あったかい空間

 ブロッサム、通称ちびころがちょっと寒そうなので、ビニールカバーをかけてやることにした。
 ヒーターはすでに設置済みだが、やはり開放空間だと効果がいまいちらしい。


 前がファスナーで開閉できる高級タイプ。

 こういうのも昔はビニールクロスを買って自作していたんだけど、ほんと便利になったなあ。

そこにいたんだ

 囓って遊ぼうと思ってティッシュ箱のそばに来たところで、ケースの中のピリカに初めて気づいたブロッサム、通称ちびころ。


「なんかいる……」

 ピリカが奥に引っ込んで緊張した顔をしているが、別にお前に興味を持ってきたわけじゃないから大丈夫だよ。

適度な距離感


 一見仲良く見えるが、実はどつきあいの大げんかしている最中の2羽。

 換羽が近づいているのか、五十鈴がまたいずもを避けるようになった。
 いずもが近寄ると逃げていくのはもうおなじみの反応だが、最近では強引にいずもがひっついていくとその背中に乗って嫌がらせをするようになったので、さすがにいずもも察したらしくてそこまで無理にくっついていくことはなくなった。
 まあ、何事にも距離感が大事だよ。


 それでもカゴに一緒に入るのは平気らしいのがよく分からない。

ハゲウズラ

 なぜか後頭部がいつもハゲているピリカ。


 このへん。
 写真だとわかりにくいが、スポット的に羽毛がなくなっている。

 最初は掻いてやりすぎたかと焦ったが、通常掻いているのはもっと首の方か額の方で、このあたりはほとんど触らない。
 ケースの天井もネットにしてあるので、飛び上がった拍子にぶつけてハゲるというのも考えにくい。
 一体何だろう。鳥にも円形脱毛症ってあるんだろうか?

リアルはいらない

 チャンドラがオモチャに交尾を迫っていたので、メスを近くに寄せてみた。


 ほら、お前も知ってる女の子だよ。


 ものすごい威嚇してる……。

 まあ、現実より理想のエア彼女の方がいいっていうのは理解できないでもないけどさ……。

眠ってしまった能力

 伸びたり縮んだりして外に出たいと催促するピリカ。


「ねえ」


「ねえ、出して」

 しかしピリカは外に出すと結構な速さであちこち移動するので、油断ができない。
 インコも割と速く走る生物だと思っていたが、ピリカはさすが地上特化型というかその疾走スピードはインコの比ではない。数メートル離れていたと思ったら、一瞬後には人間様にひっついていたりする。
 なのでピリカを出す時に基本人間様は動けないし、やむを得ず動く場合は必ずどこにいるかを確認しながらでないと、あっという間に駆け寄ってきたピリカを蹴ったり尻に敷いたりする羽目になる。まださすがに尻に敷いたことはないが、人間様が床に座ってあれいないと思ったらすぐ横で広がったスカートに埋もれていたことはあった。
 まあそれだけ安心しているのだろうが、いくら天敵がいないからってそこまで危険察知能力を眠らせないでほしい。

58周年

 東部方面隊58周年記念行事に行ってきた。
 今年は体育館での記念式典と食堂での記念会食だけで終了。実にシンプル。


 体育館に整列した各部隊の代表。
 朝霞だけでなく、土浦や横須賀や、遠くは相馬原とかからも来ている。

 式典は総監の訓示、偉い人の祝辞、偉い人の祝電、自衛隊へ貢献した団体や企業の紹介。
 いつも最低これだけはやっている装備品展示も今回は削られていた。
 うーん、一般人を入れるわけではない招待者限定の行事だし、隊員の負担も少ないから、こういうほうがいいといえばいいのかもしれない。
 でも他の3方面隊はかなり大規模にやっているので、もう少し何かあっても……という気はする。

少しでも外へ

 出たくて出たくてしょうがない五十鈴。
 散々金網にはりつくのを繰り返したあげく、ここだけカゴから出っ張っている水浴び容器の中に入り込んで外を眺め始めた。


 ただじっと突っ立っているだけなのだが、足冷たくない?
 

寝るフン

 五十鈴の昼寝。


 ふわふわ。

 しかし五十鈴はつぼ巣の中にフンをするので、定期的に捨てないと巣の中に乾燥したフンが積み上げられることになる。
 巣の底に穴を開けておいたらうまいこと下に落ちるのではないかとたまに思うが、やったらやったで今度は五十鈴がトイレ穴を嫌って巣を使わなくなりそうなので、今のところは我慢してたまったフンを捨ててやっている。