この時期になると、2羽でくっつくと暖かくて快適らしい。
でも少したつとどちらからともなく怒り出してどつきあいを始めるのが意味が分からない。
出して欲しくてケースの人間様に近い側に来て待っているピリカ。

でもさりげなくカメラ嫌いなので、撮られている事に気付くと去っていってしまう。
でしばらくするとまた戻ってくる。
そういえば、ピリカが来て11月で約半年なわけだが、ヒメウズラは割と頭のいい鳥だというのがこれまで飼ってきた感想。
まあ飼ったのがピリカ1羽だけで他を知らないので、実はピリカが特にレベルの高い個体で、種としてはそうでもないという可能性もあるが、少なくとも学習能力と記憶力、自分の感情や要求の表現力は、インコや文鳥と並べても決して見劣りしない。
ジャンプ行動のコントロールと寿命の短さ(4-5年程度らしい)がネックではあるが、人に馴らすことができる鳥としてはヒメウズラは結構優秀なのではないかと思う。
実家のコザクラが永眠したと連絡があった。
しばらく前からフンが出なくなり、病院に連れていったりしたのだが、多分この寒さも影響したのか、息を引き取ったらしい。
確かブロッサム・通称ちびころより半年かそこら年上だったはずなので、20年生きたことになる。
猫のそばに埋めてやったので寂しくないんじゃないかと妹が言っているのだが、生前の関係を考えるに、それは猫にとってむしろ迷惑なのではないだろうか。

前にも載せたけど、まともな写真がこのぐらいしかない。
後は全部人間様を威嚇している。
とりあえず、去年から猫、祖母、鳥と続いて亡くした母親がかなりしょんぼりしているらしいので、近いうちにまた何か飼うのではと思う。
「スタートレック ビヨンド」を見てきた。
前2作は旧オリジナルの設定をベースに物語を作っていたが、今回は完全な新作。そのせいかかなりのびのび作ってる感があって面白かった。
単に都合良く落ちてた救済アイテムでしかないと思っていた遭難船、USSフランクリンが実は重要な伏線だったり、また謎の人類絶対滅ぼすマン異星人登場かよ何度目だよと思わせておいて実は……な展開も上手かったと思う。
まあ、通信が通じない宙域と言っていながら救難信号が送れちゃったり、無人機間の通信を妨害するだけのはずがなぜか始めると無人機が次々爆発していったりと、妙な部分はあるんだけど、全体的な展開に迫力があるからまあいいやという感じになる。
個人的にはまさかのボーンズが異星人の小型艇操縦が大好き。
今年6月に事故死したチェホフ役のアントン・イェルチェンが、作品中では元気に大活躍してるのがちょっと切なかったけど。
冒頭から、5年間の”長すぎる”任務に倦んでいるカークや乗員が描かれて驚いたが、よく考えたら現代の艦船勤務だって相当大変なのに、5年間、短期間の休暇はあるにせよ、ずっと閉鎖環境に暮らして仕事は危険や緊張と隣り合わせの探査活動って、普通の人間なら精神的に追いつめられていってもおかしくないわけで、そういう意味ではこういう切り口はかなりリアルだった。
他にも、スールーに男性の結婚相手がいたり(オリジナルでスールーを演じたジョージ・タケイはゲイで、男性と結婚した)、老スポックが亡くなったり(オリジナルでスポック役だったレナード・ニモイは2015年没)と、微妙に現実とリンクしたネタがちりばめられていて面白かった。
今回は独特の広角映像が多用されているのが新鮮だった。広角といっても単に画角が広いだけじゃなくて、艦内の一角の戦闘を移したカメラが、そのままパンして別の一角で走る別の乗員を映したりとか、チェイスする戦闘機からカメラが移動して通路が映ると、そこから艦が姿を現したりとか、同時に進行している複数の出来事を重層的に映してみせる表現が多くて、こういう表現は好きなので楽しかった。
あと、ヨークタウンコロニー住みたいほんと住みたい。
ラストで若スポックが老スポックの遺品から、老スポックが大切にしていたとおぼしい旧昨のエンタープライズクルーの集合写真を見つけるシーンがあるんだけど、若スポックと老スポックは、言ってみれば平行世界の同一人物なわけで、そんな若スポックが自分の未来だけど未来じゃない写真をどんな気持ちで眺めるのだろうとか、老スポックは、別のエンタープライズクルーが存在するこの世界で、どんな気持ちでこの写真を見ていたのだろうとか、考えるといろいろ興味深い気分になった。