奇妙な笑い

 また長門の変な顔が撮れてしまった……。


 完全にいっちゃってる。

 ほんとこの子はレンズの前でとりつくろうという事をしない子だね。
 まあこっちも期待してないけどさ。

卵の季節

 くらまがまた卵を産み始めた。


 もともと薄毛なのに卵でお尻がふくらんで、赤い地肌丸見え状態になっちゃってるのだが、写真に撮ろうとすると姿勢を変えて撮らせてくれない。

 そういえば去年も今頃産んでた気がする。
 今年はイカ臭い粉末を与えたりしてカルシウム摂取に気を遣っているので、卵詰まりにはならないとは思うが、注意するにこしたことはないかな。

はじめてこわい

 長門が先日壊したバードテント。
 ようやく新しいのが届いたのでつけてやった。


 なるべく前のと似たような雰囲気のを選んでやったつもりなのだが……(これが精一杯)。


 案の定、あっという間に逃げ出してチャンドラのカゴの上に避難。そしてこわごわのぞいている。
 下ではつられてチャンドラも見てた。

 いつまでたってもカゴに戻らないのでつかまえて強引に入れたら、今度はバードテントから対角線に離れた隅っこに貼り付いて離れない。
 しかも、人間様が無視していたら、悲痛な声で呼び続けている。


 でもヒマワリはもらえば食べる。

 まあヒマワリを食べてるんだから大丈夫だろうとそのまま放置し寝かせてしまった。

夜とピリカ

 最近、ピリカが明け方になるとジャンプ大会を始めるので困っている。
 ただ跳ねるのではなく、蓋がわりのシャワーキャップに全力でぶつかってくるので、シャワーキャップが太鼓みたいにボンボン鳴っている。
 そして音に目を覚ました人間様がお休み布をめくってなだめると、一旦は納得するのか静かになるのだが、またしばらくするとまた全力ジャンプが再開、キャップもボンボン鳴り始める。
 これが数時間に渡って続くので、ここ数日人間様は寝不足で遅刻気味。このままではいろんな意味でまずいので、かなり真剣にネットで対策を探してみた。
 すると、夜中の大運動会はウズラでは割と珍しくないらしく、似たような目に合っている飼い主の相談が何件か引っかかってきた。
 どうやら、ウズラは自分が目を覚ました時に暗くて周囲が見えないとパニックになり、飛んだり跳ねたりするらしい。インコや文鳥ではそんな話は聞いた事もないから、ウズラどんだけデリケートなんだと思ったが、とりあえず無印良品で小さなライトを買ってきて、一晩それをつけたままピリカを寝かせてみることにした。
 すると、その晩からぴたりとジャンプ大会がなくなった。

 多分、これはウズラが家禽として野外や外の明かりが入る小屋で飼われている時には、起こらない事象なんだろうと推測。なぜなら、ウズラが目を覚ます時にはあたりも薄明で明るくなってきているから。
 ペットとして室内で飼われて、カーテンや雨戸、またはお休み布で、ウズラの生活リズムに関係なく暗くされることで、本能が環境についていけなくなっているのだろうと思う。


 そして今日も会社から帰ってきたら、絨毯のど真ん中で座って人間様を待っていた。
 お前……。

ピリカ脱走

 会社から帰ってきたら、ピリカがいなくなっていた。


 ……えっ?

 よく見ると、シャワーキャップに大きな裂け目が出来ている。
 例によって飛び跳ねてぶつかっているうちにキャップが裂け、そこから跳びだしてしまったらしい。
 呼ぶとピヨピヨ返事が聞こえてくるので、部屋の中にはいるらしいのだが、全く姿が見当たらない。
 まさか取り出せない所に入り込んでしまったのではないか焦りながら探すこと数分。


 いた!
 またそんな所に!

 暗闇の中で(ケースにはまだ乾いていないフンが残っていたので、出たのは夜になってからだと思われる)やみくもに飛び回った挙げ句、カーテンレールカバーの上に乗っかってしまった模様。
 よっぽど心細かったのか、人間様が降ろそうとする前に必死で飛び降りてきた。


 全くもう。

 シャワーキャップでは今のピリカには力不足ということが分かったので、早急に他の蓋を考えなくてはならない。
 でもいきなりは思いつかないので、キャップの上にさらに古タオルを乗せている。
 少なくともこれは破れないし。

鳴くピリカ

 ピリカが最近、変な鳴き方をするようになった。


 コォー、コォー、と何度かためてから大きく叫ぶ。

 調べてみたら、これが大人になったオスの雄叫びらしい。
 ということでピリカはオスで決定。

 しかし、インコは同じ種類でも1羽1羽声や鳴き方が違うのに、ヒメウズラの雄叫びをYoutubeで見たら、どれも完全に同じ鳴き方だった。
 こいうのってちょっと新鮮。


 でもやっぱり甘ったれ。

ジャンプでお外

 夕食の後片付けを終えて、さてテレビを見ながら鳥どもと遊ぶかと部屋に戻ると、何やら茶色い楕円形の物体が畳の上をちょろちょろっと動いたのでぎょっとした。
 ここはマンションの5階なのでテラフォーマーはいないはず、とよく見るとなんとピリカがすました顔で歩いている。
 なぜケースの外に?! と一瞬混乱したが、どうやら、姿が見えなくなった人間様を追いたくてケースの中で跳ね続け、蓋代わりのシャンプーハットにボンボンぶつかっているうちに、ハットの隅がはずれてそこから跳び出したらしい。
 幸い、人間様を探して部屋の中をうろうろしていただけだったが、これがどこかのすき間にでも入り込んでたら大変だった。


 意外と油断のならない生物だね、お前も。

飛んじゃうピリカ

 ピリカは最近、ケースから出すとまず飛ぶ。
 そしてまだヒナだからか、それともヒメウズラという種がそうなのか、コントロールができないくせに飛翔力がやたらあるので、大抵は変な所に飛んでいってしまう。


 今日は2メートル以上の高さにあるカーテンレールカバーの上まで飛んでいった。


 しかし自分がどんな状況に置かれているのか全く理解できていないピリカ。
 そんなきょとんとしてこっち見てるけど、お前絶対自力で降りてこれないよねそれ。

 しょうがないので人間様が脚立に乗って降ろしてやった。


 しかも出す直前に砂浴びをしていたらしくて、そこら中がなんだかざらざらしている。
 全くもう。

腹くらま

 かまってほしくてくらまが暴れているが、人間様としてはくらまの真っ白でぽよぽよのお腹を鑑賞するチャンスでしかない。


「出せ-」

 ……なんかお尻がちょっと目立ってるみたいだけど、また卵産むんじゃないだろうな。
 ちょっと変化があると気になって仕方がない。