと自分も左側に来る。寄ってきて特に何をするわけでもないのだが、人のそばにいたいらしい。
 それが分かった時、買うことを決めたのだった。
 それから9年。最後まで人のそばにいたがるのは変わらなかった。

パム、彼方へ

 パム死去。
 昨夜まではエサを食べ、今朝会社に行く時もケージの天井からさかさになって人間様を見送っていたのだが、帰ってきたら自分では立てないほどに弱っていた。
 手の中に抱いてやったら目を開けて人間様を見た後、呼吸がゆっくりになっていき、そのまま息を引き取った。
 もしかすると帰ってくるのを待っていたのかもしれない。

 もう治る見込みはなく、どれだけ薬で延命できるかという状態だったので、良く頑張って生き続けていたと思う。
 向こうではホモビビに待ってましたとばかりに追い回されるのだろうが、くらまと3羽、仲良くやってほしい。

隙の無い監視

 人間様が部屋にいるので金網に貼り付いて監視→人間様が部屋から出て行った→今のうちにご飯もぐもぐ→人間様が戻ってきちゃった!→即座に金網に貼り付いて監視再開


 別にそんな慌てて監視に来なくていいから。

音楽ワチョーイ

 恒例の東部方面音楽まつりに行ってきた。


 今年のテーマは「信頼」。


 でもどの辺が信頼なのか、曲目からは良く分からない。

 正直に言うと、今年はあんまりできが良くなかった。
 音のバランスとかがいまいちな感じ。特に12音楽隊はパフォーマンスは面白いのに、音量が大きすぎる上に音が悪いのが残念だった。
 同じ指揮者で同じ人が演奏するのに、年によってできが違うというのも不思議な気がするけど。