床に降りるのは恐いけど、ブロッサム、通称ちびころのそばへは行きたい長門。
ちょっとジレンマに陥っている。

引っ越してからなぜか床に降りなくなった。
何かが恐いらしいが、何が恐いのか人間様には全く分からない。
というか怖がっているの長門だけだし。
そういえば国立科学博物館の「深海展」の前売りを買っていたので、夏休みも終わったしそろそろ大丈夫だろうと思って行ってみた。

とてつもなく甘かった……。
というかなんでこんなに混んでるの? 別に生魚展示してるわけじゃないんでしょ?
しょうがないので、夕方すいてくるまで上野動物園で時間をつぶすことにした。
東京都美術館のボストン美術館の至宝展も興味あったけど、まあそれは今度でいいかなと思って。
上の方は前に行ったので、今回は不忍池の方を中心に回ってみた。

なんか何かをすごいガン見していたペンギン。
今にも飛び込みそうになってるのもいる。

ケージの中で1匹だけ高い場所に座って天井を見つめ続けていたミーアキャット。
多分見張り役だと思う。

ニホンジカ。
見事な角だったけど、ケガでもしているのか血がついているのが見える。
飼育員さんが近くにいなかったので言おうにも言えなかったけど、まあエサやる時に気づくだろう。
これで17時近くまで時間を潰してまた博物館に行ったら、ようやく1時間待ちになっていたので整理券を入手。博物館のレストランで早めの夕食を食べながら時間待ちをすることにした。
ちなみに博物館のレストランがとんでもなくまずくてびっくりした。
どのぐらいまずいかというと、出された物は残さず食べるというしつけをうけた人間様がもうこれ残したいと思い、でも残せないのでとりあえずなるべく早く胃袋に送り込んで終わらせてしまおうと思うぐらいまずい。
最近はレトルトでもそこそこの味の物が食べられる中、ここまで堂々とまずいレストランがあることにむしろ感動する。
というわけで、とりあえずお腹をふくらませて入場。




まあ大体がこんな感じ。
当然ながら生体展示なんてできないし、かといって映像だけで済ませるわけにもいかないので(それでも充分面白いと思うんだけど)、結果として大小様々なホルマリン漬け標本がずらりと並ぶことになる。
チケットの生き生きした生体写真からいろいろ期待して来た人が、実際にはホルマリン漬けの羅列見せられるとかかなり微妙な気分になると思うんだが、皆さんそんな物は表に出さず頑張って一生懸命見ている。
でもちびっ子は正直なので、面白くないと思うとさっさと素通りしていく。
この企画は2部構成になっていて、1部が深海生物、2部が東日本大震災をテーマにした深海の地下構造と鉱物資源に関する展示になっている。
探査船『ちきゅう』で掘削した本物のコアなんかもあってなかなか面白かったが、ちびっ子達はホルマリン漬け以上に退屈だったらしくて、早く行こうとかもう出たいとかのおねだりがあちこちから聞こえてた。

『しんかい6500』のコックピット。
水圧に耐えるために限りなく真球に近い球体で作られている。床のクッションがなんとなくお座敷感。

これは常設展示の化石標本。
みんなこっち向いてるのがすごい迫られ感がある。
思いっきり正直に言うと、JAMSTECの一般公開の方が面白かった。